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子供連れでの買い物は大変?それでもネットスーパーを利用しない方がいい理由

      2016/06/27

子供連れでの買い物は大変?それでもネットスーパーを使わないほうが良い理由

育児中の子連れでの買い物は大変だという話を聞きます。
はっきり言って超大変です。
大変すぎるので、ネットスーパーで買い物をするという話を最近よく聞きます。
しかしこれは近視眼的な誤った行為だと言わざるをえません。

どんな時に大変でストレスを感じるか

まず、子供を連れている状態だとどのような時に大変かということの主な理由を列挙してみます。

・雨や雪のように天候が悪い時
・子供が騒ぐ時
・水やジュースなどの重い物を買う時
・荷物が多い時
・子供が勝手にあちこち歩き回る時
・子供が店内の商品で遊び始める時
・なかなか帰りたがらない時、目的の方向についてきてくれない時

経験上、こんな感じですかね。
ああ、考えるだけでも大変だ。

ネットスーパーの利点

ネットスーパーの利点は多い。
何しろ、ネットスーパーだと全部家にいただけでポチポチしてれば勝手に届くので、上記のストレスの原因をすべて取り除きます。

しかもネットスーパーの優れているところは、一定金額以上買えば配送料がかからないというところです。
また、品質も店内のものと同等だし、その日のセール品も同様にネット上でセール価格として買うことができる。
文明の利器は発達しました。これを使わないのは情報弱者です。

が、それでも私はネットスーパーを使うべきではないと考えています。

ネットスーパーは子供の教育に良くない

上記の利点は、子供にとっては必ずしも有益ではありません。
今の大人ならば、これまで実際に買い物をしてきた経験があり、そこで学んだ知識があるから、買い物の原則がわかっています。
その原則を踏まえた上で、ネットスーパーを使うのは構いません。
しかし、子供が小さいうちからネットスーパーを親が使っていたら、買い物から得られる経験や知識を子供から奪うことにつながりかねません。

以下、具体的に述べます。

お金力の育成の機会を損失している

お金は有限です。
買い物をする際も、その有限の資産をいかにして上手に配分するかを考えるはず。
ということは、仮に豚肉を買う場合であっても、なるべく安いものを買う方が得です。

例えば、スーパーに赴いて実際に買い物をする時であれば、処分品、見切り品コーナーがあるはずです。
数十パーセント引き、あるいは半額になっているものがある。
そういったラベルが貼られているものを探して購入する。これによって、有限なお金を上手に使うという金銭感覚が培われる。
しかし、ネット上だと、賞味期限がギリギリであることや品質が列挙したことによる値引きコーナーなどありません。
どれもが一律です。
同じ陳列棚であっても品質の差によって値段が異なるため、なるべくコスパの良いものを選ぶという感覚は、見切り品の選球眼によって養われる。
どうせ買い物をするなら、なるべく子供の教育になることをすべきです。

タダでものが入手できると勘違いする

これもお金力に関係することですが。
最近は、いきなり高額請求がきて原因を探ったら、子供がアプリ内課金をされまくっていたという事態があるようです。
これは、スマホでポチポチボタンを押すだけで所望のものが手にはいると子供が勘違いしている可能性が考えられます。
そこには、「お金は有限である」という考え方が欠如している。

ネットスーパーも同様で、パソコン上でボタンを押せば勝手にものが届く。
実際の現金のやり取りが介在しない。

買い物を通して、財布の中には有限なお金しかなく、有限なお金がレジで授受されることによって初めて品物が受け取れるという現場を見せることが、お金力育成の鍵だ。
これを欠如させると、将来お金を借りまくって破滅の道をたどる可能性があります。

買い物を通して社会性を身につけさせろ

ネットスーパーでは、ボタンをクリックすればものが届きます。
しかし、実際の買い物では、人間同士のやり取りが介在します。

さらに言えば、買い物をしている最中でも、他のお客さんがいます。
他のお客さんがいるときには、それを考慮した行動をしなければいけません。

もちろん必要以上に騒いだり品物で遊んだり他のお客さんの通行路に割って入ったりする等で、他のお客さんに迷惑をかけてはいけません。

それを防止するためにネットスーパーを使う、というのは、親が楽したいだけです。
ここで苦労しないと、子供のためになりません。

まず、買い物を実際にすることで、他の人に迷惑をかけてはいけないという認識を子供に教えられます。
例えば店の商品で勝手に遊んだりする。
注意してもなかなかやめない。

