糖質制限ダイエットにおすすめで栄養豊富な美味しい6Pチーズ一覧
2018/10/20
おやつ、間食に6Pチーズを毎日食べ続けたところ、腹筋がさらに割れ始めるほどに健康的に痩せられることを実感したため、そのチーズダイエット法およびおすすめのチーズ一覧を紹介することを決断した。
なお、食べ過ぎOKのベビーチーズはダイエット中のおやつ、お弁当におすすめにはベビーチーズのことを書いているので、そちらもご参照いただければ幸いである。
Contents
- 1 6Pチーズは低価格で栄養豊富、コスパの高いダイエット食品だ
- 2 各社の6Pチーズの比較
- 3 明治北海道十勝6Pチーズ
- 4 明治モッツァレラ6Pチーズ
- 5 クラフト カマンベール入り6P
- 6 明治北海道 十勝カマンベール入り ブラックペッパー 6Pチーズ
- 7 クラフト モッツァレラチーズ6P
- 8 明治北海道 十勝カマンベール入り 6Pチーズ
- 9 クラフト チェダーチーズ6P
- 10 Q・B・B ブルーチーズ入り
- 11 雪印メグミルク6Pチーズ
- 12 雪印メグミルク6Pチーズ 塩分15%カット
- 13 雪印メグミルク6Pチーズ コクとうまみ
- 14 雪印メグミルク6Pチーズ カマンベール入り
- 15 CO-OP(コープ) 6Pチーズ
- 16 QBBやわらか熟成6Pチーズ
- 17 Q・B・B北海道6Pチーズ
- 18 ラクティマ クリーミーチーズ プレーン 8P(Lactima Creamy)
- 19 トップバリュ(TOPVALU) チェダーチーズ100% 6Pチーズ
- 20 トップバリュ(TOPVALU) カマンベール入り 6Pチーズ
- 21 小岩井 クリーミーチーズ6P
- 22 子供のおやつにもぜひ6Pチーズを
6Pチーズは低価格で栄養豊富、コスパの高いダイエット食品だ
糖質制限ダイエットをする上で注意しなくてはならないのは、炭水化物を制限しつつも、タンパク質や良質な脂肪分を積極的に摂取するという食生活を心がける点にある。
そこにおいて、6Pチーズは以下の点で優れている。
まず、1P辺りでの炭水化物は1g未満。
というか、せいぜい多くて0.5グラム程度。
ということは、あまりの美味しさに、6P全部一気食したとしても、摂取した炭水化物はせいぜい3グラム程度。
おにぎり一個や食パン一枚食べただけで炭水化物が30グラムは超えてしまうところ、6Pチーズ丸々食べたとしても、摂取した糖質は10分の1である。
なお、最も少ないものでは、KRAFTのチェダーチーズが1個で立ったの0.1gであった。
逆に最も炭水化物が多いものでは、KRAFTのモッツァレラチーズ、SNOW BRANDのカマンベール入りが0.5gであった。
これは半端ない。
おにぎり1個だけやパン1枚だけだと、全然食べていない気がする。
食べ足りないために、満足感が足りない。
他のものも食べようとしてしまう。
しかしながら、6Pチーズは2、3個食べたら大体満足する。
脂質や蛋白質、カロリーが比較的高めだからだ。
脂質については、全体的に4〜5gであり、最も多いものでは、Q・B・Bのブルーチーズが5.18gで最多だった。
最少のものは、クラフトのモッツァレラの4.0gであった。
また、カロリーは全体的に50〜60kcal程度であり、最も多いものでは、QBBのブルーチーズ、明治北海道十勝6Pチーズ、コープ(CO-OP生協)の6Pチーズが61kcal。
最少では、クラフトのモッツァレラが51kcalであった。
なお、個人的な経験から言うと、痩せる上で一番気をつけるべきは炭水化物であり、カロリーや脂肪分は気にする必要はない、と実感している。
食べ過ぎて6個全部食べたとして、完食したことの満足感および満腹感を得たとしても、実は炭水化物の点では全く問題ない範囲である。
(ただ、脂肪分が多いと、胃がもたれる等の別の意味で悪い影響があるので、ほどほどにしたほうがいい。)
満足感があるのにダイエットに適している。
この満足感を満たしてあげることが、ダイエットが継続する秘訣だ。
逆に、毎日満足感の得られない食生活を続けて節制し続けるようなダイエットは続かず、途中でストレスからくるドカ食いで、逆にリバウンドして太る。
このリバウンドが生じにくい点において、チーズ、とりわけ6Pチーズというものは優れている。
そこで、ダイエット中のおやつとして適切と思われる6Pチーズに関して色々と食べてみたので、その一覧を紹介する。
各社の6Pチーズの比較
