おかめ納豆やわらか超極小粒と極小粒ミニの味・値段等の違いを探る
2017/09/30
すごいおかめ納豆をスーパーサミットにて見つけたのでオススメしたい。
Contents
やわらか超極小粒と通常のおかめ納豆極小粒ミニの見た目の違い
通常我々は、上記写真の奥にあるような赤いパッケージのおかめ納豆を食する。
ただでさえ「極小粒」だ。
ものすごく小さい。
しかし今回、「超極小粒」なるとんでもない名称のおかめ納豆を発見してしまった。
パッケージはオレンジ色である。
なお、これはサミットのくらし良好ブランドから出ているようで、タカノフーズ株式会社単独で販売しているものは黄色のようである。
「超」がつくことによって、ひきわり納豆も比べ物にならないほどの小ささを実現したのだろうか。
それはもはやひきわり納豆とどちらを買うのがベストなのだろうか。
ワクワクが止まらない。
パッケージ側面には、「おいしいからこの笑顔」との記載がなされている。
この笑顔だ。
凄まじく幸せそうな笑顔である。
通常版もかなりの笑顔だ。
この笑顔に違いはないように見える。
しかしそれは間違いだ。
よく凝視していただきたい。
ほっぺたの色が、超極小粒の方がわずかに薄い。
これは何を意味しているのだろうか。
すなわち、色素薄い系メイクをチークに施すことによって、少女のような若い印象を見る者に与えるのである。
ナチュラル系メイクだ。
一方で通常版はチークを比較的赤く濃く化粧することで、おかめぶりをアピール。
すなわち、どちらが年季の入ったおかめかというと、後者である。
通常版のおかめがいかにベテランかが、チークの濃さから垣間見えるのである。
ベテランの「おいしいからこの笑顔」。
極小粒側には、なんと「ミニ」なる記載がなされている。
極小粒かつ「ミニ」な納豆と、「超極小粒」な納豆とはいずれの方が小さいのだろうか。
「超」なる記載があることによって、ミクロ的に小さくなっているイメージがあるが、ミクロすぎるとそもそも食感すら感じられないので、それなりには大きいだろう。
しかし「それなり」に大きくすることによって「ミニな極小粒」よりも大きくなってしまう可能性もある。
もはや大きさの感覚がつかめない。
なお、ベテラン側においては、「おいしいからこの笑顔キャンペーン」なる記載がなされている。
合計7000名様に、美味なすき焼きやら焼肉やらカニやらたらこやらいくらやら甘味のリンゴやらミカンやらが当たるようである。
毎日美味しさと健康が享受できて笑顔になれる上に、これほど豪華なプレゼントまで当選してしまうのである。
応募しない手はない。
なお、不運なことに、超極小粒側にはこのパッケージの記載はなかった。
これがたまたまなのか偶然ではないのかは、引き続き購入を継続することによる今後の調査が必要である。
やわらか超極小粒と通常のおかめ納豆極小粒ミニの価格の違い
筆者がサミットで購入した際は、3パック入りで「超極小粒」が98円(税抜き価格)、「極小粒」が78円であった。
後者はセール価格で78円であり、通常時は98円する。
(なお、あくまでもスーパーサミットでの価格を述べたまでであり、他のスーパーで買えば安く買えることはいうまでもない。例えば業務スーパーではこの極小粒ミニ3パック入りを税抜き価格で53円で買える。
また、ネット通販サイトの価格をざっと眺めてみる限り、総じて超極小粒の方が極小粒ミニよりも値段が高いといえる。)
ということは、両者に価格の差はないのだろうか。
そう考えるのは早計である。
次の「内容量の違い」をご覧いただきたい。
やわらか超極小粒と通常のおかめ納豆極小粒ミニの内容量の違い
まずは超極小粒である。
内容量は1パックで納豆が40グラムだ。
なお、タレは4.8グラムであり、からしは0.6グラムである。
次に通常の極小粒ミニ。
内容量は1パックで50グラムも入っている。
超極小粒と仮に同価格だとして、量の多さは1.25倍だ。
コスパが良い。
タレは5.5グラムであり、からしは1.2グラムだ。
からしは2倍に増えている一方で、タレの量は1.15倍程度である。
すなわち、納豆の量に比してタレの量がじゃぶじゃぶになっているのが超極超粒であり、からさマシマシにできるのが極小粒ミニである。
それにもとづいて調味料を全部使った際の栄養成分は、超極小粒がエネルギー76kcal、たんぱく質6.2g、脂質3.7g、炭水化物5.9g(うち糖質3.0g、食物繊維2.9g)、食塩相当量0.6gである。
極小粒ミニは1パックでエネルギー107kcal、たんぱく質8.2g、脂質4.7g、炭水化物8.1g、食塩相当量0.8gである。
カロリーが一方では70キロカロリー台で他方が100キロカロリーを超えるあたりを見ると、なんとなく極小粒ミニの方がお得感が出る。
