宇都宮みんみんと正嗣(まさし)の餃子は両方美味しいのでおすすめ
栃木の美味しいもの。石田屋の焼きそば、正嗣(まさし)のぎょうざ、アイコベリーの米粉パンのところで、宇都宮では正嗣(まさし)の餃子が一番美味しいようなことを書きましたが、昔から宇都宮ではみんみん派とまさし派で二分されてきました。
とはいえ、元宇都宮市民であるにもかかわらず、ほとんどみんみんの餃子を食べたことがなかった私は、再度社会人になってから食べてみることで、両者を比較してみることにしました。
宇都宮みんみんの焼き餃子は肉汁がジューシー
宇都宮みんみんの餃子は、宇都宮に20年近く在住しておきながら、多分2回くらいしか食べたことがありませんでした。しかもテイクアウトで。
というわけで、比較的宇都宮駅から近くて駐車場も充実していて待ち行列もさほど長くはなさそうな宿郷店に来訪してみました。
平日のお昼時だと、4名ですんなり入れました。
おみやげ用の窓口もあります。
3歳の幼児と行ったところ、親切にも子供用の皿と食器を出してくださいました。
子供用椅子も完備されており、子連れにもおすすめであるといえます。
ラー油、酢、醤油がテーブル席に配置されており、これを必要に応じて使用することで味の調節をする模様。
手洗い用の水道とお手拭きが完備されており、衛生面も安心です。ますます子供連れ家族におすすめの様相を呈しております。
焼き餃子
焼き餃子230円。
これはやや長細い形状で、まさしの餃子よりも大きいような気がしました。
焼き面が食欲をそそります。
タレを調節するための、餃子の絵柄が描かれた小皿がありますが、まずは餃子をそのまま食べたい。
半分だけかじりついてみると、熱々の餃子からジューシーな肉汁が溢れ出て、テーブルにこぼれてしまいました。
この肉汁の飛び散り具合はかなり良いです。美味しい。
箸で皮を切ってみます。
溢れ出す肉汁。
具材にはニラ等の緑色の濃い野菜以外にも葉物野菜が使用されている模様。
ねぎ、キャベツ、白菜だろうか。
話はそれるが、焼売に比べて餃子の方が野菜が豊富に含まれているため、栄養的にも健康的だし急な血糖値上昇を防げるのでダイエットにも良いです。
これだけ野菜豊富なのに肉汁があふれ出てくるあたり、たまりません。
子供も夢中になって美味しそうに食べています。
結果、焼き餃子1人前6個と、後述の水餃子2個、揚げ餃子3個の大人の約2人前を3歳の幼児がペロリと平らげておりました。
水餃子
水餃子一人前230円。
多分肉汁がジュワーっと溢れているのでしょうが、スープと一緒になってしまってよくわかりません。
焼き餃子に比べて皮が水分を吸っている関係で、もちもちした食感で美味しいです。
見た目焼き餃子よりも大きくなっていて食べ応えもあります。
私はそのまま食べても全然美味しいのですが、ここでタレを調合してみることにしました。
ラー油がかなりどろっとしています。
どうやらこのラー油、お土産にも販売されているらしくて、特徴的なラー油であるといえます。
ここに醤油と食酢を投入。
多分、本来的な食べ方は、スープに酢と醤油とラー油を好みに応じて投入して食べるのだと思うのですが、私はどちらかというと、水餃子であってもタレにつけて食べたい。
なので、小皿で作ったタレにつけて食べておりました。
ラー油が辛すぎないので大量に使わせていただきました。餃子の旨味が引き立って美味しいです。
揚餃子
揚げ餃子230円。
見た目的には、スナックのようで割とインパクトが少ないです。
中の肉汁も少なく、噛んだときの食感がサクサクしているだけで、餃子のジュワッと口に広がる旨さが感じられません。
同じ値段なら焼き餃子を注文した方がおすすめなのではないかと思われます。
が、揚げ餃子はおそらく宇都宮市民なら懐かしくてつい注文してしまうと思われます。
というのも、小学校の給食で定期的に揚げ餃子が出てきており、それがかなり美味しくて子供達の人気メニューの上位だったからです。
私が通っていた小学校以外でも、おそらく揚げ餃子は出ていたのではないかと推察されます。
なので、一定数のファンはいるものと思われます。
餃子を揚げるという食べ方自体、珍しいですし。
おすすめのメニュー
私はヤキとスイとアゲを1人前ずつ計3人前と注文しましたが、他のお客さんで、スイを1人前とヤキを3人前注文している人がおりました。
ライスを注文しなければ4人前でも平気で一人で完食できますし、それでも1000円未満という価格が非常にコスパが高いと思われます。有名店で人気があるにもかかわらず餃子が安い。
公式サイトによれば、ダブル・スイ・ライスなるオススメの注文の仕方もあるらしく、やはりヤキを多めに頼んで、スープがわりにスイを1人前だけ頼むのがスタンダードな雰囲気もします。
なお、私の母(70歳くらい)はいつも焼き、水を1人前ずつとライスを注文すると言っていました。
ライスは100円なので、それらを総合しても560円でセットメニューになるとは、やはり安い。
私は昔は餃子をおかずにご飯を食べていましたが、最近はご飯そのものを抜いているので、ライスはいらない派です。
住所:〒321-0953 宇都宮市東宿郷3-13-6
営業時間:11:30~20:00
正嗣(まさし)の餃子
宇都宮に帰省すると必ず食べるまさし。
私はいつも岩曽店で買うので、お持ち帰りの焼き餃子しか買うことができないのですが、お持ち帰りだとお店のおすすめブレンドで調合されたたっぷりのタレが付いてくるのでおすすめです。
他の店舗に行けば店内で食べられるのですが、まあお持ち帰りでも十分美味しいので。あの赤い箱で持ち帰るのがワクワクしたりするし。
この特製タレが絶品で、昔は残っても全部飲み干していたのですが、上述の通り、最近はタレは使わずに餃子そのものを食べる方が好きになってきました。
焼餃子
焼き餃子210円。みんみんよりも更に安い。
箸で簡単に切れるほどの薄皮。
もちもちの皮の中にはニラを中心とした野菜がたっぷり。
これが美味しくて、野菜の甘さが妙に特徴的な味なのですよ。
上記みんみんの焼き餃子のように肉汁が溢れるタイプではないのですが、味のパンチ力というか、味のこだわりはまさしの方が明らかに上な気がします。
好みは分かれると思うのですが、やはり昔から馴染んできた私は、宇都宮に来て食べたい餃子といえばまさしです。
水餃子
岩曽店がお持ち帰り専門店になってからは水餃子210円は食べなくなったのですが、酢をたっぷり入れて食べると美味しいものでした。
なお、まさしで気をつけなければならないのは、追加注文ができないので、初回の注文時になるべく多めに注文しておく必要があるということです。
多分2人前程度では物足りないので、焼きを多めにして、大人なら一人で3人前くらいはいけると思います。
なお、お持ち帰りの生餃子なら更に格安で200円で買えるし、ネット通販もできるので、昨今は便利な世の中になりました。
住所:栃木県宇都宮市岩曽1355-11