新宿中央公園の遊具・じゃぶじゃぶ池水遊びと西新宿児童館でランチ
2020/03/29
以前、六本木檜町公園の遊具と水遊び、赤坂児童館なんで~もは子連れに最適というところに、子連れで六本木に行った際には公園で水遊びをした後になんで〜もでお弁当を食べるというのが最強すぎることを書いたけれども、それの新宿バージョンを発見してしまった。
Contents
新宿中央公園の遊具は最高である
幼児のいる家庭は日曜日か祝日には公園か児童館で遊ぶに決まっているのだけど、夏場の炎天下では公園で遊んでいたら熱中症で倒れる。
したがって、水遊びができたり日陰があったりといった公園が最強である。
その2つを満たしているのが新宿中央公園であった。
しかし、午前中から遊ぼうにも、新宿中央公園のじゃぶじゃぶ池は整備がしっかり行き届いているため、午前11時からしか営業していない。
11時まではスタッフ・係員の方々が清掃をしている。
これほど整備の行き届いた無料の水遊び場が公園にあるという時点で、杉並区のじゃぶじゃぶ池にはありえないほどの緻密さを感じる。
杉並区のじゃぶじゃぶ池は水の検査はなされているものの、開放時間中には放置状態であり、職員の見回りといったものはない。
そこで、11時の開始時間になるまでは、近くの遊具で遊びまくるしかない。
近くの遊具で一番目を引くのはこの複合遊具であり、ジブリ作品にでも出てきそうな自然あふれる感がハンパない。
木材で構築されたお城のような魅力あふれるオブジェに、近隣のあらゆる子供が吸い込まれていくし、私のようなおっさんも吸い込まれていく。
まずは入門編として、このオブジェに登るために用意された階段がある。
入門とはいえ、階段の段差は高めになっており、2歳になってからようやく登れるレベルといえる。
したがって、1歳以下にはハードルが高い。
(というか、複合遊具も含めて、ブランコや滑り台等の遊具の対象年齢は最低でも3歳以上になっているはずなので、遊ぶ際は必ず親がつきっきりで監視しておくこと。さもなくばまだ公園遊具で遊ばせるべきではない。)
階段を上がると、すぐに入門編の黄色い滑り台がある。
初級なので、その辺の公園にある滑り台と特段の特徴はない。
これが、上級者向けになると途端に様相が変わる。
非常にツルツルと滑る坂道が用意されており、上級者はこの坂道を使って上に登る。
この坂道はなかなか危険度が高く、油断すると子供は滑って転んでツルツルと下に落ちる。
のみならず、大人であってもツルツルとしたに落ちる。
したがって、コツは、大人がその大人たる所以の腕力で左右いずれかの鎖の手すりを持ち、腕の力で登る一方、他方の手でしっかりと子供の手を握っておくことである。
これによって、子供を上に引き上げることが可能となる。
上級編になると、一気にアスレチック感が増す。
坂道を登って水平上の渡り廊下を歩くと、頂上への螺旋階段がある。
狭い階段のため、子供達や暇なおっさんでひしめき合っている。
頂上に登るまでに一苦労なため、ズボンがずり下がってオムツが見えるし、私(おっさん)もズボンがずり下がってパンツが見えそうになっていた。
したがって、頂上に着いたら、一度ズボンがずり下がっていないかを確認するフローを設置し、必要に応じて身なりを整える必要がある。
その頂上から一気に下へ滑り台で降りられる。
これほどの高さから滑り降りることができる滑り台は、都内になかなか発見できない。
下から見上げた頂上及び滑り台の滑り位置。
屋根等でカバーされており、カバーには「UESAKA」の文字が光る。
公園の複合遊具のメジャーどころといえば、株式会社タカオであるが、この遊具はタカオが手がけたものではなく、ウエサカのものである。
これまでウエサカ製の遊具は見たことがないのだが、おそらく公園遊具やスポーツ用品を製造する「株式会社ウエサカティー・イー」のものではないかと推察されるのだが、情報が曖昧であり、研究の余地がある。
滑り台は単調な斜面になっているわけではなく、中央付近に水平部分が設けられている。
これによって、高いところから加速度がつきすぎることによる着地時の衝撃を緩和し、怪我を未然に防ぐことを可能にするという顕著な効果が発揮されている。
しかし、危険な遊びが好きな子供は加速度がつけばつくほど喜ぶという特性を備えており、子供にとっては、「せっかく高いところから滑れるのにスピードが出なくてがっかりだ」と言った不満もあるかもしれない。