各論に移る前に、総論として、各社の6Pチーズ及び種別、栄養成分表に関して比較を行いたい。
以下の表にまとめたので、参考にされたい。
なお、Naはナトリウムで単位はmg,Caはカルシウムで単位はmg。
内容量の単位はg、エネルギーはkcal、たんぱく質、脂質、炭水化物はいずれもg。
また、各パラメータのうち、特に優れていそうなパラメータに赤がけをしておいたが、微差なので有意差はない。
名称 | 内容量(6個) | 内容量(1個) | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物 | Na | Ca | 食塩 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
明治北海道十勝 | 100 | 16.7 | 61 | 3.7 | 4.9 | 0.4 | 176 | 111 | 0.4 |
明治北海道十勝カマンベール入りブラックペッパー | 100 | 16.7 | 53 | 2.5 | 4.7 | 0.2 | 156 | 76 | 0.4 |
明治北海道十勝カマンベール入り | 100 | 16.7 | 53 | 2.5 | 4.7 | 0.2 | 157 | 76 | 0.4 |
明治モッツァレラ | 100 | 16.7 | 49 | 2.9 | 4.0 | 0.4 | 152 | 63 | 0.4 |
クラフトカマンベール入り | 102 | 17 | 54 | 2.3 | 4.8 | 0.4 | 172 | 65 | 0.4 |
クラフトモッツァレラ | 102 | 17 | 51 | 3.3 | 4.0 | 0.5 | 177 | 103 | 0.4 |
クラフトチェダーチーズ | 102 | 17 | 51 | 3.3 | 5.0 | 0.1 | 202 | 98 | 0.5 |
Q・B・Bブルーチーズ入り | 108 | 18 | 61 | 3.3 | 5.18 | 0.25 | 219 | 91 | 0.55 |
雪印メグミルク | 108 | 18 | 59 | 3.7 | 4.7 | 0.2 | 180 | 103 | 0.46 |
雪印メグミルクこくとうまみ | 108 | 18 | 59 | 3.8 | 4.8 | 0.3 | 216 | 104 | 0.55 |
雪印メグミルクカマンベール入り | 108 | 18 | 58 | 3.0 | 5.0 | 0.5 | 142 | 67 | 0.36 |
雪印メグミルク塩分15%カット | 108 | 18 | 58 | 3.5 | 4.8 | 0.3 | 142 | 94 | 0.36 |
CO-OP6Pチーズ | 108 | 18 | 61 | 3.6 | 5.0 | 0.4 | 190 | 100 | 0.5 |
QBBやわらか熟成6Pチーズ | 108 | 18 | 60 | 3.48 | 5.02 | 0.22 | 204 | 102 | 0.4~0.5? |
QBB北海道6Pチーズ | 108 | 18 | 59 | 3.70 | 4.78 | 0.17 | 198 | 110 | 0.5くらい? |
ラクティマクリーミーチーズプレーン | 140 | 17.5 | 39 | 2.6 | 2.8 | 0.9 | - | - | 0.4 |
トップバリュ チェダーチーズ100% | 108 | 18 | 60 | 3.5 | 4.9 | 0.4 | 182 | 106 | 0.5 |
トップバリュ カマンベール入り | 108 | 18 | 60 | 2.9 | 5.1 | 0.5 | 193 | 83 | 0.5 |
小岩井クリーミーチーズ6P | 120 | 20 | 71 | 3.7 | 6.0 | 0-0.8 | 224 | 108 | 0.6 |
明治北海道十勝6Pチーズ
まずは明治北海道十勝6Pチーズだ。
なお、パッケージには、「十勝」の後にRマーク(®️)、(®︎)の記載があるため、十勝はトレードマークとして商標登録がされていると思われる。
公式サイトによれば、希望小売価格は310円とのことだが、いなげやというスーパーでは、200円程度で買うことができた。
種類別としてはプロセスチーズに該当する(というか、この低価格帯のチーズでプロセスチーズではないことはほぼない)ので、健康マニアになってくると、プロセスチーズの食品添加物に対して抵抗を覚える向きもある。
