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中耳炎・内耳炎が原因の耳鳴り・めまい・難聴を完治させるまでの話

      2019/04/28

中耳炎・内耳炎が原因の耳鳴り・めまい・難聴を完治させるまでの話

この話は、私が難聴になったのを完全に治すまでの道のりである。

というか、今これを書き始めた時点(平成31年3月12日)において、まだ難聴は治っていない。

耳鳴りはすごいし、左耳は他人の会話を聞き取るまでには聴力が回復していない。立ち上がったり振り向いたししたときなど、視線を移すタイミングで体のバランスを崩して倒れそうになる。

しかしいずれは完治させるという意思を持って、その完治までの経緯や思ったこと、悩んでいることなどを後のために日記形式で詳細に記述していこうという試みである。

難聴になった原因は中耳炎から

約10年前、私は左耳の突発性難聴に罹ったことがある。

その際の原因はよく分からなかったが、当時の診療所の医者によれば、ストレス性だということだった。

真面目な人がかかりやすいらしい。

その時の対処法は、とにかく安静にして、ストレスのかかる行動を一切やめる。そしてメチコバールだか何だかの末梢神経への血行をよくする薬を内服し続けることだった。

しかし今回の場合は違った。

中耳炎という外傷的な炎症からのものであった。

その炎症が内耳にまで及んだ結果、このような深刻な難聴になってしまったらしい。

中耳炎は子供はかかりやすい一般的な病気だと思うが、場合によってはこうして深刻な自体にまでなってしまうので、甘くみないほうが良い。

中耳炎・内耳炎になってから難聴を治すまでの時系列的な記録

ここでは、中耳炎になった平成31年3月3日(皮肉にも耳の日である)から、完治させるまでの経緯を日記のような形で日々綴って行くことにする。

3月3日(1日目)

朝起きたら、左だけ圧迫されるような頭痛がした。

私は左側だけ偏頭痛になったり、目が痛くなったり、肩が凝ったりすることがしばしばあるので、いつものように左側の神経系で思い頭痛が発生したのかと思った。

しかしどうもいつもより様子が違うのは、耳が痛いことである。

それと同時に激しい耳鳴りもしていたが、これは偏頭痛に伴うものだと思っていた。耳鳴りと同時に、左側だけ音があまり聞こえない。

とにかく左耳が痛い。

そういえば、この日の一週間前くらいから毎日眠れなくて睡眠不足が続いており、体調を崩して風邪をひき始めたところだった。痰や鼻水も微量ではあるが毎日出ていたような気がする。

風邪によってウイルスが耳にまで達して中耳炎になったか、と思った。

中耳炎は小学生の頃に発症して以来、30年ぶりくらいであろうか。

大人になって中耳炎にかかることは稀だが、かかると痛いんだよ、という話を小学生の頃にクラスメートから聞いたことを思い出した。

その時、「小学生の今でもすごく痛いのに、これよりも痛いのを経験したくない。大人になったら絶対中耳炎にかかりたくない」と思ったのを記憶している。

しかし30年くらいの時を超えて同様に中耳炎になってしまった。

これは我慢できないので、病院を探した。

不運にも、この日は日曜日。

日曜日に空いている病院を探して色々電話したが、なかなか見つからない。

しかし幸いにも、自転車で20分くらい漕いだところに、休日や夜間に専門的にやっている診療所があることを発見した。

お金が上乗せされてかかるだろうとか一瞬思ったが、今はお金のことを心配している場合ではない。とにかく痛い。まず市販で買っておいた手持ちのロキソニンSを飲んだ。痛み止めのためである。

早速雨の中自転車を走らせた。

到着後、体温を測って(36.9度だった。私の平熱が36度くらいなので、やや高い。)診察を受ける。

診察は、耳の中を覗かれて軽い問診を受けるくらいであっという間に終わった。

思えば、ここでもっと知識があれば突っ込んだ要求ができたはずだった。

例えば、「耳鳴りもして聞こえにくいので聴力検査をお願いします」とか。

とりあえず医者の話によれば、聞こえにくいのは中耳炎のせいであって、それが治れば耳鳴りも収まるから、と一般的な話をするにとどまった。

処方された薬は、フロモックス錠100mg、ムコダイン錠500mg、ロキソニン錠60mg、ムコスタ錠100mgである。

このフロモックス錠というものは抗生物質であり、細菌による感染症を治療する薬だそうだ。

さらにムコダインで痰や膿を出しやすくする。

そして痛み止めのロキソニン。

まあ一般的な薬の出し方だろう。

薬剤師も、これを5日分飲み切ったらあとは別にもう放置しておいても自然治癒する、みたいな話をしていた。

話はそれるが、ネットで調べたところ、昨今の研究によれば、中耳炎は自然治癒で問題ないとかいう話もあるらしい。

抗生物質も必須というわけではなく、必要に応じて飲む。痛いときは鎮痛剤を飲む。

この程度でいいという研究結果もあるという話を何と無く聞いた。

というわけで、中耳炎はこの痛みを超えるところまでがヤマであり、あとは勝手に聴力も回復して行くものだと甘く見ていた。

思えば、この時点からステロイド剤の投与を開始しておけばよかったのだった。

3月4日(2日目)

