女子美術大学学食は杉並東高円寺の子連れワンコインランチにおすすめ
以前高千穂大学の美味しいし安い学食と安全な校舎は子連れの穴場であるというところで書いたように、大学の学食はランチにおすすめである。
とりわけ杉並区内の大学でいえば、この女子美術大学はかなり評判が良いと思われた。
学食が広いし綺麗
やはり女子大であってしかも美術大学であるところから、おしゃれで綺麗である。
表示に従って学食に向かうと、学食が広いし開放的であることに気づいた。
何しろ、地下1階と1階部分とで2階層の構造になっている。
白を基調とした学食は清潔感そのものである。
メニューのラインナップが多いし価格が安い
当方、3歳の小さい子供がいるため、外食する場所が限られる。
割とスペースが広くて価格が安く、多少騒がしいことがあっても大丈夫なお店でないと入りにくい。
また、メニューの幅広さと、栄養豊富で健康志向か否かも重要な点である。
その観点から行くと、女子美術大学のランチは非常に評価できる。
「サービスランチ380円」
サバの味噌煮定食である。
しかも味噌汁と温野菜までついていてたったの380円。
普通の和食のレストランに入ればこの倍近くの700円は取られそうな鯖味噌定食であるが、なんとここではワンコインランチどころか120円のお釣りがついてくる。
食後のコーヒーまでまかなえてしまうほどの価格破壊ぶりである。
「ガパオライス360円」
多様性を重視する昨今において、留学生を多く取り込む大学においては、多国籍なメニューを用意することも重要な点である。
従って昨今の大学の食堂では、和食以外の様々な文化の食事が楽しめる。
私が大学生だった頃にはまだそれほど市民権を得られていなかったであろうガパオライスもごく当たり前においてある。
しかも360円という低価格ぶりである。
スペシャルランチとして、女子美ランチなるものが用意されている。
おそらく日替わりランチとか週替わりランチとか、そういったジャンルのものだろう。
本日の女子美ランチは「チキンサムジャン焼き」であった。
時代遅れの私にとっては、これがもはや多国籍ランチなのかなんなのか判然としないのだが、とにかくはっきりと言えることは、「サム」に訂正がなされていることである。
白い紙が貼られ、「サム」と修正されている。
サムの下はなんだったのか。
そして「サムジャン」とはなんなのか。
「サムジャン焼き」とは「サムジャン」を焼いたものなのか、「サムジャン焼き」でワンワードなのか。
謎は深まるばかりだが、とにかくはっきりと断定できることは、カロリーが652kcalであることである。
そして野菜の付け合わせが多い。
これほど栄養バランスも低カロリーぶりも徹底されていることで、安心して美味しい食事が楽しめる。
そしてはっきり言えることは、「鳥照り焼き」とどう違うのかが私のような古い人間にはわからないという点である。
さらにはっきり言えることは、「チキンサムジャン焼き」と言った方がおしゃれで今風な響きであり、時代の先端を行く女子大生にうってつけのメニューであると評価できる。
ご飯物だけではない。
パンのようなカフェメニューもある。
美味しそうなメロンパンが、芸術的なケースに入っている。
そのケースの形状はあたかもりんごのようである。
りんごのケースに入ったものはりんごではなくメロンパンである。
しかもそれ以外にも複数のパンが盛られている。
デニッシュ、クロワッサン。。。
しかし頑なにりんごパンのようなものは見受けられない。
りんごを想起させておきながら実際的なりんごがない。
イメージと現実との乖離。
ここに芸術性を感じざるを得ないところに、やはりここは美術大学であったということを思い出させる。
もちろん麺類もある。
「冷やし担々麺350円」
他に冷やし蕎麦もうどんもある。
いずれもとにかく安い。
なお、定食系のメニューは上の階、麺類やカレーなどは下の階で注文するようだが、階下で注文したからと言って階下で食べなければならないという縛りはなく、上の階と下の階の座席を自由に行き来できる仕様になっているようだ。
