Macのカレンダーに見知らぬ人から中国語でイベント出席依頼があった
MacBook Airを開けると、右上のアラートに、「出席依頼が入っている」のようなメッセージが表示された。
どうも私に何かしらの予定が入っているらしい。
はて、フェイスブック上で何かイベントの招待状が届いたのだろうか、と思ったけれども、アイコンが違う。
どうもMacのカレンダーに直接出席依頼のようなメッセージが来ているらしい。
iCloudを利用してカレンダーに出席依頼予定を書き込むスパムメッセージ
さて、内容は次のようであった。
最終的にすでにメッセージが消えてしまったのでカレンダーアプリ内でのスクリーンショットが撮れなかったのだが、メッセージをコピペしておいてグーグル翻訳にかけておいたので内容は把握できている。
送58元,首次存款10元再送20元,百家乐、老虎机、体育竞猜、时时彩等百种博弈游戏,存取款30秒,支持微信、支付宝、第三方、银联等快捷支付!
日本語に機械翻訳すると以下のようになるらしい。
、30秒を分配する、マイクロチャネルのサポート、アリペイ、第三者、CUPおよび他の高速の支払いを58元、20元を送信する初めて10元預金、バカラ、スロットマシン、スポーツクイズ、一定の色とチャンスのゲームのように百種類を送ってください!
, 30-Byō o bunpai suru, maikurochaneru no sapōto, aripei, daisansha, kappu oyobi hoka no kōsoku no shiharai o 58-gen, 20 gen o sōshin suru hajimete 10-gen yokin, bakara, surottomashin, supōtsukuizu, ittei no iro to chansu no gēmu no yō ni hyakushurui o okutte kudasai!
なるほど、1元が現在のレートで大体15円程度だから、900円、300円、150円等もの大金を送れ、と言っているようだ。
詐欺である。
一応海外留学していたこともあり、中国人の知り合いもいることから、本当に知り合いから送られて来たのかと迷ったけれども、これは不特定多数に送りつけるスパムだなあ。
次のリンクによれば、MacやiPhone、iPadのカレンダーアプリに、iCloudを利用して出席依頼の予定を依頼を送りつけることができるらしい。
Facebookの招待状のようなものだと思うが、知らない人間のカレンダーアプリにもこういうのを送りつけることができるのだね。初めて知った。
iCloudのカレンダー同期をオフにして対処
こうやって書き込まれた出席依頼に対し、フェイスブックでそうするように、出席とか欠席とか仮承諾、と言った返信ボタンが押せるらしい。
これに対して安易にボタンを押すと、相手に通知されて、こちらのメールアドレスが生きていることを通知してしまうことになる。
そして以後、こうやって特定された生きているアドレスに対し、スパム業者はなんどもスパムを送るようになるだろう。
だから無視するのがいい。
とはいえ、どうもこれたちが悪く、毎日決まった時間に上記「送58元,首次存款10元再送20元,百家乐、老虎机、体育竞猜、时时彩等百种博弈游戏,存取款30秒,支持微信、支付宝、第三方、银联等快捷支付!」が書き込まれているので、毎日アラートが来るし、カレンダーもこの意味不明な予定によって占領されることになる。
だから、下手にいじらずに無視しようとしても、毎日こちらの予定を妨害して来るわけだ。
カレンダーアプリを使っている人にとっては痛手であろう。
しかし私は毎日何の予定も入ってないし、予定があったとしてもカレンダーアプリにメモしておくようなことはしないし、そもそもiCloudとか面倒くさすぎて全然使ってない。
適当にスマホで試し撮りした写真とかが勝手にiCloudに同期されて、iCloudの容量がゴミのような写真でいっぱいになってあとで何が重要な写真や書類だかがわからなくなる、とかいう事態になりそうだからiCloudを使う気になれない。
なのでいつも使わないのだけど、先日MacのOSをSierraにアップグレードした際に、間違ってiCloudの機能をオンにしてしまったようだ。
だからまたiCloudをオフにする。
システム環境設定において、上記のiCloud画面を表示させ、カレンダーのチェックボックスからチェックを外しておこう。
なんなら、サインアウトしてしまっても良い。
すると、スパムの出席依頼メッセージはカレンダーから消える。
その後サインインしても、スパムの出席依頼メッセージは消えたままであり、再度復活して表示されることはない。
寂しいので勝手に予定をぶち上げる
しかし、友達がいなくて毎日予定がないところ、こうやって「出席依頼」が来ると、なんか自分に友達ができたような、社会と繋がっているような、若干嬉しい気分になったことを否めないわけで、そうやってせっかくできたスケジュールが無に帰するのは寂しく思った。
しかも中国人からの誘い。
日本人でさえも友達が少ないところ、いきなりグローバルなお誘いが来たわけだから、気分の上がり方も半端なかったわけで、それがなくなるとなると、まるで宝くじに当たったと言われて気分アゲアゲになり、家を買うか会社を辞めるかを妄想した挙句に「宝くじに当たったというのは、やっぱ嘘です」と言われてハシゴを外された時のような虚しさを感じる。
そこで、この寂しさを紛らすための対処法、解決策を提示すると、自分で勝手に楽しそうな予定をカレンダーに書き込むことだ。
今日は、500人が参加する満員御礼アゲアゲ芋煮大会の主催者として大活躍する予定であり、私は非常にリア充であるという錯覚ができる。
これによって、スパムを安全に回避できるし、その後訪れる心理的寂しさにも対処できる。