すごい納豆S-903(おかめ納豆)のシールド乳酸菌入りたれが美味しい
古今東西あらゆる納豆を食べてきたが、「すごい納豆S-903」というタカノフーズ株式会社の納豆がすごすぎて、箸が止まらない。
S-903納豆菌とは
まず目を引くのがそのきらきらひかるおかめである。
しかしそれ以上に、「S−903」というコードが気になって仕方がないのだ。
食品のパッケージは、なるべく売れるようなキャッチコピーをでかでかと書くのが普通である。
例えば「痩せる!」と大きく書いてあればダイエット志向の消費者が手に取るだろうし、「美味しくて止まらない!」と書いてあれば、美味しいものを探していた消費者が買い物かごに入れるだろう。
そしてこのすごい納豆のパッケージに最も大きなフォントで書かれている文字は、「S-903」である。
私が無知なだけかもしれないが、「S-903」というキャッチコピーを未だ見たことがなく、これによって「やったS-903だ!」と思って喜ぶ人はなかなか少ないのではないだろうか。
そこで気になったので、タカノフーズ株式会社の公式ホームページで確認した。
そこにはこのS-903に関して以下の記載がある。
●自社所有の2,000種類以上の「納豆菌」から選びぬいた、健康をサポートする特許取得菌(※)「S-903納豆菌」を採用しています。※S-903納豆菌は2012年特許取得(特許番号第5090754号)
なんと2000種類以上もの中から選び抜かれたスーパーエリート菌だということが判明した。
しかし、その菌がどのような健康効果をもたらすのかの具体的な説明はそこには記述されていない。
そこで、案内されている特許番号第5090754号を確認すると、そこには驚くべき発明の記述がなされていた。
【発明の名称】免疫に対する機能性を高めた納豆及び抗アレルギー用組成物
・・・
【請求項1】
納豆菌を有効成分として含有することからなるインターロイキン12産生量を高めて免疫に対する機能性を示す機能性食品であって、
上記納豆菌が、FERM P-21172で特定されるBacillus subtilis TTCC848株とその変異株、FERM P-21173で特定されるBacillus subtilis TTCC903株とその変異株、又はFERM P-21174で特定されるBacillus subtilis TTCC841株とその変異株で、かつ、IL-12の産生を誘導し、抗アレルギー作用を有する菌株であること、を特徴とする機能性食品。
なんと、あの「FERM P-21172で特定されるBacillus subtilis TTCC848株」だというのだ。
しかも、「FERM P-21173で特定されるBacillus subtilis TTCC903株」であるというのだ。
または「FERM P-21174で特定されるBacillus subtilis TTCC841株」なのだ。
かつ、「IL-12の産生を誘導し、抗アレルギー作用を有する菌株」であるのだ。
これはすごすぎるし、「S-903」と聞いたらみんなが飛びつくことだろう。
なお、上記特許にはこういう記載もある。
【請求項2】
上記免疫に対する機能性として、花粉症、通年性アレルギー性鼻炎に対するアレルギー改善作用を有する、請求項1に記載の機能性食品。
花粉症、通年性アレルギー性鼻炎に悩む方々にとって、この納豆菌の強さを味方につけないという手はない。
シールド乳酸菌がすごい
しかしこの納豆の凄さは、納豆それ自体に加えて、そのタレにある。
上記公式ホームページには、以下の記載がある。
●添付のたれには、森永乳業(株)の「シールド乳酸菌®(※)」を100億個配合しています。納豆菌と乳酸菌のWサポートで毎日の生活を応援します。※シールド乳酸菌は、森永乳業(株)の登録商標です。
まず「シールド乳酸菌」という名前がかっこいい。
盾だ。
乳酸菌が盾のように我々を守るということであり、ものすごい防御力を誇ることが推察される。
しかもそれがなんと100億個だ。
もはやどれくらいの規模なのか全然想像がつかない。
しかしこの小さいタレの中に100億個ということは、その密度がものすごいことがわかる。
なお、東洋経済オンラインの森永乳業が「シールド乳酸菌」で稼げる理由によれば、以下の記載がある。
従来は何千億個、何兆個など数の競争になっていた
100億個ですら凄まじいのに、1兆個を超える量とかもはやインフレが凄すぎる。
しかし健康効果の面では100億個で十分だそうだ。
十分とはいえ、それでも100億個だ。
その100億個が我々の体に入る。
奥を超える生命が一挙に我々の体に納豆とともに流れ込んでくる図を想像するだけで、その物凄さがわかるというものだ。
容器が開けやすい
しかし特筆すべきはその容器だ。
なんか丸みを帯びていて可愛い。
公式ホームページには以下の記述がある。
容器はかき混ぜやすい「丸底」タイプを採用しています。
確かに混ぜやすい。
ものすごく捗るぞこれは。
この粘り気。
早く食べたい。
すごい納豆のタレが美味しい
さらに特筆すべきはタレの美味しさだ。
パッケージの色は青。
これは珍しいし凄みを感じる。
普通の納豆のタレであれば、もうちょっとサラサラとした液体状である。
しかしこれはやや粘性が高く、ジェルとは言わないまでもねっとりとしている。
これにより、納豆一つ一つに味が絡みつくぞ。
私は、100億個の乳酸菌がひしめき合ってドロドロしている図を想像した。
すごい納豆は子供も大好き
そして納豆嫌いのお子様にもおすすめだ。
その美味しさは凄すぎて、2歳〜3歳からでも1パック(40g)を丸ごと食べるほどに半端ない勢い。
この勢い。もはや納豆のやめどきがわからない。
あまりの美味しさに、ガッツポーズまででる。
そしてまたすぐに定位置に戻り、糸を空気中に分散させながら納豆の粘り気を楽しむ。
これほどの納豆は未だかつてない。
すごい納豆の価格および栄養成分
なお、納豆は小粒タイプであった。
また、上記のように凄すぎるので、通常のおかめ納豆が98円で販売されている東京都杉並区成田東のサミットなどでも、すごい納豆は128円であった。
栄養成分は上記公式ホームページによればエネルギー87kcal、たんぱく質6.4g、脂質3.8g、炭水化物6.7g、ナトリウム206mg、食塩相当量0.5g(タレをかけた場合)だそうだ。
40グラムはやや少ないかもしれないが、その美味に満足すること間違いない。