三鷹の森ジブリ美術館は乳幼児の子連れ・赤ちゃん連れ家族におすすめ
三鷹の森ジブリ美術館に家族で行ってきたのだが、素晴らしかったのでその記録を書いて行きたい。
入場券の買い方
詳細はよく知らないが、とにかく開館以来ずっと大人気でその盛り上がりは冷めやらず、当日券を買うなどということはほぼ無理だとかどうとかいう話を妻がしていた。
したがって、入場券は事前に購入しておく必要があるようだ。
妻は、ローソンのロッピー端末で事前購入したチケットを入手していた。
大人・大学生2枚と幼児(4歳以上)の入場引換券1枚の計3枚である。
大人の料金は1000円で、幼児の値段は100円だそうだ。
超人気施設にしては割と安い価格だとは感じた。
我が家は4歳の息子と0歳の娘がいる。
3歳以下であれば入場無料なので、チケットをゲットする必要がなかった。
なお、日時が指定されている完全予約制なので、その日のその時間から30分以内に入場しなければならないという厳しい縛りがある。
しかも、チケット転売は禁じられており、それを防止するために入場の際に運転免許証や学生証等の身分証明書をスタッフに見せる必要があるようだ。
連れの人がいる場合も、全員揃ってから入場しなければならず、だれか一人が集まらないからと行って先に来た人だけが先に入場しておいて「中で集合」などという甘いルールなどは認められないようである。
さすが超人気スポットである。
三鷹の森ジブリ美術館までのアクセス・駐輪場
さて、ジブリ美術館までのアクセスであるが、一応公式サイトだとJR中央線の三鷹駅が最寄駅となっているが、別に吉祥寺駅からでも京王井の頭線の井の頭公園駅からでも大した距離の差はない。
むしろ、三鷹という名前はついているものの、美術館が井の頭公園の中にあることから、吉祥寺駅とか井の頭公園駅から歩いてくる方がおすすめな気がする。
しかしながら何れにしてもなかなかの距離であり、乳幼児がいると歩いてくるのはしんどいかもしれない。
したがってコミュニティバスを併用することも可能である。
なお、私は自転車で行った。
杉並区からであれば吉祥寺などはチャリ圏内であり、とりわけ我が家はヤマハPAS Babby unはおすすめ子供乗せ電動アシスト自転車(感想)で書いたように、電動アシスト自転車の子乗せ自転車を保有していることから、快適に自転車で行ける。
駐輪場も完備されているので、近隣の人は自転車で来るのがおすすめである。無料の駐車場などはないので車は使わない方が良い。
なお、上記写真のように、「駐輪場」という看板がレトロ感があっておしゃれであるが、駐輪場自体はただの土であってコンクリートではなく、ラックもない。
100台分の自転車がおけると公式サイトに書いてあるが、入口も狭いし入り口がやや上り坂になっているし、自転車が密集していて、非常に置きづらい。
それでも私は頑張って自転車をそこに停めたが、よく考えればここは井の頭恩賜公園の敷地内であり、広大なこの公園内にはいたるところに自転車がおける場所があるので、別に美術館の駐輪場にこだわらず、もっと快適に停められる公園内の自転車置き場に置いても良かったなと後に思った。
開館時間と休館日
休館日は基本的に毎週火曜日らしい。
営業時間は午前10時から午後6時であり、入場時間帯が4回に区切られているようだ。
1回目の入場時間は10時であり、10時半までに入場しなければならない。
以降、2回目入場は12時、3回目は14時、4回目は16時であり、各々、入場開始時間から30分以内に入場しなければならない。
それに遅れるとどうなるのか知らないが、ルールが厳格な場合には無効にもなりうるので気をつけなければならないだろう。
営業時間前から行列ができている
というわけで、私は土曜日の10時入場開始の入場引換券を持っていたので、余裕を持って9時50分には着いていた。
入り口では日本人のみならず海外からの観光客と思しき外国人のお客さんたちがひっきりなしに写真を撮影しており、日本のアニメーションが世界的に評価されていることを肌で感じる。
トトロがお出迎えしてくれる。
別に完全時間指定の予約制なので、行列とかできていないだろうと思ったが、かなりの長い列ができていた。