この点、製造元は、満足度と安全度を天秤にかけて、満足度をやや下げてもいいから安全性に配慮したという苦渋の決断があったという企画当初の会議の様子が目に浮かぶ。
正面から見た図。
子供が手放しで滑ると、確かに上記水平部分でブレーキ効果が生じ、一旦停止されることがわかる。
これによって安全性が確保される。
別角度から頂上を見た図。
これを見ればわかる通り、全体としては屋根や壁がなく、剥き出しになってはいるものの、上空部分が木々で覆われており、強い日照りを回避可能な自然の屋根となっている。
また、骨組みのみで全体が構築されているため、頂上部分に熱がこもりにくく、また下から見ている親御さんも子供の様子を監視しやすい構造となっている。
自然の力を巧みに取り入れ、しかも信頼性も確保されている優れた設計であると言える。
当複合遊具にはブランコが2台設置されている。
ブランコ付きのコンビネーション遊具は珍しい。
この複合遊具だけでも1時間は時間がつぶせるところ、やや西よりの離れた場所には別の大きな滑り台とコンビネーション遊具、ブランコもある。
遊びきれないまま午前11時になり、じゃぶじゃぶ池へと移動せざるを得なくなるだろう。
(なお、この大型複合遊具は平成29年3月に撤去されており、平成30年1月初旬から平成30年3月中旬までの工事期間で新たな複合遊具の設置工事が行われている。)
改修工事後にリニューアルオープンした大型複合遊具について
上記の通り、大型複合遊具が工事で使えなくなっていた期間があったが、3月14日にはすでにリニューアルオープンして使用できるようになっていた。
以下、ざっとその変更点の感想などを述べていきたい。
全体的にカラフルになっている。
また、木材感が一切なくなっており、森の中の隠れ家的な雰囲気は消えた。
目玉であった大きな滑り台は改良されているといえる。
以前はまっすぐに滑り降りるものだったが、今度の変更ではぐるぐると回る形状になっている。
しかも途中までトンネルがあり、トンネル内の窓から外が覗ける仕様となっていた。
これの方が以前の滑り台よりも面白いといえる。
ロープを使ったアスレチックなどがなくなっており、全体的に若干難易度が下がって安全になったかなと思うのだが、滑り台のスタート地点の高さは以前と同様にかなり高めに設置されていて、その点は素晴らしいと思われる。
安全性ばかりに配慮して、せっかくの大規模複合遊具が撤去されてしまった例を過去なんども見てきた。
なお、小さい子向けに低めの滑り台もある。
なお、大型複合遊具以外の遊具、例えば幅広の大きな滑り台とかブランコとか砂場とかスプリング遊具といったものは、以前から引き続き健在だ。
面積が広くて駐輪場もあり、春は平日でもピクニックをしている人などで多く賑わっていた。
ゴミ箱も抜かりなく設置されているし、ゴミの処理も容易である。
新宿中央公園のジャブジャブ池での水遊びは最高である
さて、11時になってじゃぶじゃぶ池に移動する。
普通の公園ではルールが緩いが、この公園のじゃぶじゃぶ池では係員が監視していることもあり、規則が厳しいことが推察される。
したがって、まずは説明書きを読み込む。
特筆すべき主な注意点は以下だ。
- 裸やおむつでの利用は出来ません。水着や水遊びパンツを着用してください。
- ボール遊びなど他の人の迷惑となる行為は禁止です。
まず、一般的な公園の水の流れでは、監視員などもいないことから、普段着で水遊びも出来るし、オムツ一丁でも可能。
しかしここはほぼ有料プールと同等の規制が敷かれている。
水着や水遊びパンツを忘れた場合に備えて、3枚入り500円の水あそびパンツを買わされるという徹底ぶり。
また、一般的な公園では水の流れでボールを流したりといった遊びをしている子供もいる。
ここではボールを使うことが不可能。
というか、「ボール遊びなど」の「など」にはどの程度のおもちゃまでが含まれているのだろうか。
他人の迷惑となる場合には禁止なので、水鉄砲といった水遊びに必須のアイテムまでもが禁止されていると伺える。
まあ、私は結局近くの見知らぬ子供から水鉄砲で撃たれてズボンも服もびしょ濡れになったけど。
この程度の迷惑なら許容範囲ということか。
