松竹芸能新宿角座のお笑いライブ結果に基づく人気芸人ランキング
2016/07/11
近い将来テレビに出まくって全国の人気を総なめにしそうな松竹芸能の芸人を予想してみようと思う。
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松竹芸能新宿角座の観客投票型ライブゲラゲラ
当然ながら面白い芸人じゃないと人気も出ないしテレビ露出も増えないのだけど、その面白さというのを数値化できないか、と考えていた。
そこで松竹芸能の新宿角座にて、「観客投票型ライブ 関東ゲラゲラ」というシリーズの毎月開催されているライブを解析すればそういうすごいことができるんじゃないかと思った。
この関東ゲラゲラには、ゴールド、シルバー、ブロンズの3種類がある。
GOLD,SILVER,BRONZEの順にランクが下がり、さらにその下にネタ見せ、というものが上がる。
このライブで成し遂げようと思う芸人は、まずネタ見せでうまくやることにより、BRONZEに出場できる権利を得る。
このBRONZEで観客の投票により上位のランキングに入ると、SILVERへの出場資格を得る。
逆に、下位のランクに入ってしまった場合は、またネタ見せという奈落の底へと突き落とされる。
中間のランクだと、次の月もまたBRONZEに残留となる。
SILVERでも同様に、昇格、残留、降格、があり、昇格するとGOLDという勝ち組だけが集まるライブへの出場が可能になる。
毎月観客の投票が行われており、それに応じて容赦なく実力の有無が露呈されるという非常に過酷な状況の中、松竹芸能の芸人は生き抜いている。
無能であろうとも横並びに右肩上がりに昇給し、それなりの肩書きがついていく大企業の社員がいかにぬるま湯に浸かった楽な生活を日々送っているかということが分かるであろう。
そして多くの芸人がひしめき合う中、必死で考えたネタを披露してGOLDに出場できた芸人はそれだけで観るべき価値が高い。
GOLDの出場回数で芸人をランク付けする
というわけで、松竹芸能の芸人から今後全国的に大人気になるであろう芸人を予想するには、この毎月のライブの成績を分析するのが早道というわけだ。
そこで、世界中に山積する夥しい数のビックデータの中から、高度なネットワーク技術とプログラミング能力、および緻密なデータベース技術をいかんなく駆使することにより、以下のように芸人のステータスを見える化()することに成功した。
単に松竹芸能 新宿角座@shinjukukadozaのツイッターのつぶやきからライブ結果情報をいただいただけだけど。
まずは直近(これを書いたのは2016年7月)の1年間のライブ成績情報から今後を占うということで、集計期間を2015年7月〜2016年6月と設定してみると、以下のとおりとなった。
芸人名、コンビ名 | ゴールド | シルバー | ブロンズ | 出場回数 |
---|---|---|---|---|
ゼブライン | 5 | 10 | 1 | 16 |
ブルエコー | 6 | 1 | 2 | 9 |
南国バカンス | 10 | 0 | 0 | 10 |
セバスチャン | 6 | 7 | 3 | 16 |
じなんぼ〜いず | 9 | 1 | 0 | 10 |
ニダンギア | 7 | 6 | 0 | 13 |
アゲイン | 10 | 0 | 0 | 10 |
ジョリー惑星 | 1 | 1 | 1 | 3 |
三日月マンハッタン | 10 | 1 | 0 | 11 |
ラバボーズ | 8 | 2 | 0 | 10 |
空の耳 | 3 | 5 | 4 | 12 |
世界少年 | 10 | 0 | 0 | 10 |
たぬきごはん | 9 | 3 | 0 | 12 |
青年タイアップ | 1 | 3 | 0 | 4 |
三個目のミス | 1 | 2 | 1 | 4 |
さんびーち | 1 | 1 | 9 | 14 |
紺野ぶるま | 5 | 7 | 2 | 14 |
トチギフ | 3 | 8 | 2 | 13 |
せつこ | 1 | 3 | 6 | 10 |
コーヒールンバ | 3 | 7 | 3 | 13 |
鳥飼詠太 | 3 | 7 | 2 | 12 |
トムソーヤ | 1 | 9 | 2 | 12 |
ハッピー遠藤 | 0 | 2 | 11 | 13 |
