SBI米国中小型割安株ファンド(USリバイブ)なるアクティブファンド
最初はインデックスファンドの積立投資だけで資産を築いてきた私も、総資産額が大きくなってくると欲が出てくるのですよ。
なんか他の投資対象に手を出してみたいと。
そこで最近ではアクティブファンドの買い付けもちょいちょい行ったりしています。
長期的にベンチマークに勝ち続けるアクティブファンドはほとんどないので、コストが安い分インデックスファンドの方が長期的にはお得、ということは頭ではわかっているのに、なんとなく遊び感覚で高コストのアクティブファンドを買ってしまうことの無駄さ。
とはいえ、世の中にはコストを考えても長期的に勝ち続けるアクティブファンドもあるわけで、そういうのを探すのは昔ほどは難しくなくなっているわけです。
インターネットの口コミ情報のおかげで。
例えばひふみ投信とかジェイリバイブとかさわかみ投信とか資産設計の達人はもうおすすめのアクティブファンドとしてネット上でいくらでも情報が出回っているわけです。
SBI中小型割安成長株ファンド(ジェイリバイブjrevive)とSBI米国中小型割安株ファンド(USリバイブ)の比較
ところでこの「SBI中小型割安成長株ファンド(ジェイリバイブjrevive)」に関して。
これはSBIアセットマネジメントの投資信託のシリーズとして、2018年5月31日時点で純資産を25,119百万円くらい集めているすごいファンドですが、調べてみると、同じくSBIアセットマネジメントのシリーズとして「USリバイブ」という愛称のアクティブファンドがあるじゃないですか。
なんとなく中小株型で同じだし、コンセプトも似てそうだし、名前も似てるので、ジェイリバイブがそんなに成績がよくて人気があるなら、絶対USリバイブも大人気だろうと思って調べてみたら、2018年5月31日時点で純資産がたったの613百万円しかないじゃん。
しかも設定来からの純資産総額の推移をみると、徐々に減っているじゃないですか。
何これ。
中小型成長株ファンド-ネクストジャパン-(jnext)もSBI小型成長株ファンドジェイクール(jcool)もすごい人気なのに、USリバイブの人気のなさは何これ。
ネットで検索してみても、USリバイブのことを話題にしている人がほとんどいないし。
何かがおかしい。
みんなこのUSリバイブを見落としているに違いない。
そう思って、USリバイブの成績を調べてみたのです。
USリバイブのリターンと他のファンドとの比較
適当にモーニングスターで設定来からのトータルリターンを調べてみたのです。
すると、直近1ヶ月では2.74%のプラスリターンであるものの、3ヶ月、6ヶ月、1年のリターンはマイナス。
しかしこれは仕様上2018年4月30日時点での情報になっているようなので、ヤフーファイナンスで再度直近1年のリターンを検索するとこんな感じだった。
やはり直近1年のリターンはマイナスだし、資金の流出している。
この1年ってアメリカの株式はそんなに悪かったかなあと思う。
NYダウインデックスとかもっとプラスだった気がする。
もしかしたらインデックスに負けているんじゃないかと。
それでまたアメリカのいろんな株式の指標と比べてみようと思って、適当にヤフーファイナンスで直近1年の他のファンドとの比較チャートを出してみたのです。
とりあえず適当に「iFreeNYダウ・インデックス(0431Q169)」、「iFreeS&P500インデックス(04318178)」、「楽天・全米株式インデックス・ファンド(9I312179)」あたりの昨今人気のアメリカのインデックスファンドあたりを入れて、あとはアメリカのアクティブファンドとしては何を選んだらいいのかよくわからないけどとりあえず評判が良さそうな「AB・米国成長株投信Bコース(H無)(39312065)」あたりを入れてみた。
そうしたら成績が最低レベルなのですよ。
負けに負けまくっている。
だったら普通に低コストのダウとかS&Pのインデックスファンドを買って放置している方が良さそうなのです。
楽天のやつとかifreeのS&P500のは1年分のデータがなかったので、半年の分のグラフを書いたのが冒頭のスクリーンショット。
もうリターンが最下位なのですよ。
もちろん1年とか半年とかでどうこういう話ではなく、将来的には大勝ちする可能性もありますが、確かに年1.9332%の信託報酬を払い続けるには高コストでおすすめできないのかもしれないなあ。
ちなみに私毎日積立コースで適当に毎日100円をこのUSリバイブを毎日積立購入してる。
色々なファンドに手を出すのが面白くなってきたのだけど、面白さとか追求せずにおとなしく100円みたいな少額ですらも機械的に再低コストの先進国株式インデックスに全振りしといた方が賢いのでしょう。