小布施堂の朱雀モンブランは東京新宿伊勢丹で9月から3月まで販売
2018/09/21
※以下の内容は、ほとんどが2016年までの内容に基づくものです。
2017年の新宿伊勢丹での発売開始は、伊勢丹の店員さんに尋ねたところ、10月4日(水曜日)からの発売開始とのことでしたので、その発売日に買いに行った旨のことを最後の方に追記してあります。
小布施堂の究極のモンブラン「栗の点心 朱雀」に基づく「朱雀モンブラン」、これを東京で買えることは、当ブログの読者であればすでに周知の事実であるかと思われるが、なんと2016年においては、非常に人気のため11月まで延長販売されることになったようなので、急遽購入することにした。
Contents
小布施堂の朱雀モンブランの人気が上昇中
長野県の小布施堂で「栗の点心 朱雀」を食べるために早朝から行列をなして並んでようやく食べたことのある人ならわかる通り、あれは究極のモンブランであり、早々口にすることはできない。
また、あれを食べた人は、もう他のモンブランなんてありえない、モンブランの概念を覆されたとの感想を抱く。
そして悲しいことに、一般的なモンブランがしょぼく思えてしまい、どのモンブランを食べても満足できない自分に気づくようになる。
またあの小布施堂のモンブランを食べたい。
しかし場所は遠く長野県。
そして9月と10月だけの期間限定。
仮に東京から新幹線で頑張って店まで到達できたとしても、すでに整理券は朝の時点ではけてしまっており、完売。
何しろ9時に開店するところ、早朝4時ごろに店に行ったとしてもすでに並んでいる人がいるという具合だ。
こんな状況ではあの味をまた食べることは難しい。
会社や学校を休めばいいのかもしれないが、そう簡単にはできない。
そんな哀れな一般庶民に朗報だ。
あの「栗の点心 朱雀」に雰囲気近い「朱雀モンブラン」が期間限定ながらも東京のデパートで購入できる。
概ね銀座三越や新宿伊勢丹での実績があるようだが、私は新宿伊勢丹で買った。
昨今ではTBSラジオで取り上げられたり等メディア露出も多く、人気は上昇中のようだ。
そして人気の上昇に伴い、当初は新宿伊勢丹でも10月で販売終了しようかな、どうしようかな、とりあえず10月末日までは販売しようかな、まあ栗の入荷次第だしな、と、販売の終了日が揺れていたようだが、どうも11月も販売継続になったらしい。
というわけで、私はこのモンブランをいつかは食べようかなと考えていたが、このままだとますます人気が上昇して一向に食べることができなくなるんじゃないかという不安から、速攻で買ってきた。
新宿伊勢丹でも午前中に売り切れることはある
とはいえ、伊勢丹なら簡単に買えると思ったら大間違いだ。
一日50個限定で販売されているようだが、私は午後3時45分ごろに向かうも、3回ほど「完売」の仕打ちにあってその場に崩折れた。
早い時だと昼前に完売、日によっては午後3時ごろまで残っているという割とブレのある販売状況だが、午後3時半すぎには完売していると思って間違いない。
このままでは新宿伊勢丹でも買うことはできないと見て、予約をしようと思うも無理。
どうやら、その日の午前中に店舗に出向いて、その場で取り置きの予約をしてもらうことは可能なようだ。
しかし、前日に次の日の分を予約する、あるいは、当日であっても電話で予約をする、などということは不可能とのこと。
したがって、絶対に食べたいなら、新宿伊勢丹のオープン時刻である10時半直後、遅くとも昼前には店舗に行ったほうがいい。
ところが幸運なことに、10月後半において午後2時前に向かったところ、まだ10個以上残っていた。
あのキューブ型の透明な容器に入った朱雀モンブランを見つけた時には、興奮で心踊る気分だった。
私の前に並んでいたおばさんが、「ここにあるの全部ちょうだい」とかいいだして買い占めませんように、と祈りながら自分の順番を待った。
しかし無事に購入ができた。
このポケモンでいうところのモンジャラのような風貌。
「栗の点心 朱雀」に比べると、見た目の豪快さも大きさもやや控えめな印象はあるが、それでもまだ迫力がある。
1458円という価格も本場より高いが、それでもいい、構わない、ようやく私は究極の高みにたどり着いたのだ。
朱雀モンブランはダイエットに最適
ダイエット中は甘いものを我慢しなければならない、モンブランなどのケーキはもってのほか、と我慢を強いられる方も多数おられるかもしれない。
確かに、一般的なその辺のモンブランなら気をつけなければならない。
しかし朱雀モンブランにおいてはこの限りではない。
なぜなら、この素麺のような、日本蕎麦のような和栗のクリーム、ペーストは、栗の純度100%にほぼ近く、砂糖は何も使われていない。
これは何を意味するか。
この大量のクリームを食べても急な血糖値上昇が抑えられ、インスリンの分泌も抑制、したがって太りにくいという性質があるのだ。
栗のGi値は約60。
