東京都23区の児童館の比較・区ごとの違いとおすすめランキング
2019/09/10
この記事は、とにかく児童館で子供と一緒に遊ぶことが好きな筆者が、東京都の特に23区の児童館について比較検討を行っていくものです。
そして区ごとの制度の違いなどを考察しながら、最終的には最高の児童館を勝手に決めてしまうことを狙いとするものです。
したがって、筆者が新しい児童館を訪問するごとにこの記事は更新されます。
杉並区
東京都杉並区において筆者が訪れた各々の児童館については杉並区で乳幼児子育て中に土曜日曜も利用したいおすすめ児童館一覧で随時更新しているので、各々の具体的な感想はそちらをご参照ください。
ところで、冒頭に「最高の児童館を決める」旨のことを書いたのですが、児童館をランク付けするのってとても難しいのです。
というのも、上記リンク先で途中に書いたのですが、児童館の良さとは、施設そのものというハード面に加えて、その施設をどのように利用できるかというソフト面も重要ですし、さらには、職員の新設度とかプログラムの充実度とかでも変わってくるわけです。
さらにいうと、その児童館に頻繁に訪れる客層とかでもだいぶ変わってきます。
マナーの良い親御さんが多い児童館であれば、仮にその児童館がオンボロであっても居心地がよくなりますし、児童館が新しくて設備が充実していても、子供や親御さんのマナーが悪ければもう二度と行く気が起きません。
だから明確な数字でランキングをつけることは非常に困難。
そういうわけで、おそらく杉並区で設備的に最も最強なのは高井戸児童館だと思うのですが、だからと言って別に高井戸児童館がランキング1位とかそんなことも思いません。
杉並区の児童館は総じてどこも良いです。
また、杉並区以外の住民であっても利用できる点も良いでしょう。
新宿区
筆者がこれまでに訪れた新宿区の児童館は以下です。
- 西新宿児童館
- 中井児童館
- 上落合児童館
なお、西新宿児童館については新宿中央公園の遊具・じゃぶじゃぶ池水遊びと西新宿児童館でランチに書きましたのでご参照ください。
正直、どれも良い。
区外の住民でも利用できるし、職員さんや先生方が総じて親切。配慮が行き届いている。
また、プラレール等の電池で動くべきおもちゃに電池が入っていないことが他の児童館では多かったりするのですが、中井児童館や上落合児童館では普通に電車に電池が入っていたりして、子供も大喜び。
が、残念なのは、都心に近くて土地が制限されるからだろうか、駐輪場がない児童館がいくつかある点です。
(中井児童館と上落合児童館は自転車での来館が不可能。)
ですが総じて新宿区の児童館は素晴らしいといえるのではないでしょうか。
渋谷区
筆者が渋谷区で訪れた児童館は以下です。
- 代官山子育て支援センター
上記代官山子育て支援センターを訪れた話は代官山子育て支援センター(渋谷区児童館)と子連れおすすめランチに書きました。
それで、代官山子育て支援センター自体は綺麗だしランチタイムも4時間くらいあるし、お客さんもマナーが良い人ばかりだったので居心地は良いのですが(ただしおもちゃは少ないですが)、渋谷区全体として児童館の数が少なすぎやしないかね、という気がします。
加えて、渋谷区民しか使うことができないというのが辛い。
渋谷区内の児童館を使いたい場合には、区外の人は区内在住の人と一緒でないと原則として使えません。
なぜそんなに閉じているのだろう。渋谷区は子育て支援に割り振られたお金が少ないのだろうか。なんとなく閉鎖的な雰囲気がします。
港区
筆者が港区で訪れた児童館は以下です。
- 赤坂児童館なんで~も
- 麻布子ども中高生プラザ
各々の児童館については、六本木檜町公園の遊具と水遊び、赤坂児童館なんで~もは子連れに最適や広尾でおすすめ子連れランチは太楼か麻布子ども中高生プラザかひら匠に書きましたので、ご参照ください。
さすがは港区だけあって、成し遂げ感が強いです。設備が広くて綺麗だし、職員さんも優しい。