痛みは夜中まで続いた。

とにかく痛い。どうやら膿が鼓膜を押しまくっているからであるようだった。

そういえば昔、小学生の頃に中耳炎になったときに近所の医者に行ったら、すぐに鼓膜に穴を開けて切ってくれたような気がする(痛かった)。

それによって、この堪え難いズキズキする激痛からすぐに解放されていた。

しかし今はそう簡単には切開しないのだな。

激痛に耐えられないので、耳の裏を冷やして見た。

すると結構楽である。

さらに、本当はよくないのだろうが、1日3回までのロキソニンを1日で4回も5回も飲んだりした。

とにかく鼓膜に穴が空いて耳だれモードになってしまえばあとは痛みも落ち着くだろうから、一時的にはたくさん痛み止め飲んでも良いだろうと勝手に判断したのである(本当はよくないのだろうが)。

で、3月4日の夜中1時くらいだっただろうか。

ロキソニンを飲んで徐々に痛みが落ち着いたと思ったら、その後は全く痛みはなくなった。

そして、左耳の奥でジュルジュルという液体が蠢くような音がし始めた。

やった、とうとう鼓膜が破れて膿が外に出はじめたのだな、と思った。

結局ほとんど眠れていない。この日(月曜日)は仕事を休もうと思った。

そして朝方、痛みから解放されたと思ったら、なぜか今度は吐き気がしはじめた。

寝返りをうとうとすると、今度は視界がぐるぐると回るような気持ち悪さを感じた。

何これ。

そういえば、4歳の息子が、2日前くらいに吐いていた。

お腹にくる風邪らしかった。

そうか、今度は息子の風邪がうつったのか、と思った。

しかし私に知識があれば、これは炎症が中耳から内耳にまで及んでしまったというサインであることに気づけたのに。

その日の日中は、痛みからは解放されたものの、とにかくめまいやクラクラ感があり、吐き気もするのでまともに歩けなかった。

当然ながら会社は病気休暇である。

妻が、「セカンドオピニオン的に別の病院に行ってみた方がいいのではないか」と提案してきたが、私は頑なに拒んだ。

中耳炎が治ればこれも治るだろうし、多分気持ち悪いのは風邪とか日々の疲れのせい、と勝手に判断した。何より、気持ち悪くて外出する気力も起きない。

その日は水を見るだけでも気持ち悪いが、スポーツ飲料だけは飲めた。りんごも食べることができた。

3月5日(3日目)

多少気持ち悪さは解消したものの、まだめまいがする。

会社を休んだ。

薬を飲んだり横になったりスポーツ飲料を飲んだりリンゴを食べたりして過ごした。

明日からは会社に復帰しようと思ったので、リハビリ的に1歳の赤ちゃんを連れて児童館に行ったが、耳鳴り、難聴がすごくて外からの音が気持ち悪い。

静かな部屋にいると圧迫感を感じる。

赤ちゃんの泣き声とかも耳にびんびん響いて気持ち悪い。

目眩やクラクラ感も相まって、やっぱまだダメかなと思った。

3月6日(4日目)

朝起きると、目眩やクラクラ感のような体の平衡感覚の悪さはだいぶ解消された気がする。

なので、いつも通り会社に行った。

しかし、左耳の耳鳴りがものすごく、ほぼ音が聞こえない。

私はラジオ視聴が好きであり、通勤の時は常にラジオをイヤホンで聞いているのだが、左耳はケアした方が良いだろうと思い、右耳だけで聞きながら歩いた。

しかしそうすると外の音が聞き取りにくかった。

左から車が来ているのに気づかない場合がありそうで怖かったし、電車のアナウンスなんかも左からの音が顕著に聞こえなくて気持ち悪かった。

一応定時まで仕事をしたが、周りの同僚が「あまりにも辛そうだからちょっと休んだ方が良い」と進言してくれたので、救護室のようなところで横になる時間をもらった。

なんだこれ、最初の病院の話では簡単に中耳炎は治るみたいな話があったし、ネットの情報でも中耳炎に特別な治療は必要ないみたいな研究結果も発見されたが、全然治らないじゃないか。

3月7日(5日目)

最初にもらった薬も本日で切れるので、職場の近くの診療所の耳鼻咽喉科に行くことにした。

セカンドオピニオン的な意図もあった。

その耳鼻科の先生に、クラクラ感がするし音が聞こえない旨を話したところ、「これはまずい」みたいな表情をして、早速聴力検査をしてくれた。

結果、超やばいということである。

普通の中耳炎による難聴とは比べ物にならないくらいに聴力が落ちているらしい。

で、この診療所は、私が10年前に突発性難聴を起こしたときに診てもらった診療所なので、当時の聴力のデータが残っていたのだが、10年前の突発性難聴の時と比べても明らかに今回の方が聞こえていない。

左耳だけ50dBとか60dBとかそのあたりらしい(よくわからないが、聴力レベルは0dB付近が普通であるとした場合に、その数値がグラフ上で下の方に行けば行くほど聞こえが悪いらしく、50dBまで行くとかなりの難聴のようだった)。