ダイエット中であればgi値の60以下の食べ物を選びましょう、という規則がよく言われるが、その60以内という値に滑り込みでギリギリ入っている。
この滑り込み栗によるケーキであれば、滑り込みでダイエットに向いているといえる。
また、ゴロゴロした栗本体もあるし、栗のペーストも内部に仕込まれている。
これによって、通常のモンブランに比較して太りにくい。
和栗本来の味を楽しむとともに、ダイエットに対して罪悪感なく堪能できる。
下のタルト生地も、甘さ控えめでありながらもサクサクしたタルト感、クッキー感が出ていて、いいアクセントになっている。
賞味期限は当日その日までであるが、もはや食べだしたら止まらない。半分切って残りは明日、などとやろうと思ったが、もう止まらないのだ。
カシスや栗の葉、木を使った粋な演出
この原材料をご覧いただきたい。
乳化剤が入っているじゃん。
あれだけ乳化剤がどうのこうのとか行ってヤマザキパンとかありえない、とか言う人でも、高級なスイーツとか平気でありがたがって食べるけど、高級な菓子にも乳化剤が入ってることは割とあるという事実を知ったらどうなるんだろうな、食べるのやめるのかな。
と言うことを言いたいわけではなく、「カシス」に注目したい。
もはや美味しくて猛獣のように貪り食う中に突如として現れるカシス。
これは何を意味するか。
ダイエットに向いていると言うことだ。
カシスのgi値は30台。
60以下どころの話ではない。30台だ。
しかも酸味がある。
これは何を意味するか。
和栗の甘さをより引き立てる。
砂糖を使わずに甘みを引き出すこの手法。
しかも健康に気遣ってくれるこの配慮。
小布施堂様様だ。
さらに特筆すべきは、下に敷かれたこの栗の葉。
食べ進めると徐々に現れてくる。
この柏餅を食べる時のような香りに魅了される。
ばかりではない。この下に敷かれた薄い板。
この木は何でできているのかわからないが、私は栗の木であると推察する。
と言うことは何を意味するか。
栗の木の上に葉っぱ、さらにその上に栗の実を使った料理。
そう、これは栗の全てをいただいていることになる。
カニの甲羅の中でカニの肉をカニミソを楽しむように。
ハロウィンの際、カボチャの皮でできたお皿にカボチャ料理をいただく時のように。
全体を楽しむことによってその料理を真に堪能することができる。
この原則を貫いた小布施堂のモンブランに、驚きを隠せない。
11月も引き続き朱雀モンブランを食べられる
小布施堂本店ではすでに栗の点心の販売は終了しているが、新宿伊勢丹では引き続きこの感動を味わえるわけだから、お近くにお越しの際はどうぞお気軽に奮って本館地下1階の甘の味/小布施堂Shinjukuにお越しくださるしかない。
なお、小布施にも東京にも遠くて行けないという人には、ネット通販で小布施堂の栗を楽しむ方法もある。
ふるさと納税でゲットする手法なんかもあったりする。
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12月も引き続き朱雀モンブランを食べられる
追記する。
上記では、11月も引き続き食べられる旨の話を店員さんに伺っていたところだが、クリスマスを過ぎて2016年12月26日現在になって新宿伊勢丹に再訪したところ、まだ販売されていた。
想定以上に人気があったので延長してくれているのだろうか。
あるいは、良質な栗が大量に収穫できたためであろうか。
いずれにせよ、秋に買い損ねた人にとって朗報である。
さらに追記。朱雀モンブランの販売期間は翌年3月まで延長
なんとさらなる朗報だ。
年明け1月になってもまだ新宿伊勢丹店で朱雀モンブランが販売されていたので、いつまで販売される予定なのかを店員さんに尋ねたところ、3月まで可能になったとのことだった。
あまりにも人気だったため、製造過程の改良を行うことにより、お客様のお手元に届きやすくしたとのことだった。
これはありがたい改善であった。
より一層長期間、この美味しいモンブランが楽しめるぞ。
というわけで、当記事のタイトルを、最初は「11月まで」としていたのを「12月まで」に変更し、さらに「3月まで」に修正をしました。
2017年〜2018年の朱雀モンブランの販売期間と値段の変更点
さて、冒頭に記載の通り、2017年の朱雀モンブランの発売開始が10月4日だったので、発売開始初日の午後3時を少しだけ過ぎた頃に伊勢丹新宿店の本館地下1階の小布施堂に向かったところ、すでにディスプレイからは朱雀モンブランが消えていた。
しかしながら、朱雀モンブランを紙袋に大量に入れている店員さんとそれを受け取るお客さんの様子が見かけられた。
しまった、ということは、今ちょうどこのお客さんが最後で売り切れになったということか。
つまり、午後2時50分くらいに来ていればギリギリ買うことができたのか、と悔しく思いました。
しかし店員さんに念のため、「何時くらいに来れば買えますかね」と質問してみたところ、「本日は正午までには売り切れました」との返答が。
