蚊がいなくなるスプレー24時間用(キンチョー)はすごい効果でおすすめ
2017/07/08
キンチョウ(KINCHO)(大日本除虫菊株式会社)の1プッシュ!蚊がいなくなるスプレーが本当にすごい。
価格は、ココカラファインなる薬局・ドラッグストアーで税抜き1382円だった。
少々高い気もするが、この効き目であって一夏快適に過ごせることを考えれば、安い値段であると言える。
蚊がいなくなるスプレーが24時間255日6120時間効きすぎる
なにしろ、本当に蚊がいなくなるのだ。
通常の除虫スプレーであれば、その攻撃対象である虫に向かってスプレーを吹き付けるであろう。
しかしこの蚊がいなくなるスプレーの使い方は根本から違う。
蚊を見つける前にすでに蚊が死んでいるのである。
具体的には、予め部屋にワンプッシュしておく。
8畳程度の部屋の広さまではワンプッシュで24時間効果が持続するらしいので、部屋の数だけ部屋の真ん中目掛けてワンプッシュしておくと良い。
ワンルームであれば、255日分が入っているので、6120時間分使えるというわけである。
つまり八ヶ月間はいけるというわけなので、昨今は暑くて蚊の活動期間が延びているという事情があったとしても、4月から11月まで使用可能という優れものである。
24時間持続なので、夜行性のアカイエカにも日中に行動するヒトスジシマカにも効果が発揮される。
すると、噴射された蒸気が部屋の天井や壁、電気や家具、床など、蚊がとまりそうなあらゆる物体の表面に付着する。
それを知らないアホな蚊どもがうかつにその表面に接触し、それによって蚊は攻撃を受け、数時間後に死んでいるという仕組みである。
これによって、飛んでいる蚊を見つけて慌てふためくという無駄なフローを我々の人生から省略することが可能となる。
きっと部屋内にいるに違いないけど全然見当たらないからもしかしたら外に逃げたのではないか、いやどこかに隠れていて我々が寝ている間に出現して血を吸うつもりだ、うかつに寝られない。などという悩みからも解放される。
静かな寝室にかすかに聞こえるあの嫌な羽音によるストレスからも解放される。
このスプレーは偉大なる発明だ。
しかしなぜこのように蚊がいなくなるのか。
もちろん上述のとおり、スプレーに接触した蚊がやがて生き絶えて死ぬからである。
なぜ蚊がいなくなるスプレーがこれほど効くのかという理由
しかし本当だろうか。
そうであるならば、もっと部屋内に蚊の死骸が転がっている光景を目撃しても良いではないか。
しかし、私はごく稀にしか蚊の死骸を見かけない。
部屋の隅っこに、一月に一度くらいの割合でしか見つけたことがない。
大量に発生しているはずの死骸はどこに消えたのか。
そして私の部屋にはバナナが常備してあり、夏はいつもコバエが飛んでいるのだが、それすらも少なくなったと感じる。
クモもよく発生するのだがそれも見かけることが少ない。
その他の虫にも効いているということか。
それであるならばその他の虫の死骸もあちこちに散乱していていいはずだ。
その謎について、私はスプレーのパッケージのどこかに記載されていないか入念に読んだ。
人体に使用しないこと、という注意書きや、お肌の虫除けではないことの但し書きなどは発見された。
しかしながら、その明確な回答は得られなかった。
一方で、私はあるものに気づいたのである。
ニワトリだ。
しかもただのニワトリではない。
妙に生き生きとしたやる気のある表情をしている。
そして、その向いている方向は正面ではない。横だ。
私から目線をそらしている。
そしてその目はなにか含みを帯びている。
隠し事をしているときの顔だ。
そこで私はある疑問を抱いた。
このニワトリが蚊を食べているのではないか。
私が寝静まった深夜、あるいは外出中等の私が見ていない間にさっとこのパッケージから抜け出して部屋内を飛び回り、蚊を食べるのである。
じゃあスプレー内部からは何が噴射されているのか。
スプレーの液体の成分が直接蚊やコバエ、虫に効いているのではないか。
一方で、人体に直接かけてはいけないものの、間接的には子供や赤ちゃん、ペットなどにそれほど副作用等の影響が出ないのはなぜなのか。
それは、スプレー内部の液体が鶏の餌となるあわ・ひえの類を液状化させたものだからであろう。
それを噴射された壁や天井等、あらゆる部屋内をニワトリが駆け巡り、その過程で遭遇した虫を食べる。
肉食ではないので人間やペットにはさほどの影響を与えない。
一方で、小さい虫はついばんで食べる。
そう考えれば、虫に対してのみ絶大な効果を上げている理由や、この絵が微妙に躍動感があるのも納得がいく。
つまり、本来ならもっと落ち着いたポジションで絵の中に入りたいところだった。
しかし急に私が部屋に入ってきたことに慌て、急いで絵の中に戻ったのである。
だからこんなに慌てふためいた顔をしているのだし、目が覚醒して震えている。
トサカに至っては、赤の枠内からはみ出ている。
本当は枠内にきっちり収まって平静を装い、余裕の心持ちで微笑みの一つでも見せたいところだっただろう。
しかしそうできなかった。
このニワトリは今大慌てに慌てている。
ビクビクしている。
蚊を食べていることを私にバレてしまったのではないかと。
そして仮に今この瞬間に、このニワトリ目掛けて、「蚊を食べた犯人はお前だ!」と叫べば、きっとこのニワトリは「ヒイッ!」と言って慌てて絵の中から飛び出してどこかへ飛んで行くだろう。
私の勝利である。
しかし私はあえてそれをやらない。
それをやったところで私は、なんの得もしないからである。
それをやることでニワトリよりも頭がいいことを確信してささやかな優越感を得られるかもしれないが、ニワトリが去ってしまったら、今後誰が蚊を食べてくれるの?
私が自分でやるの?
そんな気持ち悪いことできない。
できないとどうなるか。
部屋が蚊に蹂躙されて私は全身蚊に刺されて痒み死にするだろう。
蚊に殺されるくらいなら、ニワトリに勝つことで得られるだろう優越感など捨てる。
むしろ私はニワトリに礼を言いたい。
ありがとうと。
しかしそれを言えば同様にニワトリが蚊を食べていることを私が知っている、という事実を公表することになり、やはりニワトリは「ヒイッ!バレてた!」とか言ってどこかに逃げて行くだろうからそれもできない。
礼を言いたいけど言えなくてもどかしい。
こんなことありますよね。
ところでこれは一体何の話だったのだろう。