炎症が神経系の方まで及んでいる可能性があり、すぐに紹介状を書くから大病院で診てもらえ、との指示を受けた。

おそらく即日入院治療になってステロイド剤の点滴をすることになるが、それまでのつなぎの間、ステロイド剤の錠剤を飲み薬で3日分だけ出しておく、とおっしゃっていた。

何やら深刻な事態になってきた。

3月8日(6日目)

紹介状を持って大病院に行く。

電話予約をした方が良いと昨日の診療所でおすすめされたのだが、どうせ今日中にそこで受診しなければならないことは決まっているのだから、直接朝イチでいってしまっても変わらないじゃん、と思って電話予約せずに直接朝イチで耳鼻咽喉科に行った。

まあ電話予約してない人は後回しにされるのですごく待つことになるのだが、そわそわして他に何もやる気が起きないので、時間の無駄になったとしてもずっと病院の待合室でぼーっとしているような過ごし方でも全然問題ない。

最初に聴力検査が行われた。

昨日の診療所と違って何度もやり直しさせられる。

その結果が冒頭の写真だ。

コメント欄に「押し間違い多め」とか書かれてしまった。

別に押し間違ったわけではなく、本当にそう聞こえているから押しただけのつもりなのだが、やっぱり雑音とそうでない音との聞き分けができないくらいに難聴になっているのだろう。

ただ、「左耳骨導低音部音で聴こえているとおっしゃっていました」のコメントは勇気がもらえる。

完全に聴こえていないわけではなく、「聴こえている」という前向きなコメント。

ただ、「左耳骨導低音部音で聞こえてますよ」みたいに私が専門用語を駆使して言ったような雰囲気になっているコメントだが、そんな専門用語を使った記憶はない。

とりあえず聞こえた音に対してボタンを押しただけだ。

そしてまた2時間くらい待たされてようやく診療。

医者の見立てでは、中耳炎の炎症が内耳にまで広がっている。要するに内耳炎だということだそうだ。

大人はそもそも中耳炎にすらかかりにくい構造になっているのに中耳炎になってしまって、さらに内耳にまで行くという割とレアケースかつ最悪の事態になっているようだった。

で、担当医のおすすめコースとしては、まず鼓膜を切って中の水を出す手術をしたのち、内服でステロイド剤を飲んで行くことだ、ということだった。

あるいは鼓膜を切るのが嫌ならば強制はしないが、とも言われた。

・・・あれ、入院治療にはならないのか。

入院治療で早急に解決しないとまずいのではないか、という気持ちと、入院しなくて済みそうだという安堵感とがないまぜになる。

で、色々質問した。

担当医がいうには、入院して点滴治療をした方が回復効果は高いのは間違いないとのことだった。

ただ、入院するとなると少なくとも一週間とか10日とかは入院することになるので、それは仕事とかあるので難しいでしょ、と言われた。

いやいや、仕事とかよりも、聴力の方が一生の問題だからなおせる確率が高いなら入院の方がいいのだけど、と思った。

それで色々不安になったのでマジで色々質問したのだが、明確な答えはもらえなかった。

「まあ入院しても治らない人は治らないし」とか「最終的に価値観の違い」とかよくわからないことを言われた。

それで私の中で医者の言うことを噛み砕いていったのだが、要するにこのお医者さんは、「家庭のこととか仕事とかの時間を割いてまで無理して入院しなくても、あなたの聴力データなら内服で経過観察する方向でも治るから大丈夫」ということを暗に言いたかったのではないかと推察した。

医者なので絶対的なことは言えないが、とにかく、緊急を要するなら入院を勧めてくるだろうし、私が質問するまで入院の話を出してこなかったし、入院をさほど推奨してくる感じがしないのは、多分飲み薬でもいけるのではないかと、そう言う雰囲気を感じたのである。

信用のある大病院の専門医だし、このお医者さんを信頼してみようと思った。全体的に優しくて信頼できそうなお医者さんだった。

で、とりあえず鼓膜切開の手術をお願いした。

何やら同意書のようなものと手術の説明書きがなされる。

鼓膜に穴を開けるのとか、その辺の診療所とかだとさっさとやってしまうものらしいが、この病院ではルールが厳格で、ちゃんと書面で説明しなければならないらしい。

そう言えば私が小学生の頃にも穴を開けたような気がするが、その時は結構痛かった気がする。

私は痛いのが苦手なのでその旨伝えると、「麻酔するからそんなに痛くない」と言われた。

そうか、今は麻酔をするのか、と言う思いと、麻酔してもちょっとは痛いのか、という恐怖を感じた。

麻酔は20分くらいかかった。

何やら耳に液体を入れている。その後電流を流すらしい。電解質の液体?