いずれにせよ我が家は水着は着用しているし、おもちゃは何一つ持ってきていないので、気兼ねなく遊ぶことができる。
そしておもちゃはないから、水に寝そべるなどして遊ぶしかない。
じゃぶじゃぶ池は段差で区分けされた形状になっている。
高い方に登ってもまた寝そべって遊ぶしかない。
なお、水質は塩素が撒かれるなどして消毒がなされていると思われる。
決して水を飲まないほうがいい、とは思うのだけれども、周りの子供がうつ伏せになって水を飲むなどしてその親から注意されたりしている様子を我が子が見て、水を飲み始めたから困った。
飲まないほうがいいと注意するけれども、かなりの数の子供が口に水を入れては出すなどの遊びをしているため、我が子もそれらを見て真似をする等の行為をしていた。
まあ飲み込まないだけマシか、とは思うけれども、様々な異物が混入している水を口に含んだだけでアレルギー反応を起こす子供もいることから、注意したほうがいい。
都庁の見えるじゃぶじゃぶ池というのはなかなか居心地が良い。
さすが新宿の大きな公園だけあって、人出は多い。
祝日の午前11時台で上記写真の通り。
これが12時近くになるとさらに混雑する。
新宿中央公園周辺の子連れでのコスパ高いレストラン、ランチ情報
さて、12時前になると休憩で水から上がらなければならない。
ここで周りの家族はお弁当を食べ始めたり、帰り始めたりする。
ところで新宿中央公園周辺で日曜日と祝日も空いている子連れOKなおすすめレストランはどこがあるのだろうか。
西新宿といえばエルタワー等の高層オフィスビル群がある。
平日はサラリーマン等の社畜で混んでいてもそれらのレストランは日曜祝日にはほぼ社畜がいないことから、それらのオフィスビルのレストランを使うことを考えてみる。
しかし、ほとんどのレストランは日曜祝日は空いていない。
では新宿駅近接のデパートのレストランを使ってみることを考えてみるも、自転車でこの公園に来ている場合、それらのデパートに入るための自転車置き場を見つけるのが面倒で困難を伴う。
その他のレストランでは子連れNGな場所も多く、子連れOKであっても狭かったりする。
では、公園内の売店を探すと、じゃぶじゃぶ池の近くに上記写真のような売店がある。
北那須のガンコじいさんのソフトクリームなる濃厚そうなアイスがきになるものの、400円と高い。
その他の食料も高いことが予測されるし、夏の炎天下でお弁当を食べるよりは、どこかクーラーの効いた居心地のいい部屋で食事をとりたい。
どこか日曜祝日も営業していて自転車置き場があって願わくば座敷、そうでないならばそれなりに店内が広く価格も安いコスパの高いレストランはないだろうか。
それに完全に合致するレストランは「サイゼリヤ」一択である。
そこで、周辺のサイゼリヤ情報を検索してみた。
しまった。
新宿西口エルタワー店も新宿西口店も新宿南口甲州街道店も、駐輪場を探すのに苦労しそうな雰囲気ではないか。
中野坂上店があるものの、ここはやや遠い。
そこで思いついたのが「児童館」を使うということであった。
杉並区民には想像がつかない凄まじさであるが、新宿区の児童館は日曜日も祝日も営業している。
なんという民度の高さだ。格が違う。
西新宿児童館は日曜日、祝日でも開いている最高さ
西新宿児童館は、新宿中央公園から自転車で3分程度で到着できる。
信号待ちがあったとしても5分あればいける。
なお、その過程で「マルエツプチ」なる、成し遂げた都心にありそうなスーパーに出くわす。
ここで飲料や食料を調達しておくと、児童館でのランチが捗る可能性が高い。
「ようこそ」の温かい文字が躍る。
職員の方に確認したところ、新宿区民以外にも開かれており、祝日もウェルカムだそうだ。
とても親切なご対応に感動した。
驚くべきことに、駐輪場は、受付から入って建物内部にある。
入り口と自転車置き場との接続がいいばかりか、日差しが避けられて、夏の炎天下外に置きっぱなしにした後のあの暑すぎるサドル問題に悩まされる心配もない。
聞くところによると、もともとはここは中学校の校舎だったようだ。
確かに、入り口が校舎のようになっている。
それにしてもどこまで配慮の行き届いた児童館なんだ。親切すぎてすごすぎる。
乳幼児室。
いいぞ。誰もいない貸切だ。
座敷があるレストランで食べるよりも広々とスペースが使えて快適にランチが楽しめるぞ。
冷蔵庫が使い放題だと。。。?