アーマーカッパ | 0 | 5 | 9 | 14 |
ガール座 | 0 | 8 | 5 | 13 |
キャメルトロフィー | 0 | 7 | 7 | 14 |
わっしー教授 | 0 | 1 | 2 | 3 |
ツインズ | 0 | 2 | 3 | 5 |
ルネサンス | 0 | 7 | 10 | 17 |
ガールプレイヤー | 0 | 4 | 6 | 10 |
小林ヒロユキ | 0 | 2 | 7 | 9 |
ヤブキサドヤ | 0 | 4 | 9 | 13 |
みよこ | 0 | 1 | 3 | 4 |
座敷ボウラー金井 | 0 | 1 | 2 | 3 |
ベイビーフロート | 0 | 3 | 6 | 9 |
××CLUB | 0 | 1 | 0 | 1 |
モンツキはかま | 0 | 4 | 5 | 9 |
ヤマグチ | 0 | 1 | 0 | 1 |
カスタードホイップ | 0 | 1 | 9 | 10 |
カモシダせぶん | 0 | 3 | 6 | 9 |
トーキョーハコクラブ | 0 | 2 | 8 | 10 |
ナイチンゲールダンス | 0 | 1 | 0 | 1 |
まれーぐま | 0 | 1 | 0 | 1 |
シュガーレス | 0 | 1 | 5 | 6 |
ゆんぼだんぷ | 0 | 1 | 5 | 6 |
脇屋敷 | 0 | 1 | 4 | 5 |
キープランニング | 0 | 2 | 0 | 2 |
カモメ | 0 | 1 | 7 | 8 |
ペコリーノ | 0 | 1 | 0 | 1 |
RICAちゃん | 0 | 0 | 9 | 9 |
棚からブタもち | 0 | 0 | 1 | 1 |
ブリキカラス | 0 | 0 | 1 | 1 |
ぶち | 0 | 0 | 8 | 8 |
あひるちゃんスポンジクラブ | 0 | 0 | 12 | 12 |
池城淳 | 0 | 0 | 4 | 4 |
ほせいとよだ | 0 | 0 | 12 | 12 |
新里たかひろ | 0 | 0 | 3 | 3 |
ストレンジャー | 0 | 0 | 5 | 5 |
ネムルバカ | 0 | 0 | 1 | 1 |
山口剛輝 | 0 | 0 | 7 | 7 |
ジョリー惑星 | 0 | 0 | 1 | 1 |
うらじゃ | 0 | 0 | 2 | 2 |
春田和幸 | 0 | 0 | 2 | 2 |
黒田と小林 | 0 | 0 | 3 | 3 |
とっくん | 0 | 0 | 9 | 9 |
ジックサン | 0 | 0 | 4 | 4 |
オーガスティン | 0 | 0 | 4 | 4 |
レッドスコア | 0 | 0 | 7 | 7 |
おねだり豊 | 0 | 0 | 3 | 3 |
森林子 | 0 | 0 | 6 | 6 |
いっせいやん | 0 | 0 | 2 | 2 |
鮫と戦う人 | 0 | 0 | 3 | 3 |
山崎ユタカ | 0 | 0 | 1 | 1 |
しまけーすけ | 0 | 0 | 1 | 1 |
ぬけたクランク | 0 | 0 | 1 | 1 |
アーム祭主 | 0 | 0 | 3 | 3 |
フライデーズ | 0 | 0 | 2 | 2 |
リリカチュア小林 | 0 | 0 | 1 | 1 |
ブルックリン | 0 | 0 | 5 | 5 |
秋山ペイソン | 0 | 0 | 1 | 1 |
光子 | 0 | 0 | 1 | 1 |
おでん | 0 | 0 | 1 | 1 |
ナンシー | 0 | 0 | 2 | 2 |
AUGUSTINEJICKSUN | 0 | 0 | 1 | 1 |
ひょうご | 0 | 0 | 1 | 1 |
サンケタミケタ | 0 | 0 | 1 | 1 |
ムムム | 0 | 0 | 2 | 2 |
笑福亭羽光 | 0 | 0 | 2 | 2 |
リリカチュア | 0 | 0 | 1 | 1 |
ばったもん河合 | 0 | 0 | 1 | 1 |
バンビ | 0 | 0 | 1 | 1 |
pom | 0 | 0 | 1 | 1 |
まず、背景色を赤色にしているセル。
なんとなく、ここが赤色になっている芸人はすごいんじゃないかと思ったので赤くしてみたけど、多分ゴールド以外はあんま意味ないことがのちにわかってきた。
