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昭和記念公園は子連れの遊び場におすすめだし遊具とかランチとか凄い

      2017/05/07

昭和記念公園は子連れの遊び場におすすめだし遊具とかランチとか凄い

東京都立川市にある国営昭和記念公園が、子連れ・赤ちゃん連れの家族の休日の過ごし方として半端ない、という話を聞いたので行ってみたところ、想像を超える体験をしたので紹介したい。

電車でのアクセスは西立川駅で降りるのが無難

電車でのアクセスは西立川駅で降りるのが無難

中央線で昭和記念公園に向かう場合、立川駅から徒歩で行くと遠い、ということは知っていた。

しかし立川駅の隣の青梅線西立川駅で降りると、目の前が公園の「西立川口」なので、明らかに西立川駅で降りるのが最高であるとの結論が得られた。

ところが、昭和記念公園を攻める場合、問題となるのが「ランチ事情」である。

王道としては、レジャーシート及びお弁当を持って行って、パーク内で食べるというのが最善の策であった。

しかしながら、私と3歳の息子は、「お昼ご飯にピザが食べたい」と考えていた。

そして、ピザのお店を検索すると、明らかに西立川駅よりも立川駅の方に軍配が上がった。

立川駅には大きな駅ビルなどが併設されており、おしゃれなピザ屋が複数散見された。

一方の西立川駅は、ネットで検索する限り、ピザの店など皆無。

というか、そもそもレストランがあるのかどうかすら怪しいくらいに廃れてそうな雰囲気すら感じられた。

したがって、「午前中に一旦公園に入って遊んでから、立川駅近辺に戻ってピザをテイクアウトし、公園に再入場してこれを芝生の上で食べる」という戦略を立てた。

これがマズかった。

立川駅から昭和記念公園の遊具にたどり着くまでに30分以上はかかる

立川駅から昭和記念公園の遊具にたどり着くまでに30分以上はかかる

立川駅から昭和記念公園の「あけぼの口」まで、徒歩で15分はかかった。

ようやくたどり着いた、と安心した。

このときは心に余裕があったので、「目の前にIKEAがある。後でこのIKEAにでも寄ってみようか」などと悠長なことを考えていた。

立川駅から昭和記念公園の遊具にたどり着くまでに30分以上はかかる

しかしそこからが再び難関だった。

「あけぼの口」に到着しただけではまだまだ序の口だということが判明した。

ここから「立川口」の入場ゲートに到着するまでに、さらに10分くらい歩く必要があった。

日差しが強かったし、もう11時を回っていたので、一旦立川駅に戻ってピザをテイクアウトしてきた方がいいのではないか、と考えた。

しかし、いまピザを買っても、昼食までには冷めてしまってカチカチに固まってしまうことが懸念された。

よって、とりあえず今は前進することだけ心がけた。

子供に野菜ジュースを与える等の手法で、水分補給に努めた。

立川駅から昭和記念公園の遊具にたどり着くまでに30分以上はかかる

ようやく立川口の入場ゲートに到着するものの、日曜日で休日という理由も相まってか、入場券売り場がものすごい混雑であった。

人混みが極度に嫌いな私と息子は、これを見て「もう帰ろうか」とすら思った。

しかし交通費と時間をかけてせっかく来たので、とりあえずチケットを購入するために並んだ。

入園料は大人一人で410円であり、小学生未満は無料という価格だったので、チケット購入は1枚で済んだ。

5分くらい待ってようやく次で私たちの順番だと考えていたら、目の前のにいちゃんがやたらチケット購入に手こずっていた。

なんどもボタンを押してはキャンセルをする、というゲームを一人で繰り広げているようだった。

あまりにも遅いので、私の後ろに並んでいるおっさんが「おっせええなクソが」と舌打ちをし始めたりして、険悪な空気が漂った。

この状況で万が一私もチケット購入に手こずったら、おっさんに殴られるに違いないと不安になった。

その場合、せめて息子だけは殴られないように、しっかり守ってあげようと決意した。

そしてにいちゃんが散々手こずった挙句に何も謝らずにどこかへ向かったので、私の番になった。