量だけを見ると。
そして面白いのが、超極小粒の炭水化物5.9g(うち糖質3.0g、食物繊維2.9g)という数値である。
炭水化物にしめる食物繊維量が半分。
しかもタレ及びからしを使わなければ糖質のみが1.2g減って炭水化物4.7g(うち糖質1.8g、食物繊維2.9g)となる点である。
納豆は低糖質ダイエットに向いていて食物繊維豊富というのは本当だった。
ちなみにタレと辛子で糖質が1.2グラムも入っている模様。
そして不思議な点が、極小粒ミニだと炭水化物8.1gであり、タレとからしを使わなければ7.4gになる。
調味料に食物繊維が入っていないことは明らかであるから、たれと辛子の合計の糖質量が0.7gである。
タレと辛子の合計重量は極小粒ミニの方が多いのに、糖質が少ない。
してみれば、たれの甘みが強いのが超極小粒であり、極小粒ミニは甘みが抑えられて糖質制限ダイエットに向いているということだろう。
やわらか超極小粒と通常のおかめ納豆極小粒ミニの味の違い
前書きはどうでも良い。味が知りたい。
そこでパッケージを開封して見ると、左の超極小粒はタレとからしが外に出ているタイプの容器である。
従って、蓋をあけると、そのままむき出しで納豆が出てくる。
他方の極小粒ミニは、タレとからしが中身に入っているため、本体の納豆と調味料を分けるためのシートが入っている。
このシートが無いことに対して、超極小粒を紹介する公式ホームページでは、以下の表現をしている。
たれ袋は開けやすく注ぎやすいユニバーサルデザインのアンプルカット、容器は煩わしいネバネバシート(被膜)がなくて、かき混ぜやすく持ちやすい「丸底落とし蓋容器」を採用しています。
煩わしいネバネバシート(被膜)。
煩わしいものがないことを超極小粒のメリットとしてあげている。
ということは、極小粒ミニには「煩わしい」ものが含まれているということである。
タカノフーズはこれを「煩わしい」と知りながら我々消費者にこれを押し付けている確信犯ではないかと邪推すると色々面白くなってくるが、50グラムというたくさんの納豆を入れようとすると必然的にわずわらしくなってしまうことは仕方がないのだろう。
開けやすさを取るか、煩わしくても量を取るか。
究極の選択だ。
超極小粒の外見。
なんか色が薄いしネバネバ感もなく、乾燥しているようで微妙な見た目である。
通常の極小粒ミニは、ネバネバがあって色合いもよく、ツヤ感もあって元気を感じる。
並べて比較するとこうだ。
超極小粒の方が粒の大きさが若干小さいような気がする。
さすが「超」がつくだけある。
わかりにくいので、1粒ずつサンプル抽出して、1粒単位同士で比較しよう。
しかし大きさの違いが余計にわかりにくくなった。
しかし複数同士で比較すると、なんとなく粒の大きさが超極小粒の方が小さく見えてくる。
群で比べると違いが出てくるあたりに妙味を感じる。
超極小粒は旨みだしたれだ。北海道産日高昆布と枕崎産かつお節が混ざったたれである。
筆者はタカノフーズのおかめ納豆分野における昆布タレを非常に好むため、超極小粒の方にそそられる。
(おかめ納豆の昆布だしのタレが美味しいことは、まろやか旨味ミニ3などでお馴染みのことと思う。)
おなじみのおかめのタレはダシを鰹節でとっており、昆布は使われていない。
上記で超極小粒は乾燥している見た目である旨のことを言った。
しかし箸で持ち上げれば、多少は糸を引く。
そして味わいはあっさりしている。
においも少ない。
本来の納豆の特徴といえば、糸引きとにおいである。
納豆好きはこれを好む。
しかしやわらか超極超粒においては、これらを特許製法によって抑えているようだ。
実に控えめで奥ゆかしい納豆である。
さすがはおかめちゃんの化粧もナチュラルメークを心がけているだけある。
これによって、従来納豆が苦手だったビギナーもスムーズに納豆分野に移行できることが可能となる。
しかし一度かき混ぜて刺激を与えてごらんなさいよ。
このはしたないまでにネバネバ糸を引いちゃってぐちょぐちょになっちゃう感じ。
納豆本来の自分を取り戻し始めるのである。
奥ゆかしくておとなしかった少女が本当の自分を取り戻し始め、あられもないほどの大人の姿をあらわにするのである。
「かき混ぜやすく持ちやすい「丸底落とし蓋容器」」を採用しているため、混ぜ混ぜして納豆に刺激を与えるのが容易である。
おおおおお、かき混ぜてごらんなさい、糸を引いてますよ!
そしてそっと口に含むその粒は、実に舌触りなめらかで柔らかい。
舌の粘膜と納豆の粘膜同士がふれあう大人の瞬間に恍惚を味わいたい。
というわけで、まとめると、やわらか超極小粒も極小粒ミニとの違いはあるものの、どっちも美味しいので好きに食べたらいいんじゃないか、ということである。