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親知らずの抜歯、痛い下の歯と痛くない上の歯。かかった費用など。

      2016/09/15

親知らずの抜歯、痛い下の歯と痛くない上の歯

2本目の親知らずを抜くことになりまして、割と恐れていたのですが全然痛くありませんでした。
場所は左上です。
なぜ恐れていたかというと、1年半くらい前に右下の親知らずを抜いた際、あまりにも痛くて1時間以上かかったからです。
もう二度とあんな経験したくありませんでしたが、今回は大丈夫でした。

定期検診受けていても虫歯になる

2年前くらいから、かかりつけの歯科医というのを見つけまして、以降、4ヶ月おきに定期検診を受けているわけです。
で、4ヶ月前の健診では虫歯が無かったのですが、最近受けた健診で「左上の親知らずに穴が出来ている」とのこと。
痛みは特になかったので全く気にしていなかったのですが、確かにその辺にフロスをかけると、糸がひっかかる感触があります。
場所的にほっぺに近いところで治療が困難、ということで、放置して様子見にするか、抜歯にするか選択をせまられました。
噛み合わせ的には、抜いたとしてもなんら問題は無いそうです。要するに食べるための歯として機能してない。

一般的には、親知らずはさっさと全部抜いてしまった方がいいなどと言われていますが、私の場合は4本ともちゃんとまっすぐ生えていて、他の歯を押してしまっていたずらするみたいなことは無かったので、残しておけるなら残しておいた方が良さそうという感じでした。
が、まあ虫歯が進行していつ痛くなるか分からないものを放置しておくのも気持ち悪いし、なにより痛さが怖くて抜歯を見合わせている、という心の中を見透かされるのも癪だったので、抜くことにしました。

それにしてもたった4ヶ月で虫歯ができるとは。
20代の頃は、一日2回朝と夜しか歯磨きしてなくてしかも糸楊枝やフロスをかけてなくても1本も虫歯できなかったのですがね。。。
そういえば、職場で年に一回に受ける健診では、「親に感謝したほうがいいですよ。唾液の分泌量と唾液の成分がとても優れていて、それほど磨かなくてもプラークがたまりにくい口内環境になっているようですよ」と褒められたことがあります。

それが今では、1日3回、あるいは、滅多にないのですが間食に甘いものを食べる時は1日4回磨いてフロスをかけてもこの始末。
磨く時間も1回あたり10分以上はかけて、歯磨き粉を流さないようなうがい方法(1回だけゆるく口内に水を流す程度)も行っているのですが。。。

たぶん原因は唾液の分泌量と口内環境な気がします。
昔はご飯食中心で、昼と夜は割とまともに食べていたのですが、今はほとんど夜のみ、朝と昼はあまり食べません。
しかも昼はパンです。
食事量が少なければ唾液の分泌も促されないでしょうし、パンを食べるとご飯に比較して虫歯のえさになりやすい物質を作ります。
あと、逆説かもしれませんが20代のころはしょっちゅうせんべいとか間食をしていたのですが、それと同時にガムも噛んでいて、食べカスはあるものの唾液の分泌も促されていたので虫歯になりにくかったように思えます。
が、今はごくまれにガムは噛みますが、カロリーになりそうな間食はしません。

そういえば、昔はコーヒーたくさん飲んでも歯にステインがつかなかったのですが、今は4月に1回定期検診で歯のステインを全部落としてもらっているのに、次回行く時には「ステインがたくさんついてますね」と必ず言われます。
ホワイトニング成分のある歯磨き粉(グラクソ・スミスクライン(GSK)のシュミテクトのやさしくホワイトニング90g)を使ってるのになあ。
ちなみにこのシュミテクトは歯医者さんに信頼されているもののようでして、今回の健診で「いつもステインがひどいので、良い歯磨き粉を差し上げますよ」ということでこれの試供品がもらえました。
「私これすでにずっと使ってるんですよ」と答えたら苦笑されました。
つまりもう私の歯のステイン予防に打つ手は無いと。
定期検診の頻度を2月に1回とかにしようかな。

上の親知らずの抜歯にかかる時間はトータル45分くらい

一説によると上の親知らずは5分くらいで抜ける、みたいなことを言われたりしますが、それにかかる準備や止血などの時間もあわせると45分くらいかかりました。

まず親知らずの付近に表面麻酔と注射の麻酔をして完全に痛みを無くします。
これ、下の親知らずだと全然利かなくて痛かった。
かかりつけの歯科医だと手に負えない(親知らずの先端があごを走る大きな神経に触れそうなほど近いため、抜歯の最中も痛みが出るし、下手すると後遺症でしびれ等が残る可能性がある)ので専門の大病院、東京歯科大学という歯に関してはかなりスゴそうなところに行ったのですが、そこでもやっぱり麻酔をしても完全にはきかなくて、あの神経を触ることによる電気が走るような痛みを伴いながら、途中で私が疲労で気持ち悪くなりながらも、ようやく抜けたわけです。
さすが専門的な病院でして、後遺症もなくやっていただけたので良かったです。

