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SBI証券の投信積立で現金プレゼントキャンペーンが改悪になった件

   

SBI証券の投信積立で現金プレゼントキャンペーンが改悪になった件

毎年春頃と冬頃の2回ほど、SBI証券で投信積立の新規設定または積立増額を行うと現金がもらえるキャンペーンをやっているので、2016年11月現在、そろそろかなと思いながら待っていると、改悪されたキャンペーンが行われることが発表された。


現金プレゼントがもれなくではなく抽選になった

具体的に公式ホームページの投信積立で現金プレゼントキャンペーン!のページを見てみると、キャンペーンの概要は以下のようになっている。

キャンペーン期間中(積立設定期間)に、特定・一般口座にて対象ファンドの新規もしくは増額の積立設定を行い、その後、積立発注期間内に、同一の銘柄を2ヵ月以上連続で(1ヵ月に1度、計2回以上)積立約定されたお客さまの中から、新規・増額設定金額に応じて抽選で現金をプレゼントいたします。

ほとんど従来型と同様のように見えるが、さりげなく「抽選」と書いてある。

具体的なプレゼント条件は以下のようになっている。

新規増額設定金額:付与金額と当選人数

10,000円~29,999円 : 500円を2,000名様にプレゼント!
30,000円~ : 10,000円を50名様にプレゼント!

次に、前回のキャンペーン内容を過去のキャンペーンページで見てみると、次のようなものだった。

キャンペーン対象ファンドを『特定・一般口座の積立』で10,000円以上新規もしくは増額設定し、2ヵ月連続で積立発注された方(もれなく全員)
・・・
新規・増額設定金額10,000円ごとに現金300円プレゼント
10,000円~19,999円を設定された対象のお客さま全員に現金300円プレゼント
20,000円~29,999円を設定された対象のお客さま全員に現金600円プレゼント
30,000円~39,999円を設定された対象のお客さま全員に現金900円プレゼント
(10,000円ごとに現金300円増加)
10万円以上を設定された対象のお客さま全員に現金3,000円(上限)プレゼント

つまり、前回までは2万円買えば必ず600円がもらえたのに対し、今回は2万円買っても現金がもらえるかどうかは分からないし、仮にもらえたとしても500円であって、減額されることになる。

また、お金に余裕がある人であれば10万円を2ヶ月連続で増額しておいて必ず3000円を受け取ることができたので、例えば低コストで値動きのほぼない(というか、ここ数年は数ヶ月持っていればほぼ必ず微妙に値上がりする)国内債券インデックスファンドを20万円買っておいて、キャンペーンで現金3000円をもらってから20万円分のファンドを売る、という裏技のようなことをやって無リスクで儲けることもできた。

1年で2回それをやれば無リスクで6000円もらえた。

なお、マネックスでも年1回ではあったが、かつては上と同様な現金のもれなくプレゼントのキャンペーンを開催していた。

こちらは、10万円の上乗せ分を月1回積み立て設定するだけで2000円の現金がもらえるというものであった

つまり、30万円の元手を担保に8000円をほぼ数分の設定作業だけでゲットすることができるというわけで、時給に換算するとかなりオイシイキャンペーンであった。

なお、そのように国内債券ファンドを使った裏技もどきのことをやらなくても、そもそも現金がもれなくもらえるというキャンペーンはお得なわけで、仮に年間120万円の先進国株式のインデックスファンドを積み立てるという目標があった場合、均等割りで毎月10万円ずつ積み立てるよりも、これらのキャンペーンのことを念頭に置いて、90万円ないし100万円を12で割った金額を毎月積立設定しておき、キャンペーンが開催期間中に毎月10万円分の上乗せ設定を行う、という手法を取ってコスパを良くする、ということもできた。
(筆者はこのやり方に近い)

しかし、マネックスでも既に今年はこのような現金のもれなくキャンペーンは開催されなかったし、SBIでも今回から全員プレゼントとはしなかった。

おそらく今後もこのようなバラマキキャペーンは行われなくなるだろうと予測される。

なお、微妙なものではあるが、積み立て設定期間や発注期間等も、以下のように微妙な改悪になっているので注意。

積立設定期間:2016/11/8(火)~2016/11/30(水)
積立発注期間:2016/12/1(木)~2017/2/1(水)