しかしここでは、ダイエットに向いているか否かという点を議論したいので、プロセスチーズがナチュラルチーズと比較して健康上悪いとか良いとかいう点については述べないことにする。
なお、それであっても、裏面には「ナチュラルチーズを60%以上使用」との記載がなされているため、プロセスチーズ嫌悪派の皆様にとっても、少なからず受け入れられる要素はある。
みて分かる通り、栄養成分1個(16.7グラム)あたりでは、エネルギー61キロカロリー、タンパク質3.7グラム、脂質4.9グラム、炭水化物0.4グラムという点は、それなりのエネルギー量とタンパク質、脂質がありながら、低糖質という極めて優れた栄養バランスを実現している。
タンパク質と脂質が多いと、腹持ちが良いという傾向があり、お菓子などの糖類豊富なおやつを食べるよりも、このチーズを間食に使うことで、仕事中の空腹を簡単に満たすことができるだろう。
個包装のデザインは、銀を基調にして「十勝 旨味乳酸菌熟成 6Pチーズ」なる青色のテキストが入っただけのシンプルなものである。
6Pチーズの個包装デザインは、企業によってコンセプトが異なり、明治のシリーズは全体的にこのシンプルなものを採用している。
中を開けると、いたってシンプルな薄黄色のチーズ。
2つの割った状態。
チーズによって、この割れ方が異なる。
この明治北海道十勝6Pチーズにおいては、チーズがたわむことなく、パキっと割れる。
硬めのチーズと言える。
さて、実際の味であるが、塩分と脂肪分が合間ってコクがある。
しかし特筆すべきはその食感で、パッケージに「ほろほろ食感」と記載されているとお理、まさにほろほろと粉雪のように口の中でほどけていく感じがたまらない。
食感だけ考えると、まるで炭水化物を食べている時のようにどっしり感があるので、別途パンなどを食べなくても、これ1つで満足感が得られる点が大きい。
食事系のパンと一緒に食べるなどのレシピも考えられるが、ダイエットを意識すると、やはりパンを食べずにチーズだけで行きたい。
まさにダイエット向きと言える。
明治モッツァレラ6Pチーズ
これもスーパーいなげやで200円前後で買うことができた。
クリームチーズを30%使用しており、口当たりの滑らかなチーズ、との記載がパッケージになされている。
個包装は、明治でおなじみのテキストだけのシンプルなデザイン。
モッツァレラは緑色のテキストだ。
チーズに応じてテキスト色が異なるため、様々な個包装をコレクションしてみるという遊びもできそうだ。
6Pチーズが60度置きの方向に角度をつけて並べられているように、6Pチーズは様々な角度から多角的に楽しめるということだろう。
中身はつやつやと光っていることがわかる。
そして、光沢とともに、若干の柔らかさを感じる。
しかし、柔らかい見た目からすると意外なことに、2つに割るとしっかりとした割れ目ができる。
これは、モッツァレラチーズは水分を抜いて固形分を多くしたことに由来するものと思われる。
しかし実際の食感は、もちもち感もありながらクリーミーでもある。
これは、クリームチーズを30%ほど含ませて食べやすくしたという工夫によるものだろう。
上記十勝のチーズが男性的なチーズであるとしたら、このモッツァは中性的と言える。
クラフト カマンベール入り6P
今度はクラフトブランド(森永乳業)のカマンベール入り6P。
公式ホームページによれば、希望小売価格は300円とされているが、スーパーで200円前後で買えた。
パッケージには、温めても美味しいの記載とともに、各種野菜をつけてチーズフォンデュで楽しむ図面の記載がある。
また、フランス産「生」カマンベールを6%以上使用しているとの記載もあり、「フランス」という単語と「生」という単語だけで高級感を感じてしまう。
しかし6%という数字がどれほどのものかは素人には判別がつかない。
蓋の裏面には、具体的に電子レンジで温めて食べる際のレシピが記載されている。
温めるととろけるよ、という性質が紙面からうかがえる。
個包装のデザインのシンプルさは、明治のそれに似ている。
見た目は普通の6Pチーズだ。
しかし2つに千切ろうとするとその違いがわかる。
あまりにも粘性が高く、綺麗にちぎることができない。
そして口に含むと、その豊かなクリーミーさに心もとろける。
生きていてよかった。
この世に生まれ落ち、クラフトのカマンベールチーズを食べることができたことに感謝したい。
明治北海道 十勝カマンベール入り ブラックペッパー 6Pチーズ