が、上の親知らずだとちゃんと麻酔が効いている模様。
その後全体的に歯ブラシで何かを塗って行きます。ばい菌が入らないようにその他全体の歯を清潔にしているのだろうか。
そして歯を抜きにかかるのですが、やっぱりあの痛みの恐怖との戦いでした。
実際は全然痛くなくて、歯をギシギシ横にやったり縦にやったり抜きにかかったりその抜きにかかった器具が歯から滑ったりする様子とかが感じられたり、頭蓋骨に響くような振動を感じて「ああ歯は骨の一種であってそこをいじるとほお骨とかも響くのかな」と思ったりしながら、いつぞやあの痛みが走るのかと緊張していて緊張のあまりちょっと気持ち悪くなったりしながら、抜けました。
スポッと抜ける瞬間に「痛い!」となるんじゃないかという恐怖もありましたが、そんなことはありませんでした。

親知らず、前回は結局砕いてしまったので全貌はわかりませんでしたが、今回はキレイに抜けているようで最後に見せてくれました。
「持って帰りますか?」ときかれたのですが、見ていると気持ち悪くなってきたので断りました。「みなさん持って帰られますよー」と、テイクアウトを割と薦められましたが、ノーサンキューです。
子供が間違っていじって飲み込んだら大変ですし。

かかった費用

2720円でした。
初・再診料 46点
医学管理等 190点
画像診断 58点
投薬 70点
処置 282点
手術 260点
合計点数 906点
で、点数×10の9060円が医療費ですが、3割負担なので2718円ですね。1の位は四捨五入なので、2720円です。2円損した。。。

また、薬が出たのでそれが550円です。
セフゾンカプセル100mg、ラックビー微粒N、ロキソブロフェンナトリウム錠60mg、テプレノンカプセル50mgの4つです。
後者2つは、疼痛時のみの屯服薬なので特段使い切ることはなさそうですから、ロキソブロフェンなんかはとっておいて今後風邪引いたときの喉の痛み緩和に流用できそうだから取っておくかみたいに思うのですが、そういう考えがいけないんだろうな。
調剤技術料77点
薬学管理料34点
薬剤料73点
保険点数合計184点
つまり1840円の3割負担で552円。
この1の位の2円が四捨五入で切り捨てられて2円得した!なので、上記手術費で損した2円の損失と相殺されてプラマイ0なので、非常に良くできたシステムだと感動したわけです。

トータル3000円強だから、まあ予想した感じの負担料でした。

止血に時間がかかる

下の歯のときよりはマシですが、血が止まりません。まあ半日経った今、割と止まってきましたが。

もう親知らずは抜きたくない

右上と左下は意地でも抜きたくないのでもっと徹底管理しなければ。
特に左下は。あの痛みはもう味わいたくないです。

顎の大きな神経と親知らずとの距離が近くて接触していると麻酔が効かない

さて、どれくらい右下の親知らずを抜くのが痛かったか。

抜こうとするたびに、電気が走るようなビリビリした痛みと、神経を思い切り押された際の重く鋭い痛みとが常に走りました。

まず、通っている普通の歯医者で、親知らずを抜いてもらう予約をしていました。

歯科医の方も、「麻酔するから全然痛くないよ」とおっしゃっていたので、それを信じていました。

ところが、四本の麻酔を打っても、強く押されるたびに痛みが走りました。

これは異常なのかどうなのか、親知らずをそれまで抜いたことがなかったので判断がわかりませんでした。

なんか痛いような気がする。

でも、これは一般的な痛みであって、これくらいは我慢できるのが普通なのだろうか。

でもやっぱり痛い。

だから正直に「痛いです」と歯科医の方に伝えました。

すると担当医は、「そりゃ強く押してるのだから、歯を押されているような感覚は残るよ。でも痛くはないでしょ」とおっしゃる。

ううむこれは痛みではなくて、押されている感覚なのだろうか。

しかし押されているのとは別に、なんか痛いような気がする。

やはり痛いことを再度伝えると、「しょうがないな」と呆れた様子。

どうして押される感覚くらい我慢できないのだろうか、といった風情でした。

その後もなんども私が痛い旨を告げると、「じゃあ一応レントゲン撮ってあげるよ」ということでレントゲンを撮ってもらったら、担当の歯医者さんは、妙に得心した様子でした。