スイッチがオンされると、まさに漫画のキャラクターが体に電気を流されたときのように、視界がぐるぐる回って気持ち悪い。

スイッチのオンオフ時にのみこうやって気持ち悪くなる感じになるらしい。

麻酔が無事終わると、鼓膜に太い針のようなもので穴を開けて中の液体を吸い出す手術が行われた。

ちょっとは痛いのかと思っていたが、全く痛みを感じない。あっという間に切開手術は終わった。

手術が終わると、確かにちょっと耳の聞こえが良くなった。

しかしそれは水を抜いたと言う突貫工事的なものによるのであって、肝心の内耳炎を直さない限りは根本的な解決は得られない。

これからが勝負だ。

ウエルシア薬局に処方箋を持って行って、Tポイントをつけてもらった。病院の前の薬局ではなく、処方箋を家の近所まで大事に持ち帰って、なるべく得するような薬局で薬を買うのだ。こんな時でも得したいと言うガメツイ根性はまだ私には残っている。この前向きな精神力があれば完治できる気がしてきた。

とりあえず、処方された服用薬の一覧の写真を掲載しておく。

内服薬一覧

内服薬

プレドニン錠5mg

プレドニン錠5mg。今回の治療のキモになるステロイド剤。

最初は6錠に始まり、次に1日4錠、次に1日2錠、最後は1日1錠に減るように処方されている。将来の回復度合いがわからない中で、途中で薬を減らすような薬の出し方をして大丈夫なのだろうか。4錠とか2錠とか1錠とかに減る段階でまだ難聴が全然回復していなかったとしたら、結構焦りそうだ。

メコバラミン錠500「トーワ」0.5mg。アデホスコーワ顆粒10%。

メコバラミン錠500「トーワ」0.5mg。アデホスコーワ顆粒10%。

それぞれ、末梢性神経障害を改善する効果と、心臓の働きを回復させて脳の血液の流れ改善とか胃炎を治したりとかの効果があるらしい。

セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg「日医工」

セフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg「日医工」。細菌による感染症の治療に用いるのだそうだ。

ラベプラゾールNa錠10mg「杏林」

ラベプラゾールNa錠10mg「杏林」。胃酸の分泌を抑える奴。

そういえば、今回かかった診療所でも病院でも必ず胃の荒れを抑える薬が出ているが、ステロイド剤とかはそんなに胃が荒れるものなのだろうか。

ロキソニンも胃が荒れる人がいるみたいだが、私、服用薬で胃が荒れた経験がないのでよくわからない。

3月9日(7日目)

朝プレドニン錠6錠を飲む。まだ1日の服用量は30mgである。

そう言えば、2つの診療所と1つの大病院に行ったが、普段の生活で気をつけなければならないこととか何も言われていない。

前回難聴になった時は、とにかくストレスを感じないように安静にしろ、とすごく注意された。

耳から音楽を聴くのもダメだし、目を酷使するようなパソコン作業とかもダメ。

とにかく横になれ、と言われたものだった。

しかし今回は、普段の生活について何も注意がなされていないと言うことは、まあ普通にスマホしたりゲームしたり仕事をしたりしてストレスを感じてもいいと言うことか。まあゲームはしないけど。

まあストレスは感じないに越したことはない。あと、イヤホンでラジコを聞く時は、左耳にはイヤホンを入れないようにした。

3月10日(8日目)

朝プレドニン4錠、昼2錠の合計6錠を飲む。明日からは4錠に減る。

まだ全然治っていないのに、薬を減らして大丈夫なのだろうか。

聴力は、難聴になってから三週間程度で完治させないと、その後固定化されてしまって一生回復することはないのだと昨日のお医者さんが言っていた。

早く直さねばならないと言う焦りを感じる。

今日は東京ドームにて子供ストライダー大会に参加する日であった。

到着すると喧騒がすごい。

友人と待ち合わせして一緒に参加していたのだが、喧騒の中、左側から話しかけられると全く言葉が理解できないし、正面を向いていてもやはり左耳と右耳の全体的な聴力は中耳炎発症前から下がっているわけだから、小さい声だと聞き取りにくい。

あと、大きな雑音を聞いていると、左耳の耳鳴りとか詰まった感じとかの中に音が入ってきて耳が圧迫されるような感覚になって、左耳がきつい。

早く治れ。

3月11日(9日目)

よくなってるのかなってないのかわからない。

相変わらず耳の閉塞感があるし耳鳴りもするし聞こえも悪い。よろけるような感覚もある。

本日からステロイド剤の量が1日あたり6錠から4錠に減るのだが、改善がさほど見られないのに減らして大丈夫だろうか。

とりあえず、朝プレドニン錠5mgを3錠、昼1錠飲むことになっているので、早速朝3錠飲もうと思ったら、間違えて4錠一気に飲んでしまったので昼は飲まなかった。

まあ違いはさほどないだろう。

そういえば、知人の話とかネットの情報とかによればステロイド剤は効果が強すぎる反面、副作用も強すぎるらしい。

しかし難聴に関して顕著な改善は見られていないし、副作用も感じていない。そもそもこんなちっちゃい錠剤でそんな凄まじい威力があるとは思えないのだが。

もっとぐわっと効いてさっさと難聴を治してくれ。

3月12日(10日目)

