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SBI証券ハイブリッド預金振替履歴から不正ログインか問い合わせた

      2016/07/28

SBI証券ハイブリッド預金振替履歴から不正ログインか問い合わせた

今からすごくアホっぽい勘違いについて恥を忍んで書く。

SBI証券の入出金明細に身に覚えのない振替履歴を発見

たまにSBI証券にログインしては、アセットアロケーションやポートフォリオの変更とか買い付け金額の見直しとかそういったものをやったりする。
そして今回も同様にそういった行為をしていたついでに入出金履歴の明細を眺めていた。

SBI証券の入出金明細に身に覚えのない振替履歴を発見

ほとんどが「SBIハイブリッド預金より自動振替入金」だが、これは、「預り金自動スィープサービス」というやつで、私が積み立て購入設定をしている投資信託を買い付けるために、積み立て設定日直前になると自動的に住信SBIネット銀行のハイブリッド預金口座から積み立て設定金額がSBI証券における買付余力に移行されていくというやつだ。

雰囲気的に、正常に投信の積み立てがなされている。。。。ん?

SBI証券の入出金明細に身に覚えのない振替履歴を発見

8,743円。。。だと。。。?
なんだ。。。これは。。。

通常、ハイブリッド預金からの自動振替入金は10000円単位だ。
なぜなら、投信の積み立て購入の設定金額を10000円単位で行っているからだ。
たまに1000円単位で買ったりもするが、それでも1円単位での購入など行っていない。
というか、そもそも投信の最低購入金額って500円以上だった気がするので、43円とかいう意味不明な下二桁の数字が出てくるはずがない。

目をこすってもう一度見た。

SBI証券の入出金明細に身に覚えのない振替履歴を発見

やはり見間違いではない。。。下一桁が0ではないだと。。。
何かの間違いだ。。。

ここで私は瞬時に以下の可能性を考えた。

  • 手動で手違いで振替をしてしまった
  • 買付の際に、金額買い付けではなく口数買い付けをしてしまった
  • キャンペーン等からの臨時収入があった
  • 何者かに不正に遠隔操作された

各々について、その可能性を1つ1つ検証していく。

手動で手違いで振替をしてしまった可能性

酔っ払った拍子に、1円単位での住信SBIネット銀行からハイブリッド預金口座への振替を行い、さらにSBI証券の株式等買い付け代金に移行させた可能性を確かめた。

しかし、住信SBIネット銀行の入出金履歴にはそんな項目はなかった。
この可能性は否定された。

買付の際に、金額買付ではなく口数買付をしてしまった可能性

これはありうることだった。

通常私は金額指定での買い付けしかしていない。
ある投信を買うとき、1万円分の投信を買うように設定する。
そうすると、1万円分の口数の投信が買える。

しかし、これに換えて例えば口数指定での買い付けを行うとする。
間違って口数買い付けを選択して1万口の口数の投信を買い付け指定すると、いくらの金額になるのかは約定日にならないとわからない。
この場合、仮に1万口が8743円だったとすると、買い付け金額が8743円になる可能性は十分にありうる。

しかし、取引履歴を確認した結果、そんな履歴は残っていなかった。

この可能性は否定された。

キャンペーン等からの臨時収入があった可能性

私は意図的にキャンペーンに参加することもあるし、意図せず自動的にキャンペーン参加していることもあるのだけど、そういった時に何かしらの臨時収入があったりする。

先日意図的に参加したキャンペーンは「投信積立で現金プレゼントキャンペーン!」というやつだった。

それが入金されたのか。

いや、しかしあれの最高金額は3000円だ。
しかも、ハイブリッド預金から振り替えられて入金されるとかありえない。

この可能性は否定された。

何者かに不正に遠隔操作された可能性

ということはまさか、世間のニュースで盛んに注意喚起されているあの「不正操作」というやつの攻撃を食らってしまったのか。

いやSBI証券の万全なセキュリティや私自身のセキュリティ設定をそう簡単に打ち破れるとは思えない。

そこで念のため、出金履歴を確認した。

何も出金されていない。

ということは、仮に不正アクセスされて不正操作されたと仮定した場合、犯人は、私のハイブリッド預金口座からSBI証券の買い付け余力に8743円というお金を移行させて、それで投信を買うこともなく、また不正に引き出すこともなく、満足して帰っていったということになる。

そんなことあり得るのか。。。
いや、最近は、お金には全然興味がないのだけど、ハッキング技術を駆使してセキュリティを打ち破ることだけを楽しんでいる人間もいるという。。。
そういう金銭欲のない頭脳明晰なやつに私は弄ばれたのか。。。

