「モバイル ユーザビリティ」の問題が新たに検出されましたの対処法
2018/11/25
Google Search Console Teamから唐突に「サイト***で「モバイル ユーザビリティ」の問題が新たに 検出されました」なるメールで警告通知が届いた。
Contents
「クリック可能な要素同士が近すぎます」と「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」
メールの文面を引用すると、以下の通りであった。
サイト***で「モバイル ユーザビリティ」の問題が新たに検出されました
***の所有者様
Search Console により、貴サイトに影響する「モバイル ユーザビリティ」関連の問題が新たに 2 件検出されました。 「モバイル ユーザビリティ」は Google 検索結果で悪影響を受ける可能性がございます。 この問題をご確認のうえ、修正することをご検討ください。
新たに検出された上位 2 件の問題(影響を受けるページ数に基づく):
クリック可能な要素同士が近すぎます
コンテンツの幅が画面の幅を超えています
該当サイトのページ数は700件くらいあるのだが、エラーが発生しているのは6件だけのようである。
エラーの内容は「クリック可能な要素同士が近すぎます」と「コンテンツの幅が画面の幅を超えています」の2件だけであり、6件ともこの2つのエラーに同時に該当している。
いずれか一方だけが該当している記事というものはなく、完全に6件とも重複してこの2つの警告を受けている。
そこで、これらの問題を修正すべく、6件を確認することにした。
どこに問題があるのかがわからない
それで確認してみたのだが、特段問題はないように思えた。
別にコンテンツが画面からはみ出ているような様子はないし、クリック可能な要素同士が近すぎるようなこともない。
クリック可能な要素やコンテンツとしては、写真画像を大量に使っていることは挙げられる。
しかし、画像のサイズはスマホからはみ出ないように調整している。
確かに写真画像同士が近すぎてクリックしてしまうかもしれないが、それはこの6件だけの問題ではなく、私のいずれのページにおいても同様の写真掲載方法を取っているので、ほかのページも同様の指摘を受けているはずである。
したがって、この6件のページだけに特化した特徴的な問題というのはなさそうに思えた。
このページはモバイル フレンドリーです
スマホでの表示に問題があるということなので今度はグーグルサーチコンソールの「モバイル フレンドリー テスト」を行ってみることにした。
しかし、6ページとも「このページはモバイル フレンドリーです このページは、モバイル端末での使い勝手に優れています」との有効な評価を受けるのみであって、コンテンツがどうのこうのというエラーは発生しなかった。
だからまたサーチコンソールで「修正を完了しましたか? 修正を検証」というボタンを押して初期検証して見ることにした。別にどこも修正していないけど。
しかし当然のように6件ともエラーが同様に発生した。
そういえば気になるのは、モバイルフレンドリーテストにおいて、「このページはモバイルフレンドリーです」の表示の上に、小さく「ページの読み込みに関する問題」という黄色の警告が発生している点である。
これをクリックして開くと、以下に引用する詳細情報が表示された。
ページが部分的に読み込まれました
ページのリソースの一部を読み込めませんでした。これは Google がページをどう認識するかに影響する場合があります。問題を解決して、Google がページをどう認識するかに影響する可能性のあるリソースがすべて取得できるようにしてください。
これを見ると、楽天とかの外部リソースからのJavaScript等ばかりであった。
もしかしたらこれらが悪影響を及ぼしているのかもしれない。
サイトのテンプレートが影響しているかもしれない
そういえば該当サイトは、テンプレートで楽天のサービスを表示させている。
別にアマゾンとかグーグルのアフィリエイトとかアドセンスとかの広告をベタベタ貼っているわけではないが、そういう外部リソースへのリンクが、モバイルのサイズに最適化されておらずに、パソコン対応のままのサイズでモバイル表示されているのかもしれないと懸念した。
すると、確かにテンプレートに設置した楽天のリソースの一部が、モバイルだと画面からはみ出ていることを発見した。
とはいえ、これは1年以上も前からずっとこのままであって、最近そのような変更を加えたわけではない。
だから、急に昨日になってそれが原因のエラーが発生する理由がわからない。
何より、サイトのテンプレートの問題なので、これが原因ならば全部のページで同様のエラーが発生しているはずなのだが、エラーが発生した該当ページは6件だけである。
だからこの突然の警告通知の原因がよくわからない。
もしかしたら全部のサイトでも同様のエラーが発生しているが、6件だけを代表してエラー該当ページとして表示してくれているのかもしれない。
なぜなら、コンソールには次のような注釈があったからだ。
これは単なる「例」に過ぎません。サイトのインスタンスが、この表にすべて含まれているとは限らないためです。インスタンスは、次のような理由で省略されることがあります。
表の行数の制限(1,000 項目)
インスタンスが最後に試行されたクロールの後に発生した
しかし、あくまでも1000件超えたら他のページが表示されないことになるだけであって、6項目だけでとどまることにはならないので、やはり同じエラーならば該当サイトの約700ページ全部がエラーページとして列挙されてしかるべきであると思われた。
とりあえず無視して放置してみる
というわけで、なんとなくテンプレートの問題のような気がするものの、ならばなぜ6項目のページだけが該当しているのかが判断できないので、まだ何もしないことにした。
もしかしたらグーグルの勘違いであって、待ってれば勝手にエラーが消えて解決されているかもしれないし。それならばユーザ側での対処は不要である。
あるいは、今後のクロールで700ページほど全部がエラーになるかもしれない。
そしたらテンプレートを弄って修正を施そうと思う。
700ページ同じように書いていて、6ページだけがエラーになる原因がわからない以上、下手に動いて対処する必要はまだないと思われた。
明確な解決法はまだよくわからん。まあ今の所アクセス数が顕著に減る等のSEO的な問題も明らかには発見できていないし、とりあえず放置して静観してみるか。
何も対処してないのにエラー数が勝手に減った
追記。
あれから1日経ってまたグーグルサーチコンソールのモバイルユーザビリティを見てみたら、エラーが6件から4件に減っていた。
何も対処していないのに。
じゃあグーグル側でのミスだったのか。よくわからん。
その次の日はさらに減った。エラー数が2件にまで減っている。
焦って何か対処する必要はなさそうだ。
そして問題は全て解消された
そして、何も対処せずに放置していたら、3日後には完全に有効のみになってエラーが消え、問題なしになった。
一体何だったんだろう。