今度は、明治北海道シリーズのカマンベールだ。
カマンベール6Pチーズ、ではなく、カマンベール入り6Pチーズ、であるところがポイントと言える。
ナチュラルチーズに、カマンベールが5%以上入っているとの記載がなされている。
まあ、これだと「カマンベールチーズ」と言い切ることはできないのだろう。
さらに、原材料名のところに「ph調整剤」や「乳化剤」が入っているあたり、自然派やオーガニック好きからの意見を呼びそうで、胸が熱くなる。
個別包装のテキストカラーは茶色。
既出のクラフト(森永乳業株式会社)の時も茶色の文字色であった。
何ですか、カマンベールのイメージカラーとしては、一般的に茶色なのだろうか、という好奇心がわく。
なぜ茶色なのか、という点に思いをはせるだけでも楽しみが増える。
(追記。後日、これの「ブラックペッパー」が入っていないバージョンを発見して、この茶色が「カマンベール」のイメージカラーではなく、「お酒にぴったりブラックペッパー」のイメージカラーであることを発見した。すごく恥ずかしい。)
黒いつぶつぶが表面に見られる。
それにしてもカマンベールは美味い。
カマンベール入りだろうが5%しか入ってなかろうが、とろりととろけるこの食感はたまらない。
秀逸すぎる。こんなに美味いものが6個入っていて200円程度で、しかも低糖質でダイエット向きとは。
さらにコショウが効いていて、ビールあるいはワイン等のお酒を飲みたくなるが、ダイエットが目的なのでビールは控えたい。
クラフト モッツァレラチーズ6P
はっきりいうと、これは全6Pチーズの中で最高峰なのではないかと思わせるほどに質が高い。
パッケージには「ほんのりミルクの味わい」と記載されている。
また、「モッツァレラチーズ65%」という数値は、これまで出てきた配合量の数値の中で最も高い数値であり、何かお得感を演出している。
何が含まれているかはともかく、「40%配合されてますよ」よりも「60%配合されてますよ」のように過半数を超えている方がすごいに決まっており、そうやって強調するくらいだからきっとお得なんだろうという気分にさせる。
パッケージの勝利。
なお、これはクラフトの6Pチーズ全てに共通することであるが、蓋と本体とを固着するテープが茶色。
他社ではこれが透明をベースにしたものが多い。
茶色だと何が有利か。
チーズを熟成させる際、チーズは木製の板の上に置かれることが多い。
木の色は薄茶色だ。
何が言いたいかというと、茶色を使うことで、木の上で熟成されたことが自然と連想されるものであり、しっかりと熟成されて作られた美味しいチーズを思うことで自然とクラフトのチーズをスーパーで手に取ってしまったのだ。
戦略を感じる。
一方で中の小包装のテキスト色は緑色。
これは上記明治のモッツァレラのテキスト色と同じ色であり、やはり、各チーズごとにイメージカラーがあるという認識がチーズ業界の間に存在しているということを暗に示しているとしか思えない。
この点、今後の課題として、より一層の研究が必要だ。
このチーズがおやつに最適な理由は、まるでクリームチーズのようにほのかな甘みがあってチーズ独特の臭みが少ないという点にある。
上記「ミルクの味わい」との記載の通り、本当に自然な甘みのミルクを口に入れているかのよう。
そして、しっかりとした固形を感じてモチモチ感がありながらも少しずつ溶けている食感。
あたかもチーズケーキを食べているかのようなデザート感を覚える。
それはもう、我が2歳の息子が2個も3個も立て続けに食べたくなるわけだ。
現状、このチーズを最高峰の6Pチーズとして位置付けておきたい。
明治北海道 十勝カマンベール入り 6Pチーズ
上記で追記して述べた通り、これがブラックペッパーの入っていないバージョンの「明治北海道 十勝カマンベール入り」の6ピースチーズであった。
キッチンコート京王ストア永福町店にて、198円で買った。
これを発見するのがだいぶ遅れてしまい、いま追記している。
むしろ、なぜブラックペッパー入りという特別なバージョンの方を先に発見して、こちらの発見が遅れてしまったのかが悔やまれる。
パッケージには、「やわらかくてまろやか」と記載されている。
そして基調とされている色は青である。
原材料名を見る限り、およそこしょうが入っていないことを除けば、上記「ブラックペッパー入り」との大きな違いはない。
栄養成分に関しても、ナトリウムがわずか1mgだけ多いくらいで、ブラックペッパー入りとの違いはほぼない。
