アジア食彩館(日本ハム)の美味いレトルトビビンバ、袋生麺がおすすめ
2017/09/02
日本ハムのアジア食彩館さえあれば簡単に豪華な料理ができるということで買った。
アジア食彩館 ビビンバ
筆者は日々仕事と育児で忙しく、遊ぶ時間すらない。
したがって、食事のレシピなどを考える余裕もなく、たまには自炊をしないで料理に手を抜きたいと思うこともある。
しかし外食をするにしても外食のためにわざわざ移動する時間すらもったいなく、移動がだるいという致命的な理由により外食もままならない。
そのような時に役立つのがレトルト食品である。
しかしレトルト食品では、栄養面で不足するのではないかという懸念があった。
しかしながら、この「アジア食彩館 ビビンバ」においては、やわらか牛肉と5種類の野菜が入っているという触れ込みであり、パッケージも食材たっぷりである。
しかも「わかめ入りスープ付き」であり、豪華な食事が期待できる。
なお、上記パッケージの写真には、中央に堂々と生卵とほうれん草が乗っており、その生卵とほうれん草が醸し出すビビンパのコクのある味わいと豊かな食感を想起させるのであるが、残念ながら「生卵、ほうれん草は入っておりません。」との注意書きが下の方に記載されていた。
入っていないなら、生卵やほうれん草におかれましては、もう少し主張せずに奥の端っこの方で大人しくじっとしていてほしい。
牛肉やもやし、人参といったちゃんと入っている食材がもっと前面に出てきてほしい。
せっかく生卵やほうれん草の味わいを期待して買い物かごに入れたのに、レジ前で改めてパッケージを眺めて残念な気分であった。
しかし私を喜ばせたのは、「レジにて20%引き」なるシールである。
東京都杉並区の新高円寺にあるスーパーいなげや新高円寺店において340円程度の価格で売られていたが、20%オフになることによって290円程度で買うことができた。
格安で美味しい料理が楽しめるということで、帰り道は浮かれ気分であった。
浮かれ気分なため、ついうっかりスーパーサミット成田東店に入ったところ、この「アジア食彩館 ビビンバ」が通常価格で250円程度の価格で販売されていた。
残念な気分であった。
ご飯があればすぐできる
それでも私を喜ばせたのは、ご飯さえあれば簡単に美味しいレシピができるという点である。
290円で買ったとしても、2人前入っているので、1人前が150円程度で美味しいビビンパにありつける点は安いしコスパが高い。
「ご用意いただくもの」は1人前のご飯どんぶり1杯分だけである。
たったの200グラムのご飯を準備するだけでお手軽にビビンバが楽しめる。
誰でも家でビビンバが簡単に食べられるわけだ。
レシピも簡単である。
- 温かいご飯を盛る
- 具材をのせる
- 具材とご飯を混ぜる
たったこれだけである。
はっきりいって、猿でもできそうな3ステップで美味しいビビンバが食べられるといえよう。
なお、「お好みで具材を温める場合」には、熱湯で温めるか電子レンジを使うと良いらしい。
猿と同等レベルでは悔しいので、猿が使えなさそうな火やレンジを使おうと思った。
さらに猿を圧倒するために、「アレンジメニュー」として紹介されている「キムチビビンバチャーハン」に挑戦するのもアリかと思った。
単純にご飯を具材とキムチと卵をフライパンに入れて焼くだけである。
これはかなり捗ると思った。
それでは、猿も驚くほどの圧倒的に簡単な手順で最高のご馳走ができることを実証したい。
パッケージを開封すると、具材と調味料がある。
コチュジャンには、「コチュジャン」と記載されているし、ごま油には「ごま油」と記載されている。
おそらく猿ではこれが「コチュジャン」と書かれてあることを理解できまい。単に赤い液体として認識し、そのコチュジャンの有用性を理解するのは困難だろう。
