窯焼きパスコ国産小麦のバゲット・カンパーニュは美味しい。おすすめ
なんとあのパスコ(Pasco)が「窯焼きパスコ」なる新しいパンのシリーズを開始したようだ。
これは半端ない試みである。
以下、窯焼きパスコシリーズの国産小麦のバゲットと国産小麦のカンパーニュを食べた感想を記したので、ご査収ください。
窯焼きパスコは美味しいし価格が安い
一般的に石窯で焼いた高級なパンは値段が高い。
パン屋で購入すれば300円以上することはごく普通のことであり、安くても200円を下回ることはないだろう。
しかしながら、窯焼きパスコのバゲットはコープみらい(生協)にて税抜き178円、カンパーニュは一袋198円と低価格であった。
加えてパスコのパンは美味しい。
この時点ですでにコスパが高い。
以下、各々のパンについて個別に見て行きたい。
窯焼きパスコ 国産小麦のバゲット
パッケージには、「石窯でじっくり焼き上げました」との記載がある。
「ルヴァン」を使用して低温長時間発酵させたようだ。
イーストフードおよび乳化剤不使用である点は、パスコのパンでおなじみのことであり、健康および安心への取り組みが伺える。
このバゲット、非常にサイズが大きい。というか長い。
iPhone5sの長手方向の長さの3倍以上はある。
参考までにインスタントコーヒーの高さと比較したのが上の写真であり、3倍強の高さがある。
ナイススティックばりにチャンバラができそうな長さである。
「おいしいパスコ、できました。」との記載がある。
ということは今までのパスコはまずかったのか、と突っ込んでしまいそうだが、様々なスーパーやコンビニのパンを食べまくってきた私に言わせれば、今までのパスコも最高ランクに美味しかったのであり、これ以上の美味しさを追求するパスコの企業努力にひれ伏すしかない。
とりわけこのバゲットにおいては、外はパリッ、中はふっくら、しっとりなハード系パンだそうだ。
原材料は小麦粉、発酵種、食塩、パン酵母、モルトエキス、米粉を使っている。実にシンプルだ。そして小麦粉だけでなく米粉を使っているあたりに健康志向を感じざるを得ない。
栄養成分表示によれば、1本あたりでエネルギー644kcal、たんぱく質21.4g、脂質3.2g、炭水化物132.5g、食塩相当量3.6gである。
バゲットはやはり脂肪分が少ない。
しかしながら炭水化物量が1本あたりで100グラム超という凄まじい量であり、食べる量には気をつけなければならない。特にダイエット中においては。
リベイク(カットしたパンに軽く霧吹きをして、オーブントースターで焼く)をすると、焼きたての味わいが蘇るという。
ご覧いただきたいこの図を。
バゲットの部位に応じて、カナッペやグラタンスープ向きの部分もあれば、料理やサンドイッチ、ガーリックトーストに向いている部分があるという。
また、部位に応じて切り方も適宜変更するようだ。
まるで一頭買いの牛肉やマグロの各種部位に応じた食べ方の図を見ているかのようである。
しかし私はこう言いたい。
そのまま食べるのが最高におすすめなレシピであると。
まず開封時に立ち上る香ばしい香りを楽しむ。
そして無造作に3分の1くらいの長さで手でちぎる。
もっちりと千切れていくその様に食欲が沸き起こる。
半分に切り込みを入れると、その大きな気泡がたまらない。最高の中身(クラム)だ。
このまま食べると、噛みしめるほどに広がる旨味が楽しめる。程よい塩分が良い。噛んでいると自然な甘みに繋がっていく。
なお、いきなりパンを食べるとその高いGI値によって血糖値の急な上昇や太りやすさに繋がるので、それを避けたい人は、チーズきな粉バナナヨーグルトのサンドイッチはダイエットにおすすめで紹介したサンドイッチもおすすめである。
完全なる栄養とダイエット食が楽しめるに違いない。
ついでに、私は皮ももちもちしているのが好きである。
パリパリだと何か軽い感じがしてお菓子みたいだし、下にポロポロとパンくずが溢れるのも掃除が大変である。
しかしおすすめされた通りにリベイクしてみたところ、非常に美味しい。食事パンとして最高である。が、多少焦げた。焦げも美味しい。焦げまで愛して。
窯焼きパスコ 国産小麦のカンパーニュ くるみレーズン7枚スライス
いやもうこれは最高。
なぜって、くるみやレーズン、全粒粉といった栄養豊富で食物繊維も多くダイエット向きな食材がふんだんに含まれている上に、そのまま食べても甘くて美味しいからトッピングとか何もいらないという手軽さである。
コーヒーさえあれば良い。
栄養成分表示(1包装あたり)によれば、エネルギー503kcal、たんぱく質13.9g、脂質11.4g、炭水化物86.1g、食塩相当量1.8gである。
甘さが楽しめてくるみが豊富なのにカロリーが500キロカロリー程度というのは意外な低さである。
まずは開封時の香りを楽しみたい。
そしてその可愛いフォルムを眺める。
みよこのバランスよく広がるレーズンとクルミを。
くるみの豊かな脂肪分とレーズンの甘みがパンのモチモチ食感と相待って、口の中が最高である。
決してお菓子のように高カロリーではなく、低カロリーで健康的な食材が使われているので、ダイエット中に太るかもしれないという罪悪感が少ない点も、美味しさを台無しにしない。
そのまま食べても美味しいが、リベイクしても良いし、上記のようにヨーグルトやチーズ、あるいはクリームチーズ等を使ったオープンサンドにしても良い。バナナ等のフルーツを乗せても良い。超絶おすすめである。