積み立て設定期間は、11月のみという縛りになっている。

以前であれば、買い付け注文がが1月と2月になされれば、設定期間としては12月にも可能なようになっていた。

すなわち、以前は積み立て設定期間と積み立ての発注期間との間に割と柔軟性があって、期間中に連続した2ヶ月の間に発注がなされれば、設定期間も広く確保されていた。

しかし今回は、2月までの期間であっても、設定期間は11月中だけ。

キャンペーンに参加したければ、11月中に設定を完了しなければならない。

現金全員プレゼントキャンペーンがなくなった理由

これは推測の域を出ないが、昔に比べて貯蓄から投資に切り替える向きの人が増えたことや、低コストの投信が増えてきたからではなかろうかと思われる。

現金を全員に必ずあげる、しかも二千円とか三千円とか。

というのは、会社側にしたらかなりのコストなわけで、口座保有数や潜在的な新規顧客数から見積もっても、相当な額になる。

それでも今まで開催してきたというのは、それを開催しても長い目で見れば会社側が儲かる算段があったからなわけで、その甲斐あって、それなりに顧客数を増やすことができた。

その甲斐あって潜在的な顧客が減ってきたことにつながり、昨今ではキャンペーンを打っても大したリターンは得られなくなった。

三千円ゲットを1000人がチャレンジしただけで300万円ものコストになるし、それ以上のコストになるかもしれない。何れにせよ、いくらのコストがかかるのが前もって読むことができない。

それでも、顧客数が増えてくれたり、既存の顧客が増額積立してくれれば、長期的な信託報酬等の手数料でプラスリターンにすることができる。

しかし顧客が新規に増えなかったり、既存の顧客が上記のように現金だけもらってすぐにファンドを売る、などという小賢しいクソなことをしてきたりすると、証券会社が馬鹿な目を見るだけになる。

そこで、2050人までにいくらだけ支払う、というキャンペーンにしておけば、最大でも50人掛ける1万円の50万円プラス2000人掛ける五百円の100万円の計150万のコストでそれなりのリターンが得られる方向に持って行くことにしたのだろう。

抽選で50名という少数の枠に対して3万円以上新規増額する人数がどれくらいいるのかは知らないが、三千円よりは1万円の方が一桁額が大きいし、当選確率に関わらず宝くじのように一発大きな額をもらいたいという、期待値計算がちょとt苦手な人も釣れるかもしれないから、当選者に対する金額を大きくしたキャンペーンを設定して置いた方が、コスパ的には良いのだろう。

要するに、これまでは客側が有利なキャンペーンだったが、今後は会社側が有利なキャンペーンになっている。

お金に余裕がない場合は参加しない方がいい

とはいえ、このキャンペーンに参加すべきではないかというと、実際は3万円以上の掛け金で参加した方がいいと思う。

まず3万円未満だと、当選してもたった五百円というゴミのような金額なので、わざわざ時間をかけて積立設定する価値はほぼない。

そこで、50名というほぼ当選するかどうかは分からない人数の枠だが、1万円狙いで参加すべきだ。

当たり前だが、3万円を2回、計6万円払ったとして現金が当たらなかったとしても、元手の6万円が消えるわけではないし、長期で保有すれば増える可能性もある。

しかしこれはお金に余裕がある人、つまり生活防衛資金のような無リスク資産がたまりすぎている人や、上記のようにキャンペーンを見越して貯めて置いた金なので、キャンペーンがあってもなくてもどうせファンドを購入するはずだった人が、長期保有目的で参加することで、有利な条件でファンドを購入することができることになる。

当選してもしなくてもどうせリスクのある投信を買うはずだった人は、当選しなかったとしても普通の条件で投信を買っただけなので全く損をすることはなく、当たれば儲け、というノーリスクハイリターンな感じになる。

一方、毎月の生活がカツカツで、キャンペーンの現金がどうしても欲しい、絶対に当てたい、などと考えているような人は、当たらなかった時のショックが大きいし、その後手持ちの現金が底をついてキャンペーンのために購入した投信を解約しなければならないような状態に陥ったら、手数料だけ証券会社に支払っただけの損なゲームになる。

なお、上記では、本当に3万円以上の新規設定した人に平等に抽選が行われることを前提とした推測をしただけであって、3万円以上購入した人が50名を大きく超えた場合に、50名の選定指標に購入金額の多寡を含めるのかどうかという点の詳細なアルゴリズムに関しては知らない。

要するに、キャンペーンの現金還元を目的として、背伸びして無理なリスクをとるような行為は避けた方がいい。
今後の現金プレゼントのキャンペーンは、そういうキャンペーンに変更された。

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