それに比べて私は、この「コチュジャン」を入れると美味しい、ということを把握している。私の勝ちだ。
しかしいきなり「温かいご飯を盛る」の手順で私はつまづいた。
なぜなら、ご飯が家になかったからである。
猿でもできそうなレシピなのに、いきなり壁にぶち当たった。
とても残念だし憂鬱である。
したがって、ご飯の代用品を探した。
すると、「豆腐」が冷蔵庫から発見された。
豆腐とご飯は、少なくとも「白い」、「味が薄い」という点で共通している。
白くて味が薄ければ、主食になりそうである。
しかも豆腐はご飯に比べて高タンパク低脂肪でご飯よりも健康に良さそうである。ダイエットにも効果的な気がしてきた。
そうすると、ご飯よりも豆腐を使った方がより良いのではないか、これは最高のアレンジなのではないか、と思うようになった。
しかし豆腐の弱点は、柔らかすぎて食感に乏しい、ということである。
ツルツルしすぎていて、咀嚼回数が少なくても容易に嚥下することができてしまう。
主食は一般的にたくさん噛まないと嚥下が難しく、それによって膨満感が得られるというものであろう。
柔らかすぎる豆腐は膨満感というイメージとは程遠い。
さらに幸運なことに、「冷蔵庫」の「野菜室」には、「もやし」が入っていた。
ご飯ともやしの共通点は、少なくとも「白い」、「味が薄い」ということである。
白くて味が薄ければ、主食になりうる。
しかももやしにおいては、たくさん噛まないと飲み込みにくい、という特徴を有している。
つまり、ご飯と豆腐とを比較した際の相違点である「咀嚼回数が少ない」という点を、もやしは補完すると言える。
ということは、もやしと豆腐を合わせれば、ご飯の代用になる。
それだけでなく、栄養面からいえば、高タンパク低脂肪で有益な栄養がより得られそうな豆腐ともやしは、健康面でご飯を上回るといえる。
具材1回分でエネルギーが63kcal、たんぱく質が5.3g、脂質が1.2g、炭水化物が7.8g、ナトリウムが630mg、食塩相当量が1.6gであり、ここにコチュジャンとごま油をかけてもカロリーや炭水化物は少ない上に、脂肪分や塩分も意外と少ないことに鑑みると、主食に豆腐ともやしを使うことで、ものすごい低糖質かつ低塩分な健康ダイエットが実現できるといえよう。
つまり、ご飯がなかったことで逆に私は大きな知見を得た。
これは画期的な発見だった。
さらに白いお皿に盛ることで、より一層の主食感を出す。
見た目にも美味しいこの感覚で、猿に勝てたという実感を得た。
ここに具材、コチュジャン、ごま油を混ぜれば、本当に美味しいビビンバである。
しかももやしの量が多すぎて、得した感が出る。
しかももやしの中から「豆腐」が出てくる。
ビビンバの中から豆腐が出てくるこの感覚は、非常に「チゲっぽい」雰囲気である。
ビビンバでありながらチゲっぽいことで、本格的な韓国料理を彷彿とさせる。
ここぞとばかりにスープを用意。
わかめが0.1グラム入っている。
ポークとほたての風味をベースにスパイスをバランスよく配合した中華風のスープです。
ポークとほたての風味があるスープ、なのではない。
「ポーク」と「ほたて」という各々メインをはれる食材の風味を「ベース」にしたのである。
その上に、スパイスが「バランスよく」配合されているのである。
スパイスのバランスを気にしたことがないのでおよそどんな味なのか想像がつかないが、すごそうではある。
袋の大きさの割には、中身の粉が想定外に少ない。
これで本当に十分な量のスープができるのだろうか。
しかしそれは杞憂であった。
その少量にどれほどの旨味が凝縮されていたのかと思うくらいにお湯をなみなみと注いでも十分に味が濃い。
このスープは美味しい。
スープだけでもメインのおかずをはれるほどの美味しさである。
