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丸いものは全部アンパンマン、子供がアンパンマンを好きになる理由

      2016/04/15

丸いものは全部アンパンマン、子供がアンパンマンを好きになる理由

1歳ちょっとでまだ言葉がおぼつかない子供たちがアンパンマンを見ると、興奮した様子ではっきりと「アンパンマン」と発言するという光景をこれまでに見てきておりまして、「親御さんは子供にアンパンマンを見せているんだなあ」と思っておりました。

我が家はテレビをほぼ見ないので当然ながらアンパンマンなんて一秒もテレビで子供に見せていないわけですが、いざ息子が1歳を超え始めたことで、「そういや同じ年齢くらいの他の子供たちはみんな、アンパンマンを認識し始めてるのかな」と考え始めるようになりました。
我が子だけアンパンマンのことを全然知らないというのはちょっとかわいそうな気がする。

というわけで、息子にアンパンマンを認識させようという試みを始めました。

テレビアニメを見せなくてもアンパンマンを認識するようになる

とりあえず、テレビやスマホを見せることは現状極力避けたいため、動画無しでアンパンマンを認識させる必要があります。

家の中にあるアンパンマングッズは、「のりものだいすき (アンパンマンのミニシール)」という絵本と、野球ボールくらいのサイズのアンパンマンの顔が描かれたビニールのボール、それに、アンパンマンのカタカタ手押し車、アンパンマンが乗ってるヘリコプターみたいなおもちゃです。

絵本でアンパンマンを認識させる

とりあえず基本として、絵本でアンパンマンを理解させてみることにしました。

表紙だろうが中身だろうが、アンパンマンが描かれた部分を指差して、とにかく「アンパンマン」と言い続けてみます。
最初はアンパンマンの絵ではなくて、絵本のページをめくって遊んだり振り回したりとか、絵本自体で遊んでしまいます。
何が描かれているかということは子供にとってはあまり重要ではないようです。

それが一週間もしないうちでしょうか。アンパンマンの顔を指差して、「え?え?」みたいな言葉を発しながら、私に向かって何かを聞いてくるような表情をします。

私は「アンパンマン」と答えます。

するとまた子供が「え?え?」とか「どぅ?」とか。
でまた「アンパンマン」と答えます。
それを延々繰り返す日々が続きました。

その絵本には各ページにアンパンマンが描かれているのですが、当然ながら他のキャラクターも描かれているわけです。
しかしながら、だんだんアンパンマン以外には見向きもしないようになりました。

正確には、イチゴちゃん、とか、リンゴちゃん、トマトちゃん、みたいなキャラクターには反応することがあります。
しかしながら、これは我が息子が赤系の色が好きで、実際にイチゴやトマトが大好きということもあいまって、似たような形のものに反応しているのだろうと推察されました。

で、絵本以外のものでも、アンパンマンの顔を指差して「アンパンマン」と教えるようにします。

2週間でアンパンマンを好きになる

そういうことを2週間くらい毎日やり続けた頃でしょうか。
子供がアンパンマンを見ると自分から「アンバ!」と言うようになりました。

「アンバ」が6割くらい、「アンマン」が3割5分くらいで、「アンマンマン」とか「アンバンバン」みたいに、限りなくアンパンマンに近い発声ができることがごく稀にあるという印象。

手持ちの絵本やおもちゃだけでなく、近所のファミマとかに行ってアンパンマンのグミみたいなおもちゃを見せた際にうれしそうに「アンバ!」と言ったので、これもう確実にアンパンマンを認識したなと思った。
この興奮のしようは、アンパンマンを好きになっている証拠です。

子供は丸が好き

でも動画見せたことないのでアンパンマンのキャラクターがいかなるものか、というのを理解していないはずなのですが、どうしてアンパンマンを好きになるのだろうか、と思うわけです。

アンパンマンが自分の顔を食べさせて困っている人を助けたり、アンパンマンがバイキンマンを必ず倒すというその安定したシナリオとか、そういうところを含めてアンパンマンというキャラクターが空かれて行くんじゃなかろうか。
ちなみに私物心ついた時点でそれほどアンパンマンを好きでも嫌いでもなかった気がするので、もしかしたら物心つく前の時点で、本能的に好きになる要素があるのかもしれない。

そういえば、どういうわけか丸いものに反応するという時期がちょっと前からありました。

離乳食をあげる際に座らせるベビーチェア。これに牛の身体の柄のような、水をこぼしたような柄が描かれているのですが、その中に、偶然丸くなった水玉模様のようなものがあるわけです。

いつもなぜかそのまん丸の部分だけを指差して親の方に訴えかけるようなしぐさをする。
他にも風船とか扇風機のとかボールにやたら反応する。

うっすらと、丸い物がすきなんじゃないかと推測するようになりました。

で、アンパンマンの絵本。
最初はアンパンマンがほとんどで、他にイチゴちゃんとかに反応していたのですが、だんだん、メロンパンナちゃんとかこむすびまんとかあかちゃんまんにも反応するようになってきたのです。
他にてんどんまんとかひのたまこぞうとかいるわけですが、それらには見向きもしません。

丸いキャラクターは全部アンパンマン扱い

で、つい2、3日前、メロンパンナちゃんを指差して「アンバ!」と言ってきたり、アンパンマンの丸いほっぺ部分を指差して「アンマン」とか言ってきたりするのを見て、ああこれ丸いものを総称してアンパンマンと認識しているのかもしらんと思った。

どうも調べてみると、本能的に丸いものは安心するというか、子供は好きなのらしい。
勝手な推測だとおっぱいの丸みから結果的に丸が好きになるのだと思ったけどどうも調べてみるとそういうわけでもなさそうで、まあ丸いものが好きになるらしい。

アンパンマンは子供が好きになるように計算された秀逸なキャラクターだ

そう考えると、アンパンマンを考えたやなせたかしって相当すごい。

狙ってアンパンマンの顔をあんなに丸ばっかりにしたのだろうか。丸顔に丸い鼻にほっぺの丸。しかもたぶん子供の好きそうな赤色で鼻とほっぺを構成している。

さらには、そのネーミングで、アンパンマンって一歳の子供が発する音声のレパートリーだけで構成できるんだよなあ。
メロンパンナちゃんとかこむすびまんとかレインボーおうじとか指差されたときに、その名前を教えてあげても、ピンと来ないような反応されるけど、アンパンマンの名前はかなり好きみたいだ。
あああとあかちゃんまんも。あかちゃんまんも子供が認識しやすい名前なのか。

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