そんなことはありうるのか。。。

しかしそれ以外の可能性が考えられない。。。

念のため、もっと過去に遡って、私は弄ばれた履歴がないかを確かめた。

SBI証券の入出金明細に身に覚えのない振替履歴を発見

見つけた。。。4月15日に19,442円が振替られている。。。

SBI証券の入出金明細に身に覚えのない振替履歴を発見

そして、過去数年間、このような現象は起きていない。
ということは、今年に入ってから集中的に不正な遠隔操作を受けている可能性がある。

しかし気になるのは日付だ。

最初は4月15日、2回目は7月15日。

四半期ごとの15日に行われている。

やはり何かのキャンペーンではないのか。

しかし8743円ならまだしも、2万円近くも振り込んでくれるようなキャンペーンに出くわしたことはない。

やはり不正な操作なのか。。。犯人は私を弄んで楽しんでいるとしたら、4月15日や7月15日といった特定の日を「お祭り」のように定期的に設定して攻撃してきているのか。。。

とすれば3回目は10月15日だ。

もう攻撃を受けるわけにはいかない。

そこで私は勇気を出し、電話で問い合わせをした。

SBI証券のカスタマーサービスセンターのオペレーターに問い合わせの電話をする

電話での問い合わせに勇気がいる理由は、オペレータがいつも忙しそうだからである。

例えばSBI証券の場合、カスタマーサービスセンターは「0120-104-214」、 平日の8:00~18:00でオペレーターに取り次いでもらうことが可能。

ここで、例えば最初の8時くらいを狙っていかないと、いつも回線が混んでいる。

こんなに激務なのに、くだらない質問で迷惑をかけるわけにはいかない。

よく高校の時に予備校で、「まず自分の頭で考えに考え抜いて、どこまでが理解できてどこからが理解できないのかを明確にしてから質問をしろ」と教師に言われた。

それは、安易な質問をして相手の時間を奪ってはいけないということを意味していた。

しかし、私は上記のように、いろいろと自分で考えに考えたので、そろそろ質問してもいいだろう。

そしてオペレータに8時になった瞬間に公衆電話から電話をした。

公衆電話だと、十円といったお金を入れずに電話ができる。

最近の若者は公衆電話を使ったことがないとかいうニュースがあったが、非常にもったいない。

そして最初に自動音声で、質問内容のカテゴリーに応じたボタンを押すように要求される。

よくわからないので「4」を押した。

そしてオペレーターの方に一瞬に接続された。

そこで私は、どこまでが理解できてどこからが理解できないのかを、震える手を押さえ、冷静かつ沈着に、紳士的な声で説明した。
相手の方は非常に丁寧な接し方だった。

そして、「そのご質問は「3」が適切なので「3」におつなぎします」と言われた。

間違えて「4」に接続してしまい、無駄に時間を奪ってしまったことを反省した。

ややあってつないでもらい、誕生日や氏名、電話番号などを説明して口座を特定していただき、明細をチェックしていただいた。

そしてすぐに確認していただくと、「個人向け国債からの収益金」が鍵だということだった。

すなわち、7月15日は「たわらノーロード 先進国株式」を1万円買うことになっていた。
その買い付けのために通常であればハイブリッド預金から1万円が振り返られるところ、ちょうど直前に「個人向け国債の利金収益金」が出ている。
3回出ていて、各々419円。3倍すると1257円。
これをたわらノーロードの買い付けに使うと、足りないのはいくら?

さあ、もしも私が小学校の3年生か4年生以上であれば、5桁の引き算はできるだろう。
足りないのは。。。8743円だ。

すると、4月15日も説明を受けるまでもなく、答えが導かれる。

しかしオペレータの方は非常に懇切丁寧であった。
私が小学校3年生で中退していた可能性を鑑みてくれた、というのは嘘だけど、私が念のため4月15日についても調べてもらったところ、4月は同様に「たわらノーロード 先進国株式」を2万円買うことになっており、直前に個人向け利付国債からの収益金が558円あったため、その差額の19442円が振替られただけの話だった。

何の問題もなかった

どこまで自分の頭で考えたつもりになっていても、いつも質問後にあっさりとした回答をもらうことが多く、「こんなくだらない質問をして恥ずかしい」という気持ちになる。

全く不正ログインされたという心配は無くなった。

今回も例によって同様の気持ちになったことは言うまでもない。

そしてSBI証券様の温かい接し方に感謝の気持ちを強めた。

 - 経済