スープを飲んでいたらご飯が欲しくなったので、ご飯をスープに入れて食べようと思った。
しかしご飯がないことを思い出した。
パッケージには「ご飯があればすぐできる」と、あたかも「ご飯なんかどこにでもあるでしょ」のようにご飯はどの家庭でも常備されていることが前提の記載になっていたが、そのご飯すら家にはない。
残念である。
アジア食彩館 ジャージャー麺
前回の反省を生かし、今度は「ご飯」がなくても簡単にできるレトルト食品を探した。
その点において、この「アジア食彩館 ジャージャー麺」は「ご飯」という課題を解決している。
なぜなら、「きゅうり」を用意すれば良いだけだからである。
レシピも超簡単だ。
なんと、以下のように誰でもできそうな超簡単な手順を踏むだけである。
- きゅうりを切る
- めんを茹でる
- 盛り付ける
- 別添ラー油をかける
しかし困ったことに、家にはキュウリがなかった。
「きゅうりがあればすぐできる。」のように、あたかもどの家庭にでも存在していることが前提であるような表現をされているキュウリを保有していないことで、私が世間一般の水準よりも相当な底辺に位置付けられていることを見せつけられているようで悲しい。
そこで考えたのは、「もやし」を使うことである。
なぜ「キュウリ」をジャージャー麺に使うかを考え抜いたところ、「シャキシャキした食感」ではないかと思うのであった。
とくだんキュウリ自体に味があるわけではなく、栄養価も期待するほど高いわけでもないため、きゅうりがなくても美味しい麺はできるはず。
それでもきゅうりを使う理由は、麺だけでは得られなかった「シャキシャキ食感」を得るためだと考える。
そうすると、同じくシャキシャキしているもやしは、キュウリと同じである。
「もやし」はいつでも家にある。
なぜなら安いからだ。
通常のスーパーでは28円か29円するが、業務スーパーで買うべき安いし美味しい高コスパの商品まとめで書いたように、業スーでは21円である。
そうすると、コスパの点でもやしはきゅうりを超えている。
もやしを茹でる。
麺を茹でる。
綺麗だしコシがありそうな麺である。
この日、3歳の子どもの食事としてジャージャー麺を与えることを考えていた。
子供は麺類が好きである。
そして麺の量は、幼児と親二人の3人で食べても足りるほどの十分な量である。
なお、息子は「麺だけが食べたい」と主張するので、せっかく茹でたもやしは食べずに麺だけを美味しそうに食べていた。
「きゅうりがあればできる」どころか、きゅうりももやしも何もいらない、という新たな事実を発見した。
アジア食彩館 冷やしごまのフォー
前回までの反省を生かし、「ご飯」も「きゅうり」も何も使わずにそれ単独で作れるレトルト食品を使うことを求めた。
そこで発見されたのが、「アジア食彩館 冷やしごまのフォー」である。
いなげやで20%オフで買えたし、サミットで同じ商品が発見されなかったので、コスパの点でがっかりすることはなかったし、別途他に食材を用意する必要もない。
麺を茹でて盛り付けてスートチリソースをかけるだけである。
ツヤツヤ輝いていてものすごく美味しそうなフォーである。
しかし困ったことに、明らかに量が少ない。
3歳の息子用のプレートにちょこっと盛り付けただけで全体の3分の1を消費した感覚である。
これでは明らかに量が足りない。
そこで、いつでも常備してある21円のもやしを活用することを考えた。
もはやフォーよりももやしの方が多いと思わんばかりの量のもやしをフォーと一緒に盛り付けてスイーチチリソースをかけると美味しい。
何も用意する必要がなくてももやしを使うことがおすすめであるということを発見した。
そして、総合するとアジア食彩館は安いのに美味しいのでコスパが高いし、手間がかからなくて簡単だし、もやしはなんでも合うコスパが高い食材であるという結論が得られた。