2017年節分のコンビニ恵方巻はセブンイレブンがおすすめでスゴい
2017/01/25
前回、開運極太サミット巻がコンビニ・スーパーの恵方巻きで一番おすすめということを書いた。
しかし、サミットが近くにない、コンビニエンスストアしかない、という方のために、3大コンビニエンスストアの恵方巻きのパンフレットを入手し、比較検討を行った。
すると、セブンイレブンが最強であるということが判明したのでご紹介したい。
セブンイレブンで恵方巻きがすごい
まず、セブンイレブンの恵方巻きのカタログをご覧いただきたい。
「福を呼ぶ七品目の恵方巻」、「贅沢恵方巻」、「エビとツナのサラダ巻」、「牛すき巻牛蒡しぐれ仕立て」、、、。
どれも美味しそうであり、前回の記事で紹介したような、「一気食いできる」という恵方巻きの条件も満たしたサイズである。
しかし、この程度の太巻きなどは、どのコンビニでも提供されているレベルである。
特筆すべきは次のページにあった。
恵方巻とご一緒に
これがセブンイレブンの恵方巻きをおすすめする理由である。
前回書いた、恵方巻きのそもそもの由来や食べ方に一度立ち返りたい。
それによれば、一心不乱に黙々と食べ続けることで開運が得られるのが恵方巻きであるということである。
つまり、恵方巻き以外の食べ物など一切見向きもしてはならない、ということだ。
それを踏まえた上での、「恵方巻とご一緒に」。
そして蕎麦とつみれ汁の写真。
明らかに、「恵方巻きと一緒に味噌汁やスープのように食べてね」というコンセプトを打ち出している。
恵方巻きを一口食べては、そのご飯を流すかのように汁を飲む。
あるいは蕎麦を食べる。
そしてまた恵方巻きの続きに戻る。
そんなことをすれば、確実に開運は得られない。
では、他のコンビニではどうなのだろうか。
参考資料として、ファミマのカタログをご紹介する。
ファミリーマートの恵方巻きの場合
美味しそうな恵方巻きである。
ご一緒にどうぞ 節分そば
やはり似たような記載があった。
しかし、ファミマの場合は、「ご一緒にどうぞ」であり、「恵方巻とご一緒に」ではない。
この違いは大きい。
ファミマの場合は、「恵方巻きを買うついでにこちらもどうぞ」のニュアンスであり、「恵方巻きと一緒に食べろ」という意味は必ずしも含んでいない。
ご一緒にどうぞ 節分ロール
あくまでもさりげないのである。
「こちらもありますよ」のようなさりげない紹介の仕方をしている。
こちらもあるけど、どう食べるかはあなた次第ですよ、といった具合である。
一方セブンイレブンは、「恵方巻とご一緒に」である。
どうしても恵方巻とセットで食べろ、という具体的な提案がなされていると取れる。
とすれば、もはや恵方巻きだけに集中して一気に食べる、という目的を無視してすっ飛ばしていると考えられる。
つまりどういうことか。
既成の概念にとらわれない、ということである。
いつも革命は既成観念をぶち壊すことで行われてきた。
その挑戦意欲。
これまでの概念を否定することで、止揚(アウフヘーベン)すると、哲学者ヘーゲルは言った。
まさにそのヘーゲルの思想に合致する状況である。
では、どのようなものが恵方巻とご一緒に食べるものとして紹介されているのか見ていきたい。
蕎麦は冬から春へと変わる節目に食べるものである
だし香る! 七福蕎麦
先のファミマの資料によれば、「冬から春へとかわる節目には、そばを食べる風習があります。」との記載があった。
節分に蕎麦を食べるのは理にかなっているのであろう。
しかも暖かい汁に「七福」の具材。
しいたけは元気の願いが込められているし、レンコンは明るい未来を願う縁起物である。
卵や金運だし、エビは長寿である。
そういった縁起物が7品目入っていると考えられる七福蕎麦。
寒い冬には体が温まるし、食べるだけで縁起が良さそうな蕎麦である。
恵方巻き→蕎麦→恵方巻き→蕎麦のように、恵方巻きと一緒に食べたい。
福を呼ぶ 七品目のいわしつみれ汁
