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デメリット多いけど男の育休は必要!パタハラやめて取得率を上げて

      2016/04/04

男の育休はデメリット多いけど必要だ。パタハラに負けるな。

ファザーリングジャパンという、男性の育児参加を推進しているNPO法人がありまして、私がその存在を知ったのは、子供が産まれる前に参加した安藤哲也氏のセミナーだったのだけど、最近このNPO法人が出している新しいパパの教科書という本を図書館で見つけて熟読してみました。

男性の育児には教科書が必要

プレパパに関する話題から、子供が大学に入るまで、幅広いパパの心得が書かれていて、とりあえずパパの育児のバイブルとして何度も繰り返し読んでも良いくらいの本じゃないかと思うのですが、現在1歳の我が子が大学生になる頃には社会情勢がだいぶ育児に寛容になっていることが想定されるため、そのときにはもうあまり使えない本になってしまっているかもしれません。

が、まだまだパパ育児が進んでいない(かどうかは知らない。最近は割とパパが抱っこ紐して子供と一緒に歩いているシーンをそこかしこで見かけるし。)と言われ、まだまだパパ育児の過渡期である現状では、非常に重宝する本かと思われます。

男性が育児休業を取るとパワハラ発言を受けるんだな

いろいろ面白い記述があるのですが、特に好きな部分が、各ページの欄外にちょこちょこ記述される、パパの育児体験談であって、特に「職場でのエピソード」という欄が面白かったです。

お父さんが育児を始めてどういう反応が職場であったか、という話が書かれているのですが、おおむね、良かった体験談があるのですが、いくつかネガティブな反応を受けた話が出ているので、抜粋。

まあいろいろデメリットはありますね。
出世に不利とか給料下がるとかそういう金銭的なことのみならず、会社の人間関係などの意味で。

119ページ 出産後にサービス残業をやめて定時に切り上げて帰っていたら、上司から「協調性がない」とお叱りを受けた。

まあ自分も協調性がないと自負しておりますが、面と向かってこのようなことを言われたら少しショックというか、言葉を失いそうですね。
まあ言われたことがありませんが。
定時というのは、そこで仕事を切り上げて帰る時間だと思うのですが、どうして残業しないと協調性がなくなるのかよく意味が分かりません。
というか残業じゃなくて「サービス残業」なのかこの方。
この会社だいぶブラックというかアウトですな。
あるいはこの上司がアウトなだけか。

120ページ 単身赴任が嫌で海外赴任を拒否しまくっていたら「おまえ、いい加減にしろよ」と代わる代わる上司から言われた。

この状況を想像したらちょっと笑ってしまいましたが。次々に上司が現れて小言を行って去って行く、という状況でしょうか。
個人的には、それだけ断りまくってても海外赴任させてくれるというのはすごく良い会社だし、どんだけ断ってもその話が出て来るということで、この人がどれほど仕事ができる人材かが容易に想像できます。
たぶんこの人は海外赴任断りまくっても会社から重宝されるような人材なのでしょう。
普通の人だったら、これだけ断ってたら、もう海外赴任をさせる人材候補としては上司から相手にされなくなります。
でもまあ、単身赴任が難しいという家庭事情があるにもかかわらず「いい加減にしろ」と言うのは、割とパワハラに近いので、そう言われるとショックですね。

124ページ なぜ残業しないで仕事が進められるのか上司に聞かれた。

これも、もし言われたらどこからどう突っ込んでいいのか分からないくらいに言葉を失いそうです。
なぜ残業しないと仕事が進められないことになるのか、逆に上司に聞き返してしまいそうです。
残業ありきで仕事をふっている上司は、自分の無能をさらけ出しているようなものですね。
まあ、そういう自分の無能を棚に上げて、部下に残業を間接的に強要しているような発言ですし、家庭事情を無視しているような発言にも近いですから、ややパワハラに該当しそうです。

というわけで、パワハラ的な発言は、端から見ると突っ込みどころ満載な発言ですが、しかし上司という権力で面と向かって言われてしまうと、ちょっとショックを受けてしまいそうな発言が多そうです。
世知辛い会社もあるものなのですね。。。怖い怖い。

男性の育休は必要だからみんな取るべき

私は育休を取ったのですが、それはいろいろ言われたような気がしますね。

中には、男の育休とか不要だろうみたいな意見もあったような気がします。

でもね、妻一人で育児とか無理ですって。
めちゃくちゃ大変。男手があっても大変でしたからね。

それに、そういうネガティブな理由だけじゃなくて、やっぱり子供が小さいうちにじっくり子供と向き合う時間は男にも必要です。

私は育休があったおかげで父親、パパとしての自覚が強くなりました。
それに、あんなに小さな子供と触れ合える貴重な時間は今だけです。

何か会社の上司とか同僚とかに嫌がらせを受けても、全部無視して家族を第一にした方がいいですよ。
家族が人生で一番大切なものです。

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