ヤマザキのダブルソフト全粒粉は美味しいしダイエットにおすすめ
山崎製パンのあの「ダブルソフト」から、なんと「全粒粉入り」のものが販売されていたので購入した。
価格はウェルシアにて3枚入りで税込135円であった。
ダブルソフト全粒粉は食物繊維、シールド乳酸菌、葉酸が豊富
このパッケージにキャッチーな感じで大きく記載された売り文句に注目。
なんと「食物繊維、シールド乳酸菌、葉酸」が含まれているということである。
まず食物繊維に関しては、小麦とライ麦の全粒粉を使用したことによるものである。
ブランを丸ごと使うことにより、豊富な食物繊維を実現。
さらにこのパンの凄いところが、乳酸菌と葉酸を配合している点にある。
「数千株の中から選び抜かれた乳酸菌」を配合しているようで、これが腸の免疫細胞に働きかけることで体の免疫力を向上できるとともに、インフルエンザへの予防効果も期待される。
仮に、お腹に優しいという理由から整腸作用があるのであれば、上記食物繊維と相まって素晴らしい便秘解消効果となるのであるが、シールド乳酸菌が便秘や下痢にまで直接的な効果があるのかはしらない。
いずれにせよ、お腹に優しいのは間違いないと言える。
加えて葉酸が含まれていること。
これは妊娠中の女性には嬉しい。
なんと100グラムあたりで130μg、1枚あたりで87μgの葉酸が含まれているようであり、妊婦さんは普段食べている食パンをこれに替えるだけで、豊富な葉酸効果を摂取できる。
ちなみに1日あたりの摂取目安量は1枚らしく、そこに含まれる栄養素等表示基準値に占める葉酸の割合は36%である。
つまり栄養素等表示基準値に占める葉酸の割合は、1日で約240μgということに基づくのであるが、妊娠の初期、中期、後期に応じて、葉酸の推奨量は変わりうるので、このあたりはよく調べた方が良い。
いずれにせよ、野菜を積極的に食べないと摂取が難しい葉酸をパン一枚から摂れるところは凄い。
全体的な栄養成分は、100グラムあたりで熱量240kcal、たんぱく質10.2g、脂質3.9g、糖質38.8g、食物繊維4.6g、ナトリウム434mg、葉酸130μg、食塩相当量は1.1gである。
1枚あたりでは熱量161kcalらしいので、目安としては1枚でたんぱく質6.8g、脂質2.6g、糖質26.0g、食物繊維3.1g、ナトリウム291mg、葉酸87μg、食塩相当量は0.7gくらいといったところか。
この食物繊維量の数値は、ヤマザキ「食物繊維たっぷり ブランブレッド」とPasco「麦のめぐみ全粒粉入り食パン」の比較で紹介した「食物繊維たっぷりブランブレッド」や「こだわりの十二穀ブレッド」にはやや劣るものの、パスコの「麦のめぐみ 全粒粉入り食パン」の6枚スライスの1枚あたりに匹敵するほどの優秀な数値であり、かなりのものである。
これによって全体的なGI値が低くなり、急な血糖値上昇が防げるため、太りにくくなる。
加えて、1枚あたりでは糖質量が20g台であるから、ロカボな食事によって糖質制限ダイエットも実現可能だろう。
さらに葉酸やシールド乳酸菌といった嬉しい成分が配合されているのだから、総合的にみて完全食品に近づいている。
ダブルソフト全粒粉はしっとりソフトで香ばしい
ダブルソフトといえば、あの柔らかくてしっとりとしたソフトな触り心地、食感が特徴である。
その特徴がそのまま残されている。
それでいて香ばしい。
まず開封時の香り。
全粒粉由来の香ばしい香りが立ち上る。
あの真っ白な生地でおなじみのダブルソフトが、こんな茶色くなっている。そして全粒粉由来の粒が散りばめられている。
昔から食べ慣れてきたダブルソフトに新しいラインアップが追加されたことに感慨深さを感じる。
そして強めに握ってみると、あのしっとりふわふわとした感触が見事に再現されている。
普通、全粒粉を加えるとパサパサになってポロポロパンくずがこぼれてしまうものだが、このパンは見事にしっとりとしている。
そして当然ながらそのまま食べても美味しい。
そのまま食べても全粒粉由来の成分が入っているから、栄養も摂取できる。
当然ながらサンドイッチにすればより栄養バランスが整う。
おすすめレシピとしては、やはり食事パンとしてのレタスやキャベツ等の葉物とハムやサーモンなどの動物性たんぱく質のものを挟むと良いだろう。
しかしながらデザートサンドイッチ的に、チーズきな粉バナナヨーグルトのサンドイッチはダイエットにおすすめで紹介した最高の便通改善効果が期待できるサンドイッチにも合う。
とにかくダブルソフト全粒粉は最高ランクの健康パンと言えるし、これだけの健康的な成分が入っていながら3枚入りで135円は安い。
6枚入りのものは残念ながら近所のウェルシアでは発見できなかった。
(時折、ヤマザキパンのイーストフードや乳化剤等の食品添加物を危険視する人もいるが、私はその危険性については特に気にするほどの量ではないと思っている。)