電子レンジを使える児童館は普通のことであるが、冷蔵庫が使えるというのは未だかつて聞いたことがないぞ。。。
すごすぎる。
食事テーブルのすぐ近くに、手を洗うことが可能な水道がある!
これは便利だし、昼食も捗るぞ!
もちろん、大人用の水道もある。
おもちゃも豊富だし、食べた後すぐに遊べるというアクセスの良さも、児童館で食事を摂ることの絶大なるメリットだ。
そしてお弁当であれば外食よりも節約になる。
ドラえもんの時計。
可愛い飾り付けに囲まれて食べるご飯はなんと美味しいことか。
クーラーも付いているし、新宿中央公園で遊ぶ際は、お弁当を持参しておいて、午前中は公園で外遊び、ランチ及び午後の室内遊びは西新宿児童館を利用する、というのが勝ち組なんじゃないか。
杉並区等の近隣の住民であって、祝日に児童館が閉まってしまってどうやって過ごそうとお悩みの方も、ぜひ新宿の児童館を利用することをおすすめする。
超穴場だ。
新宿中央公園と西新宿児童館へのアクセス
さて、上記成し遂げた日曜日と祝日を過ごせるお勧め公園と児童館のアクセス情報は以下だ。
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿2丁目11
ジャブジャブ池は新宿中央公園ちびっこ広場内
また、ジャブジャブ池の営業日程は7月16日(土)~9月11日(日) 午前11時から午後4時まで(雨天中止)
住所:東京都新宿区西新宿4-35-28
最寄り駅:最寄り駅:京王線「初台駅」徒歩10分
開館時間:9:00~18:00(月曜日から日曜日まで毎日営業(年末年始等除く)。祝日も開館している。)
皆様もぜひ充実した祝日をお過ごしください。
追記。新宿中央公園リニューアル後の遊具など。
最初に第一子の息子をこの公園に連れてきたのは2歳の頃だろうか。
今はすっかり大きくなって5歳になり、第二子の1歳の娘もいる。
というわけで久しぶりに訪れたので追記したい。
上でも書いたが、あれから中央公園の遊具はリニューアルされた。複合遊具の部分が変わったのである。
しかし、大滑り台やブランコ等、昔からの遊具はそのまま残されている。
というわけで、1歳の娘がなかなか滑り台が好きなので、みんなで滑ってきた。
子供二人を連れて家族で滑り台を何度も滑る休日。
幸せという他ない。
昆虫好きにはビオトープがおすすめ
そういえば、5歳になった息子がものすごく昆虫好きになって、夏や秋は虫捕りばかりやるようになった。
というわけで、色々調べたところ、なんと新宿中央公園にはビオトープなるものがあるらしいということを知った。
このエリアでは生き物や植物を取ってはいけないが、観察するだけでも楽しいものである。
なんと、ここには水田もあるのか。まだ稲刈りはされていない9月である。イナゴとかいるんじゃないか。
池もある。これは水生動物のオンパレードなんじゃないか。
と思ったが、あんまりいない。
1匹のトンボと1匹のオナガササキリだかなんだかよくわからないけどキリギリスの仲間っぽいのがいたくらいであった。バッタすらいないとはどういうことか。
あとは蚊がたくさんいて刺されまくっただけであった。
というわけで、トンボと上記ササキリだかなんだかよくわからないやつを逃してビオトープを立ち去って、息子は別の場所で木にとまったセミ捕りなんかをして楽しんでいた。
面白かった。
白糸の滝にはカメがいる
小さい子供は水が好き。
というわけで、じゃぶじゃぶ池の他にも、白糸の滝なる見た目涼しげなエリアもあるぞ。
小さい子供は小動物が好き。
というわけで、滝にいるカメたちを見つめて1歳の娘は興奮していたぞ。
新宿中央公園はまさに都心のオアシスである。自然豊かでいろんな楽しみ方ができる。
また、子供たちの成長に合わせて違った遊びができるという点で、定期的に訪れるとこどもたちの成長ぶりが感じられるのでおすすめである。
追記。西新宿児童館はやっぱり良い
この記事を書いてから3年くらい経っただろうか。
息子も5歳、もうすぐ6歳であり、2歳の娘もいる4人家族になってから再訪。
日曜日も空いているしなぜか乳幼児室が貸切状態でピクニック気分でお弁当が食べられたりするし、遊戯室でも遊べるし、最高である。