六本木檜町公園の遊具と水遊び、赤坂児童館なんで~もは子連れに最適
六本木のミッドタウン近辺で幼児の子供を満足させる遊び場、という目的を得るために、境界条件に「子供の年齢は2歳、季節は真夏、天気は晴れ時々曇り、日曜日」を与えて10元連立2階偏微分方程式に各々のパラメータを慎重に投入し、ルンゲ・クッタ法などの手法を用いて最適化問題を解いた場合、午前中に檜町公園で遊んだ後赤坂の児童館のなんで~もに移動してお弁当を食べ、キッズルームや体育館で遊ぶのが圧倒的に最強という出力が得られたので、実際にそのルートで遊んでみたという話をします。
Contents
檜町公園等で遊ぶ際の注意点
まず注意点から入りたいと思います。
六本木のミッドタウン近辺という場所柄、当然ながら数多くのタレント、芸能人等の著名人が多くいらっしゃいます。
檜町公園やミッドタウンで遊ぶ際も当然で、今回たった40分程度遊んでいただけなのに計3名ほど(各々別個に)の、テレビやラジオといったメディアでレギュラー番組を持たれている方と遭遇しました。
こういった、メディアで活躍されている方に出会うと、我々一般人はテンションが上がってしまい、やれ写メだのやれサインだの、ひどい時には「誰々に会ったなう」などとツイッターに書いたりだのしがちなようですが、メディアに出られている方々にもプライベートがあるわけですから、そっとしておいてあげたほうがいいでしょう。
なまじ、檜町公園では有名人のご家族やご友人もご一緒されている場合が多く、その方々は完全に一般人なんだからそっとしておいてあげましょう。
ブログというメディアでレギュラーを持っているブロガー()が実際に街でいきなり「あなたのブログを読んでいます」とか言われた際に気恥ずかしさを覚えるのと全く同じだから本当に同感してしまいますね。
ミッドタウン横の檜町公園の遊具
ミッドタウンに子連れで行くことになったのですが、ミッドタウンの中にはかしこまったお洋服屋さんとかバッグ屋さんとかばっかりで全然子供の興味を引くものがないため、近くの公園を検索したところ、「檜町公園」がヒットしたので行ったわけです。
檜町公園は、庭園とか池とか芝生とかバスケットボールのゴールとかがあるばっかりで大人がひっそりと楽しむところかと思っていたのですが、そこそこマシな遊具はあります。
滑り台
これは一般的な公園では見かけない芸術的な滑り台です。
というかこれは滑り台なのでしょうか。
株式会社タカオやそのライバル企業が切磋琢磨して各種公園に様々なカラフルな遊具を設置している昨今、この六本木という一等地にある公園は、そういった世間の滑り台とは一線を画す、もはや滑り台とかそういう次元じゃない何かを設置したわけです。
我々の住む下界で滑り台業界のレッドオーシャンに苦しめられているのを、天上人である檜町公園は、優雅にシャンパンなどを次々に開けながら高みの見物をしているというのでしょうか。
遠目からだと、この滑り台なんだか芸術なんだかの構造はよくわかりません。
芸術ばっかりに凝りすぎて実用性がないんじゃないか、子供はすぐ飽きてしまうんじゃないか、外国人の子供がすでに2人くらい遊んでいるなあ。「まぜて」と遊びの輪に入った場合、英語で色々話しかけられるんじゃないか。といった不安がよぎります。
いや、そんな不安はどこへやら、なかなか子供は楽しく遊んでくれました。
また、すでに遊んでいた外国人の子供たちは、半分無職の私が近づくとどっかに行ってしまいました。
階段は2本あり、滑るところも2本あります。
うち、1つは波なみの滑り台であり、2種類の滑り台が楽しめます。
しかし階段も滑るところも頂上部分も、高い壁で仕切られており、下からだと何が起きているのか見えにくい。
ちゃんと子供は安全に遊んでいるだろうかとやや心配になります。
あと、気になる点といえば、割と摩擦係数が大きくて滑りが悪い。