しかし、時間をかけて言い聞かせればいずれ子供は理解していきます。
ここでしっかり教えておかないと、「他人のものは俺のもの」などという認識に発展し、他人のものを大事に思わないような人間に育つ可能性を否定できません。

また、子供がカートを押して走り回ったりするかもしれません。
スーパーの店内を遊び場だと勘違いしているようです。
これも、「他のお客さんや商品にぶつかったりしたら大変になる」ということを、叱りながら子供に教える良い機会です。
たまには他のお客さんから思い切り怒られるかもしれませんし、それによって子供が泣き出すかもしれません。
それは親にとっても子供にとっても一時的には辛いことですが、それを避けてはいけません。

こういったところで、他人への配慮という感覚を身につけさせないと、身勝手でわがままな人間に育ってしまう可能性を否定できません。

最初から他人に迷惑をかけたくないし他人から怒られたくないから、という理由だけでネットスーパーを使うというのは良くない選択です。
別にちょっとくらい怒られてもいいじゃないですか。他のお客さんも昔はこうやって遊びまわって他人に迷惑かけながら育ったわけだし。

また、子供がちょっとくらい騒いでも、親がすぐに子供に注意して近隣のお客さんにすぐ謝れば、経験上、たいていの場合は他のお客さんや店員さんも優しく見守ってくれますよ。
こういった、他人の優しさを肌で感じるのも、実際にスーパーに行って買い物をすることで得られるメリットです。

スーパーはまるで博物館だ。食育にも最適

子供は絵本や写真で学んだ知識によって、食べ物について学んでいきます。
だんだん実物を見たいと思うようになるでしょう。

そういったときに、スーパーは素晴らしい。
数え切れないほどの新鮮な食材が、そこにはあります。
普段目にするには、すでに料理された状態で提供される野菜やお肉、お魚です。
しかし、生の状態で実物を見ることも重要です。

その機会を無料で与えてくれるのがスーパーマーケットです。
子どもにとってスーパーは見るもの全てが楽しい、博物館のような存在です。
スーパーに連れて行くことによって、子供の好奇心のスイッチを押しまくってあげましょう。

どうしても買い物が大変なら、旦那をこき使え

それでも買い物に行くのが大変なこともあります。
そういう時はネットスーパーではなく旦那を使ったらいいと思います。

ネットスーパーであっても自分でログインしてポチポチボタンを押すという労力は発生しますが、旦那に頼めば労力がほぼ発生しませんからね。

「忙しい」とか「疲れてる」とか、意味不明な理由で旦那が行きたがらない場合、その旦那はだらしないので徹底的に糾弾して構いません。
育児中のママに比べたら旦那の疲労感や忙しさなんかゴミみたいなもんですからね。

なんだかんだで、実際にスーパーで買ったほうが節約になる

上記の通り、半額の品物を買っていれば、積もり積もって節約になりますよ。
例えば300円の魚も、夕方6時を過ぎれば結構な確率で50円引き、100円引き、半額、などのラベルが貼られている。

たかが50円と侮るなかれ。
50円あれば子供にお菓子をおねだりされた際に、かなりのものが買える。
また、1日50円節約すれば一月1500円になって一年で2万円近くになる。
これは大きい。
一年間かけてたったの2万円かよ。だったら「時間を買う」わ。と思った人。
もしもそう思った人が、時間を節約すればよりいっそう収益が得られるような自営業の人だったらまあいいですけど、もしも毎月一定額の給料が振り込まれるような会社員だったら、その考え方は改めたほうがいい。
時間を買っても何ら収入は変わらないので、いつまでたっても早期退職のできない貧乏人に甘んじているだけだし、サラリーマンは貧乏なのに忙しいから、いつまでも忙しいことを名目に、高くつく便利なサービスに金を吸い取られてお金がたまらないという悪循環に陥っているだけです。

いろいろなストレスの原因は、たいていの場合忙しいことが根本の理由になっています。
天気が悪いから買い物行きたくないとかも、仕事とか忙しいことがあるからでしょう。
仕事がなければ暇が多いので、子供が騒いでもあちこち歩き回っても、ゆっくりイライラせずに子供に諭す時間は作れるはずです。
忙しさの原因を作っている大きな源である会社員という立場をさっさと卒業する気持ちはいつも持っておきたいところです。

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