広尾でおすすめ子連れランチは太楼か麻布子ども中高生プラザかひら匠
2019/09/10
東京都港区の広尾駅周辺で子供連れにおすすめできるランチは「太楼」、「麻布子ども中高生プラザ」、「ひら匠」の3択であり、それ以外の選択肢はない。
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太楼、麻布子ども中高生プラザ、ひら匠がおすすめな理由
広尾と聞くと、何かオシャレなオープンカフェとかフレンチとか、小鳥が啄ばむような量の飯を1000円超えで出すような気取った店とか、小洒落たセレブ感のあるお店ばかりしかないように思えてしまう。
さらにそんなところで「子連れランチ()」をするとなれば、英語しか聞こえてこないような外国の風が吹くオシャレ店で1500円以上もするようなコスパの悪いランチを食べることが良いと感じてしまう。
しかしながら、2歳とか3歳とかいう幼児を連れてランチをする場合のメニュー選定は、いつだって子供目線でいかなければならない。
成長過程の子供の食事を栄養面から考えることこそが最も重要であり、すでに成長しきった親の食事内容は二の次である。
また、子供は食べている間もたくさんおしゃべりをして、動き回ったりもしたい。
脂肪分たっぷりでカロリーに対する必要栄養素が少ないフランス料理とか、大きな声を出しづらい気取った店とかは、子連れランチの店としてはアウトである。
また、日差しをたっぷり浴びてしまいそうなオープンカフェも選択肢としてはありえない。
そして、子供目線でメニューを選ぶべきという観点からいくと、一食で一人当たり1000円を超えるような店も対象外。
1000円を超える店は栄養ではなく大人向けの味を重要視しすぎているか、場所代で搾取されているかのどちらかであり、広尾という場所柄、そのいずれにも該当する結果1000円を超えているパターンが多い。
大人になってからようやくわかるような深い味付けとか、店のオシャレさとかは、子どもにとっては全く興味のないどうでもいいことである。
コスパが良くてビタミンやミネラル等の栄養が豊富であり、味も子供向け、しかも子どもが比較的大きな声で話したり動いたりできるようなカジュアルな雰囲気。
その条件でフィルターをかけると、それらを満たすレストランはたった3店舗しかなかった。
太楼 広尾店
広尾に来て太楼の中華料理を食べないというのは、もぐりである。
広尾常連の人の頭には、「広尾 ランチ」でサーチする際に、必ず「太楼 広尾店」の上記看板が頭をよぎっていくはず。
それくらい太楼は広尾の人々に愛されている。
しかし太楼を知る人にいわせれば、「子連れで太楼だと。確かに五目ヤキソバや野菜炒めには野菜たっぷりでビタミン、ミネラルも豊富。価格も一食700円か800円程度でリーズナブルだし、店員さんも快く子連れの入店を許容してくれる。しかしテーブル間隔は狭いし、子供が快適なランチタイムを過ごせるかどうかは怪しい」との反論を受けそうだ。
だが太楼のテイクアウトという裏技を使うことにより、子連れランチに太楼の味を楽しむという夢を実現可能にする。
ではお持ち帰りしたものをどこで食べるか、という問題に直面するわけだが、それについては後述する。
麻布子ども中高生プラザのカフェ
子連れでお出かけする場合、真っ先に児童館あるいはそれに準ずる、もしくはそれに類する施設をサーチするのが普通の子連れ家庭がやることであり、その場合真っ先にこの「麻布子ども中高生プラザ」が発見されるのであるが、ここのカフェは最高である。
入館するとカレーのいい匂いが漂ってくるのであるが、これが500円程度で食べられたりする。
席数も多く、テーブル間隔が広い。
しかもあまり混んでないし、そもそも子どもたちが集まる施設なので、はしゃいだり歩き回ったりしても全然問題ない。
ひら匠
ひら匠も素晴らしい。
店内奥には広いソファ席があり、そこで食べれば子連れでもリラックスして楽しめる。
また、野菜豊富で量が多いメニューが充実しており、コスパの観点からいくとひら匠は最強クラス。
なんという豊富なラインナップ。
どれも大盛りであるにもかかわらず、高くても900円、安いものだとチャーハンの670円など、コスパの良い良心的な価格設定。
とりわけセットメニューは低料金で色々なものがおなかいっぱい食べられるのでオススメである。
日替わりセットはジャスト1000円で、麺類かご飯ものを主食としてさらにボリュームタップリのおかずものが付いてくる。
炒飯もラーメンもかなり美味しい店でもあるので、両方食べられる炒飯セット920円もなかなかである。
なお、半らーめんでも量が多いのでおなかを空かせていったほうがいい。
一方、小さい子供づれなら、あえてお子様らーめんを注文しなくても、このセットメニューを1品注文して子供とシェアすれば安く済むかもしれない。
入り口で食券を購入し、早めに店員さんに渡しておこう。
昔はすぐにメニューが出て来たのだが、最近は結構混んで来て注文してからテーブルに運ばれてくるまでにやや時間がかかるような傾向になる。
人気店になってしまった。
半餃子3個入り300円。
1個100円とはなかなかの強気な料金設定だが、皮パリパリでサイズが大きく、肉も野菜も豊富に入っていてこれはかなり美味しい。
