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地方国立大学は学費も家賃も安いし就活で内定簡単に取れて高コスパ

   

地方国立大学は学費も家賃も安いし就活で内定簡単に取れて高コスパ

地方の田舎に住んでる若い学生は勉強を頑張って東京とかに出てきて苦労するよりも、そのままその地域の最高ランクの学校を卒業した方が人生が超楽になるという話を書きます。

早稲田慶応とかの東京の有名私立大と無名の地方国立大学の難易度は同じ

自分は多分東京で道を歩いている人100人を無作為に抽出してそれらの人に尋ねたら、99人は「そんな大学知らない」と答え、残り1名が「あんだよお前、きもいからこっち来るな」と答えそうな地方の国立大学を卒業しています。

したがって、そんな大学の難易度なんか誰も知らないし興味もないだろうし、きっと早稲田慶応などのSラン大学に比べたら屁でもないと思われてそうなのですが、実はその実力たるやハンパない。

まず一般的に思われてるほど早稲田慶応に入ることは全然難しくない。

なぜなら私立大だから勉強すべき科目数が少ない。

自分は理系だけど、慶応大学の経済学部という文系学部が「数学」と「英語」と「小論文」だけで受験できると知り、遊び半分で受けてみたら簡単に合格できて拍子抜けした記憶があります。
特に「数学」などは、文系学部だと数学Cと数学3が範囲外だということで、勉強すべき範囲も非常に狭い。

早稲田や慶応のその他の学部に関しても、一個一個の科目の難易度は地方国立大よりは高めではあるものの、勉強すべき科目数が少ない。

一方で地方国立大は、センター試験などもあり、一つ一つの問題のレベルは低いし、受験生のレベルも低いものの、勉強すべき科目数は多い。

自分は早稲田慶応、地方国立大学を受験して全部合格したところ、その感想としては、早稲田慶応に受かるための勉強時間と地方国立大学に合格するための総勉強時間はそんなに変わらないと見た。

早稲田慶応よりも地方国立大学に入学する方がお金がかからない

とはいえ、早稲田慶応の問題は特殊な場合があるため、対策には学校の教材以外にも難しめの問題集を買わねばならない。
さらに、Z会や進研ゼミ等の通信教育や、SAPIXや河合塾、代ゼミといった有名どころの予備校などに通う必要性が出てくるかもしれない。

そうすると学校に行くのに加えて別途教育費がかさむ。

まあ実際は世間の早稲田慶応が難関大学だという認識から、「独学では落ちる。予備校に通うべきだ」という強迫観念によって予備校に通うことを選んでしまうかもしれない。
まあ学校の勉強に加えてちょっと難易度高めの問題集をブックオフとかで格安で揃えれば済むことなので、特段予備校とかに通う必要はないのですが、まあ心理的に予備校に通わないと焦るという理由から、誰しも早稲田慶応合格のために塾通いをして無駄金を払う。

一方、地方国立大学に合格するための対策に特別な教材は要らない。

センター試験は高校の教科書と高校で配布される(まあ買わされるんだけど)参考書だけを何度も繰り返していれば十分に対策できる。

また、2次試験についても同様。
ただ、どのFランの地方国立大学であっても、なんだか問題作成者のプライドがあるのかどうか知らないけど、マレに難しい問題が含まれている。

しかし、受験生のレベルが早稲田慶応に比較してだいぶ劣るため、そんな難しい問題を正当する必要もなければ、誰しも得点できそうな問題をいくつかミスしたとしても充分合格点に達する。

というわけで、地方国立大学は学校の勉強だけしていれば誰でも受かる大学だし、同じ勉強時間をかけられるなら早稲田慶応だって誰でも合格できる大学である。

一方で、勉強の内容については大きく異なり、早稲田慶応の対策には別途他の教材に頼らなければならない場面が出てくるため、お金はかさむ。

まず、受験にお金をかけたくなければ、地方国立大学を選ぶしかない。

地方は家賃が都心の半分以下

さて、ここで地方のメリットとして、家賃が安すぎる件も上げていく。

よく地方は物価が安いとか言われるけど、別に全部が全部安いわけではない。
衣食住のうち、衣と食は東京と全然変わらない。

むしろ東京の下町だと昔ながらの商店街とかが発達していて、しかも中古市場なんかも盛り上がっていたりするから、服と食料品は東京の方が安く済む場合すらある。

おそらく「物価が安い」というのは、不動産の価格が破壊的に東京より安すぎるため、生活費全てが一気に下がるインパクトのみをもって、総合的に「物価が安い」と呼ぶのであろう。