耳鳴りは昨日と変わらないものの、若干聞こえが良くなったような気もしなくもない。

左耳と右耳との聞こえの差にもとづく違和感が徐々に減ってきてはいるような気がする。

ただ、立ち上がった時に平衡感覚が取れなくなるような感覚はまだ残っている。

深夜にトイレに行こうとして立ち上がると、よろよろとして転びそうだ。

朝、プレドニン錠5mgを3錠、昼、1錠飲んで合計20mgのプレドニン錠を内服。

今日は間違えなかった。

3月13日(11日目)

昨日の午後はなんとなく回復してそうな雰囲気を感じたのだが、今日の午前中はまた耳鳴りが強くなっていた気がする。

耳鳴りなので、やはり疲れとかも影響するのだろうか。結構がっつり働いてしまっている。

しかし午後はまた少しだけ改善の傾向が見られた。

あと、耳鳴りは強くても聴力は回復しているような気がしなくもなかった。

耳鳴りが強いからそのせいで音が聞こえない、と言うわけでは必ずしもなさそうだった。

ステロイド剤のプレドニン錠は4錠飲んだ。1日4錠飲むのは今日までで明日からは2錠に減る。

まだ完治には程遠い状況だが、薬を減らしてしまって大丈夫なのだろうかと不安になる。

メコバラミンとかアデホスコーワとかセフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg「日医工」とかは毎日毎食後1錠または1包ずつ飲んでいるが、これが今回の炎症に対してどれほどの効果を示しているのかは定かではない。

3月14日(12日目)

なんだか徐々に聞こえが良くなってきている。なんか希望が出てきた。

しかし油断はできない。

今日からステロイド剤は朝2錠飲むだけに減った。

明日は検査日だ。それにしても仕事を毎日してると疲れた。ストレスや疲れも耳鳴りに影響するかもしれないので睡眠はちゃんと取ろう。

突発性難聴の時はストレスを溜めるのは厳禁だったが、今回のはどうなのだろうか。

3月15日(13日目)

大病院に予約しておいた時間に行った。

10時半予約だが、15分前までに到着し、さらに聴力検査を行わなければならない。

聴力はだいぶ回復したと思っていたが、結果、グラフはこの写真の通りだった。

聴力検査結果

右は平均聴力レベルで3分法、4分法で5.0dBあり、6分法では3.3dBあるのに対し、左耳は28.3dBとか27.5dBとか、まあ30dB程度である。

一週間前は46dBくらいだったので、数字だけ見れば飛躍的な回復だと思うのだが、医者がいうには「前回水を抜いたことで聞こえが良くなった程度の影響しかなさそう」とのことだった。

すごくがっかりした。

確かに耳鳴りと音割れとか閉塞感とかは今だに残っているのでこんなものなのか。

だいたい聴力は1ヶ月なしい2ヶ月で固定化するので、5月までに治らなければそれまでということだった。

後、耳鳴りとかは後遺症として残ってしまうかもしれないので、耳鳴りを気にしないことも重要ということだった。ストレスにもなるし。

ゴールデンウィークは何するのとか、すごく一般的な話ばかりされて、「ああ、私の落胆の気を紛らわせようとしているのだな。イコール、もうこれは回復しないということを意味するのだな」と思った。

後、右耳は良すぎるとも言われた。高い方の周波数は0dBを振り切って超えているし、とか。そんな褒め言葉は左耳に対しては気休めでしかない。

ステロイド剤は先週から飲み続けているのがなくなったらもう終わりで、今後はアデホスコーワとメコバラミンの2種類だけを飲んで行くのだそうだ。ステロイドはそう長々と飲み続けるものでもないらしい。それに伴って胃薬も今後は飲む必要はなくなるし、抗生物質も今出してるのが終わったらもう今後は出さないらしい。

痛みはないかとか、めまいやよろめく感じとかはないか、と聞かれたが、そういえば立ち上がったときにクラクラとよろめく感じはなくなったと思った。痛みもないし目眩もないので、そう答えた。

診察が終わって処方箋をウエルシア薬局に持って行く。

薬剤師さんが親身になって話を聞いてくれた。優しくて若いお兄さんだった。

そういえば、日常生活で気をつけなければならない点とかを医者に聞くのを忘れたので、薬剤師さんに聞いた。

まあ原因が中耳炎であって、心因性の突発性難聴じゃないので、仕事しちゃダメとかストレス溜めちゃダメとかそういう心配はなくて、普通に生活していいんじゃないか、ということだった。

もちろん健康であろうが病気であろうが、ストレスを貯めないような生活は必要ではあるが、今回、過度に日常生活で注意しなければならない点はないということだった。

3月16日(14日目)

土曜日なので会社休み。

朝、プレドニン2錠と胃薬飲む。

アデホスコーワとメチコバール、じゃなくてメコバラミンは毎食後1錠、1包ずつ変わらず。

昨夜、妻と母親がやたら心配して、本気で治す気があるならセカンドオピニオン受けろとか手術しろとか言ってきた。

治す気がないわけがないのだが、難聴は単純に手術とか気力とかで治せるわけではなく、これと言った確実な特効薬があるわけでもないので、こればかりは運の要素が強い。仕方がないのである。

