ヨーグルトの食べ過ぎやめたら下痢と腹痛とおならの臭いと体臭が改善
2018/06/02
ヨーグルトやチーズを食べるのをやめ、牛乳を飲むのをやめたところ、腹痛が嘘のように治まって毎日健康になったという話をしたい。
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乳製品をたくさん食べると便秘が治るけどお腹を壊す
数年間改善しなかった下痢・便秘がビフィズス菌BB536(ビヒダスヨーグルト)で治ったかで書いた通り、毎日お腹の調子を整えるためと思って、お腹に良さそうなヨーグルト毎日大量に食べていたところ、最初はものすごい快適な便通であった。
そのうちチーズもお腹にいいと思ってチーズも食べ始めた。
さらに牛乳もいいんじゃないかと考えて牛乳も飲むようになった。
そうするとより一層便通が最高であった。
しかしやがて毎日腹痛が止まらなくなった。
のみならず、おならも止まらない。しかも臭い。
その上、朝起きた時の体臭が強くなった。
臭いがするということはすなわち内臓環境、とりわけ腸内環境が悪いということを意味する。
なぜなのか。
ヨーグルトの適量は個人差がある
一般的には、ヨーグルトは1日に100グラムから200グラム程度食べれば十分効果があると主張する向きもある。
しかし私はもともと便秘がちな体質のため、さらなる飛躍を試みて、その倍以上の量の400gも食べている。
この数値は、腸内細菌研究の大家であるところの辯野義己先生が実践しているレベルのヨーグルト量と同等である。
無糖、無脂肪である点も同じだ。
さらにダメ押しで、私はきな粉とバナナとリンゴを一緒に食べることにより、乳酸菌のエサになると言われるオリゴ糖の同時摂取にも成功している。
バナナは大サイズを二本食べており、きな粉はヨーグルト400gに対してスプーン山盛りを8杯はいっていた。
これを食事の代用にしており、他に消化の悪い肉類などはほぼ食べていないため、腸内環境は極めて良いはずであった。
普通に考えれば、これで腸内フローラが改善しないはずがない。
腸内フローラはピンクや淡い黄色、亜麻色といった、極めて良い香りのする色とりどりのお花畑であるはずだった。
そこは天国であり、悪玉菌の生きる余地など微塵もあり得なかった。
しかしお腹にガスが溜まりまくって屁が止まらないし、とにかく屁が臭かった。
茶色やドドメ色の腐りきったお花畑から漂う異臭だった。
わたしの腸内が悪玉菌の巣窟となっていることが明らかだった。
これは乳酸菌、ビフィズス菌等のお腹に良さそうな善玉菌がまだまだ足りないのではないかと考えた。
つまり、1日にヨーグルト一箱400グラムではまだまだ足りないのではないかと考えた。
1日に必要なヨーグルト量は個々人で異なるものであり、1日に400gですら私にとっては不足してしまう量である。
そこで、さらなる健康効果を享受するために、1日に500グラム食べることを試みた。
しかししばらくしても全然改善されない。
これを二週間くらいは続けたが、一向に毎日腹痛だし屁が臭い。
加えて体臭がヨーグルト臭い。
以下でいろいろ書いているが、のちに江田証先生の「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べてはいけません 世界が認めたおなかの弱い人の食べ方・治し方」とかいろいろ読んでみたら、多分自分は過敏性腸症候群に陥っていたのだと後付けで推測している。
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ヨーグルトを主食にすると管理が面倒である
さらに悪いことに、1日に食べるヨーグルト量が増えたことにより、冷蔵庫内のヨーグルトストック数が増えすぎて、冷蔵庫がヨーグルトに蹂躙されていた。
冷蔵庫内では、森永ビヒダスBB536プレーンヨーグルト脂肪0の青と白のパッケージが我が物顔で隊列を組んでいた。
さらに1日に食べる量を500グラムに増やすことで生じたデメリットは、開封したまま中途半端に残る点である。
それまでは朝300g、昼100gのであったため、朝開封したら昼までにはその1パックは消費されることになっていた。