アルミの個包装を見ても、やはりノーマルなカマンベール入りは基調の色が爽やかな青である。
だからどうというわけでもないのだが、やはり爽やかな気分でチーズが楽しめそうである。
ノーマルな薄い黄色。柔らかそうな見た目をしている。
半分に切ろうとしても、とろりとやわらかくて形が崩れてしまいそう。
舌に残る食感も濃厚で柔らかくて素晴らしい。
やや甘みすら感じる。
こしょう入りのも良いが、やはりノーマルなカマンベールは素晴らしい。
クラフト チェダーチーズ6P
橙色でおなじみのチェダーチーズがクラフトにて販売されている。
実にオレンジ色である。
また、そのパッケージは、まるでフェルメールが光を描いたかのごとく、光と陰をうまく使った写真となっており、光陰をつけることで深みが増す、つまりそのチェダーチーズの深みを見事に表していると言えよう。
このパッケージは森永乳業の社員の方がデザインしたのだろうか。
表彰ものである。
そしてこの青いテキスト。
青は、見る人に冷静さや思慮深さを想起させる。
それによって、人は深く物事を捉えるようになる。
すなわち、深さ。青は味の深さをイメージしていると言える。
そしてオレンジ。
青とオレンジのこの対比。
赤に近いオレンジには食欲を増進させる効果がある。
また、暗い青系と明るいオレンジのギャップによってユーザーの心理は揺さぶられ、何かわからないうちにとにかく食べてみようという心理状態になった。
セミハード系のチェダーチーズであるため、二つに割った際の断面も綺麗だ。
この綺麗なフォルムに、ますます食欲が高まる。
それにしてもオレンジ。
オレンジ色のチーズは6Pチーズの中でも珍しいと言わざるを得ない。
橙。
一体どんな味がするの?という興味をそそる。
そして美味しい。もう美味しい。普通に美味しい。
驚くべきことに、特殊な色から特殊な味を想起してしまうと、あまりにも普通な味にずっこけるかもしれない。
その普通さゆえ、万能なチーズと評されるのであろう。
まあ端的に言えば無難なチーズであって、強いて言えばオレンジです。すごくオレンジ。深みのあるオレンジといえよう。
Q・B・B ブルーチーズ入り
やはりブルーチーズのような風味のチーズが6個100gで200程度で買えるという時代は恵まれていると感じざるを得ない。
小包装もいかにもブルーだよ、青だよ、という印象を与える内容となっている。
さらにQ・B・Bは、クラフトや明治と比較して、以下雪印の包装と同様に円形であることを活用したデザインとなっている。
全部合わさって1つの円になるぞ、だからこそ6Pチーズのパッケージは円なのだということを強調している。
何を言っているのかわからないと思うが、子供と一緒に食べる時のことを想定してほしい。
子供は何でも遊びにする。
そして、遊び心がある食べ物をより一層好む。
その点に置いて、このブルーチーズの個包装。
チーズの直線部分の辺同士を接着させると、薄い青色部分、濃い青色部分、「ブルーチーズ入り」の文字列が入った赤色のテープ模様の部分とで、両者が連続する仕様となっている。
そして、箱から6個全部取り出してバラバラにした後、まるでパズルのピースを1つ1つ適切な場所に配置していくかのように、再びバラバラのチーズから円を再構築する。
つまり、円は扇型の断片を組み立てることで構成できるという小学校の算数の授業で初めて学ぶことを、幼稚園あるいは保育園に通っているうちから自然と学ぶことができるという有利な効果を発揮する。
Q・B・Bの6Pチーズは、早期教育に役立つ。特に子供に向いているチーズといえよう。
これがパズルの1ピース。青のグラデーションが美しい。
見た目は全くブルーチーズのそれではない。
青カビの存在を感じさせないほどの綺麗な薄黄色。
しかし一口食べれば、あの青カビチーズの濃厚な味が口に広がる。
大人の味だ。
したがって、上記で「子供に向いている」と明記したが、我が家の2歳の息子は、その他のモッツァレラ、カマンベール等は大好物でいくらでも食べるけれども、ブルーチーズは2口程度しか口にしなかったことを付言せざるを得ない。
雪印メグミルク6Pチーズ
ここからは昔ながらの雪印の6Pチーズ。
6Pチーズの代名詞と言えるほどに歴史ある雪印乳業の6Pチーズ。
もはやその功績たるやすさまじく、6Pチーズ業界に置けるレガシーと言える。
時代遅れという意味ではなく、これまでの歴史を踏まえながら新たな価値創造をしているという、伝承物という意味合いの文脈で使われるレガシーという荘厳な意味だ。
大いなる遺産。
