クラフトフィラデルフィア贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ最強
これまで、トースターで温めた美味しいスライスチーズのとろけるランキングやこんがり焼けるとろけるスライス(雪印メグミルク)は最強である、家計応援スライスチーズ(森永乳業)は安いしムダがないし改革者だなどで書いたように、様々なスライスチーズと向き合ってきた。
どれも一級品であり、甲乙つけがたいくらいに最強だと感じてきた。
しかし他を圧倒するほどの真の最強の登場により、スライスチーズのゲームバランスが崩れたと言っても過言ではない。
クラフトフィラデルフィア贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ最強! と叫ばざるを得なかった。
Contents
コクがとろけるクリームチーズ体験
昨今、人々はモノを買わず、その代わりに体験を消費するといわれている。
その波は、チーズ業界にも来ていた。
コクがとろけるクリームチーズ体験
もはや食べるためのモノとしてチーズを買う時代は終わった。
これからはチーズ体験を人々は買う。
チーズのパラダイムシフトが起きていた。
コクがとろけるクリームチーズ体験
これまで研究してきたように、チーズの美味しさを決めるポイントとして、「コク」と「とろける」との2大ポイントがあった。
コクは主にチェダーチーズで体験できる。
また、クリームチーズといえばとろけることでおなじみだ。
それを一緒くたにしてしまえば、「コクがとろける」ということになるというわけだ。
コクがとろけるクリームチーズ体験
しかしコクがとろけるという文章の意味がよくわからない。
「とろける」ということは、その主語は普通物理的に具現化された物体であるはず。
しかし「コク」というものは目に見えるような物体ではない。
その抽象的なものが「とろける」という物理的な現象を引き起こす。
どういうことか。
言葉が崩れてしまうほどにすごすぎるということを意味すると理解するのが正しい解釈だろう。
もう凄すぎるのだ。
3層のチーズが2倍で4枚
それにしてもどこかしら魔法の世界に入り込んでしまったような感覚に陥るのは、その高級感あふれる写真やフォントによるもののみではあるまい。
「3層」と言うからには普通は厚さは「3倍」になるはず。
しかし「2倍」なのだ。
それがなんと「4枚」入っている。
3層が2倍で4枚。
もはや従来のスライスチーズと比較した時に、何がどうなっているのか、どちらが得なのかどうなのかという計算がうまくいかなくなり、その魔力によって異世界へと誘われているかのよう。
クラフトフィラデルフィア贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズのコスパ
クラフトフィラデルフィア贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズの1枚あたり(37g)のカロリーは120kcal、たんぱく質は5.7g、脂質は10.1g、炭水化物は1.5g、ナトリウムは389mg、カルシウムは168mg、食塩相当量は1.0gとある。
これを東京都杉並区成田東のサミットにて298円という価格で買った。
さてこれのコスパについて考えたい。
まず総量は148グラムである。
一方、クラフトの普通のスライスチーズなら126グラムで198円出せば買える。
前者が1グラム当たり2円ほどなのに対し、後者が1.6円程度。
重量当たりの価格において、1.2倍以上の差がある。
これを高いと見るか安いと見るか。
以下の「チーズ体験」に鑑みれば、安いと断言できる。
クラフトフィラデルフィア贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズのレシピ
パッケージではピンチョスあるいはトーストに乗せて焼くことがオススメされている。
やはりここは焼くことで、そのとろける体験を味わいたい。
個別包装の様子。
確かに分厚い感じがする。
クラフトの通常のスライスチーズと厚さを比較すれば、その差は歴然だ。
2倍違う。
外見はチェダーチーズに包まれているため、中身のクリームチーズは見えない。
これを包丁で切ることで、確かに3層のレイヤー構造をしていることが確認できた。
なお、パッケージには「内側のクリームチーズの入り方は製品によって異なります。チェダーチーズ面にクリームチーズがはみ出していることがありますが、品質には問題ありません。」と記載されている。
稀に、クリームチーズが切る前から外に見えているものもあるということだ
してみれば、むしろクリームチーズがはみ出したモノをゲットできた場合には、これは少ない確率に当たったという「当たり」を引いたと認識することもできる。
チーズ占いという遊びまでできてしまうという贅沢ぶりに、例えばリッツパーティーなどでこのチーズを使った際には盛り上がること必至だろう。
私はオシャレにスティック状にカットしたトーストにこれを乗せる。
このツヤ感。
最強の名をほしいままにする王者の貫禄だ。
そしてオーブンで焼いた際のそのデロデロに溶けた感じがまた王者のデロデロ感といえよう。
デロデロなチーズほど食欲をそそるものはない。
そしてこの延び力をご覧いただきたい。
一見すると、3層のうちの中央部分のクリームチーズのみが延びているように見える。
しかし刮目すれば、その断面はチェダーチーズとクリームチーズとが渾然一体となっている。
コクのあるチェダーチーズがとろけている。
これこそがあの「コクがとろけるクリームチーズ体験」だ。
マーブル状にコクがとろけたそのチーズに、ファンタジーの世界に誘われる体験を得た。
そして口に含んでその食感と美味しさを噛み締めた時改めてこう叫ぶ。
クラフトフィラデルフィア贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ最強!と。