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自販機で同じ量なのに値段が違うジュースとどれを買うか迷う心理

      2017/03/29

自販機で同じ量なのに値段が違うジュースとどれを買うか迷う心理

知り合いから驚愕のエピソードを聞いた。


自販機の前でどれを買うか迷ってお金を入れるのが遅い女子高生

よくある話に、自動販売機でどれを買うのか迷ってしまい、ボタンが押せないというものがある。

その知り合いは、自動販売機に缶ジュースを買いに行ったところ、女子高生がすでに何かを買おうとしていたので、その後ろに並んだということだった。

すぐに購入はなされると予測していたところ、女子高生はずっと一人で自販機の前に立ち尽くしている。

やはり、どれにするかすぐに決められないタイプの人だったのだろう。

これによってその知り合いは、不当に待たされることになるのだが、知り合いが買いたいジュース(スポーツドリンク)はその自販機にしか設置されていないために、他の自販機に移動して買うことができなかった。

したがって、延々と待たされることになる。

そこで、どうせ暇を持て余すのならば、せっかくなので、女子高生はどの飲み物とどの飲み物とで迷っているのかを観察することにしたということだった。

350ミリリットルと500ミリリットルの量が違うコーラが同じ120円で戸惑う

観察の結果、女子高生は、ある飲み物と別の飲み物とで迷っているわけではないようだった。

コーラという飲み物を買うかどうかで迷っているようだった。

視線が缶のコカコーラのグループからほとんど動かないでいた。

他の飲み物は目に入っていないようだった。

そこで、缶のコーラを買うかどうかで迷っているのだと察した。

ところが、その迷い方も異質なものだった。

コーラを買うかどうかで迷っているのではない。

350mlのコーラと500mlのコーラとでどちらを買うのか迷っているということだった。

しかし驚くべきことは、そのどちらも同じ値段の120円だったということだった。

自販機ならよくあることだ。

150ミリリットル違うことは我々消費者にとっては大きな差だが、販売側にとっては原価計算するとほとんど無視できる差なので、結果的に同じ価格で値札がつけられる。

なぜ違う量なのに値段が同じかという理由は、そのように単純な話である。

しかしそんなことはどうでもいい。

とにかく、我々消費者は、なるべく損をしないように、なるべく得するように消費行動を行うはずだ。

350ミリリットルのコーラが100円であれば、量が少なくて値段の安いものにするか量が多くて価格の高いものにするかで迷うことはありうる。

しかし、全く同じ価格なのに量が違うものを目の前にして、どちらを買うかで迷っているのだ。

普通の感覚であれば、グラムあたりの価格でコスパのいい方を選ぶので、500ミリリットルサイズのコーラを買うはず。

しかし、なぜか350ミリリットルのサイズにするか500ミリにするかで迷っているのだ。

知り合いは、待たされることにイライラするのではなく、むしろ、女子高生がどちらを買うのかを興味津々に眺め始めたという。

ダイエットのために量の少ない方を買う

そこで知り合いは、こう考えた。

女子高生はダイエット中なのだと。

ダイエットなんかしなくても全然太らない私からすれば理解できない発想なのだが、ダイエットのためなら、高い買い物をすることに躊躇しない層がいるらしい。

まして、スタイルに気を使う女性であり、まだまだ恋愛真っ盛りに10代女子であれば、当然ダイエットのことに気を使うだろう。

ならばダイエット中に砂糖たっぷりのジュースなんか飲むな、と言いたいところだが、若い女子は甘いものも食べたい。

甘いものを食べられない人生なんかクソである。

そう考えている節があるため、太りたくないけど甘い物を食べたいし飲みたいという二律背反した欲求をいずれも満たしたい。

してみれば、甘いコーラをここで買わないという手はないわけである。

コーラは絶対に買うという前提で、どちらの量を買うかで迷うわけだ。

そこで女子高生は、「経済的に得をするか」、あるいは「経済的に損をする代わりに健康的なスタイルを取るか」で逡巡する。

さあ、女子高生はどちらの選択肢を採用するのか。

知り合いはもはや興奮の渦に巻き込まれたようであった。

350ミリリットルの小さいサイズを買えば、その女性特有とも言える深層心理に可愛らしさを覚えるし、500ミリリットルを買えば、乙女であってもたくさん飲み食いしたいという欲求に勝てなかった、という心理に興奮を覚える。

もはや変態であった。

なお、話はそれるが、上に「乙女」と買いた。

それを書くために私は「おとめ」と打ったのだが、「おとめ」を漢字変換したら「処女」が最初に候補に上がってきたことに驚きを隠せない。

そして女子高生の指が動いた。

迷ったら両方買え

結局、買ったのはどちらだったか。

500ミリリットルである。

知り合いは、さぞかし興奮したことだろう。

しかし話はそれだけで収まることはなかった。

なんと女子高生は、立て続けに350ミリリットルのコーラも購入したのである。

一人でサイズの違うコーラを1本ずつ買う。

そして去っていった。

どちらにするか迷った時は両方買えというアドバイスがある。

あるいは、迷ったらその真ん中を取れという助言もよく聞く。

聡明な女子高生は、それを実践した。

それによって、「あっちにしておけばよかったわ」という後悔の念がなく、心置きなく満足してコーラを楽しめる。

価格も量も真ん中を採用したし、両方買った。

これで全く後悔はないはずだった。

しかし知り合いは唖然としてその場からしばらく動けなかったという。

その行動原理についてしばらく考えを巡らせた。

女子高生は誰か他の友達に、「350ミリのコーラ買ってきて」と頼まれたのだろうかという想像もした。

つまり、その女子高生自身は500ミリのコーラを飲む予定で来たが、他の誰かに「350ミリ」のコーラの購入を依頼された可能性についても考えたわけである。

だがそれならば、あれほど迷う時間があったことの理由がわからなくなる。

結局あれはなんだったのだろうか。

しかし知り合いは非常に満足したという、

迷ったら真ん中を採用したり両方やってみることにしたりということは、ビジネスパーソンが社会を生き抜く上で有効なスキルだ。

そして、そのスキルをすでに女子高生という若者が身につけていることに、日本の未来の明るさを感じたのである。

あまりにも満足したので、うっかり知り合いは、目的のスポーツドリンクを買うのを忘れて帰宅したという。

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