バウムクーヘン工房HANAMIZUKIハナミズキの焼き立てふわとろチーズの美しさ
2015/06/21
育児で一人時間が持てない毎日、久しぶりに一人時間を取得できた土曜日、しかも天気は快晴で過ごしやすい春の日。
こういう日は財布の紐が緩んでしまって困ります。
普段はコストパフォーマンスを重視して合理的な買い物しかしない人であっても、気持ち良さという感情で、なんとなく買い物をして後になってひどく後悔するわけです。
しかしながら、私は一切そういう感情では動かない自信があるので、何があっても経済合理的に買い物をすることを心がけています。
しっとりふわふわ奇跡の食感
高円寺駅付近を自転車で散策していると、バウムクーヘン工房HANAMIZUKIハナミズキなるかわいらしい店構えが目に入りました。
昔はS.SENYA Shutaro高円寺店という名前だったらしい。
お菓子類は歯に悪い上に栄養も無く、太る原因であるので、特段興味が無いのですが、気持ちのいい陽気でしたし、一人時間で無限に時間があるような錯覚がしていました。
こういった気分のときは、ゆったりした時間が流れていそうなお店にふらっと立ち寄りたくなるものです。
中に入ると、「焼立てふわとろチーズ」というお菓子が陳列されているのが正面に見えました。
これはとてつもない魅力です。
バウムクーヘンの一山分を輪切りにした空洞部分に、これでもかとプリンのようなトロトロのチーズがあふれんばかりに充填されており、表面に焦げ目のアクセントまでついています。
これで980円、税抜き前ですが1000円未満というのは買いじゃないかと思ってしまいました。
チーズフォンデュのトロトロさを想像させて、食欲をそそります。
が、砂糖と脂肪たっぷりのお菓子は絶対に避けなければなりません。
店内はそこまで広くないのであまりジロジロ見ていると店員に話しかけられそうです。
一回り見て立ち去ろうとしますが、すぐにさっさと帰るのも、帰った直後に「あの客はすぐ帰ったね」のような思われ方をされそうで怖いので、適当な時間で帰ろうとしているときに「極 しっとりふわふわ奇跡の食感」なる文字が。
この極というものがこのお店のスタンダードなバウムクーヘンのようで、見た目は普通なのですが、食感に自信ありということらしいです。
バウムクーヘン屋の比較をする上で、焼立てふわとろチーズのようなその店舗独自のメニューを買うのではなく、やっぱり基本のバウムクーヘンを最初に食べることで、たとえばクラブハリエやねんりんや等の他のお店と比較をすることで、どの店が美味しいかを定点観測できるわけなので、仮に買うとしたらバウムクーヘンを買うべきですね。
買わないですが。
試食品がある恐怖
ここで、試食品用に切り分けられているバウムクーヘンが見えました。
これはまずい。うかうかしていると試食品を薦められてしまう。
薦められても買うつもりが無い場合、断るのも相手の親切心を踏みにじった感じがしますし、手をつけてしまった場合は、「美味しくて買いたいけどもうちょっと他の店舗を見て回ってまた来ようかな」的な演技をして、興味深いけど今回は見合わせるといった態度を取ることでやんわり断る手間が発生します。
まあいつもそうやって断っているのですが、大きくないお店だと、立ち去るの難しいんだよなあ。
とか考えているうちに、「いかがですか」と「ふわとろチーズ」を薦められました。
ああやっちまったなと心の中で思いました。
さっき歯を磨いたばかりだしお昼に食べ過ぎたからお腹空いてないし、いきなり砂糖と脂肪の固まりを口に入れると、一気に血糖値が上昇して太りやすくなるのも気になります。
まあ断れないのでとりあえず食べてみるかと思って食べてみたらめちゃ美味いのな。
実は心の中でもう買っても良いと思っていたので試食できたの嬉しかった。
このふわとろチーズ、丸一個で980円ですが、まあデザートとして食べるにあたっては2人前くらいはあるわけです。
だから1人前500円。
たとえば何の取り柄もなさそうなチェーン店の居酒屋とかで周りが「デザートどうしようか」とかいい初めて、全然興味ないけどここで注文しても注文しなくてもどうせあとで割り勘にされるから何か注文しておかないと損になる、とんな心境で惰性で注文する普通のデザートが500円くらいするわけです。
一方、その同じ金額で、バウムクーヘン界のトップレベルと思われるデザートが買えるのだから、これはコスパが良いわけですよ。
だから、普段は試食品があると絶対に手をつけないことにしているのですが、今回はもう最初から買っても良いかなという心境だったので、試食品があっても構わないような気持ちになっていました。
ふわとろチーズには2種類ある
実は試食されてくれたのは、冷たいバージョンでした。
焼き立てのものと、冷蔵して冷たくして食べるバージョンの2種類があるらしい。
冷蔵したものも、最近の暖かさを鑑みてそれはそれで良いのですが、やっぱり焼き立てが食べたい。
あの焼き立ての味はどんなにか甘く、そしてとろけることだろう。
しかしながら焼き立ては、本日中に食べるのが理想とのこと。
ところでこのイケメンの店長さんらしき人の会話術というか接客というか、すさまじいな。
商品知識もものすごいし、この人にかかったらなかなか買わずに帰るのが難しいわ。
本日はもうお腹いっぱいで食べられそうにないし、冷しバージョンなら冷凍で1ヶ月は保存がきくらしいので、冷凍を買うことにしました。
いやー2人分で1000円でなかなかこんな独創的なデザートが買えるとは、良い発見でしたわ。
買う直前に「極」を試食させてくれてその柔らかさに心躍って極も買っちゃったのでもっと値段行ったけど、いいのです。久々の一人時間は財布の紐が緩むのう。
こんなのもあるのか。。。ふわとろのバウムクーヘンって割と一般的にあるのかな。
瀬戸内の島々に降り注ぐ情熱の太陽をイメージして、ガトー・ピレネーにベイクドチーズを流し込... |