私は実にカフェカレー280円が気になっていた。
あるいはトッピングカレーバーグなども気になっていた。
夏の暑い日にカレー味のものは食べたい。
並びに、醤油ラーメン280円も捨て難い。
他にパスタ類も400円でありながらどれも美味しそうなものであることが気になる。
どれを注文すべきか悩ましいくらいにどれもコスパが高い。
カレーとラーメンは美味しいし量も多くてお得
とりあえず子どもが冷やし担々麺を食べたいと主張するので、それを注文した。
お肉とスープがたっぷりで美味しそうである。
子供用の取り皿を用意していただけるなど、子連れ、家族連れでの配慮をしていただいた。
非常にありがたく、店員さんの温かいご対応である。
ものすごい勢いで息子はこのラーメンを食べた。
なるほど、一口もらってみるとこれが驚愕的に美味しい。
妻は女子力をアピールして「女子美ランチ」を購入。
なるほどサムジャン焼きが驚愕的に美味しいし、付け合わせの野菜の豊富さもなかなかのものである。
しかし私はどうしてもカレーが食べたい。
カレー280円を食しないと気が済まない。
券売機から「カフェカレー」の文字を慎重に検索し、発見した「カフェカレー」のボタンを間違わないように慎重に押下。
「カフェカレー280円」と記載された食券が出てきたことで、間違って他のボタンを押さなかったことに安堵する。
さらに食券には、「カフェテリア」なる文字の記載もなされているが、これの意味するところはよく分からない。
これが女子美の誇るカフェカレーだ。
何が凄いかというと、ご飯がサフランライスである点である。
しかも肉、人参、ジャガイモ、玉ねぎの具材がライスの上、皿の中央部分に盛り沢山に盛られており、端部は液状のルーで満たされている。
この盛り付けの妙味に感銘を受けた。
普通の学食ならびちゃびちゃした白米に雑に具なしのカレーが載っているだけの雑な料理ではなかったか。
少なくとも私の大学ではそうだった。
ここの女子美のおしゃれさを感じる。
なお、福神漬けはセルフで盛り放題だったので、抜かりなくこれを大量に盛った。
しかし漬物好きの息子がほぼ全て食べつくしてしまったので、再度福神漬けを大量に補給させていただいたことを付記しておく。
輝くルーが食欲を増進させる。
しかもこのとろとろに煮込まれた玉ねぎとジャガイモの煮崩れ具合といったら!
なお、上記全て合計して、350円+460円+280円でたったの1090円である。
せいぜい1000円程度で3名分のランチがまかなえてしまう点に驚愕を隠しきれないし、一人であればワンコインでお釣りが来るほどの破壊力である。
立地と雰囲気も含めて考えればこれほどの高コスパランチはあり得ない。
定食系は割と健康志向なので少なめであるが、カレーと麺はなかなか量がある。量を考えるとカレーと麺がいい感じにいい感じだと感じた。
土曜日も営業している点がオススメ
なお、最大級にオススメできるのは、土曜日も営業している点である。
私の通っていたFラン大学では、土日の概念がなかったので、土曜日どころか日曜日、祝日であっても大学生がたむろして食堂も普通に営業していたものだが、杉並区内の大学だと割と休日営業の学食はそれほど多くない模様である。
また、食堂内では、大学生だけでなく、割と外部の大人の人も入って食べている様子が散見された。
女子美術大学までのアクセス
東京メトロ丸ノ内線東高円寺駅で降りて青梅街道沿いを進んで教会を右に曲がってまっすぐ歩いていって「結構遠いな」とか思いながらそれでもまだまっすぐいって「本当にこの道であってるの?あってないの?あってなかったらまた引き返すの面倒臭くない?」とか考えながらそれでも直進すると出て来ると思う。
なお、徒歩だとちょっと遠いから自転車使うと効果的だしチャリ置場が高台になっていて新宿のビル群が見渡せてそれはそれは素晴らしい景色でした。
あと、サムジャンを調べたら、韓国合わせ味噌のことだそうです。
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