何の問題もなく簡単にあっさり買えたので、あのにいちゃんは何に手こずっていたのか不思議だった。

そして、私の頭の中では、「にいちゃんが手こずったせいで、ピザを買いに行く時間がなくなりそう」という不安が濃くなった。

迷子札は必須である

迷子札は必須である

入り口に「迷子札 ご自由にお持ちください」とある。

これは子供づれであれば必須であることが後に分かった。

園内で遊んでいると、30分に1回くらいの割合で迷子のお呼び出しのアナウンスが流れた。

それほどに公園内は広く、混んでいるので、あちこち走り回る子供はすぐに迷子になってしまうだろう。

しかし私は子供を迷子にさせないほどの絶対的な自信があり、子供を迷子にさせないことにかけては天才的な能力を持っているので迷子札など全く必要がなかったし、実際使わなかった。

そして、頭の中では、「どのタイミングでピザを買いに行こうか」と考えていた。

パークトレインという名の機関車トーマスのフリーパス券は平日のみである

パークトレインという名の機関車トーマスのフリーパス券は平日のみである

昭和記念公園で絶対にやりたいと思っていたことは、「パークトレイン」のフリーパスで延々と電車に乗りまくるということである。

そして、立川口の入場ゲートから入ると、すぐ右手にその駅があった。

しかし時刻はすでに11時半を回っていた。

今引き返してピザを調達しないと、お昼ご飯を食べるのが大幅に遅れる。

お腹が空いた子供はわがままになって親の手を焼かせるに決まっているので、今のうちに引き返してお弁当を購入してくるのが無難だと思った。

とは言いつつ、やはりパークトレインの乗り方やチケット購入方法等の仕様について、今のうちに確認しておきたい欲望もある。

そこで、駅にいたスタッフの方に色々尋ねてみると、チケットは電車が来た時に購入できるから心配いらない、ということだった。

そして、「わんぱくゆうぐ」や「子供の森」等の遊具の場所までは15分から20分くらいあればこのトレインで向かうことができるので非常に便利ということだった。

そういう話をしている間に、明らかに「機関車トーマス」と思しきデザインのパークトレインが来た。

青色のSLに、「1」の数字。

ここまでの特徴点を出しておきながら、「機関車トーマス」について一切触れていないところ、権利関係はどうなっているのかと心配になるほどだった。

機関車トーマスとの大きな違いといえば、顔がついていないことくらいであった。

しかしやはり青色で「1」は相当攻めているのではなかろうか。

これを見て息子が、「機関車トーマスに乗りたい。今乗りたい」と言い出した。

しかし私は、「立川駅の美味しいピザ屋でピザをテイクアウトしないとまずい」と考えていた。

それに、当初一日フリーパス券を510円で購入して、午前も午後も乗りまくろうと目論んでいたのだが、休日はフリーパス券の販売はしていないということだった。

ここで1回あたり310円で購入して乗り込んでしまうと、午後もう一度乗るためにはもう一度310円もの大金を支払わなければならない。

これは一度引き返すべきなのではないか、ピザも買いたいし、と躊躇した。

ところが、もはや私たちの後ろに、機関車トーマスに乗りたい紳士淑女たちが列をなしており、ここで引き返すのが困難になってしまったので、このまま乗り込むことになった。

ベビーカーは預かってもらえるようで、降りる時に再度手渡してくれるというサービスの良さであった。

パークトレインという名の機関車トーマスのフリーパス券は平日のみである

一番最初に我々家族が乗り込むと、「混んでいるので相席でお願いします」というスタッフの声が聞こえた。

そして私が行列の方を見ると、アニメのキャラクターのコスプレをしているレイヤーたちが並んでいるのが見えた。

エルフのような服装と耳をしており、髪の色が青や赤になっている人たちが沢山いる。

あの一味と相席になってはまずい。

どの辺がまずいかというと、耳が尖っていてエルフのようなスタイルをしているということは、確実に我々日本人とは言語も文化も異なる民族であり、相席になった際の会話などがおぼつかなくなる危険性があるためである。

