コノスルのレゼルバをまとめ買いして飲み比べると高コスパでおすすめ
2018/05/25
コノスルのレゼルバをまとめ買いすると本当に最高だから、ぜひ飲み比べ会をやらないか、という誘いを受けたので行ったところ、ワインの新たな境地が見えてきた。
Contents
- 1 コノスルのレゼルバ・エスペシャルを8本セットでまとめ買いをすると迫力が違う
- 2 コノスルのレゼルバ・エスペシャルにオススメのおつまみはローストビーフである
- 3 コノスル シラー・レゼルバ・エスペシャル
- 4 コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルバ・エスペシャル
- 5 コノスル リースリング・レゼルバ・エスペシャル
- 6 コノスル ゲヴュルツトラミネール・レゼルバ・エスペシャル
- 7 コノスル ソーヴィニヨン・ブラン・レゼルバ・エスペシャル
- 8 コノスル メルロー・レゼルバ・エスペシャル
- 9 コノスル カルメネール・レゼルバ・エスペシャル
- 10 コノスル ピノ・ノワール・レゼルバ・エスペシャル
- 11 コノスルという美味しいワインの味わい表現するポエムのような言葉
- 12 新たな境地
コノスルのレゼルバ・エスペシャルを8本セットでまとめ買いをすると迫力が違う
通常、コノスルをスーパーで買うとなると、そこで購入できるのは主に自転車ラベルでおなじみの「ヴァラエタル」シリーズであった。
しかし今回の飲み比べ会において用意されたのは、「レゼルバ」であった。
よくわからないが、ワンランク上の味わいが楽しめるらしい。
しかも、いずれのワインにも、ラベルには「エスペシャル」との記載がされている。
レゼルバであってしかもエスペシャル。
確実にものすごいことがうかがえた。
しかも、スーパーで販売されているような自転車の絵柄が記載されていない。
自転車の絵は、カジュアルな雰囲気を彷彿とさせた。
一方で、今回用意されたレゼルバでエスペシャルなそれは、絵とかそういう余計なものは記載されておらず、真っ白な中に厳かなフォントで文字のみが記載されている。
シンプルでありながら真剣な力強さを感じる。
もはや余計な装飾など必要ないという自信の表れと覚悟を肌で感じた。
コノスルのレゼルバ・エスペシャルにオススメのおつまみはローストビーフである
こうなってくると、こちらも真剣に取り組まないとコノスルに失礼だし、おそらくコノスルの迫力に飲み込まれる。
したがって、おつまみに手を抜くわけにはいかなかった。
知人は本気を出して、本気のローストビーフを手作りした。
このど迫力のローストビーフ。
かなりの本気度であり、普通の精神の持ち主なら、あっという間にその肉の虜になる。
しかし全くコノスルはその隊列を乱すことがなく、一糸乱れぬチームワークで肉に対峙してきた。
一体この自信はどこから湧いて出るのだろうか。
もはや何者も恐れないという凜とした佇まい。
静謐かつ神聖な空気をまとい、一切の雑念を感じさせない。
世間では激安とかコスパがいいとかで雑に買い叩かれているにもかかわらず、全くそのような陳腐な評判など気にしない。
威厳のある太い芯が通っている。
我々は最初、カジュアルに飲む予定でいたが、真剣にいただかないとバチが当たるのではないか、と考えを改めた。
一口飲むたびに、「芳醇でフルーティな」とか「口の中に広がるフィネスを感じる」とか「調和したスパイスが空間を閉じるとともにアロマは味わいは空間を超える」とか「ブショネのアロマがフレッシュな風を送る草原の嵐」とか、ものすごい言葉で感想を述べ合わなければならない、と決意した。
コノスル シラー・レゼルバ・エスペシャル
チリのValle de Limaríの生産地の空気を感じるほどにすごい美味しい。フルボディであって赤くて、これで1本あたり1000円以下とか800円だとかいう価格は本当に安いしコスパがいいと思った。
コノスル カベルネ・ソーヴィニヨン・レゼルバ・エスペシャル
「やっぱカベルネ・ソーヴィニヨンだよね」、「カベルネ・ソーヴィニヨンが一番好き」との声が上がったし、マイポ・ヴァレーな味わいと赤さを感じた。
美味しい。
コノスル リースリング・レゼルバ・エスペシャル
リースリング、という名前がかっこいいと思ったし、白いし美味しい。
牡蠣の缶詰にとてもよくなじんだ。
また、ビオビオ・ヴァレーという名前が超良かったし、すごくいい気候なのだなとも思った。
コノスル ゲヴュルツトラミネール・レゼルバ・エスペシャル
ゲヴュルツトラミネールは今回の中で一番美味しい。ランキング1位、との声が上がった。
ゲヴュルツトラミネールを知っていればなかなかだと思われるし、レストランでゲヴュルツトラミネールをくれ、というと「おっ」と思われるからゲヴュルツトラミネールをゲヴュルツトラミネーることが勝ち組の階段だとの声も上がった。