いろいろ考慮すると、まあ株式会社タカオが作った滑り台の方が総合的に上回るけれど、子供は楽しく遊んでくれたので、そこそこ良かったです。
ちなみに、この滑り台は「SANJIN やまのかみさま」という名前で、以下紹介するブランコとプレイジムは、各々「FUJIN かぜのかみさま」、「KAIJIN うみのかみさま」というタイトルが付いているようです。
世界観が壮大すぎて、日々の些細な悩みなどがミジンコのように感じられます。
ブランコ
これもなかなかのそこそこ具合を発揮しています。
まず、ブランコの外枠が芸術的なフォルムでレベルが高い。
しかし肝心のブランコは2台しかありません。
乳幼児クラスの、1歳児が遊ぶような、手すりやガードのついたブランコ(本当はこのクラスのブランコでも3歳以上とかの年齢制限シールが貼られているのですが、この公園の遊具は年齢制限がよくわかりません)もあるのですが、1台しかありません。しかも天井が低い。
こうなってくると、ちょっと遊んでいる間に、英語かフランス語だかを話す子供達が集まってきて、多分「貸して」と言っていると予想されるので譲り渡すという状態になり、安心して遊ぶことができません。
したがって、外枠のフォルムがレベルは高いけれども実用性の観点で一般的な公園のものに負けているため、そこそこなブランコだと評価できます。
噴水
これは相当レベルが高いです。
杉並区で幼児の水遊びができる公園と児童館のプール開放スケジュールには杉並区で水遊びができるおすすめの場所を紹介しましたが、この噴水はかなり杉並区のものに負けないレベルのダイナミックさを備えています。
どのあたりがダイナミックかというと、水流がダイナミック(動的)に制御されています。
まず、中央部から90度の角度を開けて内側から外側に向けて噴射されるような噴水が、四方に1本ずつの計4本設置されています。
そして、それらの各々の噴水に対抗するような位置・噴射方向になるような噴水が、各々1つずつ設置されています。
これらによって、計8本のアーチが形成されるような設定になっています。
各々のアーチの大きさは異なっています。
まず、初期段階では、外側から内側に向けて噴射される噴水のアーチが比較的大きい。
したがって、大人であってもかがめば噴水をくぐったりして遊べます。
次の段階では、各々のアーチが全体的に小さくなり、最後の段階ではさらに小さくなる、という3つの段階が、周期的に移行されるような動的制御がなされているようです。
このダイナミック制御によって、水にかからずにアーチをくぐって遊ぶ、という高度な遊び方が可能になります。
タイミングを間違うと、第1段階から第2段階への過渡期にアーチを潜り始めてしまい、ちょうど体をアーチ内にくぐらせた際に、第2段階の小さいアーチに変化し、横っ腹を水流でやられて詰む、ということになります。
なかなかダイナミックでスリリングな遊びであり、こう言った遊びはなかなか他の公園ではできないかもしれません。
また、この噴水は、積極的に水着を着る必要はなく、着替えさえあれば大人も子供もそのまま突入しても構わないですし、着替えがなければ大人も子供もおむつ一枚で突入できる点が便利です。
この噴水はそこそこどころか、相当満足度が高いですね。
ちゃんと消毒されているため、塩素の匂いが結構します。
どうしても気になって仕方がない、飯も喉を通らない、という人は、すぐ近くに水道がありますからどうぞご自由に体を洗ったらいいんじゃないんですかね。筆者は気になりませんけど。
プレイジム
これはなんと呼べばいいのでしょうか。
鉄棒を超低くしたというかジャングルジムの高さ成分Hを地盤表面から50センチ〜80センチメートル程度の範囲内に収めたというか、芸術的すぎてどう遊んだらいいかわかりませんでしたが、まあ遊びました。
あとは、だだっ広い公園に各々テントを張ったりフリスビーをしたり海外みたいに各々好き勝手やってる公園ですが、幼児にとっては遊具が少ないかもしれません。