しかし相席になったのは、普通の日本人の家族だったので安心した。

パークトレインという名の機関車トーマスのフリーパス券は平日のみである

車窓からは「こもれびの里」の鯉のぼりなどが見えたし、風も気温も心地よくて春先にはうってつけの機関車だった。

息子も「機関車トーマスに乗れた」と喜んでいる。

しかし私は、「お弁当問題」について心配になっていた。

とりあえず、もう遊具の広場に着く頃には12時になってしまうため、立川駅まで戻ることは現実的ではない。

したがって、園内のレストランや売店でピザを買うことを考えていた。

多少値段が高い上に品質が大したことはないことは覚悟しておかなければならない。

こどもの森の虹のハンモックと滑り台がすごい

こどもの森の虹のハンモックとわんぱく遊具がすごい

それにしても虹のハンモックがすごかった。

どのくらいすごいかというと、いつもならすでにお昼ご飯を食べているはずの時間であって絶対にお腹が空いているはずなのに、お弁当の話をしても一切耳を貸してくれないほどであった。

飯よりも遊びたい。

虹のハンモック

何がなんでも遊んでやるんだ、という意気込みを感じる。

こどもの森の虹のハンモックとわんぱく遊具がすごい

飯とか食っている場合ではない。

俺は全色を制覇するまで遊びをやめない。

3歳の子供の、限界を超えた凄みを感じる。

こどもの森の虹のハンモックと滑り台

というかこれは、凄みというより、腹が減って疲れすぎてわがままモード、いやいやモードになっている兆候であると推察された。

このままだとまずい。

イヤイヤ状態になった息子を、ママなしで私だけで対処できる自信はなかった。

こどもの森の虹のハンモックと滑り台

取り憑かれたかのように肉体が精神を超えて滑りまくるその様子に、ただならぬ凄みを感じた。

それほど息子の精神を乗っ取っている昭和記念公園の遊具は侮れない。

こどもの森の虹のハンモックと滑り台

鬼神の如く叫びながら手当たり次第に遊具で遊びまくるその迫力に、周りの子供達は引いていた。

そして私もさらに引いていた。

何に引いていたかというと、売店のスナック類の価格と品揃えにである。

こどもの森には、お弁当が販売されている売店があった。

自分で作れば50円程度の予算でできそうな焼きそばやたこ焼きに400円やら500円やらの高価格がつけられていた。

おそらくセレブ御用達の売店であると推察された。

また、ピザなどは置いておらず、およそ息子の栄養を満たす上でまともな食事が取れそうな雰囲気のものは置いていなかった。

かき氷に300円の価格がついているというのも、ものすごい歪みを感じた。

ここで安易にお金を落とすような人は、年収3000万円を超えるような高収入の人か、あるいは投資利益率の計算をしないタイプの人であると推察された。

年収3000万円未満である上にROIの計算をするタイプの私にとって、飯の調達先が一気に絶たれることになった。

このままでは息子が空腹及び水分不足で体調不良になるかもしれない。

本当に困った。詰んだとしか言いようがない。

あっぱれ食品館という天恵

あっぱれ食品館という天啓

しかし神は我々を見放さなかった。

地図アプリで調べると、ちょうどそこから最寄りの「西立川口」から出ると、「ファミリーマート」なるコンビニがあることがわかった。

ファミマに行けばピザが手に入る。

この際、ピザ屋の窯焼き本格ナポリピッツァのようなクオリティはいらない。

「ふれあい広場レストラン」に行けば釜焼きピッツァのマルゲリータが700円という価格で食べられるようで、これもなかなかのコスパだとは思ったが、如何せんレストランがここから遠い上に、芝生の上に座って屋外で食べることができないというデメリットが生じる。