だからゆっくりと泰然自若として構えているしかない。

同じような症状になった人のブログとか、医者の論文とかを検索して読みまくった。

ツボ押しとかマッサージとか漢方薬とかを使っている人もいるみたいだが、そういう東洋医学的なものはどこまで効果があるのだろうか。

妻がマッサージとかツボ押しとかの耳の血行改善に良さそうなことをしてくれた。効果があるとは思えないが、疲れているので気持ちが良い。

後、アサリとかの貝類や海苔などの海藻、ゴマといった、ビタミンB12などを含んでいて血流がよくなりそうな食べ物を妻がよく出してくれるようになった。

寝る時に靴下を履くと血行が良くなるとかいうアドバイスもしてくれた。

中には1ヶ月半かけてようやく完治した人もいるっぽいので、まだまだ希望はある。

3月17日(15日目)

日曜日。今日でプレドニン2錠が最終日。あしたから1錠に減る。

そして、中耳炎発症からちょうど二週間目だ。戦いは長い。

症状は改善していない。相変わらず音が聞こえにくいし、耳鳴りも詰まった感じもある。外にいるときはあまり気にならないのだが、静かで狭い室内に入ると、思い切り左耳が圧迫されている感じとかがある。耳鳴りも気になるし。

テンションが低くて、休日の家族での時間が、というか、人生が楽しめていない気がする。

そういえば、鼻を噛んだ時とか唾を飲み込んだ時とかにゴポゴポって鳴るのがずっと続いている。

エレベーターとかで高層階に行った時とかに耳が詰まった時、耳抜きするときの音というか。空気を抜く(空気を送る?)ときのような音というか。医学的な知識ないからなんともいえないけど。

この症状、耳管開放症だか耳管狭窄症だかなんだかわからないけど、そういう名前が付いてるっぽいのをネットで検索して知った。

これも難病らしいので治らないのかもしれないが治したい。

3月18日(16日目)

夜中から今朝方まで悪寒、寒気、だるさが続く。吐き気もある。お腹にガスが溜まっていて腹が張っており、それがさらに気持ち悪さを助長している。

まずい、下の子が風邪で鼻水垂らしてるが、風邪うつったかな。。。

多分風邪薬と、今飲んでる耳の薬とは飲み合わせ出来なさそうな気がするので、風邪をひくのを恐れていた。

会社は病気休暇取ろうかと思ったが、早朝、すごい大便が出てなかなか流れず、焦って何度も流していたらようやく流れた頃には、どうにか多少はだるさとかふらつきがなくなっていたので、会社行くことにした。

今日から1日のプレドニン 服用量が一錠に減った。まだ難聴は全然治っていない。

左右の音程がずれていて、音楽とか聴いてると音が歪んで聞こえる。

妻が会社に電話をかけてきた。ああ、下の子が風邪をひいたので病院連れてくから早退してくれ、というお願いかと思ったら、「秋葉原にある三井記念病院で難聴の手術できるらしいから今週金曜日に休暇とって予約して行ってこい」ということだった。

まじかよ。三井記念病院のサイトを調べて見たら、確かに難聴や耳鳴りの手術で回復できる旨の記載がある。

これはすごい。しかし今すぐにやらなきゃいけないものでもない。慢性化してしまった耳鳴りや難聴を手術で回復できるみたいな感じなので、もしも今回の難聴が回復せず、将来に渡って日常生活に支障をきたし始めたら、でも遅くはない。

でもまあ、このような選択肢もあるんだと知って、ちょっと気が楽になった。

もはや耳鳴りや難聴は一生耐えなければいけない病気でもなくなってきたようだ。

3月19日(17日目)

今日もプレドニン1錠。そういえば、昨日、胃薬を飲むのを忘れたが、胃潰瘍になるとか胃が荒れていたいとかそういう副作用は全然なかった。

私はロキソニンでも胃が荒れたことはないし、胃は強いようだ。

最近は賑やかな場所にいる時とか日中とかはさほど耳鳴りや耳塞感、耳の圧迫感は感じなくて済むが、やはり朝静かな部屋で起きた時とかは、「ああまだ耳鳴りしてるな」とちょっとがっかりする。

後、声の小さい人に左から急に話しかけられると、やっぱり言葉を拾うことはまだ難しい。

しかし本当に少しずつではあるが、ちょっとずつ回復してるような実感はある。

そういえば昨日、職場の先輩が「自分は心因性の突発性難聴をやらかして耳鳴りに苦しんだことがあるが、3ヶ月か4ヶ月後に治った」みたいなことを言っていた。

1ヶ月ないし2ヶ月で聴力は固定して耳なりも後遺症として残るみたいなことが一般的かと思うが、4ヶ月後くらいに治るパターンもあるのだな。やっぱり長期的に経過観察して見ないと、先のことはどうなるかわからない。

また、私はまだ発症後三週間にも満たない段階だから、いまの時点で完治してないからといって焦らずとも、近い将来きっと良くなるという希望も持てる。

夕飯はビーフシチューだったので赤ワインがちょっと飲みたくなった。メチコバール等の薬を飲んでいるときにアルコールを飲んでいいのだろうか。飲み合わせが気になった。

3月20日(18日目)

