桃井はらっぱ手作り凧あげ大会(東京都杉並区)は子連れ家族におすすめ
桃井はらっぱ手作り凧あげ大会なるものに行った。これは子連れ家族におすすめであるとわかった。
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桃井はらっぱ公園は広いので凧糸が絡まりにくい
この手の凧揚げ大会は探せばちらほらあるが、会場の広さに比して参加人数が多すぎると、凧糸が絡まりまくって他の人に謝ったりなどの無駄なフローが発生しがちである。
かといって、閑散としすぎているのも盛り上がりにかける。
その点、桃井はらっぱ公園はちょうどいい人口密度である。
4歳の息子は走り回るのが好きで、タコを上げながら、午前11時くらいから午後2時くらいまで、お昼ご飯を食べるのを忘れて延々と走り回っていた。
ものすごい運動量である。凧揚げは運動になる。
また、そのように走り回ってもタコ糸が絡みにくいくらいには十分に広い。
桃井はらっぱ手作り凧あげ大会の開催日・日時・アクセス等
さて、会場には上記写真のようなチラシが貼られている。
日時は2019年の場合は1月20日(大体毎年1月の日曜日に開催されているようだ)であり、受付時間は10時から。
午前10時半から12時半までのようである。
雨天の場合は中止。
誰でも参加ができるようで、アットホームである。
なお、先着100名まで材料費150円の有料でタコ作り教室なども開催されるらしい。
しかし我が家はすでに手作り凧がある。
幼稚園で作ったものと、柏の宮公園のタコ作りで作ったものだ。
すでに無料で我が家はオリジナル凧をゲットしている。
というわけで、当日は無料で手作りタコを持参して参戦した。
なお、駐輪場には余裕があるので、自転車でくるのが良いだろう。公共交通機関だと、最寄駅の荻窪駅からは徒歩だとやや遠いので、電車とバスを乗り継いで来ることになる。
手作りの凧という縛りが良い
そもそも、揚げる凧が手作りである点が良い。
他の凧揚げ大会だと、これ見よがしに漫画やアニメのキャラクターとかがデザインされているかっこいい既製品の凧がたくさん上がっていたりする。
その場合、我が家のようにタコを買っていない場合、ビニールで作った手作りたこは見劣りしてかっこ悪く感じてしまう。
しかしこの原っぱ公園では大半が手作りのタコを上げているので、そういった劣等感を覚える必要もない。
清々しい気持ちで自信を持って上げられるのである。
お股に持ち手を挟んで上げている息子。
このスタイルを4歳の息子は、「ちん上げ」と呼んでいた。凧の上げ方も自由度が高い。
無料でもらえる甘酒とお菓子が美味しい
触れ込みによれば、参加者には無料であまざけが振舞われることになっているらしかった。
半分、このあまざけが狙いで参加しにきたという目的もある。
タダメシ最高である。
日本園芸協会、なるテントに向かう。
あまざけの配布時間は10時45分〜11時15分と、11時45分〜12時15分という時間制限があるらしい。
麹が入っていて甘さ控えめ、味わいは深い。
これは甘いのが苦手な大人も美味しく飲めるあまざけである。手作り感があり、また高級感も感じる。美味しい。
防災用のクラッカーの塩味もまた甘酒の味を引き立てた。
なお、12時15分になってもまだ余っている様子だったので、お代わりもした。最高である。
そういえば、あまざけがもらえるのは凧揚げ大会にエントリーした人だけだと思っていたので、一応エントリー登録する場所を確認してから甘酒をもらおうと思っていたのだけど、単に甘酒をもらって帰ってきただけだった。
エントリーしているかどうかも聞かれなかったし。これで良かったのだろうか。
まあ出入り自由の誰でもウェルカムな雰囲気だったので、まあ良しとしよう。
ところで、登りに記載されている主催者の欄、上井草青少年育成委員会、今川児童館等の他に、何か黒塗りされているところがあったのだが、これは何なのだろうか。気になった。
あと、余った甘酒は児童館に持って行く、みたいなことをスタッフの方が言っていた。
大会後に今川児童館に行けばまた飲めたのだろうか。本当に美味しい甘酒だったのでいくらでも飲みたかった。
プロのタコを見ているだけで楽しい
なお、凧揚げ大会は、自分で凧揚げするのも楽しいが、他人の凧を見るのもまた楽しい。
中にはプロ級と思しき人のタコもあった。なんだか50個くらいの凧が連なっている。
そのうち、垂直に上に上がって、まるで大空に刺さっている感じになってきた。
もう凧揚げの域を超えて、何やら宇宙と交信かのようでもある。
凄まじすぎる。
プロといえば、他になんだか野球選手のイチローみたいな雰囲気のおじさんが、高級そうな凧を釣竿であげていたので、この人もプロなんだろうなあと思っていたら、子供達のタコが近寄るたびに「絡まるからこっちに来ないで」とか怒鳴っていた。
いくらプロだからといって、子供達の都合よりも自分の楽しみの方を優先する図々しい態度はいかがなものかと思った。
凧揚げの暦が長いからでかい態度をとっているんだろうが、むしろ糸が絡まって嫌ならお前の方がどけよ、と私はボソッと毒づいてしまった。
子供達が優先の大会なんだから、こういう日は大人の方が控えるべきだろう。
その後、そのイチローっぽい人は、多分頼まれてもいないのに他のお客さんに凧揚げのテクニックについて講釈を垂れている雰囲気があった。
お節介焼きというかなんというか。
まあ他人に色々教えてくれているのはいいことだと思うが、面倒臭そうだから我が家の近くには来ないでくれと思った。
ああいう教えたがりのプロ、あるいはセミプロは、時に面倒臭い老害的な雰囲気を醸し出すよなあ。
最後は愚痴になったが、とても楽しい大会だった。また参加したい。無料の甘酒、すなわちタダ酒を飲むためにも。