外でレジャーシートを敷いて食べるという条件を外すことはできなかった。

そしてとにかくピザであって、空腹を満たせればそれで良い。

しかもコンビニの良いところは、野菜等の惣菜が豊富に取り揃えられている点であり、これによって子供の栄養のバランスも確保できる。

ファミマ最高であった。

そしてベビーカーを走らせて一目散にそこに向かった。

園内から出るときに「再入場はできるのか」とスタッフに聞いたところ「できますよ」とのことだったのでそのまま出場した。

息子が疲労感により、ベビーカー内でおとなしくなっているのが感じられた。

このままベビーカーの振動の心地よさで眠ってしまうかもしれない。

今ここで眠られると、オムツも替えていないし水分補給も食事も摂っていない状況なので、熱中症やオムツかぶれが発生しないかと心配だった。

したがって、全力で走って息子の顔に風を当てるとともに、始終話しかけることにより、息子の意識を覚醒させ続けることに努めた。

そして、地図上でファミマのアイコンがあった地点に到着した。

あっぱれ食品館

あっぱれ食品館

ファミマの前にあっぱれ食品館なるスーパーがある。

聞いたことがない。

未知の店に入るギャンブルは今はしたくない。安定のファミマに突入することを決意する。

ファミリーマート西立川駅店

いや、しかし、スーパーであれば、コンビニよりも惣菜が総じて安い可能性がある。

これはあっぱれ食品館に行くべきではないのか。

あっぱれ食品館

しかし、そもそもこの「あっぱれ食品館」がスーパーであるという保証はない。

見た目的にも、業務スーパーに近い。

そして外見の規模の小ささから察するに、惣菜の充実度は少ないかもしれない。

そうなると、この1分1秒を争う緊急事態において、無駄足を食うことになる。

ならば、安定のファミマを選ぶべきだ。

ファミリーマート西立川駅店

しかし、ファミマでドリンク類を買おうとすると、スーパーよりも高い。

少なくともあっぱれ食品館にもドリンクは置いてあるはずだ。

そしてファミマよりも安い可能性が高い。

あっぱれ食品館

いや、ファミマの「ファミチキ」は美味しいではないか。

あのクオリティで100円台というコスパは捨てがたい。

そして何より、フライドチキン等の鶏肉を揚げたものは、屋外で食べるお弁当のおかずとして鉄板ではないか。

ファミリーマート西立川駅店

しかし、「あっぱれ」という名前が気になる。

どのあたりがあっぱれなのか。それを確かめる必要があるのではないか。

ここであっぱれ食品館に入らなかったら、もしかしたら今後一生あっぱれ食品館で買い物をする機会がないかもしれない。

そうなると、やはりここであっぱれ食品館の調査をすべきではないのか。

よし、あっぱれ食品館に行こう。

あっぱれ食品館

そして惣菜を購入して公園に再入場しようとすると、「出場するときにスタンプは押されましたか」と言われた。

え。スタンプとか要るのかよ。。。だったら「再入場できるのか」と尋ねたときに、ついでにそのスタンプも押してくれればよかったのに。。。

だから「押してない」と答えたら「今後はスタンプを押してくださいね」と言われてチケットの半券を取られた。

どこか社会の理不尽さを感じたけれども、空腹を満たすことの方が重要だったので気にしなかった。

昭和記念公園であっぱれ食品館の惣菜をランチにするのが勝ち組である

昭和記念公園であっぱれ食品館の惣菜をランチにするのが勝ち組である

それはもう、あっぱれ食品館の惣菜は物凄かった。

はっきり断言すると、昭和記念公園に来てあっぱれ食品館の惣菜を買わないのは、相当な機会損失であるといえる。

以下、そのあっぱれ食品館のすごさを詳細に見ていきたい。

巻寿司(穴子)

