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交通公園は虫捕りにおすすめだがセミを捕まえて逃すと迷惑になる話

      2018/10/06

交通公園は虫捕りにおすすめだがセミ捕まえて逃すと迷惑になる話

東京都内の各種公園は虫が多く、虫取りに適している。

夏の子供との遊びといえば、もう虫捕りである。虫捕りほど子供達の冒険心をワクワクさせるものはなかなかない。虫捕り網と虫かごさえあればお金がかからないし。

東京というと虫がいないイメージがあるが、意外と東京23区は緑が多く、それなりに虫捕りが楽しめる。タダで。

セミを採取する上でも同様である。しかも無料だ。

タダは最高である。虫捕りは夏場の高コスパな遊びの筆頭に挙げても良い。

とりわけ杉並児童交通公園で自転車の練習をしようとした感想。アクセスや営業時間など。で紹介した杉並児童交通公園等の交通公園はセミを採取するのにおすすめだということを書きたい。

交通公園は蚊が少ない

木の多い交通公園では、木の樹液を吸いにくる虫を捕まえるにはうってつけである。

なぜなら蚊が少ないから。

交通公園は道路を作らなければならない関係上、他の公園と比較して相対的に草むらや茂みの割合が少ない。

ということは、蚊が生息する領域もまた相対的に少ないものといえる。

蚊の対処は虫捕りにおいて大きな課題となるが、虫刺されの被害を抑える上では交通公園はおすすめである。

それでいてその交通公園に木が多ければ、樹液を吸いにくるセミ等の虫を捕まえるには最適である。

セミを捕まえると子供達のヒーローになれる

セミを捕まえると子供達のヒーローになれる

たくさんのセミを捕まえて虫かごに入れていると、勝手に他の子供達が興味津々に近寄ってくる。

子供が多くて不審者のいない交通公園では、とりわけこの現象が起こりやすい。

例えばいつも我が子と私は交通公園でセミを捕まえにくると10匹程度は虫かごに入れることになるのだが、そうすると女の子も男の子もたくさん見に来る。

こうなると我が子はまるでヒーローになったように鼻高々で自慢げにそのセミを見せる。

人気者になれる。

承認欲求を満たせる。

これによって、息子は自分に自信を持つようになるだろう。

虫を捕っていろんなお友達に見せるだけで子供に自信をつけさせることができる。

ところでご覧いただきたい、上記写真の息子の服を。

明らかに虫捕りが大好きだと言わんばかりのカブトムシの絵柄のTシャツである。

そんな4歳の息子はセミが急に飛ぶのが怖いのでまだ直に触れないらしい。

なお、私も36歳3カ月くらいまではずっとセミが触れなかったが、「セミは単なる有機物の塊であって肉食ではなく、怖いという概念とはなんら無縁である」と自分に意味不明な暗示をかけることにより、36歳4カ月くらいにはこの恐怖心を克服した。

したがって、私は堂々とセミを触れるようになった。おっさんになってもまだ我々を成長させてくれる虫取りは、いかなる年齢においても我々に自信を植え付けてくれる。

道の邪魔になっているセミを捕まえてありがたがられる

もちろんセミの苦手な子もいる。

そんな子の近くにセミがいたら、それを捕まえて他の場所に移動してあげよう。

ありがたがられるので、それによってこちらは承認欲求を満たせることになり、自分に自信がつく。

また、木が多い交通公園だと、ゴーカートや三輪車、自転車などが走るアスファルトの上にセミが落ちていて逆さまになってもがいていたりする。

しばしばそういうセミはひかれて潰れていたりするが、ひかれて死んでしまったセミも不幸だし、ひいてしまった子供たちも気分が悪くなるだろう。

そんな時、いち早く道に落ちているセミを拾って捕まえることにより、セミやお友達から不幸の要素を取り除けるのである。

凄まじいボランティアである。

子供の頃からボランティア精神を身につけさせることができる交通公園での虫取りは、教育上最適なのである。

命の大切さを教えられる

さて、セミをたくさん虫かごに入れていると、子供達から次のような質問をされる。

「そんなに蝉をとってどうするの?」

これに対して私はこう答える。

「食べるためだよ」

もちろん嘘である。

実は、セミというのは美味しい虫であり、中国やタイ等の東アジアの地域では食用にされているという話は有名だ。

昨今では昆虫食が日本でも徐々に浸透している雰囲気があり、とりわけセミは昆虫食における入門編としてオススメのようだ。

だからそのうち、夏場はこれを捕まえて素揚げにするなどして毎日の会社の弁当のおかずにしようかなとも思っていた。

例えば東京都でパンの耳が無料でもらえるパン屋・安い値段で売ってる店で紹介したように、主食をパン耳にし、おかずとしてセミを使えば、毎日のランチ代がタダになる。

フリーランチほど美味しいものはない。

しかも、生き物を狩ってその命をいただくという行為は、一見すると残酷にも見えるが、命というものを子供に教える上で重要な要素を含んでいるのではないかとも思えるのだ。

そんな考えがふと頭をよぎったが、つい最近、食用目的でセミを捕まえることを禁止する公園も出てきたようだ。

もしかしたら私の行きつけの交通公園に加え、その他の公園でもセミ捕りが禁止されるようになるかもしれない。

それはまずいので、やっぱりやめた。

では、実際にはセミをたくさんとってどうするか。

単に逃すだけである。

一緒に遊んでくれたセミたちに感謝の気持ちを込めながら、「バイバイ」と言いながらまた自然に帰す。

以前カブトムシを獲って1日で弱って死んでしまって子供とお墓に埋めた話で書いた件以来、捕まえた虫はその場でまた森に帰すことを私と息子との間の約束にしている。

しかし交通公園で採取したセミを再び同じ交通公園に帰すのは如何なものか、という気が最近している。

というのも、虫かごに凝縮されたセミたちは、カゴから解放されるや否や、あらゆる方向に飛び回るのだが、そうすると、周囲にいるお客さんたちが驚いてしまうからである。

だからなるべく人のいないところで逃がすようにしているのだが、それでもセミの勢いは凄まじく、どうしても人のいる方向へ飛んでしまうのである。

人のいる方向に飛ばないでね、とセミに語りかけているのに、やんちゃなセミったら、本当に人間が好きなんだから困っちゃう。

とりわけ、虫が苦手と思しきママたちの方向にセミが飛んで行って阿鼻叫喚になる様は、本当に申し訳ないと思う。

まるでテロである。蝉テロだ。

もちろん私はテロを起こすつもりなど毛頭ない。セミがお茶目すぎて人間を驚かせるような飛び方をしてしまうのだからしょうがない。

そんな場合は私はすぐにそのママのところに駆け寄って、「本当にごめんなさい」と平謝りしている。

しかしながら、そんな私の服には、先ほど虫かごから解放されたセミが張り付いていたりして、それを見てさらにママが阿鼻叫喚になるから、どうしたものかと考えている。

そのうち交通公園から出禁になりそうなので、そろそろ交通公園で蝉を獲るのはやめようかと思っている。

毒きのこ

なお、セミは9月に入ってもいるが、バッタなどは少ない。

そして子供はきのこなどが生えていると興味を持って触ってしまうかもしれないところ、上記のように白いカサのキノコをたくさん見かけたのだが、多分毒キノコじゃないかと思うので注意。

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