このシンプルなデザインの裏面。レガシーさを感じる。
これも子供の遊び心に火をつけるような、優れたデザインと言える。
上記Q・B・Bと比較した際の大きな相違点は、「雪印のデザイン」が施されていることだ。
雪印といえば、正六角形。
そして、6個合わせて全体を円形にした場合に、各々のチーズの小包装に描かれた正六角形の雪印が、さらに1つの大きな正六角形を描く仕様となっている。
まさにフラクタル。
食育を通じて算数まで学べてしまうというこのコスパの高さに驚かされるばかりだ。
もう6Pチーズといえばあの味だよね、という昔ながらの感覚は健在。
各種存在するチーズの中でもトップクラスに硬い感じも良い。
咀嚼することで顎の発達にも貢献する。
優秀なおやつと言える。
雪印メグミルク6Pチーズ 塩分15%カット
さて、ここからは上記レガシーチーズとの差分で比較していきたい。
まず、塩分15%カットのパッケージは黄緑色だ。
そして、肝心の減塩具合。
パッケージからくる印象ではん、減塩されてあっさりした味になったということのようだが、むしろレガシーチーズよりもコクを感じる。
これは塩分が相対的に減って脂肪分の方が相対的に強く感じられることによるものなのだろうか。
塩と脂の関係。
これは研究に値する分野だ。
雪印メグミルク6Pチーズ コクとうまみ
次にコクうま。
まず赤とオレンジという赤系の色になっている。
これがゴーダチーズのイメージカラーなのかは知らないが、とにかく、舌触りに粉っぽさを感じるような食感になっていることが伺えそうなパッケージである。
しかしながら、食べてみると、食感にさほどレガシーとの差異を感じることはなく、むしろ塩っぽい。
深いコクがあるような感覚もないことはないが、むしろしょっぱさがある。
コクと塩分との関係。これについても興味深い研究テーマだ。
雪印メグミルク6Pチーズ カマンベール入り
雪印でもカマンベール入りを出している。
小包装は黄土色。
色のイメージとしては茶系に近い。
やはりカマンベールには茶系のイメージカラーがあるという推測を捨てきれない。
そして特筆すべきはこの反り具合。
反り具合を楽しみたい。
カマンベールチーズは反る。
このクリーミーな粘性こそがカマンベールの魅力といえよう。
なお、味については、レガシーモードのチーズとの差異をそれほど感じなかった。
レガシーモードを受け継ぎながらも食感をカマンベールにするという技術に、雪印がいかに伝統を重んじているかを感じた。
CO-OP(コープ) 6Pチーズ
次は生協(コープ)オリジナルブランドの6Pチーズ。
いかにも生協らしいシンプルなデザイン。
見た目も硬さも雪印のレガシーと似ている。
しかし、味が結構異なる。
雪印のものであれば、食べるとすぐに味が分かる。
しかし、コープのものは、濃厚な脂分が感じ取れるものの、はっきりとした味はすぐにはわかりにくい。
そして、雪印のものよりも苦味が少ない印象がある。
しかしながら、食べていると、徐々に牛乳の臭みを感じてきた。
このあたりの感じ方は個人差があるのだろうが、シンプルで安心して食べられるチーズであることには間違いない。
QBBやわらか熟成6Pチーズ
独自の促進技術で熟成させたナチュラルチーズを50%以上使用。旨味豊かなコクのある味わい。
かなりコクやうま味がすごそうなことがわかる。
材料はシンプルで、ナチュラルチーズと乳化剤のみ。
うまみ成分が多くて柔らかく仕上げると、なぜか塩味を強く感じることがあるらしい。
なお、うまみの強いチーズほど、白い粒、白い粉がチーズ表面に付着していることが多々あるような気がするが、このチーズもその現象が起きる模様。
個包装は黄金色に輝き、高級感あふれる。
見た目や手触り感、食感はノーマルなプロセスチーズとそんな変わらないけれども、多少コクがあるような気はする。
なお、公式ホームページによれば、オススメレシピとして「チーズ入りつぶあんどら焼き」が挙げられていた。
甘さとコクのマッチングだろうか。
これは素晴らしい。
高級感があっても値段は他のチーズとほぼ変わらず、希望小売価格は300円。
スーパーでは200円程度の料金で販売されている。
Q・B・B北海道6Pチーズ
QBB北海道は業務スーパー(業スー)で168円という安さ。
というか業務スーパー以外ではなかなか見かけないほどのレア度であると思われる。
北海道産チーズの特徴はよく知らないが、とにかく甘く優しい味わいになっていることがうかがえる。
見た目は普通であり味もプレーンといえばプレーンなのだけど、確かにクセがない。
