明治ひとくちチーズスイーツホロカは美味しいしダイエットにおすすめ
美と健康を追求する上で重要な役割を担う食品の一つにチーズが挙げられるが、この度、「明治ひとくちチーズスイーツホロカ」なる素晴らしいお菓子を発見したので、紹介したい。
Contents
ほろり、かろやか食感で低糖質低カロリー
まずはパッケージをご覧いただきたい。
ほろり、かろやか食感 明治ひとくちチーズスイーツ ホロカ [HOLOCA]
ふわりと浮き上がりそうな浮遊感を感じるチーズスイーツである。
どこか既視感を覚える。
フォークで突き刺したところ、そのふわふわとした断面が明らかになるとともに、応力でホロリとくずれてしまう。
しかもあまりのかろやかさに、あたかも無重力状態であるかのように、テーブルからの反発力で浮き上がってしまう。
内容量が40gで標準8個も入っているお菓子であるのに、糖質がたったの一箱あたりで6.3gである。
群を抜いて糖質が少なく、太りにくいといえる。
しかし明治から提案されたこのコンセプトのお菓子はどこかで見覚えがないだろうか。
そう。明治エアリアだ。
私はかねてより明治エアリアを敬愛しており、ほろふわレアチーズスイーツ明治エアリアが美味しいしダイエット向きというブログ記事にも書いたのだが、最近どうもみなくなったと思ったらこのように装いも新たに進化して再登場したわけである。
このホロカがエアリアの系譜であるか否かを明らかにするために、念のため株式会社明治のプレスリリースを散策したところ、チーズがくずれる!? 新食感スイーツなるタイトルとともに、このホロカの特徴を詳細に説明する文書が発見された。
以下、上記リンク先のプレスリリース及びパッケージの記載、さらに実際に食べてみた感想を元に、エアリアと比較検討を行いながらホロカのポテンシャルを探ることにする。
ホロカのターゲットは40~60代女性、甘味系チーズユーザーが中心である
上記リンク先の「ターゲット」の欄にご注目いただきたい。
40~60代女性、甘味系チーズユーザーを中心に幅広く
さて、私は「40~60代」でもなければ「女性」でもない。
従って、いきなりターゲット層から外れているのであるが、どうしてこれほど私の心に「ホロカ」は刺さるのだろう。
それは次の記載で明らかになる。
「甘味系チーズユーザー」
そんな言葉があったとは驚きである。
私はチーズはそれなりに好きであり、毎日のように頻繁に食すのであるが、しかしそれを持って私は私自身を「チーズユーザー」と認識したことはなかった。
というよりも、「ユーザー」という言葉を食品に当てはめることが可能であったということを知り、それによって嬉しさを覚えたのである。
なぜ嬉しいか。
「ユーザー」の語感には、エキスパートのような響きがあるからである。
例えば「マックユーザー」という言葉の響き。
これは明らかにエキスパートであり、かっこいい。
自分はマックを使っているが、しかしマックの機能を全て把握しているとは言い難いし、1日10時間くらいマックに向き合っている人に比べたら私など貧弱である。
従って、毎日マックを触っているとはいえども、自分を「マックユーザー」と呼称するのはおこがましい。
しかし「チーズユーザー」であればどうか。
さすがに一日10時間くらいチーズを食べている人はいないだろうし、なんとなく毎日チーズを食べているくらいに日常にチーズを溶け込ませていれば、「チーズを日常的に使っている」、すなわち「チーズユーザー」を自称しても良いような気がする。
また、明治は「チーズユーザー」をターゲットに据えているとのことだが、日販品で簡単に手に取ることができるようなチーズをあえて一般人の手に届かないようなハードルの高い位置に吸える必要はないはずなので、ここで明治が「チーズユーザー」として考えている対象は、特段のチーズ専門家とかそういった人ではなく一般的にチーズを食べている程度の人であると考えられる。
してみれば、日常的にチーズを食べる私は「チーズユーザー」を名乗ってもおこがましさを感じる必要はない。
しかし株式会社明治はさらに一歩踏み込む。
単なる「チーズユーザー」ではなく「甘味系チーズユーザー」を対象に据えているのである。