巻寿司(穴子)

まずは穴子の巻き寿司である。

息子に、「これはなんだ」と聞かれたので、「穴子巻きだ」と答えたところ、爆笑していた。

穴子巻き、という響きが面白いらしく、その名前だけでテンションが上がっていたので購入。

名前だけで子供を喜ばせてしまう穴子巻きの威力に、コスパの高さを感じる。

それだけでなく、そのボリュームに比してなんとたったの290円という安さがすごい。

巻寿司(穴子)

4切れに切られた大きな太巻きに燦然と輝く穴子。

巻寿司(穴子)

シャリには黒ごまというゴマリグナンたっぷりの食材が使われ、海苔のミネラル、レタスの食物繊維、ツナのタンパク質、そして卵の甘みが渾然一体となっていた。

巻寿司(穴子)

栄養面だけではなく、そのふっくらと炊き上げられて甘さ控えめのタレが塗られた穴子の優しい味わいに、子供の喜びようは半端なかった。

巻寿司(穴子)

普通、スーパーのパック寿司といえば、パサパサで生臭いことが当たり前だった。

しかしあっぱれ食品館の穴子巻きは、従来の概念を超えたクオリティを発揮している。

銀座の寿司屋で修行をした寿司職人をヘッドハンティングしたに違いないと思った。

全ての穴子は子供の胃袋に収まるとともに、子供の笑顔は最高潮。

まさにあっぱれと言うしかなかった。

たこ焼き

たこ焼き

まず、280円で8個入りのたこ焼きを買えたと言う事実だけを取って見ても、市場の歪みを利用して利益を上げることができている。

何が言いたいかと言うと、公園内でたこ焼きを買えば500円。

一方、あっぱれ食品館で買えば280円。

たかが10分強くらい歩くだけで、その差220円もの荒稼ぎをしたことになる。

これを勝ち組と言わずしてなんと言おうか。

たこ焼き

勝利の味わいに酔いしれたい。

大玉のたこ焼きに、荒削りの鰹節が大量にかけられている。

たこ焼き

そして食べる。

外はカリカリ、中はクリーミー。美味すぎる。

なんと言う美味しさと大きさだろう。

このクリーミーさが8個も楽しめるのか。

素人でこの食感を出すことは難しい。

たこ焼き

しかも中には大きめのタコがゴロゴロと入っており、キャベツも豊富。

栄養面でも抜群であり、息子はこれを好んで食べた。

味と健康を両立させたその腕前に感服し、思わずあっぱれ食品館専属のシェフを呼んで褒めようかとすら思った。

枝豆

枝豆

公園でのピクニックのお弁当に枝豆は最適である。

ビールに合うおつまみという観点に加え、子供のおかず、おやつとしても最高なのである。

小さい子供は本当に枝豆が好きである、という結論は、私の周囲の子供たちの食の好みから帰納的に得られたものである。

丸い形状、適度な歯ごたえ、兄弟のように皮に入った可愛らしい様子やその皮から出す際のゲーム性など、子供を喜ばせるあらゆる要素が枝豆には凝縮されていると言える。

結局、289円で購入した大量の枝豆のうち、半分以上を3歳の息子は楽しみながら食べた。

あっぱれ食品館の枝豆の塩加減、茹で加減は、最高峰であると断言できる。

この高品質が300円前後で買えるとか、価格破壊も甚だしいと感じた。

あっぱれ食品館のシェフを褒めたい。

細巻寿司

細巻寿司

もはやピザとかどうでもよくなるくらいのかっぱ、かんぴょう、ツナの3種の神器が波状攻撃のように我々の心にグサグサと刺さった。

最高の職人が作る芸術に心踊る。

これは非常に美味しい巻物ではないか、と息子に問うたところ、「美味しい」との回答が得られた。

巻寿司(穴子)