イワシには鬼の侵入を防ぐ魔除けの意味合いが込められている。
つまり鬼は外で福は内。
まさに福を呼び込む汁。
そしてとにかくご飯物には味噌汁が飲みたいよね、というわけで、非常におすすめな汁である。
しかも縁起の良い7品目も入っていて、運を呼び込みそうである。
恵方巻き→汁→恵方巻き→汁のように、恵方巻きと一緒に食べたい。
節分ざる蕎麦
もはや普通の小割そば、ざるそばと何ら変わらないように見えるが、タイトルに「節分」と入れてしまえば万事OKなのである。
恵方巻き→蕎麦→恵方巻き→蕎麦のように、恵方巻きと一緒に食べたい。
節分苺のロールケーキ
恵方巻きといえばロール、節分といえば赤鬼、というわけで、ロールと赤鬼が入ったロールケーキはもはや節分にふさわしいとしか言いようがないのである。
デザートにとっておきたいところだが、ここはあえて恵方巻きと一緒に食べることを目指すのも新境地である。
恵方巻き→ロールケーキ→恵方巻き→ロールケーキのように、恵方巻きと一緒に食べたい。
節分チョコバナナクレープ
恵方巻きといえばロール、節分といえば鬼のパンツ、というわけで、巻いてあって鬼のパンツ柄であれば、節分に最適である。
一方の片手に恵方巻き、他方の手にクレープを持ち、交互に食べることで恵方巻きと一緒に食べることを実現するというのもアリではないか。
節分もちとろちょこ棒
節分といえば鬼であり、鬼といえば金棒である。
金棒はやはり片手に持ちたい。そして他方の手には恵方巻きを持つ。
恵方巻きもどことなく金棒に似ているので、見た目的には金棒の両手持ちで迫力がある。
そしてそのまま交互に食べることで、恵方巻きと同時に食べたい。
国産いわしの煮付
いわしの煮付けは非常にご飯が進むし、節分とか関係なくいつでも食べたい。
白米と一緒に食べたいおかずである。
一方、恵方巻きにはすでにおかずが巻いてあり、おかずは必要ない。
したがって、特に恵方巻きとか買わずにこのいわしの煮付けだけ買ってきて白米と一緒に食べたいところだが、ここは恵方巻きと一緒に食べたい。
なんなら、恵方巻きを一旦平面に戻して、中にイワシの煮付けを入れて再度巻いて食べるようにすることで、さらに恵方巻きの具材を一品増やすとかも美味しそうである。
だし香る茶碗蒸し
出汁の旨味がすごい贅沢な茶碗蒸し。
出汁の旨味がご飯ものを欲するので、やはり恵方巻き→茶碗蒸し→恵方巻き→茶碗蒸しのように、恵方巻きと一緒に食べたい。
いわしのつみれ汁
すでに「福を呼ぶ七品目のいわしつみれ汁」が出ているのに、あえてこのノーマルな「いわしのつみれ汁」を出してくる。
イワシはおかずに最適であるから、やはり恵方巻き→イワシ→恵方巻き→イワシと交互に食べたい。
はちみつをかけて食べる4種チーズのピッツァ
熟成ベーコンのミートピッツァ
節分といえばピッツァであり、ピザの上に乗ったチーズの伸び具合に縁起の良さが含まれていると言っても過言ではない。
節分にピッツァを食べる理由は知らない。きっと風習があるのだろう。
モッツァレラのモチモチ感と伸びるチーズとの相性がまた素晴らしい。
恵方巻き→ピザ→恵方巻き→ピザと交互に食べると、和と洋が同居して素晴らしい。
さらにどうしても恵方巻きといっしょに食べたいという人は、恵方巻きをピザ生地で巻いたりして食べると、ロールアンドロールでなおのこと良い。
熟成生地のマルゲリータ
イベリコ豚のベーコンポルチーニソースピッツァ
ピザは平面状である。
一方、恵方巻きは平面のものを巻いたロール。
ならばピザもロール状に巻いて恵方巻きのようにして食べるのも素晴らしいように思えてきた。
もはや何を食べてもいい。既成の枠にとらわれるな
既成の枠にとらわれるのは、視野狭窄に陥っている証拠である。
しかしそれではイノベーションは生まれない。
恵方巻きを黙って食べろとかいう風習などは壊してもいい。
崩して食べたっていい。
自由の獲得には、いつだって既成概念を崩すところから生まれる。
人生で大事なことを思い出した気がする。