代官山子育て支援センター(渋谷区児童館)と子連れおすすめランチ
渋谷区、とりわけ渋谷駅、代官山駅、恵比寿駅周辺は優雅に育児ができるイメージがあるが、実際は小さい子供の育児に向いている施設が少ない。
そのような状況下でもおすすめできる代官山駅周辺での子連れの遊び場とランチについて紹介したい。
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渋谷区は屋内の無料の遊び場が少ない
そもそもなんでこんなことになってしまったのかと嘆かわしいのだが、渋谷区で雨の日や夏の暑い日、冬の寒い日などでおすすめできる遊び場が極端に少ない。
以前は青山のこどもの城や東京都児童会館などの無料の優れた屋内施設があったのだが、ことごとく閉鎖になっていて代案も現状なされていない。
もちろん渋谷という商業施設がひしめく場所なので、有料の遊び場はあるものの、やはり無料で安心して遊べる優しい施設が欲しい。
そんな中、渋谷区代官山ティーンズ・クリエイティブや代官山子育て支援センターは数少ない無料の屋内遊び場として貴重な施設である。
代官山子育て支援センターまでのアクセス
最寄駅は代官山駅であり、ベビーカーを押しながらでも徒歩5分程度あれば到着できる。
あるいは、恵比寿駅周辺か渋谷駅周辺からの場合には、アクセスが悪いので、ここは循環バスのハチ公バス(夕やけこやけルート)を利用するのが得策である。
コミュニティバスは100円という安い運賃で利用できるのが嬉しい。
それにしても徒歩でくる場合、細いクネクネした閑静な住宅街を行くため、本当にこの道であっているのかと迷ってしまう可能性が高い。
加えて、入り口がわかりにくい。
一応上記写真は建物正面の様子なのだが、何かの施設の裏口かのような雰囲気であり、調べてこない限りはここに入ることができるとは思えない。
セーフティネット見守りサポート、渋谷区立代官山保育園、渋谷区代官山ティーンズ・クリエイティブと同じ建物内である。
ちなみに、代官山ティーンズ・クリエイティブは小学生以上の大きい子供向けの施設であり、未就学児の小さい子供は子育て支援センターに行こう。
なお、子育て支援センターという名称からするとものすごく子育てに悩んでいる人向けの施設のように聞こえるが、一般的な児童館とほぼ同等の施設である。
ただし、各種プログラムが充実しているし、先生方の監視、管理が行き届いていてスタッフの皆様が丁寧である点は、他の児童館とは若干異なる点である。
代官山子育て支援センターは渋谷区民しか使えない
これは驚くべきことなのだが、代官山子育て支援センターは渋谷区民専用の施設である。
他の区の児童館では、割とこの辺りは厳格ではなく、他の区、他県の住民であっても児童館を使うことができる場合が多い。
しかし全体的に渋谷区の児童館は渋谷区在住、つまり渋谷区に住民税を支払っている人専用の施設であって、区外の人は使うことができない。
この辺り、渋谷区はお金がたくさんありそうに見えて、実は子育てにかけるお金がないんじゃないかと疑わざるを得ない。
(なお、ルール上は渋谷区民限定のサービスになっているが、区外の人でも行ってしまえばどうにかなるということはあるかもしれない。
せっかく来た来客を無下に追い払うことがためらわれるという心理的な部分もある。
また、なまじ小さい子供のための施設であって、小さい子供がようやく来てくれておもちゃで遊ぶことを楽しみにしている場合、区外の住民だからという理由だけで追い払うなどというのは心理的に難しい部分はある。
なので、区外であっても勇気を出して突入してしまえば、特別に入れてくれることはあるかもしれない。
なんとも言えないが。
まあルール上渋谷区民に限って使うことができる施設なので、その辺忖度しましょう。)
おもちゃについて
それにしても、施設は綺麗なのだが、いかんせん渋谷という地下が高い場所柄だからだろうか、敷地面積は狭い。
加えて、一般的な児童館なら必ず置いてあるウォータークーラーなどもなかったりするし、おもちゃの数も多いとは言えない。
一通り、トミカやおままごとセット、絵本や粘土、滑り台など、遊べるおもちゃの種類は豊富だが、各々の数はそれほど多いとは言えない。
さらに体育館がないのでコンビカーや縄跳び、水遊び等、体を動かす系の運動の遊びができなかったりする。
(リトミック等のプログラムは時間に応じて設定されてはいるが。)
その中でも優れたおもちゃは、大きなボールプールであろう。
これは他の児童館ではなかなか見受けられないほどの大きさのボールプールである。
このボールプールは結構子供は喜ぶかもしれない。
多国籍でお金持ちが多い
来てみればわかるが、場所柄、他の区の児童館と違って富裕層や外国人の方が多い。
場所ごとにどういう教育をしているか、どういう生活をしているかが如実に会話の中に出てくるので、ママ友を作って各地児童館の土地柄を楽しむのも一興だろう。
ランチルームが11時から15時まで使用可能
これは驚くべきことなのだが、なんとお昼ご飯やおやつ専用の部屋があり、そこが11時から15時まで開いている。
普通の児童館であればお弁当が食べられる時間帯は乳幼児室あるいは図書室等で12時から13時までときっちり1時間で区切られているパターンが多い。
しかしここは完全に食事専用の部屋があり、手洗いうがい等専用の洗面台や授乳スペース、大きい長テーブル3台が完備されていたり等、ものすごく使い勝手が良い。
それが11時から15時までという4時間もゆっくり使えるのだから、これほど優れたランチスペースは見たことがない。
というわけで、この界隈は子供向けの広くて騒げるレストランが少ない上に価格も高いことから、ここに遊びに来たさいにおすすめできるランチは、お弁当持参でこのランチルームで摂ることである。
お弁当の調達は簡単だ。
徒歩ですぐの代官山駅前の代官山アドレス・ディセの「ピーコック」で調達すると素晴らしい。
どの辺が素晴らしいか。
それは、このピーコックにはあの格安で高品質な寿司を提供することでおなじみの「活美登利」がある点である。
美登利寿司の美味しい穴子寿司や握り寿司、細巻きを低価格でテイクアウトすれば、コスパの高い寿司ランチがゆっくり楽しめる。
児童館だから子供があちこち歩き回っても気にすることはないし近くにはおもちゃもある。
子供が飽きることはない。
あの柿の葉すしでおなじみのゐざさ(中谷本舗)だってあるぞ。
さすが高級住宅街の高級スーパーピーコック。
ゐざさ(中谷本舗)のさんま姿鮨と活美登利の寿司が同時に食べ比べができるとは、おそるべし代官山子育て支援センター。
それはどうでもいいが、もう少し無料の子供の遊び場増えてくれないか渋谷区。
住所:代官山町7-9 代官山複合施設3階