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【iOS】日本語だけのアプリで申請すると審査待ち期間が短くなるのかしら?

      2015/12/21

宮育児

以前【Swift】【iOS】プライマリ言語を日本語、MKMapViewの地図内に現在位置を表示、ピンをタップしたタイミングで処理を行うようにするなど。ということを書きましたが、アプリ申請から5日間で審査開始、その30分後くらいに審査が終了してapp storeに並びました。
Average App Store Review Timesで見ると、現在では平均で6日間で審査が終わるようなので、やや早いといえる。

今回公開したのは宮育児というアプリです。

ところで、上記の記事で書いたように、今回は幾つかの試みをしてみました。

まず、プライマリ言語を日本語にして、セカンダリ言語を何も選択しなかったところです。
アプリの審査って全部アメリカで行われていると思っていたので、英語、少なくとも何らかの西欧の言語を使っていないと拒絶されるんじゃないかと考えていたのですが、全然そんなことはなかったです。
まあ、日本語しか使ってないのに、配布テリトリとして日本以外を含んでいたら多分ダメなのかもしれませんが(やってないから知りませんけど。)
ということは、日本人も審査員に加わっているということでしょうか。

それから、今回、サードパーティの情報を使っています。
つまり、宇都宮市が出しているオープンデータですが。

アプリ申請する際に、「第三者の情報を使っているか」ということを質問される場面がありまして、ここでNOなら問題ないのですけど、YESにするとより審査が厳しくなるのではと思っていました。
実際、YESを選択すると、その情報を使うことをアプリ申請者が許されているのか、何らかの許諾を得ているのか、という質問項目が追加されます。
これにもYESで答えることになりますが、とりあえずはそれで終わり。
何らかの許諾証明書を提出する義務とか発生するのかなと推測していたのですが、特段そのようなことはなかったようです。
なので、サードパーティ製の情報を使っていたとしてもそれをもって審査が厳しくなる、ということはなさそうです。

ところで、ふと思ったのですが、販売地域が日本、プライマリ言語が日本、その他の言語はなし、という選択をする人は割と少ないのではないか。
そのような選択をされたアプリを審査する場合、日本語に精通した特別な人だけが審査すればいいことになるので、通常よりもそう言った審査員の人材はそれほど忙しくはないのではないかと。
なので、地域限定、言語限定のアプリを申請した場合、通常よりも若干審査が早くなるのではないかと。
なので今回、平均よりも早く審査完了したのかなと憶測しましたが、そんなことはないのかな。

まあ今回の収穫としては、サードパーティ製のデータを恐れることなく使えるということ、そして、日本だけで販売すればいいようなアプリの場合、無理して英語を使う必要はないということです。

以前、4択百人一首という、完全な日本人向けのアプリを申請したのですが、日本語しか使ってないという理由だけで拒絶されたくなかったので、英語で作成した後に日本語ローカライズする、という面倒なことをしたことがあります。
まあ多少は海外の人からもダウンロードされていますが、9割以上は日本人の方からのダウンロードになっているので、4択百人一首を申請する際も頑張ってアルファベットを使っていましたが、そんなことをする必要はなかったと。

というわけで、日本語だけで作れるとなればますますアプリ作成がはかどりそうなので、また次のアプリを作ろうと思いました。
適当にググってみたら、子育て関連のオープンデータを公開している地域として、東京都八王子市を発見したので、八王子バージョンのアプリも速攻で作って申請しました。

どの地域でもオープンデータ出してるのかなあと思っていたのですが、意外と少ない。
ということは、栃木県宇都宮市の行政はだいぶ先を行っているということか。素晴らしい。

あと、12月22日から29日までの間はiTunes Connectがお休み期間になるようなので、今回の八王子バージョンは審査に遅れが出ることが見込まれます。

 - アプリ開発