有栖川宮記念公園(東京都港区)は子連れ家族での昆虫採集におすすめだ
2019/09/11

以前、以下のような話を書いた。
上記リンク先で書いたとおり、我が家では毎年家族で9月になると聖心女子大学の宮代祭に行くのだが、その近くに有栖川宮記念公園なる大きな公園がある。
息子が5歳になった今年、今回は聖心女子大学に行くついてにこの公園に狙いを定めてみることにした。
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有栖川宮記念公園はカブトムシ・クワガタ・セミ・カマキリ取りにおすすめ
何しろ、聖心女子大学の宮代祭は、あまりにも高貴すぎて、大人は楽しめるものの子供は途中で飽きるに決まっている。
実際、我が子が赤ちゃんの時とか小さい乳幼児だった頃にはまあベビーカーで途中で眠ってしまえばそれでよかった。
しかし遊び盛りの5歳にもなるとそうはいかない。
いつだって「外で遊びたい。虫捕りがしたい」というお年頃である。
そんな折私が思いついた案は、妻は聖心女子大で宮代祭を楽しんでもらい、その間に夫である私が5歳の息子と1歳の娘を連れて有栖川宮記念公園で遊ぶというものである。
有栖川宮記念公園には子連れで行くのにおすすめな広場とか遊具とか噴水とか芝生とかもう色々ありすぎて東京都港区民には特別な存在になっているに決まっているのだが、自然豊かで林の面積が多いことも特筆したいところである。
そして林が多ければ虫も取れる。
今回、「有栖川宮記念公園ではカブトムシが取れる」「都立中央図書館の付近に樹液の出る木がある」との触れ込みに接した。
樹液が出る木があればカブトムシやクワガタムシが取れるに決まっている。
というわけでカブクワ狙いで探しに行った。もちろん息子のTシャツもカブトムシの絵柄がプリントされたやつである。

しかし図書館の周りを歩き回ってもさほど樹液が出る木が見つからない。
1本だけ割と蛾が集まっている木があり、多分これ樹液出てるんちゃうかと思わなくもなったが、まあカナブンとかの甲虫の類やハチなどがいない。
コナラやクヌギの木も図書館の周囲にあるのかどうかよくわからない。
とはいえ、とにかくセミが大合唱している。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシなどがやたらいるし、簡単に捕まえられる。

息子はもう当初の目的はすっかり忘れて、わざわざ有栖川宮記念公園まで来なくてもどこでも簡単に捕まえられるようなセミを取ることに夢中になってしまった。
有栖川宮記念公園は英語での国際交流におすすめである

それにしてもこの近辺は外国からいらっしゃった方が多い。
子供達には、「多分英語で話しかけられるから英語の勉強になるで。セミは英語でcicadaだから、多分、cicada、cicadaとあちこちから言われるで」と事前んい冗談で忠告しておいたのだが、本当にそうなってしまった。
周りは日本人が少ないというか、時間帯もあったのだろうか、ほとんど外国の方々であった。
息子がセミを取りまくっていると、「オゥ、シカーダ!」、「ロッツオブシケーダ!」との声が聞こえてくる。
やがて同い年くらいのお子さんがいる家族づれの方々が、私の子供を指差して、「あの子はすごいセミ捕りのテクニックを持っているから一緒にセミを捕まえて教わってこい」みたいなことをお子さんに指示しはじめた。

息子は英語よくわからないし、相手方のご子息は日本語わからないはずなのだが、なんかすごく意気投合している。
途中、セミを食べようとしているオオカマキリを息子が見つけた。
相手方のご子息はカマキリを怖がっていたが、我が息子は、カマキリを頭に乗せたり顔につけたりしても大丈夫というジェスチャーをしながら、カマキリの扱い方について講釈を垂れていた。

グローバルなコミュニケーションである。
私は割とコミュ障なので、公園で遊んでいるときに知らないご家族にいきなり話しかけられると最初戸惑うのだが、日本語であっても言葉が出ないところ、英語だとより一層無理だろう。
とか思っていたのだが、逆に英語の方が躊躇なく言葉が出てきて、イギリス留学以来、久しぶりに英会話ができてすごく楽しかった。
定期的に有栖川宮公園に来ていれば無料で英語の練習ができるので高コスパなんじゃないか。
外国語を話すお友達もたくさんできそうなので、ここで遊ぶのはおすすめである。
聖心女子大学のキャンパスも虫捕りにおすすめである

ところで、聖心女子大学のキャンパスも木が沢山あって自然豊かである。
どうせセミ捕りに夢中になっているくらいなら、聖心女子大学でセミ捕りしていれば、子供も満足するし大人も宮代祭が楽しめてみんなウィンウィンなんじゃないか、と途中から気づいて、聖心女子大学に移動することにした。
案の定、聖心女子大学はセミ捕りにおすすめであった。
麻布子ども中高生プラザで室内遊びしたりランチ弁当食べたりするのがおすすめである

しかしもう9月なのに外遊びは暑い。日にやけるし、蚊も多いので痒い。
そういうわけで、途中から室内遊びに切り替えたくなる。
そんな折、以前書いた以下のリンク先の麻布子ども中高生プラザはおすすめだ。
ご飯やおやつを食べられるスペースは広いし、駐輪場も完備。


5歳の息子も1歳の娘も一緒におままごとや滑り台、ぬいぐるみや各種おもちゃなどで楽しく遊べる。遊戯室も乳幼児室も素晴らしい。
広々としているので居心地も良いし、何より、トイレでオムツ替えした後のオムツを持ち帰ることなくその場で捨てることができるという配慮は凄まじい。他の児童館ではなかなかこんなことできない。
便利である。

兄妹で楽しそうだ。
なお、ここも外国人率高いので、子供達が英語で話しかけてきてくれて英語の勉強になるからグローバルコミュニケーションの練習におすすめだ。

この日は屋上も行けた。
稲作等の家庭菜園があったり、ローラーブレードの練習ができるスペースなどがあったりした。
夏場はじゃぶじゃぶプールのイベント等もあったりするらしい。
有栖川宮記念公園へのアクセス
有栖川宮記念公園の所在地は東京都港区南麻布5丁目7−29であり、電車の最寄駅は広尾駅か麻布十番駅だが、どちらからも割と歩くので徒歩だと面倒くさい。
バスで来たとしても同様。公園が広いし、小さいこどもづれだと歩いて移動するのに不便なので、やはり自転車が良い。
今回は自転車で来ていたので、聖心女子大学と有栖川宮記念公園と麻布子ども中高生プラザとの間での行き来が便利であった。
坂道も多いし、ここは電動アシスト自転車が良い。
いやー、この一帯は閑静で自然も豊かだし、都心の中でも子連れで遊ぶのにおすすめのスポットである。