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個別投信のリバランスの必要性や手間とバランスファンドの良さ

      2016/04/12

個別投信のリバランスの必要性や手間とバランスファンドの良さ

最近リバランスについてよく考えているのだけど、あまりやる気にならないんだよなあ。

ほったらかしにしたいのにリバランスで手間がかかるのは本末転倒

投資においては、各セクターごとの配分を決めたらそれを守り、3年ごと等にリバランスをしましょう、というのがよくある。
リバランスは絶対にしましょう的な論調で語られて、あたかもそれが当然の教科書的な答えのように言われているのだろうけど、意外とこれ面倒くさい。

まあ私のように怠け者であって、「預金より利率が良ければ何でもいいや」と考えている人間は、たぶんリバランスが絶対に必要なものではないんじゃないかと。
そもそも投資をほったらかしにしようとしている人にとっては、リバランスの手間すら惜しむんじゃないか。

各セクターのみを長期保有してもプラスになる可能性は高い

投資でリスクを取るからには、とりあえず長期保有した結果プラスにはしたい。期待リターンが最大になればいいのだけど私はそこまでは求めてなくてそこそこのプラスであれば良い。

そう考えた時に、「ウォール街のランダムウォーカー」(だったと思う)によれば、まあ20年以上の投資期間が取れるなら、株式、債券いずれのセクターであっても元本割れする可能性が0になって、投資結果は期待リターンに収束する。というような書かれていて、「あじゃあ今後一番伸びそうで期待リターン高そうな外国株式のインデックスファンドだけ積み立てるか」と安直に考えて積み立てを開始した。

つまり海外株式インデックスファンド一本だけをドルコストで積み立てただけなので、他のセクターとのリバランスのしようがない。
それでも20年以上の長期積み立てならプラスになるっちゅうんだからそれでいいじゃないか、とか。

しかしながら、海外債券を買ってもそれなりにプラスの期待リターンはあるし、日本株式についてもまあバブルから今までの20数年間ではマイナスになったかもしれないけど、ドルコストの積み立てなら今後はプラスになる公算高いんじゃないの、とも考えたときに、いろいろなセクターの資産を持つのも面白そうだから各々買ってみるか、と思ってそうした。

ということで、最初から全体の資産配分をどう割り振るかということは考えてなくて、それぞれの日本株式、海外株式、海外債券の3つに同じ金額だけ買い続ける、ということをやり始めた。
この場合、3つの資産に積立金額は均等配分しているのだけど、別に各々の割合を「33%ずつ」でキープしたいというわけじゃなくて、各々別個に買っても各々でプラスになるのだから各々のセクターで稼いでもらえばいいじゃん、という安直な考え。

本当なら、「均等買い」イコール「33%ずつに均等配分されたアセットアロケーションにすべき」となって、「3年に一回は資産配分を見直して、40%とかに増えてしまった資産を33%になるように売って、その分、28%とかに減ってしまった資産を33%になるように買いましょう」というのが理想なのだろうけど。

バランスファンドの良さ

その後「グローバル・インデックス・バランス・ファンド(投資生活)」という完全に上記のリバランスを実現するファンドが低コストでジョインベスト(野村ネット&コール)から販売されたのでもうそれ1本だけ買うことにしたのだけど、だんだんもっと低コストのファンドが販売されてその都度積み立て対象ファンドを安いものへと乗り換えて行ったら、まあカオス状態になってきた。
何しろ、売ると税金で20%近く(当時は軽減税率だったけどそれでも10%)持って行かれるからのう。。。
せっかく○○万円増えているのに、売った瞬間「減る」というのはとても抵抗がある。

なので、1%以下ではあって当時は最強の低コストであった「年金積み立てインデックスファンド海外株式」とか未だに売らずに持っているわけです。今のSMTシリーズとかemaxisとかニッセイとかに比べたら相当高いコストなのに。

で、そうやって乗り換える間にバランスファンドとかも低コストになってきて、それらも面白そうだからいろいろ買ってきたので、もはや自分のアセットアロケーションってどうなってるんだろうな。
最初に設定しなかったからゴール決めてないし、なんとなく海外株式多めで日本の資産は少なめ、にはなってるのだろうけど、まあどのように買っても長期保有ならプラスになる公算高いんなら、結果的に得られる期待リターンが最大値ではなくても、プラス4%か5%くらいで回せるんじゃないの?と思ってるし実際そうなってる。

ただ、やっぱり3年に一回くらいはリバランスしたほうが、リバランスしないよりも1%くらいの期待リターンを上げてリスク(標準偏差)を2%くらいは下げる、みたいな結果がわたしのインデックスにも出てるし、「じゃあ今まで買ってきたのはそれはそれで置いといて、今日から新たに投資を開始したと考えて今後はバランスファンド1本にするか」つって世界経済インデックスファンドしか積み立ててないのだけど、今まで買ったものを総合したファンドと今後の世界経済インデックスファンド1本との間でどれくらい結果に差があるのかというのが楽しみではある。

ところで、リバランスが良いものと考えて、リバランスするのが前提と考えた時に、それでもバランスファンドはコスト的にもったいないと考える向きもあるようです。
が、0.4%の信託報酬がかかる投信を別個に買って3年おきにリバランスする(売買の都度、儲かってたら税金取られる)のと、0.5%強のコストの世界経済インデックスファンドを買って放置しておくのとでは、どれほどの差が出るのかというと、それほどでも無いような気がする。

 - 経済