というわけで、全体的に噴水以外は「そこそこ」ですが、どうしてこの公園を冒頭で「最強」を評価したのかと言いますと、近くに他にまともな公園がないからです。
開発に開発が繰り返されて便利さと優雅さを追求した結果、子供達の遊び場、ひいては、大切な何かが失われてしまった、という声がどっかから聞こえてきそうです。
港区立赤坂子ども中高生プラザなんで~もで弁当を食べる
さて、お昼ご飯はどうしましょうか。
さすがに炎天下なので公園で食べると熱中症になりますし、ミッドタウン内は十分なテーブルが確保できない可能性があります。
そうなると、児童館を探すのが通常の育児世帯の自然な発想ですが、調べてみると絶望的に児童館がない。
なんということだ港区。
しかし、児童館みたいな位置付けの「港区立赤坂子ども中高生プラザ なんで~も」という半端なさそうな施設が、檜町公園から徒歩10分程度のところにあるようです。
なので、実際は児童館ではないのですが、まあ他の区の児童館みたいなものなので、児童館と呼んでしまいます。
ミッドタウンからこのなんで〜もに行く場合、一般的な人ならば、「ミッドタウンから歩けるはずがない。株式会社フジエクスプレス社が提供するちぃばすの36番六本木七丁目か37番乃木坂駅入口から乗って40番赤坂駅入口で降り、そこから約徒歩5分程度で行くだろう普通は」と考えるはずです。
しかし、檜町公園からだと、ちぃばすが走っている通りまで出るだけで時間がかかります。
だったら、直接なんで〜もに歩いて向かった方が早いです。
2歳児くらいはバスが好きなので、100円で乗れる巡回バスなら乗せてあげてもいいのですが、同時に魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期真っ盛りの子供の場合、バス停まで向かうためにベビーカーに乗せたり、バスに乗せるためにベビーカーをおろしたり、バスから降りた後にベビーカーに乗せたりといった作業をしているうちに、ベビーカーに乗るのを嫌がるという困った事態に遭遇する可能性が高いです。
だったら、公園で遊んだ後無事にベビーカーに乗ってくれたなら、そのまま歩いて向かった方が確実で安全パイです。
では、なんで〜もの魅力を以下に列挙します。
サンカードが要らない
なんと日曜日であってもサンカードが要らないという懐の大きさ。
しかも他の区の住民でもすんなり入れてくれる。
これは児童館難民になった我々にはありがたかったです。
オムツや各種ゴミが捨てられる
これも驚きました。
通常、児童館に持ち込んだゴミやオムツは持ち帰るのが原則ですが、ここではゴミ箱に捨てることが可能でした。
なんという便利さだ。
これで、ゆっくり自宅で作って持参したお弁当を一家団欒で食べることができますし、ゴミを捨てたり、お弁当を軽く水洗いすることも可能となります。
そして真夏は児童館はエアコンが効いていて涼しく、熱中症対策も万全です。
キッズルームが広くて綺麗
とにかく全体的に広くて綺麗です。
ボールプールの滑り台が楽しかったです。
体育館にブランコがある
コンビカーをやるには体育館に行く必要があるわけですが、体育館内になんと室内ブランコがありました。
これは今までの児童館では見たことがない。雨の日でもブランコができるというわけですね。
電話番号:03-5561-7830
公園と児童館は小さい子供にとって最高
というわけで、子連れで遊ぶ場合の鉄板コースである公園からの児童館というプランが、マンションとか商業施設ばっかりの六本木近辺でもキメることができました。
さらに、夏場の鉄板コースである水遊び場も追加することができました。
極上の日曜日を過ごせることができたわけで、最適化問題を無事解くことができて満足です。
皆さんもいついかなる時でも最適化された休日をお過ごしください。