もはや「チーズユーザー」という用語ですらも初めて聞いたのに、「甘味系チーズユーザー」というさらにコアな用語はどれほど世間に浸透しているのかは知らない。
「私は甘味系チーズユーザーよ」といえる人はどれほどこの世にいるのだろうか。
しかしその言葉の持つマニアックさ、エキスパートさに怖気付いてはならない。
その言葉の意味する本質を慎重に捉える必要がある。
何々系といった一見意識の高そうな表現をされたとしても、考え方は上記普通の「チーズユーザー」のときと同様である。
(普通のチーズユーザー、という表現自体がすでに普通ではない気もするが、ここでいう「普通」とは「何々系」等の修飾語を付さないノーマルなもの、というくらいの意味で考えていただければありがたい。)
要するに「甘味系チーズユーザー」とは、定期的に甘いチーズを食べている人、くらいに浅い意味に捉えて問題ないと思われる。
となれば、私はチーズデザートは低価格で美味しいし低糖質でダイエット中におすすめというブログ記事に書いたように、日常的に甘味系チーズを美容と健康のために摂取しているのであるから、おそらく「甘味系チーズユーザー」を自称しても問題ないと思われる。
これで、なぜ私の心にこの「ホロカ」が刺さったのかが理解できた。
私は株式会社明治が出すこの「ホロカ」のターゲットにドンズバで合致していたのである。
しかし重要なことは、「ホロカ」のターゲット層が広いということである。
もう一度上記プレスリリースにおける表現を読み直しておきたい。
40~60代女性、甘味系チーズユーザーを中心に幅広く
「幅広く」である。
つまり誰でもいいのである。
なので、「40~60代女性」または「甘味系チーズユーザー」に該当しなかったとしても、落胆する必要はない。
「自分にはホロカを手に取る資格はないのか」などと決して考えないでいただきたい。
「幅広く」なる表現によって、広いセーフティーネットが張り巡らされているのである。
誰もがチーズデザートを楽しむ自由権は確保されているのである。
店頭で「ホロカ」を見かけた人は、「自分はにわかチーズファンだから手にとってはいけない」などと卑下せずに、勇気を出してレジに持っていくべきだ。
新たな一歩を踏み出すところから道は拓ける。
家事の合間、食後や夜のひとときに
ダイエットにおいては、食べるタイミングが重要である。
その点、パッケージにおいてオススメされているタイミングとしては、「家事の合間、食後や夜のひとときに」である。
私は「夜のひとときに」なる表現で、エロいことを想像したし、なるほど確かにもう一度パッケージのイメージ図を参酌すると、夜のひととき感はある。
ホテルのベッドでひとしきりいちゃついた後にルームサービスでフルーツの盛り合わせを注文した時に出てくる「あのフォーク」である。
しかし繰り返しになるが、怖気付く必要はない。
「家事の合間」といった一般的なシチュエーションでもこのチーズを食べても良いし、食後であっても良いのである。
なお、筆者がオススメする食べ方は、家事をしているか否かにかかわらず、勉強中や仕事の間などのストレスが溜まった際におやつとして食べる食べ方である。
ストレスがかかるとどうしても甘いものについつい手を伸ばしてしまうという心の弱い方は、ぜひその際のおやつをこの「ホロカ」に変えてみていただきたい。
明らかに太りにくくなる。
カロリーと糖質が低いし乳酸菌が生きているのに価格が安い高コスパ
なぜ太りにくいと断言できるのか。
それは次のパッケージの記載で明らかになる。
150kcal(1箱当たり)、糖質6.3g(1箱当たり)、乳酸菌が生きている
1箱でこれほど低カロリーで低糖質なお菓子を見たことがあるだろうか。
まああるかもしれないが、非常にレアである。
つまり「レアチーズ」である。
もちろん食感も後述する通りレアチーズだ。
加えて「乳酸菌が生きている」なる記載からあるように、これはナチュラルチーズを使ったチーズであると参酌されるが、これによって腸内環境の改善効果が期待され、便通が良くなってダイエット効果を助長する。
すごいぞホロカは。
通常、プロセスチーズではなくナチュラルチーズをメインに据えた健康的なチーズ食品は値段が高くなる傾向にあるが、これがスーパーいなげやでたったの198円だった。(なお、メーカー希望小売価格は250円)