何しろ自分が住んでいたところは新築1kで5万円ジャストだったのだけど、大学近くの友人宅は1LDKで新築マンション、風呂にテレビがついていてオートロックなどという近代的マンションの走りを行くようなものだったにもかかわらず、家賃が4万5千円だった。

多分東京の都心だったら15万円は行くだろうし足立区とか練馬区とかでも10万は確実に超える物件だろう。

その点だけをもってしても、金のない学生にとってはありがたい。

ネットが発達した昨今、得られる情報量も東京だろうが地方だろうが大差ないのだから、なるべく安い地域に住むというのは得策である。

早稲田慶応よりも地方国立大学の方が就職が楽

さて、無事大学に入学できたとして、しばらくしたら今度は就職活動というものがある。

東京の電車に乗っていると、やたらリクルートスーツを着た学生を見かけるのだけど、みんな必死そうです。

ここで早慶レベルの学生になると、そんな必死に就活しなくてもどんどん就職先なんか見つかるのだろうと一般の人は思うでしょうが、全然そんなことはなく、東京のFラン大だろうとSラン大だろうと、就活に普通は苦労はする。

むしろ意識高い企業だと面接時に学歴を問わない会社もありますし。
特に外資系企業に多いし、最近名前をよく聞くようなIT関係の企業などはその傾向です。

若くして多くの年収がもらえるような素晴らしい企業ほど学歴を問わなかったりするので、受験勉強を頑張っていい大学に入るより、出た大学はどうでもいいから最初から実学を重視していったりした方が結果的に金持ちになれる可能性があったりする。

まあ蓋を開けてみると結局Sラン大学の学生の方が質も高かったりするのですが。

それはさて置き、じゃあ金持ちとかにならなくてもいいから適当に安定した企業に入ってほどほどの給料をもらいつつ私生活を大切にしたい、ワークライフバランスを保ちたい、と思う人は、早慶に入るか地方国立大学に入るかどっちがいいかというと、やっぱり地方国立大学に軍配があがる。

まず、地方の学生は、東京の学生に比べるとものすごく意識が低い。

東京にいるといろんな情報が入ってくるし、その中の情報によれば「就活は頑張らないといけない」という向きの内容がたくさん含まれていたりするので、情報感度の高い東京の学生は「一生懸命就活しないと職にあぶれる」と思ってみんな頑張る。

上記の通り、学歴にかかわらずみんな頑張るため、ものすごい数の学生が血眼になって都内の企業を駆け巡るため、早慶学生のような有名大学の学生であっても油断できない。

聞くところによると、就活シーズンになると、1日に2つも3つも別の会社の説明会に行くとか。
それこそスケジュール表はびっしりであって、マジで血みどろのレッドオーシャンだ。

それに対し地方の学生はどうか。

全然就活に対して危機感とかない。
まあ危機感がないというと語弊はあるけど、何かした方がいいなという曖昧な不安感はあっても、実際に1日に2つも3つも会社を回ったりすることはまずない。

そんなことでいい就職先は見つかるのかと東京の学生は考えるだろうけど、地方であってもトップ校の国立大であれば簡単に見つかってしまうからコスパがいい。

国立大というブランドで簡単に就職先が見つかる

ある地方において、その地域の国立大と東京の早慶大とどちらがブランド力があるかというと、やや国立大に軍配があがる。

そして、東京の企業では最近はあえて大学名を隠してエントリーさせることが増えているけど、地方において大学名を重視する傾向は依然として残っていることが多い。

というわけで、地方で安定している企業、例えばその地域のトップの銀行で働いている人間の学歴を見れば歴然であるが、その地域のトップの国立大を出た人間が多い。

その次に、東京の有名大学が来る。
ただしこの場合、その人間の高校名を調べると、大概、その地域のトップの偏差値の高校名が出てくる。

つまり、地元に密着して安定していて老舗であって大きい企業に入りたければ、その地域のトップの国立大、あるいは高校を出ておくのが得策である。
そしてそれは未来永劫変わらない。

なぜそんなことを言えるかというと、東京と違って地方では、人脈とか近所付き合いを重視したり互いにお節介を焼いたりとかが非常に好きで、人間同士の結びつきが強い。
その際、互いに共通項があるとより仲間意識を持つようになる。

ここで、一番わかりやすい共通項が学歴になる。

地方国立大学に有力企業がリクルートに来る

というわけでそんなお節介を焼くのが好きで結びつきを重視する安定企業の就職担当者リクルーターとして各大学を回る場合、必ずその地域の国立大学を回る。

ただ回るだけではない。
あわよくば個別にコンタクトをとって、就職の面接対策とかを喫茶店で飯をおごってくれながら指導してくれたりするのだから学生にとってはこんなにありがたいことはない。

