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[書評]上場企業エリート社員のための最強の不動産投資(森田潤 他)

   

[書評]上場企業エリート社員のための最強の不動産投資(森田潤・羽藤 将志)

タイトルにつられて「上場企業エリート社員のための最強の不動産投資(森田潤・羽藤 将志)」なる本を読んでみたので、その感想や評価をざっくりと書きたい。


一般論多い、会社の宣伝多い

全体的に、不動産投資がいかに優れているか、という点で株式やFXなどとの違いなどをあげているが、あまり説得力がなく一般論で終始している感じがする。

特に「第1章 重税、リストラ、年金不安…「資産形成」が不可欠の時代」と「第2章 株、投資信託では資産形成できない。「レバレッジ」を最大限に活かせる不動産投資がベスト」ではそれが顕著である。

また、上場企業エリート社員のための最強の不動産投資というからには、すでに頭が良くて不動産投資に関する知識もそこそこある人向けかと思いきや、すごく初心者向けに書かれている。

全部で4章あるが、1章と2章と4章はざっくりと書かれているだけで、「第3章 不動産投資で年収1000万円以上の会社員が資産10億円を築く方法」がメインになるだろう。

割と数字まで詳細に書かれていて、そこは参考になる。

が、全体的に「不動産投資はリスクがない」みたいな雰囲気の書かれ方をしている点は気になる。まあ勉強すればするだけ株式等よりもリスクを低減しやすい分野ではあるが。

あと、全体的には「トライブホールディングス社」という会社の宣伝の色合いが強い気がする。

ところでこの会社、ググってみたら「医師専門」の不動産投資を扱っているらしい。

この本はサラリーマンでも実践できる内容なので、「トライブホールディングス社」もサラリーマンを対象にしているかと思いきや、医者だけなのか。ハードル高い。

メーカーとか研究職で年収2000万円は可能なのか

それにしても気になるのは、「第4章 現物資産で将来に備えろ!高額所得者の不動産活用実例」である。

実例集みたいな感じでいろんな人が取り上げられているが、これって本当なのか?

出てくる人のプロフィールが30歳とか40歳とかなのに、みんな揃いも揃って「メーカーの研究開発部」とか「メーカー営業部」とかだったりして、普通に考えれば年収レンジは600万円〜1000万円程度のような肩書きなのだが、年収2000万円とか2500万円とかいっているのだけど。

外資系コンサルとか金融ディーラーとかじゃないと到達できなさそうな金額なのだが、開発部で30歳代とか40歳代とかで年収2000万円もくれる大企業ってどこだ?

あと、プロフィールはそうやって詳細に書かれているのに、では実際にどのようにして不動産投資で成功したかの具体的な話はほぼない。

ただ単に「投資は初心者だったけどトライブ社に相談して不動産投資を始めてみてよかった」みたいな曖昧なことを全員書いているだけなのだけど、これは本当に過去の実録なのか、という点は気になった。

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