「なるほど、こりゃ顎を走ってる大きな神経が親知らずと近い。というか、ほぼ接触している。これでは麻酔が効かない。そりゃあ痛いよ」

えええええ、さっきまで私が「痛い」と言うのを、「嘘つけ。単に押されている感覚と痛みとを混同してるだけだろ」とか「痛いという恐れから来る先入観に騙されてるだけだろ。実際は痛くないだろ」みたいな疑いの目を持ってたでしょうあなた。

「これは抜く際に歯のかけらとかが神経を傷つけたりした場合に後遺症が残る。ここでは抜けない。紹介状を書いてあげるから大病院で抜きなさい」

というわけで、東京歯科大学という大学病院で後日抜歯をすることになりました

大病院で親知らずを抜いてもらっても1時間以上痛みを感じた

そして約一週間後に、予約しておいた東京歯科大学で抜くことになりました。

御茶ノ水とか水道橋とかそのあたりにあったので、最初は「東京医科歯科大学」かと思い込んでいたのですが、実際は「東京歯科大学」。
場所も近いし、名前的にもなんか東京医科歯科大学と関係がありそうな気がしていたのですが、特に関連はないらしい。

東京医科歯科大学なら権威があって偏差値も高いことは知っていたのですが、東京歯科大学。。。
正直、二番煎じ感というか、パクリ感が拭えず、不安を覚えていました。

しかしながら、東京歯科大学は歯に関してはかなりの歴史と実績があることがわかり、日本トップレベルといっても過言ではないことがのちにわかりました。
無知で申し訳ない。

そして、最初は手術予定のお医者さんに問診をしていただく。

「大丈夫ですよ。全然痛くありませんから」というイケメンの声は安心を与えてくれました。

さらに後日に実際の手術が始まったわけですが、やはり最初はお決まりなのか、「痛いのは最初の麻酔だけ、後は全然痛くないですよ」と太い麻酔を4回していただく。

そして患部の親知らずが強く押される。

「麻酔効いてますかー?」

・・・痛いぞ。。。?

「痛いです」

「そうですか。麻酔がまだ効いてないのかもしれませんね。効き始めるまでもう少し待ちましょう」

と3分程度待つ。

その後再度押される。

やはり痛いぞ・・・! 行きつけの歯医者さんでやってもらうのと変わらないじゃないか。。。

どうやら、顎が細いとか、口と顎の感覚が狭いと、どうしても下の親知らずを抜く際には神経が近く、このような痛みが残ってしまうのは仕方がないらしい。

しょうがないから抜く!

痛いいいいいいいい!

定期的な痛み。それに伴って涙が出てくる。痛さで泣けてくる。

「あまり緊張しないでください。」

体が知らず知らず強ばってしまうようでした。

緊張しているとどうも歯が抜きにくいらしく、何度か5分程度のリラックス休憩が与えられたりしました。

休憩していても、どうせ抜かなければならないのだから、この痛みから逃げられないことはわかっています。

そう考えると、うまくリラックスができません。

しかも、強く押したり歯を砕こうとしたりしているので、もう親知らず抜歯を途中でやめることもできない。

そんな恐怖や痛みと戦うこと1時間強。
ようやく抜けた。。。

抜けた時は、本当に安堵しました。

意外と短かったな、という感想を最後は持ったのですが、それでも1時間以上痛みと戦っていたわけで、相当なものだったと思います。

抜歯後も血が出て気持ち悪かったり、数日は痛みも残るのですが、痛いといってもそれは外傷の話。

抜歯の最中の神経を刺激する鋭い痛みとはわけが違います。

本当に、神経を触る痛みは壮絶なものです。
よく耐えた。

痛みを我慢してまで親知らずは抜く必要はない。頑張って虫歯にならないようにしよう

よく、親知らずは邪魔なだけだから虫歯にならなくてもさっさと抜いたほうがいい、みたいなことを言う人がいるし、抜いて点数を稼ごうとしている歯医者もいます。

しかし、もしも生え方が正常なのであれば、痛みや後遺症のリスクを伴ってまで無理して抜く必要はないと思います。

ただ、口の奥の磨きにくい場所に生えていることは確かなので、毎日の歯磨きやフロス等を入念に行わなければならないのは手間だし面倒ですが、歯のケアをしっかりやる習慣がちゃんと身につくようになるという点においては、親知らずが残っていたほうがいいと考えます。

というわけで、その後、もう片方の親知らずが虫歯にならないようにケアしてるのですが、それに役立つツールは親知らずの虫歯予防。ダイソーの糸ようじが虫歯対策に効果的だ。に書いています。

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