でもそのままにした。
ゴールドに出場できている芸人はそれだけですごい。
さらにゴールドで何度も残留している芸人はもう神の領域といえる。
ざっとこの1年間で関東ゲラゲラに出場している芸人数、コンビ数は約90組。
その中で一度でもゴールドに参加できたのは22組で約25%くらい。
上位4分の1に入るというのはなかなかAランクである。
ある組織を構築すると、優秀な層とそうでない層はだいたい2対8になるという。
ということは、このゴールドに一度でも出場した層は紛れもなく優秀な層であり、Aランクである。
さらに、関東ゲラゲラGOLDに1年間で5回以上出場した組は、12組。
これは全体の上位1割に入る、企業でいうとエースクラスであり、幹部候補生の中からさらに将来を約束された出来杉くんといえる。
では切りのいいところでSランクを上位10位以内とすると、単純にゴールドに6回以上出場できた組、ということになった。
なんとなく毎月1回ゴールドが開催されるとして、1年に半分のゴールドに出場できればSランクといえる。
まあ実際はゴールドは1年に12回も開催されてなかったようだけど。
それでゴールドの出場数ごとにランキングすると以下のとおりとなる。
1位(10回)
- 南国バカンス
- アゲイン
- 三日月マンハッタン
- 世界少年
5位(9回)
- じなんぼ〜いず
- たぬきごはん
7位(8回)
- ラバボーズ
8位(7回)
- ニダンギア
9位(6回)
- ブルエコー
- セバスチャン
この10組こそが最近の勝ち組でありSランクであり、1年間継続して人気を保持し続けたという安定的に面白いネタを生み出す注目の芸人といえよう。
個人的にはじなんぼ〜いずとセバスチャンが好きだし面白いのでオススメだ。
じなんぼ〜いずのウィーアー店崎さんの一発芸とか、セバスチャンの阿部健一さんのシュールな感じとか、最高じゃないか。
まあ個人的な好みだけど。
ちなみに、シルバーの数とかトータルの出場回数も多い方が面白いんじゃないかと思うけど、相対的に見てゴールドの価値が高すぎるのでシルバーの数よりもゴールドの質を重視した。
また、ライブトータルの出場回数が多いと、それだけ人気がありそうな気がする。
しかし、ゴールドに残留し続けるとライブは月に1回しか出られないのに対して、例えばある月でブロンズに出場してシルバーの出場権利を得ると、その月内のシルバーのライブに出場することができたりする。
つまり、クラスの移動が多い方が出場回数が増えることになり、クラスの移動があるということはゴールドより下位のクラスでウロウロしているということを意味するので、やっぱりネタの面白さが不安定だということになる。
したがって、シルバーの数とか出場回数の多さとかは、結果的にそれほど重要視しなかった。
隠れた注目株はジョリー惑星
しかし単に1年間で切ってしまったけれど、昔からライブに挑戦し続けている層もいれば、つい3ヶ月前にライブに出場でき始めた組もいて、スタートが一定していない。
そこで、ゴールドを獲得しているけど出場回数が少ないというのは、さいきん急に出てきて一気に人気に火がついた注目株なのではないかと思って詳細に見てみると、ジョリー惑星というのが半端ない。
ゴールドの出場は2016年6月(しかも7月もゴールド残留)。
シルバーの出場も2016年6月(しかも1位)。
ブロンズの出場も2016年6月(しかも1位)。
というわけで、ジョリー惑星、直近の1月以内に関東ゲラゲラBRONZEに初出場して1位獲得、SILVERに初出場して1位獲得、GOLDに初出場でそのまま残留、というものすごい偉業を達成しているわけで、ダークホース的な、赤い彗星のごときなんたらのような、凄まじいニュータイプ感を感じるスーパーSランの予感がします。
新宿角座の収容人数は119席、新宿駅東口から徒歩5分のアクセスだからみんな見に行こう
というわけで、将来売れまくる前に新宿角座に行ってブレイク直前の芸人を見て楽しんでは、将来「あいつは売れる前から注目していた。俺が育てたんだ」とドヤ顔で誇りに思うために、みんな新宿角座に行って投票した方がいいと思う。
座席数119席という収容人数だし、新宿駅から近いし、毎月やってるしで割と親近感が高い状況だからみんな見に行った方がいいと思う。
チケットは当日券で1500円です。