主食系に比べると副菜がやや高く感じられるのだが、もしも余裕があれば餃子は子供も喜ぶし注文してあげたい。
なお、醤油や酢、ラー油などがテーブルに設定されていてタレを作ることは可能だが、はっきり言ってタレなど不要なくらいに美味しい味付けが餃子になされているので、そのまま食べるほうが良い。
半シューマイ2個入り260円。
これも大きくて肉汁たっぷりである。
付け合わせのたっぷりのからしは結構な辛さなので、小さい幼児には与えないほうが良いかもしれない。
筆者一番のオススメはこの中華丼820円である。
この値段からでは考えられないくらいに大きな丼になみなみと具材がかけられている。
大盛りの五目あんかけ丼と呼んでも良いのかもしれない。
野菜もたっぷりだし、イカ、エビ、ホタテなどの海産物も豊富。肉もたっぷり入っていて、子供の好きなうずらの卵も入っている。
そしてこの付け合わせの卵コーンスープが甘めで美味しい。
これもたっぷりの量であり、とろみがついていてトロトロ感がたまらない。
卵とトウモロコシが入っていて甘い味付は子供の好きな味であること間違いない。
そして上記中華丼は量が多いので、大人一人でも食べきるのが難しい人もいるかもしれない。
となれば、まだ子供が2歳とか3歳とか小さければ、中華丼を1つ注文してこれを取り皿に分けて親とシェアすることでコスパがより高くなる。
なお、本当のことを言うと筆者はこの店のエビ玉子チリソース飯720円、回鍋肉飯720円、チンジャオロースー飯720円、麻婆茄子飯720円がかなり美味しいしコスパが高いと思っているのだが、これらはなぜか15時以降にしか注文できない仕様になっている。
普通ランチタイムの方が安い価格設定になりそうな気がするのだが、夜の方が安いメニューが注文できると言うシステムがなかなか謎である。
そして、エビチリとかすごく食べたいのになぜかランチタイムだと注文できないというのも不思議である。
太楼でテイクアウトして麻布子ども中高生プラザで食べる
上記のとおり、中華麺・飯の太楼でテイクアウトした場合、どこで食べるかが課題となる。
明治屋の広いベンチで食べるか、有栖川宮記念公園のベンチで食べるか、あるいは聖心女子大学の構内で落ち着いて食べるか、いろいろ考えるところであるが、やはり食事ごスムーズに子どもとスムーズに遊べるスケージュールを組む上で、最初から麻布子ども中高生プラザで食事を摂ることをオススメする。
児童館ではうがいも手洗いもできるし、しかも港区の施設では弁当のゴミ等も捨てることができる。
これは他の区の児童館では見られない優れた点であり、さすがお金持ちの港区である。サービスが充実している。
この広尾駅からすぐの交差点から見て、
反対側のこっち側の広尾散歩通り商店街の太楼でテイクアウトする。
5分もあればすぐ作ってくれる。
そしてもっかいこっちの交差点にこうやって振り返って戻って、
こうやって、2本の足を交互に動かしてベビーカーを押しながら歩いて、
有栖川宮記念公園の交差点を右にこうやって曲がって、
サーティーワンアイスクリーム美味しいけど、やっぱ広尾に来たらナポリだよなあ、後でナポリのジェラートをおやつに買おうかなあ、とか思いながらこうやって二本の足で歩いて、
南部坂の坂道はちょっと疲れるなあ、と思いながら一生懸命歩いて、
やっと麻布子ども中高生プラザに着いたな、と安堵する。
太楼から徒歩10分は少なくともかかる。
今回、子連れランチを充実したものに彩る主役は、エビチリ飯と五目あんかけご飯。
子供の好きなエビと、山菜や野菜の豊富な野菜が摂れるし、太楼のメニューは何を頼んでも格別に旨い。
ジャンボ餃子も注文しておきたい。
中華料理をランチにする場合、各自の主食に加えて、餃子をつけ合わせるか否かで、6倍は食事の充実度が変わることにいつだって気をつけるべきだし、実際太楼のジャンボ餃子は美味しい。
食事後はゴミを捨てられるし、持参したベビーカーも室内におけてセキュリティも衛生面も安心。
そして上記こそだてひろばでおもちゃで遊べば完璧。
コンビカーに乗りたければ、アリーナなる体育館で遊ぶことが可能だが、一般の児童館とは異なって裸足ではコンビカーに乗れないので、運動靴持参が必須。
おやつ、デザートはナポリのアイス
遊んだ後は誰でもアイスが食べたい。
サーティーワンもいいところだが、我慢して広尾駅の明治屋に行くと、その過程でナポリを発見する。
ここのジェラートは格別。
2つの味を選んでも値段は変わらず450円。
今回はイタリアンチョコレートと枝豆を選択。
ただし、食べ歩きをする場合、その乳脂肪分の濃厚さから、外に出た直後10秒以内に溶け始めて手がベタベタになるので、駅かバス停に向かいながらアイスを食べたい向きには、ジェラートではなくパックされたアイス、例えば「ビスコット/クッキーサンド」を選択するのが正解。
これだと食べやすい上に手も汚れない。
ジェラートは早く溶けすぎて落ち着いて食べれない上に、枝豆とチョコ味とか選ぶと確実にチョコ味が勝ってしまうため、何を食べているのかわからなくなって後悔する。
いずれにせよ、太楼かあるいはひら匠、麻布子ども中高生プラザ、必要に応じてナポリのアイスによって、広尾での子連れ遊びは最高に満足いくものになる。