とても食べやすい。
プレーンチーズの中では群を抜いてクセがないと思われる。
これはもっと販売経路が増えてどのスーパーでも定番のように置かれても良いような気がするのだが、業スーでしか見たことがないくらいにレア度が高いのは何故なのだろう。
六甲バター株式会社の標準値によれば、1個標準(18gあたり)でエネルギー59kcal、たんぱく質3.70g、脂質4.78g、炭水化物0.17g、ナトリウム198mg、カルシウム110mgとのことだった。
ラクティマ クリーミーチーズ プレーン 8P(Lactima Creamy)
すごいチーズを見つけた。
ラクティマ(Lactima)というところの8Pチーズである。
6Pではないものの、ポーションチーズである点と、円形のものから等分カットしているという点において6Pチーズと共通の特徴を有するため、ここに列挙させていただく。
パッケージからわかるように、海外の製品である。
「Lactic Creamy」としか文字が書かれておらず、他に「美味しい!」だとか「コクがある!」だとかの日本の6Pチーズにありがちな派手なキャッチコピーがない。
潔い。
「ラクティマクリーミーだよ」
と言っているだけである。
だからなんだというのだ。
なお、これはプロセスチーズではないようだ。
いわゆる第三のチーズに分類される「乳等を主要原料とする食品」である。
無脂乳固形分24%、乳脂肪分16%であり、その原材料は、ナチュラルチーズ、バター、脱脂粉乳、乳たんぱく、ホエイパウダー、食塩、リン酸塩、増粘多糖類、クエン酸Na等である。
まあ色々プロセスされている。
内容量は140グラムも入っており、普通の6Pチーズが100〜110グラムの範囲内に収まるのが一般的であることから鑑みても、30グラム以上多い。
それでいて1個あたりの重量は17.5グラムであり、普通の6Pチーズと同等である。
8個切りになっているから1個あたりが小さいわけではなく、純粋に全体量が6Pチーズよりも2個増えたものだと考えた方が良い。
なお、原産国は酪農が盛んそうなポーランドであり、輸入業者は兵庫の株式会社神戸物産である。
要するに業務スーパーで買った。
価格は168円であり、6Pチーズが通常のスーパーで200円前後であることに鑑みれば、かなりお得である。高コスパ。
開封すると、個包装が欧風でおしゃれである。
青色と黄金色が輝いていてとても綺麗だ。
優しい乳白色のクリームチーズ。
クリームチーズなので、2つに割ろうと思ってもその粘性で割れない。
ぐにゃりと曲がって潰れるだけである。
そこでパッケージ側面に記載の「Cheese spread」なる表記に着目したい。
つまり、普通の6Pチーズと同じ感覚なら、そのまま食べることを前提にしていると思うのだが、これはチーズスプレッドとして使うことを想定していると認められる。
すなわちパンに塗る。
そして塗って見たところ、不器用すぎてうまく広がらなかった。
パンの一部分にだけ潰れたチーズがごっそりとへばりついただけで、パン全体にマーガリンやバターのように塗りたいという欲求を満たすことはできなかった。
しかし普通に美味しい。
欧州のチーズなので、結構匂いとクセが強いチーズなのかと思っていたが、特にクセも強くなく、ほんのり甘いクリームチーズとして日本人にも向いている。
業スーに行った際はこのラクティマ8Pチーズを買うのはおすすめである。
なお、その他業務スーパーでコスパ高いオススメの商品は業務スーパーで買うべき安いし美味しい高コスパのオススメ商品まとめにまとめているのでご参考にしていただきたい。
トップバリュ(TOPVALU) チェダーチーズ100% 6Pチーズ
安くて美味しいトップバリュのプライベートブランドの6Pチーズは安心感がある。
アコレで税込178円で購入した。安い。
原材料名はナチュラルチーズ(チェダーチーズ)と乳化剤のみであり、ナチュラルチーズ中のチェダーチーズ使用率が100%のようだ。
内容量は108gで1個あたり18gである。多い。重量比にしてこの低価格は高コスパだ。
製造者は六甲バター株式会社RNA(兵庫県神戸市中央区坂口通1-3-13)であり、あのQBBの6Pチーズを製造している企業だ。
QBBと同品質のチーズがより低価格で購入できるとは、凄まじい高コスパである。
栄養成分表示によれば、1個標準(18gあたり)でエネルギー60kcal、たんぱく質3.5g、脂質4.9g、炭水化物0.4g(糖質0.3g、食物繊維0.1g)、ナトリウム182mg、カルシウム106mg、食塩相当量0.5gである。