ん? ということは、今ちょうど私の横で朱雀モンブランを購入して受け取っているこのお客さんは一体なんなのだろう。予約はできないはずだが。。。あるいは、午前中にお金を支払って購入しておいて、一旦お店側に取り置きをお願いしておき、再度この午後3時くらいに再訪して受け取っているのかもしれない。
電話予約はできないが、直接店頭に来ておいて予約、というか取り置きをお願いすることなら可能みたいな話を去年聞いたような気がする(気のせいかもしれないが)。
というわけで発売初日に買うことはできなかったので、パンフレットだけもらっておいた。
今回のパンフレットと、上記2016年度のパンフレットとの大きな違いは、価格である。
今年は税込で1620円という価格になっている。税抜きでちょうど1500円である。
昨年は税込価格で1458円であった。
すなわち税抜き価格で1350円であるので、定価にして150円ほどの値上げとなっている。
人気がますます高まっているので値上げに踏み切ったのかもしれないし、材料費が値上がりしていることによる理由なのかもしれないし、詳細は知らない。
やや話は逸れるが、この1500円という価格は、長野県の小布施堂本店で食べる「モンブラン朱雀」と同じである。
モンブラン朱雀と朱雀モンブランとは、写真で見る限り見た目がほぼ同等である。
従って、わざわざ東京の人が長野県小布施町まで行って「栗の点心 朱雀」ではなく「モンブラン朱雀」を食べるのはコスパが悪くて損なのではと最初私は思っていたが、毎年その両方を長野県の本店まで行くことを定例行事にしている知り合いに実際に話を聞いたところ、「モンブラン朱雀は見た目が似てるけどアイスクリームと栗餡との相性が絶妙で、朱雀モンブランとは全く違うもの」なる話を聞いたので、「栗の点心 朱雀」ばかりが目立つが、それだけでなく、本店で食べる「モンブラン朱雀」も素晴らしいのだろう。
「あと、ドリンクと果物もつくのでお得」とごく当たり前のことも言われた。
さらにやや話は逸れるが、その人は2017年の9月の平日に「栗の点心 朱雀」を食べるために並んだところ、深夜の1時半ごろに向かったらまだ誰もいなかったので、駐車場で車の中で余裕をこいて朝4時くらいに一番乗りで再度店の方に向かったら、すでに一人店の前に並んでいたので、結局2着になってしまったのことだった。
素麺のように栗餡を持ち上げる写真を見せてくれた。
話は元に戻して、まあいずれにせよ、都内の朱雀モンブランが値上がりしたとしても、長野まで行かずに同レベルの栗を楽しめるのだから、都内で朱雀モンブランをぜひ食べたい。
販売終了は2018年の3月末ごろまでだと店員さんがおっしゃっていた。
あまり重要ではないが、昨年との販売期間の違いとして、昨年は販売開始が9月だったが、今年は10月になっている。
また、新宿伊勢丹よりも先に銀座三越の小布施堂での販売が行われていた。
毎日の入荷量であるが、毎日確定された個数が入荷されるわけではなく、日によって多少ばらつきがあるらしいので、毎日何個確保できるかは不明とのことだった。
まあ大体100個前後くらいの目安で入荷されるとのことである。
それによって、品切れになる時間も日によって割とまちまちだそうである。
確かに昨年は午前中で売り切れている日もあれば、午後3時に行って買える日もあった。
もう少し先まで待っていれば落ち着いてくると思うので、例えば年明けとかになれば午後に行ったとしても普通に買えるようになるんじゃないかと考えているが、年々人気が上がっているような気がするので定かではない。
それにしても病みつきになりそうである。また食べたい。
なお、この朱雀モンブランを享受できる百貨店・デパートは東京に限ったわけではなく、例えば大阪であれば阪急うめだ本店のデパ地下にある小布施堂でも同様に買える模様。
朱雀モンブラン人気がますます浸透しつつあるものと認められる。
2018年〜2019年の朱雀モンブランの販売期間と価格、人気、図解等
2018年も朱雀モンブランが新宿伊勢丹で販売されるようになった。
配布分の広告をもらいたかったが、それは無いとのことだったので、上記写真は店員さんに許可を得て撮影させていただいた、店内設置の広告。
今年も期間限定販売で、売り出し期間は2018年8月22日(水)〜2019年3月31日(日)までとのことである。
昨年までは、広告に終わりの日程までは明記されておらず、延長に延長を重ねていた印象だったが、今年はきっちり3月31日までと終了日が明示されている。
今回のチラシには、朱雀モンブランの図解が入っている。
ドーム上の栗あん内に、タルト生地、渋皮煮の刻み栗、カスターとクリーム、カシス、栗あん、スポンジ、生クリームが積層された構造となっている。
私が訪れた時は平日木曜日の午後3時ごろであった。
天気が悪くかなりの荒天だったためか、10個以上は売れ残っていた。
しかしその前日は午後3時ごろにはすでに売り切れていたという。
人気は健在である。値段は昨年同様変わらず税抜き1500円、税込で1620円だ。