あの北海道産ナチュラルチーズを贅沢に使用して、原料中75%以上も使用しているのにもかかわらずだ。
株式会社明治のたゆまぬ企業努力に心より拍手喝采を送りたい。
栄養成分表示によれば、1箱でエネルギー150kcal、たんぱく質8.7g、脂質10.0g、炭水化物6.7g(うち、糖質が6.3g、食物繊維が0.4g)、食塩相当量が0.17g、カルシウムが280mg。
糖質よりもたんぱく質量が多いという驚愕のスウィーツである。
もはやダイエットに向いているお菓子の権化といっても過言ではない。
確かに、これをダイエット中にホイホイ食べてもなんら罪悪感を覚える必要はない。
お菓子にしてはGI値も低く、血糖値の上昇も抑えられていると思われる。
エクストルージョン技術によるホロフワ食感のメリット及びデメリット
さて、パッケージには「独自製法でエアイン」なる記載がなされているが、上記プレスリリースによれば、より詳細な記載がなされている。
当社独自製法であるエクストルージョン技術によりエアインした新食感チーズスイーツです。
「エクストルージョン技術によりエアインした」という、カタカナ用語の羅列が面白味を出してしまっている感は否めないが、要するに「すごい」のである。
どの点がすごいか。
もちろん特筆すべきはそのホロリと口の中で崩れる食感なのだが、それによってデメリットが生じてしまっている。
口に入れる前から崩れる危険性があるのだ。
したがって、パッケージでは開け方の注意点が大きく書かれている。
- あけくちから開ける
- 指で取り出す
これを当たり前じゃないか、と一笑しないでほしい。
とりわけ、2番目の「指で取り出す」の点である。
通常我々は、指で取り出すと指が汚れるという点を気にして、指で個包装から中身を押し出して口に持って行こうとするだろう。
しかし「ホロカ」においては、その手法はオススメできない。
なぜなら、指で押し出すと中身が潰れて、個包装の中にホロカの残骸が残って取れなくなるからである。
したがって、優しく指でつまみ出し、全てを口に放り込むことをオススメする。
美味しいし後悔しない食べ方
具体的には、こうだ。
まず豪快に箱を開ける。
ちゃんと8個入っていることを確認。
優しく個包装を開封。
直方体の綺麗なフォルムである。
これを指で押し出すと、一気にそのフォルムが崩れて後悔することになるので注意だ。
まずはそのままひとくちで食べることをオススメするが、慣れてくれば、崩さないように指で二つに綺麗に割ってそのエアインされた断面を楽しむ余裕も出てくるので、目で楽しむこともオススメする。
レアチーズのような味わいで本当に美味しい。
なお、ブラックコーヒーと一緒に飲むと、チーズの後味がコーヒーをまろやかでコクの深いものにしてくれるので、コーヒーに合わせるのがオススメである。
プレーンと7種のベリーミックスの2種類でチーズ市場の拡大を狙う
上記プレスリリースにおいては、「味や食感を改良」したとして、プレーンと7種のベリーミックスの2種類を準備したということだ。
なお、「プレーン」とはいえ、実際は「ほんのりバニラとレモンの香り」味である。
この点、エアリアとの違いはない。
また、ベリーミックスも7種であることはエアリアと同等である。
したがって、味や食感がどの程度改良されたかは微妙なところはあるものの、明治の意気込みは凄まじい。
ホロカにかけるmeijiの気概と覚悟を感じる。
本商品の発売を通じ、チーズ市場およびチーズデザート市場のさらなる拡大を図ってまいります。
どうやらチーズデザート市場の勢いは凄まじく、「チーズデザート市場は拡大中!」であって、「2016年度は2011年度対比で約2.5倍に拡大」しているらしい。
実はグラフを見ると2015年どから2016年度にかけてチーズデザートの売り上げが下がって頭打ちになったような感もあるのだが、これを逆転し、この商品でどれだけチーズデザートが拡大するのか、私は「甘味系チーズユーザー」としての矜持を抱き、チーズデザート拡大の歴史的転換点の生き証人になるべくこの動向を見守りたい。
ホロカは本当に美味しいし健康的なチーズデザートである。