今日もプレドニン1錠飲む。明日で終わり。

流石に焦ってきた。今週に入ってからこれといった進展がない。

同じ音量のイヤホンの音を左耳と右耳で比較しながら毎日聞いて定点観測しているが、聴力が改善されている実感が今週は感じられない。(今日は水曜日)

このまま聴力固定になってしまったら辛い。

ツイッターで同じ症状の人がいないかどうかを検索したりして、どれくらいの期間で完治させたかの体験談なんかを探して読んだりしていた。明らかの私の方が治り方が遅い。

焦ってきたので、メチコバールに入っているビタミンB12と同じ栄養素をたくさん取ろうと思って、実は昨日の夕食にシジミ汁を作って飲んだ。今日はウエルシア薬局のお客様感謝デーなので、しじみ習慣かそれに準ずるシジミエキス配合のサプリメントでも買おうと思っていた。

サプリメントと薬との飲みあわせはどうなのだろうかと気になったが、まあ問題ないだろうと勝手に判断している。

で、買ったのがネイチャーメイドのビタミンB-12。

ネットで「難聴 サプリ」とかで検索するとDHCの「蜂の子ロイヤル 30日分」とかいうのがヒットしたので2軒くらいドラッグストアを回ったのだが、売ってなかったので、普通にビタミンB-12を買った。

ローヤルゼリーとか蜂の子とかが耳鳴りに効くらしい。正直、医学的根拠が怪しいような気がするので、こんな民間療法が効くとは思っていないのだが、焦っていてなんでもいいから試したくなってくる。

で、早速B-12の1日目安量2粒を飲んだのだが、栄養成分表示をよく見たらこれで100μg。

一方、服用しているメコバラミンは1日で1500μg摂取できる。

となると、このサプリを追加で飲むことで得られる効果なんてたかがしれてるじゃないか。。。

というか、よく考えたら、食品に含まれているビタミンB12の量だって、最強クラスと言われているシジミでさえも100g食べて60μg程度しか摂取できないのだし、多量に摂取しすぎても余分な量は尿で体外に排出されるかも知れないので、ビタミンB12についてはメコバラミンの薬だけで充分な気がしてきた。

そこで見つけたのが以下のパンフレット。

エーザイ独自開発のナボリンSというやつなのだが、ビタミンB12と一言で言っても、メコバラミン、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、アデノシルコバラミン、と色々種類があるみたいで、その中でも末梢神経の傷を修復するのに効果的なのが、活性型ビタミンB12のメコバラミンなのだそうだ。

だからますます、ビタミンB12という包括的な栄養素を食品やサプリからとるのではなく、「メコバラミン」というビタミンB12の中でもキズ修復に特化した成分だけを取れる薬を飲むだけで十分である。

さらに、ここに「葉酸」を追加すると、メコバラミンのキズ修復の働きを強化することが実験で分かったというのである。

その葉酸の量は1日で5mg。

すなわち、1日にメコバラミン1500μgと葉酸5000μgを摂取することが重要であるということなのだそうだ。

しまった、買うべきはビタミンB12のサプリではなく、葉酸のサプリメントだった。

というわけで、再びウエルシア薬局にてネイチャーメイドの葉酸サプリを追加購入した。

1粒で200μg葉酸が入っており、一日の目安量が2粒なので、これで一日400μgが取れる。

・・・いや、全然足らないじゃん。。。

食べ物だけで残りの4600マイクログラムの葉酸を摂取できるはずもないし。。。

というわけで、もう短期勝負ということで、このネイチャーメイドの葉酸サプリを1日で24粒飲んでやろうと思った。1日3回、8粒ずつである。これで4800μg。さらに食事から残りの200マイクログラムを摂取すれば5000μgすなわち5mgを摂取できる。

なんか色々調べてみると、葉酸に関して、厚生労働省は1日あたりの摂取量の上限を1000μgとしているみたいだが、その5倍を取らなければならない。

もう過剰摂取するとどんな悪影響があるとか考えてる場合じゃない。そんなの関係ない。もう私はとにかく葉酸を摂取しまくるのである。

3月21日(19日目)

春分の日。すごく暖かい春の陽気であり、桜の開花宣言もなされたのに、気分が晴れない。

息子4歳が初めて補助輪なし自転車に乗れたのを交通公園で見ていたので気分はすごく嬉しいはずなのだけど、やはり耳が治らないのではという不安感でテンションが上がらない。

今日で最後のプレドニン1錠を飲んだ。ステロイド投薬は今日で終わりだ。

昨日、葉酸サプリを1日24粒飲むと書いたが、やっぱり朝9粒、昼と夜で8粒ずつで計25粒の葉酸5mgにして、ナボリンSと同等の栄養成分摂取にすることにした。

相変わらず、内耳障害を伴う中耳炎の症例に関して、グーグルで論文を検索してJSTのJSTAGEのPDFファイル論文をスマホで読みまくるなどしていた。

相変わらず耳鳴りはするし、耳閉感はするし、聞こえも悪い。

タオルの衣擦れのような高い音に関しては、左耳は全く聞こえていない。たぶん高音域難聴の後遺症が残ってしまうことは容易に推察された。

あとは、自分の聴力が固定していないことを祈るばかり。

論文掲載の症例では、1.5ヶ月とか84日とか300日越えとかで聴力がようやく固定したという長期的に徐々に改善していった事例もあるので、自分の場合も長期的にじわじわと改善していって、問題なく治癒するパターンだったらいいなと願う。