しかしみんな酔っ払っていてゲヴュルツトラミネールと発音できなかったし、ゲヴュルツトラミネール、ゲヴュルツトラミネール、ゲヴュルツトラミネールと3回練習してからその10秒後にゲヴュルツトラミネールと言おうと思っても、ゲヴュルツトラミネールという名前を忘れてしまって結局覚えられないからゲヴュルツトラミネールと言えなかった。
コノスル ソーヴィニヨン・ブラン・レゼルバ・エスペシャル
ソーヴィニヨンって書いてあるからカベルネ・ソーヴィニヨンという赤ワインみたいなものかと思ったら白ワインだった。
すごい美味しかった。
コノスル メルロー・レゼルバ・エスペシャル
メルローという名前は短くて覚えやすいけれども、発音のしにくさでは群を抜いていた。
「メ」の後に「ル」がくると、口と舌の動きを早くしないといけない上に、さらにそこに「ロー」がくるとまた口と下の動きが活発になるので、頑張らないと「メーロー」になってしまう。
高級なレストランで「メルロー」を注文しようとして「メーロー」と舌足らずになると、ちょっと恥ずかしいのではないか、と考えた。
コノスル カルメネール・レゼルバ・エスペシャル
「カルメ」という力強くも発音しやすいワードに、「ネール」という素敵な余韻の残るワードをくっつけるとは、すごくセンスのあるネーミングだと思った。
コノスル ピノ・ノワール・レゼルバ・エスペシャル
「ピ」という可愛い発音から入って、「ノノ」がさらに可愛いので、女子受けがいいと感じた。
コノスルという美味しいワインの味わい表現するポエムのような言葉
さて、上記では各々のワインの種別や味について見てきたが、一体コノスルの味を表現するプロの言葉とはどんなものなのか、というのを確認したい。
サミット等の一般的なスーパーで販売されているコノスル(自転車ラベル)では、日本語でのコノスルの味の表現が記載されている。
上の写真は「コノスル ピノ・ノワール・ビシクレタ(ヴァラエタル)」である。
鮮烈なチェリー、プラム、ストロベリーの香りに、トーストのニュアンスがある、複雑で豊かな味わいの赤ワインです。
ボディ:ミディアムボディ
適温:14℃〜16℃
合う料理:地鶏のロースト、ヒレカツ、パスタなど
なお、原材料はブドウのみのはずであり、チェリーやプラム、イチゴなどは入っていないはずである。
トーストなどはもってのほか、のはずである。
しかしなぜかさくらんぼやプラムといった入っていないはずの香りがして、しかもトーストの「ニュアンス」がするとは、凄まじいではないか。
トーストの「香り」や「味」ではない。
あくまでも「ニュアンス」である。
飲み物や食べ物に「ニュアンス」という文脈を読むような雰囲気を感じたことは今まで考えもしなかった。
さすが、「英国業界紙「The Drinks International」で発表された”最も賞賛されるワインブランド”の中で、マスターオブワインから1番支持されたブランド」だけある。
しかし「最も賞賛されるワインブランド」という、トップ1のブランドであるような表現をしておきながら、さらにその中の「マスターオブワイン」があって、しかもその中で1番支持されるということは、世の中トップ1の構造が色々ありすぎてその構造の方が複雑すぎる。
世の中すごいものがありすぎて、ちょっとやそこらすごいだけではもはやすごいわけではなく、1番すごいの中のさらに1番すごくてその中のさらに1番すごいくらいにならないとトップには踊りでられないのか。
新たな境地
そしてこれだけ飲み比べて感じたことは、もはやどれも美味しすぎて1本800円以下で買えるのならば、コストパフォーマンスが良すぎる。
ハイコスパすぎて、もはや1本数千円もする高級ワインの価値がよくわからなくなってきた。
あるいはこんな安ワインを美味しいと感じている自分の舌が間違っているのかもしれないとも思った。
そうなると、今まで30年以上も生きてきて味わった数々の食べ物や飲み物にもうしわけないなと思った。
もはや高ければいいとか安いワインだとダメとかそういう経済的価値観もよくわからなかったし、味覚とかいう抽象的な概念も理解できなくなっていた。
経済も自分の感覚も信じられなくなっていた。
一体何をよりどころにして生きていけばいいのか。
何を信用すればいいのか。
いや、この世に絶対的に信用できるものなどないのではないか。
経済的な価値観が根元から揺らいでしまえば、社会はおかしくなるのではないか。
今一度社会のあり方を見直すべき時にきているのではないか。
そういう境地に達することができるコノスルのワインまとめ買いは本当におすすめである。
楽天市場等のネット通販では4本とか12本とかいろんなパターンの飲み比べセットが販売されているので、ぜひ試してみて欲しい。
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