これ、行列に並んでいる間に30分以上かかってしまって、結局30分以内に入れなくて入場できないみたいなオチもあり得るんじゃないかとか心配になったが、まあ流石にそんなことはしてこないだろう。
バス乗り場や三鷹駅への方向などの標識も何処と無くジブリ感がある。
長かった列は、最初は全く動かなかったが、スタッフの方がテキパキとさばいていてスムーズに進んでいた。
遠くから歩いてくるカップルや外国人客、親子連れを見かけると、スタッフの方は「入り口はこちらです」と遠くから呼びかけて、こちらに誘っていた。
しかしどうしてその人たちがこの美術館の客だとわかるのだろう。
ここは井の頭公園であり、美術館がなかったとしてもかなりの人気スポットである。
もしかしたらその人たちは美術館目的できたわけではなく、公園で遊ぶためにきただけかもしれない。
しかし100発100中で、スタッフの方々は、遠くから歩いて来る人たちをこの美術館の客だと認識してこちらに誘導していた。
積み重ねた経験によって、その人がこの美術館の客か否かを正確に当てることができるのだろう。すごいと思った。
それにしてもいい天気だなあ。
外からでも、ラピュタだかナウシカだかに出て来るとかどうとかいうロボット兵だか巨神兵だか機神兵だか名前のよくわからないメカの顔がにょっきり顔を出している。
館内に入らなくてもその施設の光景は可愛げがあり、道ゆく人がこれをバックにして記念写真などを撮っていた。
出口と入口とが別の場所になっている。
入り口に比べて出口は実に簡素なつくりである。
周囲を歩いてみる。
テニスコート側からの様子は鬱蒼としている。
お知らせ、なる看板が下がっている。
本日のチケットはすべて完売となっております、なるメッセージが下げられていた。
この看板の「完売」なるメッセージは別に今日に限ったことではなく、毎日のことなのだろう。
きっぷうりば、と書いてあるが、決してこの美術館のきっぷが売られているわけではなく、アニメ内の雰囲気をそのまま出しただけの飾りである。
まっくろくろすけだ。
よくわからないオブジェだ。
さて、美術館の周りを手持ち無沙汰にゆっくり一周する頃には、1回目の入場分の客はほぼはけていたと思う。
いやー、中に入りたかった。実に。
暇だなあ。
実は上記3枚分のチケットのうち1枚は、妻の友人のものであり、友人が大人2名と子供1名分のチケットを買ったはいいものの、当初行く予定だった人がキャンセルになってしまったので、勿体無いからということで妻と息子が誘われたのである。
だから私は外で0歳の赤ん坊を抱っこしながら待っているだけという役割を仰せつかっただけであり、決して私自身が中に入れたわけではない。
でもいいのである。
何がどう楽しかったか、という言葉を家族やその友人から聞ければそれで満足なのである。
美術館内は写真撮影禁止なのでその様子と感想を文章だけで書く
さて、美術館内は写真や動画での撮影は禁止だということなので、妻の感想をそのまま箇条書きで書いていきたい。
- 息子はジブリ作品を一度も見ていないが、それでも楽しかった
- 妻もジブリ作品に思い入れがあるわけではないが、それでも楽しかった
- 井戸があってその水を出すのが楽しかった
- いろんなオブジェが形が変わっていて色々楽しかった
- ネコバスがどこにあるのかわからなかった
- 土星座のオリジナル短編アニメーションを息子が興味を持って最後まで見ていた
- お土産屋のミュージアムショップ「マンマユート」は人気があった
- カフェ「麦わら帽子」とかカフェデッキとかは人気があった
- でもレストランのメニューの値段が高かったので何も買わなかった
正直、息子はジブリ作品を見たことがないし、テレビとか興味がないし、美術館よりも体を動かして公園で運動する方が好きな体育会系タイプなので、こういう施設は10分くらいで飽きて出て来るかと思ったが、予想に反して1時間半、もしかしたら2時間くらいは中で遊んでいたかもしれない。
それくらい魅力があるのだろう。
つまり私は2時間くらい外で0歳の赤ん坊と一緒にぼーっとしてたというわけで、天気がよくて快適な気温の秋の陽気は、公園のベンチでぼーっとするには最高の環境だった。
なお、上記写真は入場券。
ジブリ作品に出てきそうな雰囲気のフィルムであり、実に細部にまでこだわっている。