3月22日(20日目)

ステロイド治療は終わったので、あとはビタミン剤のメコバラミンとアデホスコーワを飲み続け、さらにビタミンB12の効果を増大させる葉酸サプリを5mg分の25粒飲んだ。

アデホスコーワとメコバラミンの数は同じはずなのだが、なぜかアデホスの方が残り数が1つ少ない。。。。どこかになくしたか。ショック。

今日もいろいろ論文とか検索して、気分を落ち着かせていた。

そんな折、「クラシック音楽で突発性難聴の治療」みたいな記事を読んだ。

いや、以前よりこの記事タイトルはグーグルで検索結果に表示されていたので、タイトルだけ目にしてはいたのだけど、胡散臭い内容そうだから本文まで読むことはなかったのだけど、最近は藁にもすがる思いで針とかお灸とかマッサージとか東洋医学っぽいようなものまで勉強しているところなので、とうとう読むに至ったのである。

で、音楽療法の治療方法、なかなか的を射ている感じだった。

どうやら、難聴になってしまった側の耳を積極的に活用することにより、回復力を高める、といった感じなのである。

割と納得した。科学的でもある。

自分の場合は心因性の突発性難聴が原因ではない上に、発症から三週間近くも経過してしまっているので、効果があるのかどうかはわからないが、上記クラシック音楽による治療方法で発症から3ヶ月で完治したみたいな内容も書いてあるし、もしかしたら今からでも多少は改善効果が見込めるかもしれない。

少ない可能性にかけて、まず耳栓を買って、健常側の右耳に早速耳栓をした。

イヤホンでのラジオも難聴側の左耳にのみ設置して、普段の日常生活もあえて右耳を使わずに難聴側の左耳だけを積極的に使うようにすることにした。

これが多少なりとも功を奏すれば良いのだが。

ちなみに、右耳を耳栓でふさいだら、聞こえる音が両耳が塞がれた感じになってアンバランスさがなくなるので、左耳と右耳との聞こえの違いによる違和感がなくなってこれはこれで居心地がいいかもしれない。全体的な聞こえは当然ながら悪くはなるが。

それにしても、難聴側の耳から聞こえる音の音程がずれている。ちょっと普通より高めに聞こえるというか。音楽を聴くと、もう音程がずれすぎていてグニャグニャしている。気持ち悪い。

3月23日(21日目)

妻が、鍼灸を受けてこいと進言してくる。

鍼灸みたいな東洋医学に科学的な効果が裏付けられているとは思えないが。。。と思って調べてみると、神尾記念病院という有名そうな耳鼻科は鍼灸も治療の一環として取り入れているということがネットで検索したらわかった。

私、今までいろいろ調べている中で、この神尾記念病院という病院がとても評判が良いということは薄々感づいていた。

しかしどっかの地方の病院なんでしょうと思って詳細な場所を調べてなかったのだが、ちゃんと調べたら、東京都千代田区でめっちゃ近いじゃん。千代田区は、三井記念病院と言い、難聴治療に強い病院が集まっているのだな。

もう遅いかもしれないが、今からでも、藁にもすがる思いで、なんでもやってみるしかない。神尾記念病院に望みを託す。ここの治療でダメなら、もう完治は絶望的だろう。

ちなみに、妻が提案してきたお灸のお店は、家から超近いけれども難聴に特化しているわけではないので、却下した。

続きは次のページへ

分量が多くなって来て編集画面が重くなって来たので、続きは神尾記念病院は中耳炎の内耳波及が原因の難聴・耳鳴り等におすすめをご覧いただきたい。

4月26日(55日目)完治

難聴が鍼治療で完治した

上記リンク先の記事でも書いたが、55日目にしてようやく完治した。

正直、一掌堂治療院に行っていなければ、完治は難しかったと思う。

1ヶ月過ぎてもまだ難聴が残っていたところからの巻き返しはすごかった。鍼治療には、西洋医学にはないすごい効果があると実感した。発症後一ヶ月半から二ヶ月くらいまでの回復力は、目を見張るものがあった。

正直、こんな「完治させるまでの道のり」みたいなエントリを書いておきながら、1ヶ月過ぎても聴力が治らずに固定された感のある絶望的な日々を送っているときは、もう自分でも諦めていた。

大病院の担当医も驚いていた。まさかこの状況から完治するとは思わなかったと。

だから皆様にもお伝えしたい。仮に難聴になったら、病院でステロイドやビタミン剤の治療を受けると同時に、鍼治療も並行してやったほうが良いと。

まあ薬だけで治るなら、その方がお金がかからなくて済むが、仮に治りが悪くて聴力固定宣言を食らってしまったような場合でも、東洋医学には希望があると声を大にして言いたい。

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