最高ではないか、と息子に問うと、「最高」との回答が得られた。

巻寿司(穴子)

さっきまでのぐったり感、イヤイヤ感はそこにはなかった。

完全に覚醒した。

最高の弁当は我々に元気を与える。

そしてこの青空。

青空の下、芝生にレジャーシートを敷いて、あっぱれ食品館のお弁当を食べる。

これほどの幸せはないのではないか。

サイクルボートのスリル感がすごい

サイクルボートのスリル感がすごい

我々が昼食をとっている際に見えたサイクルボートに乗るために、ボートハウスなるところへ向かった。

ローボートであれば60分間700円という料金で乗ることができるようだったが、サイクルボートの方が明らかに人気が高かった。

しかしサイクルボートは30分間で700円もした。

車におけるハンドル及びアクセルペダルというものに興味がある息子にとっては、やはりサイクルボートの方が乗りたいようだった。

そしてかなりの行列だったが、10分程度で乗り込むことができた。

サイクルボートのスリル感がすごい

3歳にもなると、「右に回せ」「左にハンドルを切って」という指示を素直に理解して、器用に運転してくれる。

しかし、その回す度合いに関してはまだ不慣れであり、幾度も他のボートにぶつかりそうになる危機が訪れた。

その度に親が手伝う必要があり、自分で完全にコントロールできない状況に、息子は不満そうであった。

しかし、他のボートにぶつかったら、どんないちゃもんをつけられるかわからない。

さらに悪いことには、コスプレイヤーの一段がボートを楽しんでいることであった。

というか、エルフのような格好をしたレイヤーの集団の中に紛れ込んでしまった。

異文化に紛れ込んでしまった場合、その文化を尊重する行動をとるべきであると考えられるが、不勉強なため、エルフ族におけるしきたりを知らなかった。

したがって、そこから抜け出す必要があった。

しかし大きな鯉が邪魔をして先に進めない。

大きな鯉

魚は、我々に餌をねだっているようだった。

「飯をくれ。飯をくれればここからどいてやる」

確かに、我々は、あっぱれ食品館のたこ焼きの残りを持っていた。

しかしこのたこ焼きは、あまりにも美味しいので、残しておいて夜ご飯に子供と妻で食べるために残しておいたものだった。

このたこ焼きは絶対に譲ることはできなかった。

そこで、「餌はない」と勇気を出して断言した。

すると魚はえら呼吸をしながら去っていった。

すると魚はえら呼吸をしながら去っていった。

そのような危機が幾度も訪れながら向こう岸までたどり着いた際、時間を確認してみた。

しまった。すでに25分が経過している。

30分以内に戻らないと料金が上乗せされる恐れがある。

5分超過でさらに700円の追加料金がかかるとの情報がホームページ上で得られていた。

したがってもう戻らなければならない。

運よく、息子も25分程度で「もう降りる」と飽きたようなので、私が本気で漕ぐことにした。

しかしこれが異様に疲れる。

本気で漕いでも風のせいでなかなか進まない上に超疲れるし、陽気な外国人の方が通せんぼしてきたり魚に邪魔されたりしてヤバかった。

詰んだかと思った。

しかし、ちょうど30分で岸に戻ることができた。

これも、あっぱれ食品館のお弁当で得られた栄養のおかげだと思う。

花がすごい

チューリップ

疲れも最高潮に達したし、時間も午後3時くらいでそろそろ帰宅しても恥ずかしくない時間帯だったため、帰宅をすることにした。

折しも、チューリップが満開の季節だった。

昭和記念公園では四季折々の花が楽しめるらしく、あちこちで花を撮影する人々が跋扈していた。

あるいは、花をバックにポーズを決めて写真を撮る着物姿の人もいたし、コスプレイヤーの撮影会も開催されていた。

花は汎用性が高く、様々な場面に応用が効くことを実感した。

わんぱくゆうぐがすごい

わんぱくゆうぐがすごい

