えれめんトランプ2.0(化学同人)は面白いし子供の知育教育におすすめ
この度、知り合いから化学同人の「えれめんトランプ2.0」なるものを4歳の子供のためにプレゼントしていただいたのだが、これが大人も子供も遊べる凄まじいおもちゃであることがわかったので紹介したい。
周期表が遊びながら楽しく覚えられる
周期表がカードゲームになった、ということで、あの100以上の周期表をゲームで楽しく覚えられる効果がある。
そういえば私も周期表カルタなるiPhoneアプリを配信しているが、こういう無機質な感じのものを楽しく覚えられるようにしようという課題をゲームで解決する手法は割と有効である。
パッケージには、「元素と素粒子のカードを使うゲームです。」と記載されている。
「素粒子カード」なる表現を使う点が本格感を出している。
普通の周期表ゲームならば「元素」だけのカードで終始しがちである。
その点、えれめんトランプ2.0は素粒子のカードまで使ってくるのである。
素晴らしい。
えれめんトランプ2.0の価格
人様からいただくプレゼントの値段を調べるというのは野暮である。
そんな野暮なことを私はしょっちゅうやる。
なんと税抜き1900円もしている。
こんな高価な贈り物をしてくれるなんて感動した。
ところでよく考えたら、一度周期表を覚えてそれに親しむと、そこから付随して様々な知見が得られるようになる。
こんな膨大な可能性を秘めた商品が1900円でゲットできるとはお得である。
プレゼントで誰かに送れば思い切り喜ばれるし、なんなら自分で買って自分で楽しむのもいい。
かなりコスパの高いゲームだ。
カードの種類と対象年齢
パッケージの記載によれば、内容として「元素カード」が118枚入っている。「118種類の元素カード各1枚」とご丁寧にかかれてある所に親近感を覚える。
素粒子カードは31枚であり、フェルミオンカード24枚とボソンカードが7枚だ。
フェ、フェルミオン・・・? ボソン・・・?
よくわからなくなって来た。この専門用語感。たまらない。
さらに白カードが1枚だ。予備かなんかだろうか。
そして解説BOOKなる説明書が入っている。
そして対象年齢は12歳以上だ。
なるほど4歳の息子にプレゼントしてくれた友人は私の子供がもう8年分くらい飛び級しても良いという評価をしてくれたことであり、嬉しい。
ということは私も誰かにプレゼントするときに「これはもうあなたの息子にふさわしい」という意味合いを込めて0歳くらいの赤ちゃんにプレゼントすれば、いろんな意味で感謝されrそうな気がする。
これは使える手法だ。
すごく内容が難しいはずなのに、ロゴが可愛い。
えれめんトランプ2.0の遊び方
さて、開封すると、2列に別れた綺麗なカードが入っているぞ。
一方は水素からであり、他方は原子番号76のオスミウムOsから始まる。
広げると色鮮やかで見ていて楽しい。
各々の元素の説明と、何に使われてどのように応用されているかが一目でわかるようになっている。
ロシアの各物理学者オガネシアンの凛々しい顔も健在だ。
素粒子カードはなんだか本格的なカードバトルゲーム用のカードのようなデザインでかっこいいぞ。
もちろん周期表も1枚紙で同梱されている。
これと各々のカードとを見比べていくと、どの元素がどの表に位置付けられているかが一目瞭然で覚えやすくなる。
名前の由来アイコンや元素の性質アイコン、カードの効果などがいい具合にデザインされている。
緻密に練られたカードだ。
さて、遊び方として紹介されている「えれめんと」なるゲームはかなり楽しい。
詳細は説明書を見ればわかるように、とてもルールは簡単であって、要するに同じ仲間縛りか、隣り合う性質のもの縛りで手札からカードを放出していって全部出し切れれば勝ちというやつである。
ウノとかトランプの7並べ的な盛り上がりを見せる。
10人という大人数でも遊べる点が嬉しい。
さらに同じグループのカードを同時に出したりとか、素粒子の性質を活用して核分裂を起こさせるとか、リバースやスキップ等のまさにUNO的なルールを加えたりとかもできる。
素晴らしく練られたゲームだ。
さらに「元素富豪」なる素敵なネーミングのまさに大富豪(大貧民)的なゲームも紹介されている。
とにかく遊び方は無限大であり、遊べば遊ぶほど各元素の特性が覚えられてしかも元素に対する興味をかきたてて親近感が沸きたてられる効果がえられるこのえれめんトランプ2.0は最高である。
えれめんトランプ2.0の買い方
ところで、自分でこれを買おうと思った場合、どこで買えば良いのかよくわからない。
ゲームだからおもちゃ屋にあるのかといえば、そんな感じもない。
化学の専門店に行けばあるのかと思ったが、なんだ化学の専門店て。
というわけで公式サイトを調べたところ、ネット通販か書店で買えるらしい。
なるほど本屋か。
可愛い赤ちゃんや躍動感のあるイラスト。
販売者は株式会社化学同人(京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町408番地)であり、大学時代に工学部等の理系に進んだ人は、分厚い有機化学等の専門書、教科書で勉強した記憶が蘇る社名だと思う。
もう絵柄を眺めているだけでも楽しいこのカードゲームは老若男女におすすめである。