実際自分は別に就活にそんなに前向きではなかったのだけど、とりあえずリクナビとかに登録しておいたらそういった会社の人間から直接電話があって、何度も食事をご馳走してくれたりしたので、非常に申し訳なかったなあと思う。
それらの企業に興味がなくて東京に行きたかったので、どれだけその会社に持ち上げられても全然興味が湧かなかったからである。

あのままその人の指導に基づいていれば、その地域に密着して安定した会社に入れていたのだろうとは思う。
だから、地方国立大学の学生だというだけで、全然興味ないけど割と安定した会社に全然努力しなくても入れるので、苦労したくない学生にとっては絶対に地方のトップレベルの大学を狙った方が良い。

会社面接において、地域に貢献したいというまっとうな理由を言える

就職の面接の際、「どうしてこの会社に入社したいと思うのですか」と必ず聞かれる。

これが難しいのは、はっきり言ってこれに対する答えなんかないからである。

例えば旅行会社での面接で「旅行が好きだから」という真っ当な理由を答えると、「じゃあお客さんとして旅行サービスを受ければいいじゃないですか」と反論されて詰むだとかいうアホくさい話を聞く。

そうなると非常に難しい。

というのも、東京で安定した大企業であればあるほど、その会社独自のサービスをやっていることなんかないので、例えばある会社のAという仕事がやりたいとして、面接で「Aの仕事がやりたいからです」と答えると、「それならあの会社でもやってますよ」と競合他社の名前を出されて詰む危険性が非常に高い。

まあ、徹底的にその業界のことを研究すれば上記の質問に対するうまい答えを言えるのですが、業界研究とか超めんどくさいし、それをやる時間も労力も大変

そこへ来て地方はどうだろう。

はっきり言って、「どうしてうちの会社を選ぶのですか」と聞かれたら「地元に貢献したいから」でOKだ。

ずっとその地元に残っている会社であれば、その会社で働く事イコール地元に貢献する事になるから、その回答は真っ当である。
そしてなぜ地元に貢献したいという意識が芽生えているかという根拠づけとしては、その地域の大学に入学して生活しているという点を持って、いかにその地元に愛を持っているかの証明になる。

この点、東京の会社だと「東京に貢献したいから」とかいう理由は成り立たない。

だいたい東京にある会社のほとんどはグローバルに展開していたりして、別に東京に貢献するという意識は微塵もない。

ただ、「地元に貢献したいから」という理由に対して、就職担当者はこう反論してくるだろう。

「だったら、あっちの会社でも地元に貢献できますよ」と。

しかし、その「あっちの会社」は同業ではなかったりするし、同業であっても規模が小さかったりする。

銀行なんか見てみればわかるし、東京と違って地方ではトップの銀行は1行しかない。
だから一番大きい銀行に面接に言って「地元のお客様の資産運用に貢献したいし地元の企業の支援をお金の面から行って地元を盛り上げたい」という理由が簡単に成り立ってしまう。

また、他の製造業であっても、地方では同じものを作っている企業が他になかったりするので、その会社独自のサービスを探すということが簡単に行える。

だから適当にその会社のホームページを見つけてその会社のサービスの中から適当に見繕って「これをやりたい」みたいなことを言うと、大抵その地域でそれと同じことをやっている会社が他になかったりするので、割と真っ当な志望理由になってしまう。

つまり業界研究とかその会社の強みを探したりすることとかも地方では簡単にできてしまう。

さらに言うと、「その地方に貢献」できる職業の最高ランクはおそらくその自治体の公務員だろうけど、地方公務員になろうと思ったら学歴が非常にものをいう。
具体的には、中学か高校か大学において、その地域のトップブランドの学校を出ていることが最低条件と言ってもいいだろう。

その条件を満たさない場合には、別途努力が必要になってくるので、安月給の公務員になるためだけにそれだけの努力をかけることはコスパを悪くする。

東京に比較して割と簡単にトップブランド校に入れる上に、その学校に入ったというだけで就職にもグッと有利になってしまうので、お得感がハンパない。

地方国立大学の方が早慶のような都内有名私立大学よりもブランド力が強い

というわけで、今や頑張って難しい問題集を解いたりお金をかけて予備校に通ったりして早慶に入ったことで、その学校ブランドが使えなくなっている昨今、お金をかけずに入学した地方国立大学であればその地域で凄まじいブランド力を発揮する状況においては、学校名が就職に有利になるという点において、確実に地方国立大学の方がブランド力が高いと言える。

世間では早慶の方が大学名としては知られているのに、いざ就活で価値が出てくる大学名は、地方国立大学なのだ。

せっかく貴重な青春時代を受験勉強というつまらないものに投資するのだから、その投資を無駄にせず回収したいのなら、地方に行くことをお勧めする。

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