名月という品種のりんごの味・食感等の感想。どこで買えるか
栃木県宇都宮市の実家の母から、「サンフジ1個と名月(めいげつ)2個を送ります。名月は売ってないりんごです」なるメモ書きとともに、突然りんご3個が送られてきた。
私はりんごが好きで、秋と冬、春に入っても毎日りんごを食べているのだが、名月とは聞いたことのない品種である。これは相当珍しいりんごなのではないか。
名月と他のりんごとの比較
名月は中くらいのサイズの玉だった。
黄緑色で青リンゴの部類だろう。どことなくトキに似ている。
ほら、ちょっと赤みが差した部分があったりするのもまたトキの風情を感じる。
たまたま、我が家に王林とシナノゴールドが常備してあったので、並べてみた。
王林ほど皮の表面がゴツゴツしておらず、すべすべである。また、シナノゴールドほど黄色い色ではない。
やはりトキに近いと感じる。
包丁で切ってみる。
薄い黄緑色の皮。
果肉は薄い黄色。ほとんど白に近い。
蜜はない。果汁はたっぷりある。
みずみずしい。
名月の味・食感等の感想
食べてみると、意外としゃりしゃりしている。
もう少しモサモサした食感かと思っていたが、しゃりしゃりしている。サンフジよりはもっさりした感じで果汁も少ないが、果汁もある。
なんというか複雑な味だ。
甘すぎず、酸っぱすぎず、バランスが取れている。
なんとなく西洋梨のような味わいもブレンドされているような気がして、なかなか奥深い味わいである。
さすがどこにも売ってないと母が豪語するだけある、幻のりんご的な雰囲気の味わいである。
名月りんごの販売店舗・価格
地方の田舎の人ならよくありがちだが、市場のスーパーに出回らない野菜や果物を農家から直接譲ってもらうとかでゲットすることがあり、母もよくそういうのをもらってくるのだが、どこにも売ってないということはなかろうと思う。
なぜなら今はネット社会であって、インターネットを駆使すれば手に入らないものなんかないんじゃないか。
というわけで調べてみたら、ぐんま名月、というのが正式名称らしい。
時期によっては蜜も入るようだ。
ぐんまということで、栃木を含む北関東では手に入りやすいのだろうと推察される。
りんごといえば青森か長野だが、北関東発祥のリンゴとかもあるんだな。
価格は、流通量が多いフジとかに比べるとやや高いような気がする。楽天等の通販でも高いのは10キロで8000円くらい行くのもあるようだ。
まあそういう場合は訳あり品を買うと良い。訳ありだと10kgでも3000〜4000円くらいでも買える。これなら安い。
いやー、これはなかなか美味しいリンゴだ。また自分でも買いたい。