トップバリュの製品は炭水化物を細分化してさらに糖質量と食物繊維量とに分けて明記してくれるのがありがたい。
糖質0.3gとは凄まじいほど低糖質である。ダイエット中でも安心して食べられる。
中のデザインはシンプルだ。
やはり18gは重量感が違う。
素材はやや固めであり、分割するとぱっくり割れる。
味や食感はまあ普通のプレーンチーズであり、安心して美味しく食べられる。トップバリュのプライベートブランドはコスパが高くて素晴らしい。おすすめ。
トップバリュ(TOPVALU) カマンベール入り 6Pチーズ
こちらもアコレで購入した。税込194円で上記チェダーよりもやや高いが、税込で通常価格で200円未満なのは安い。
原材料名はナチュラルチーズと乳化剤、香料である。
カマンベールチーズパウダーがナチュラルチーズ中に3%入っている。
これは冒頭の上記リンク先のトップバリュのカマンベール入りのベビーチーズと同じ配合料である。
製造者はこちらも六甲バター株式会社RNAである。
賞味期限は製造日和180日後であり、チェダーチーズよりも長持ちしないようだ。
栄養成分表示によれば、1個標準(18gあたり)でエネルギー60kcal、たんぱく質2.9g、脂質5.1g、炭水化物0.5g(糖質0.5g、食物繊維0g)、ナトリウム193mg、カルシウム83mg、食塩相当量0.5gである。
こちらは食物繊維がほぼ入っていないようだ。糖質もチェダーより多い。まあそれでも0.5gだから全然少ないのだが。
チェダーは青色が基調だったが、こちらの色は焦茶色である。
チェダーよりもしっとり、ねっとりしていて柔らかい。口当たりも滑らか。
いやしかし塩分と濃厚なコクとのバランスが素晴らしい。
ややチェダーよりも高くなるが、明らかにカマンベールの方が美味しい。高級感がある。
しかしベビーチーズではカマンベール入りもプレーンもトップバリュの製品は同価格だったのに、6Pチーズになると高くなるのは何故なのだろう。
まあ美味しい。おすすめ。
小岩井 クリーミーチーズ6P
小岩井ブランドはやはり高級感が強い。
なんとクイーンズ伊勢丹で税抜き価格298円もした。高い。高すぎる。
しかしそのバッケージに記載されたように、発酵バター仕込みで濃厚な旨味となめらかな食感を実現している。
美味しさのためにはお金がかかる。
原材料名はナチュラルチーズとバター、乳化剤のようだ。
一部ゼラチンも含まれているらしい。
バターを使っている点が特徴的と言える。
栄養成分表示によれば、1個標準(20gあたり)でエネルギー71kcal、たんぱく質3.7g、脂質6.0g、炭水化物0-0.8g、ナトリウム224mg、カルシウム108mg、食塩相当量0.6gである。
バターを使っている分高カロリーで高脂肪だが、炭水化物が驚異的に低い。
高カロリーで高脂肪なため満足度が非常に高いのに以前としてこの低糖質。高い満足度に基づいて食べ過ぎが防げる上に太りにくいのだから最高である。
なお、内容量120gとやや多めである。
製造者は小岩井乳業株式会社KNT(東京都千代田区丸の内2−5−2)である。
さすが高級感が強いだけあって、個包装は金色。ゴールドに輝いている。
高級感の強いチーズに震える手を抑えながら、裏面の赤いテープを起こして引っ張りながらむく。
なるほど、しっかりとした固形感はあるものの、バター由来の脂肪分で端っこがとろけるように崩れている。
半分に割る。パキッとした感じで硬めではあるが、どことなく柔らかい断面である。
食べてみると、なるほど、最初は普通のプロセスチーズ感があるが、食感がより一層まろやかである。旨味と芳醇さもやや感じられる。
しかしあからさまに普通のQBB等の普通の6Pチーズとの違いが出るかどうかと言う点では微妙である。
私としては、これより100円安く買えるならQBB等の方がコスパが高いと思う。
子供のおやつにもぜひ6Pチーズを
6Pチーズは大人のダイエットだけでなく、子供の成長にも有益だといえよう。
何しろ、ダイエットに向いているということは、つまり必要な栄養分がたくさん入っているというわけであり、栄養豊富な食品は子供の成長過程でも取り入れた方が良いからである。
加えて、砂糖が含まれていないのにほのかな甘みもあり、デザートとして使うことも可能。
そして6Pチーズは上記した通りに遊び心があり、さらに安い。
ここまでコスパがいい6Pチーズを買わない手はない。