これで花を横目にゆっくりした気持ちで帰宅できるはずだった。

息子も疲れたようで、ベビーカーの上で寝る準備ができているようだった。

しかしながら、「わんぱくゆうぐ」なるエリアの横を通ることになったのが息子を覚醒させた。

ブランコ

まず、ブランコの形状がまるでバナナのように異様であった。

そこで息子はこれを「バナナブランコ」と命名し、列に並びながら順番に他の子と交代で何度も乗った。

わんぱくゆうぐのブランコ

「六本木ブランコ」もあった。

赤ちゃん用ブランコ

六本木ブランコとは、ガードのついた赤ちゃん用ブランコのことであり、最初にこのブランコを発見したのが六本木の檜町公園だったため、以後、この形状の赤ちゃん向けブランコが我が家では「六本木ブランコ」になっていた。

詳細は六本木檜町公園の遊具と水遊びに書いた。

変なブランコ

座るところがゴム状にたわむ変なブランコもあった。

もはや変なブランコとしか命名しようがなく、「変なブランコ」という名前の響きだけで息子はテンションが上がり、嬉しそうに何度もこれに乗った。

子供達の人気も高いようだった。

ローラー滑り台と変なおじいちゃん

ローラー滑り台

もはやローラー滑り台の物凄さは半端なかった。

どのような点が半端なかったか。

変なおじいちゃんがいた点である。

たくさんの子供がいたため、私は自分の息子に、順番を守って滑るように何度も言った。

すると、そのおじいちゃんも、ある特定の子供に私と同じようなことを言い聞かせていた。

当然、そのおじいちゃんは、その子供の親族であると推察された。

しかしそのおじいちゃんは今度は別の子供に話しかけていた。

そして最終的に私の息子にも話しかけていた。

さらに、腕を握ったり頭を撫でてきたりした。

知らないおじいちゃんに話しかけられたり触られたりすると一気にテンションが下がる息子は、せっかく楽しんでいた滑り台がつまらなくなったようなので、再びブランコに戻った。

しかし、おじいちゃんが勝手にブランコまでついてきて、勝手に私の息子が座っているブランコを触ったりしてきてヤバかったし、息子の表情がこの世の終わりような残念な顔になってきた。

そして私が「ちょちょちょ」かなんか言っておじいちゃんを追い払うと、おじいちゃんがまた別の子供の方に向かっていってペッティングなどをし、その子供のママが迷惑そうな顔をしていたのがとても面白かった。

巨大なトランポリン「雲の海(ふわふわドーム)」

巨大なトランポリン「雲の海(ふわふわドーム)」

昭和記念公園が誇る目玉のトランポリンらしく、息子もものすごいテンションの高さで「ヤバい、これヤバい」などと叫びながら、子供達の群れに割って入ってジャンプをしていた。

だいたい1分間くらい遊んだら飽きて降りてきてまたブランコに戻った。

変なヘラヘラしたおじいちゃんがまだその辺の子供に話しかけては腕を掴むなどして、そろそろ警察に通報されそうな雰囲気が感じられた。

昭和記念公園は丸一日遊んでも足りない

噴水

結局、午後4時過ぎまでいたので、丸一日時間を潰せた感はあった。

こうなればさすがにあっぱれ食品館で元気モリモリの子供であっても、当然昼寝する。

これだけ遊んでも遊びきれない広大な公園は、非常にオススメであった、と噴水を見ながら思った。

また来たい。

4月29日の昭和の日は入園料が大人も子供も無料になるらしいし、奮って通いたい。

入園無料日の混雑ぶり

というわけで昭和の日が入園料無料だったので再度行ってみたところ、かなりの混み具合だった。

しかしながら、公園そのものが大きすぎて、遊具で遊ぶにしてもボートに乗るにしても特段の支障はなかった。

とはいえ、パークトレインは結構な満員っぷりだったので、トレインに乗る際は注意が必要だと感じた。

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