ランチタイムにも割と融通がきくし、区外の住民でも使うことができるので、何度でも通いたい感はあります。
しかしまあ、港区の児童館の絶対数が少ないので、あらゆる年代層が密集して落ち着かないという点は難点ですね。
練馬区
私が練馬区で訪れたことのある児童館は以下です。
- 平和台児童館
加えて、児童館に分類して良いのか微妙ですが、「ぴよぴよ」も児童館のように使うことが可能です。
なお、ぴよぴよに訪れた際の話は練馬区子育てのひろば「ぴよぴよ」のひろば室と一時預かり室がすごいに書きましたので、ご参照ください。
平和台児童館に関しては、おもちゃの管理も良いし音楽室にドラムなどがあるくらいには設備が整っていて居心地が良いです。綺麗ですし。
練馬区の児童館は今後もさらに研究してみたいところです。
中野区
私が中野区の児童館で訪れたことがあるのは以下です。
- 新井薬師児童館
- 野方児童館
- みなみ児童館
- U18プラザ中央(たかまる)
で、全体的にいえることは、中野区のランチタイムは総じて長めに設定されているところが多い気がします。
杉並区だと12時から13時までの1時間で厳守のところが多いのですが、中野区は11時半から13時半の2時間くらい食べていても良いという比率が比較的多い印象でした。
あと、施設は全体的にやや古いけれども、先生がたが非常に頑張っている感はあります。
区外の住民でも誰でも利用できるし、中野区の児童館も総じてお勧めできるところが多いと思います。
ちなみに、非常に特殊なのが「新井薬師児童館」で、これは新井薬師公園の中にあるというレアな児童館。
しかも非常に面積が小さく、乳幼児室のようなものがなくて乳幼児家庭は遊戯室しか使えないため、平日だと小学生の下校する2時とか2時半とかには乳幼児の家族は帰宅する必要があります。
世田谷区
私が世田谷区の児童館で訪れたことがあるのは以下です。
- 松沢児童館
まだ松沢児童館しか来館していないのですが、区外の住民にも解放されているし、乳幼児室でのランチが11時半から13時半と2時間も取れるのでおすすめ。
乳幼児室全体も広いので、のびのびとした雰囲気で遊べます。
世田谷区の児童館もレベルが高そうなので、今後も研究の余地ありです。
目黒区
私が目黒区の児童館で訪れたことがあるのは以下です。
- 駒場児童館
私は杉並区在住なので目黒区は比較的遠いイメージなのですが、目黒区の構造上、その最北端部分が杉並や中野方面に食い込んできているので、実は目黒区をかすめることは容易です。
その最北端付近に位置するのが駒場児童館でして、以下、駒場児童館の写真を掲載します。
なお、駒場児童館は、東大駒場前の駒場野公園(目黒区)の田んぼは子供と虫捕りにおすすめで書いた駒場野公園の隣にあるので、両者を行きつ戻りつして遊べます。
京王井の頭線に乗っているからでも眺めることができ、京王井の頭線駒場東大前駅から徒歩1分という駅近な感じは超おすすめ。窓から電車が眺められるのも良いです。
独立した乳幼児室はないけれども、小学生たちが遊べるスペースとは仕切られています。
全体的に駒場児童館は綺麗で使いやすいですが、トイレが小さいというか全体的に狭い感じはします。
でもスタッフも親切だし、区外の人間も受け入れてくれる寛容さはさすが目黒区。
隣の渋谷区も見習ってほしい。
あと、児童館自体の話ではないけれども、隣の駒場野公園でお弁当を持参してランチを食べると、すごく充実した気分になれます。
ランキング
繰り返しになりますが、明確な児童館のランク分けはほとんど無理なくらいに難しいのですが、独断と偏見で、総合的に見てSランクと高い評価ができる児童館は以下です。
- 赤坂児童館なんで~も
- 麻布子ども中高生プラザ
- 上落合児童館
- 高井戸児童館
- 西新宿児童館
しかしながら、児童館単独ではなく、区の単位で見ると、港区や渋谷区のような都心よりも、児童館絶対数の多い杉並区、新宿区、中野区、練馬区、世田谷区あたりは良いんじゃないかと思っています。