しかし、500グラムに変更すると、2パック目の300g分が余り、次の日に持ち越すことになる。
次の日にはその余った300gを食べた後に新規に200gを食べ、200gを残してまた次の日に持ち越す。
次の日には100g残して持ち越し、ようやくその次の日に余りなく食べきることができる。
これは問題である。
何が問題か。
すなわちその鮮度である。
ヨーグルトは生物であって乳製品である以上、開封したらなるべく早く食べ切りたい。
しかし丸一日開封済みのまま持ち越すことになり、鮮度上問題がある。
除菌した綺麗なスプーンですくってからヨーグルトを残すのなら問題が少ないが、完全に綺麗にしたスプーンを使えたのかどうか不安である。
そこで、スプーンを使わずに容器の側面を押し込んだり降ったりしながら、ビヒダスヨーグルトの容器から所定量のみを皿に盛り付けようと試みる。
しかしこれがなかなか難しく、100gだけ取り出したいのに300g飛び出てしまったりして計画が狂う。
あるいは、そうやって100グラム単位の量で狂うのならまだ計算が単純だが、100g取り出したいところを、中身のヨーグルトが80グラムしか出てこなかった場合は、残りの20gを取り出すのが厄介である。
容器の中で粘ってなかなか外に出て来ようとしないヨーグルトにしびれを切らしながらも、容器の傾きをやや急角度にしてどうにか20gを取り出そうとするが、微調整が難しくて75gなどというヨーグルトが追加で出てきてしまった際などは、次の日からの調整が困難になる。
また、そうやってスプーンを使わずにヨーグルトを取り出す際には、容器開口部の淵にヨーグルトが溜まり、それを内蓋で蓋するものだから、内蓋にヨーグルトの乳清が付着して見た目的に汚い。
だから管理上の点で1日に400gより多くの量を食べるのは色々と面倒である。
ヨーグルトが体に合わなくなる
しかし本当の問題はそんな管理コストの話ではない。
そうやって1日一箱以上のヨーグルトを食べ続けたにもかかわらず、腹痛が治らないという事態が続いた。
はっきりいって絶望であった。
これほど調整環境を良くしようとしているのになぜ改善されないのか。
そこで私が考えたことは、ヨーグルトを変えるということである。
例えばビヒダスヨーグルトのBB536が体質的に合わなくなったので、ブルガリアヨーグルトやナチュレ等に変えてみる。
しかしそれがうまく功をそうしないのは当然の帰結であった。
なぜなら、ヨーグルトには人によって相性があるということを知っていたので、私はお気に入りの相性のヨーグルトを見つけるために、それらのヨーグルトをすでに試していたからである。
小岩井ヨーグルトやギリシャヨーグルトというなまじ高級感ばかりを打ち出してどのような善玉菌が入っているのかが不明瞭なヨーグルトや、豆乳ヨーグルトという、動物性のものを一切使わずに植物性たんぱく質だけを使用して作ったという特殊性ばかりを前面に出してその実どのような種類の乳酸菌が含まれているのかが分かりにくいヨーグルトまでも試した。
当然ながら、ローソン100やセイユー、セブンイレブン等のコンビニやスーパーのプライベートブランドを試していることは言うまでもない。
そして最も私との相性がよく、私の長年の便秘を解消させてあの快便の気持ち良さを思い出させてくれた唯一のヨーグルトがビヒダスヨーグルトのaa536であり、特に同一価格で無脂肪にしてくれる脂肪0のものは最強であった。
私はビヒダスヨーグルト無脂肪を恋人のように愛したし、ビヒダスヨーグルト無脂肪も同じように私を愛した。
しかし蜜月時代はそう長くは続かなかった。
毎日ヨーグルトを食べ続けて実に快調な生活を送っていたのに、ある頃からなぜかヨーグルトが効かなくなった。
原因は分からない。
わ 私は、自分の体質が変化してしまったのではないかと考えた。
そしてビヒダスヨーグルト以外のものを再度試したが、やはりダメだった。
私の体質は変化し、唯一相性の良かったBB536に対しても私の身体は抗体を作り出し、その免疫機能によってビヒダスヨーグルトをいくら大量に食べても全てを無効化しているに違いないと考えた。
あれほど愛し合った2人。
愛し合う2人と出会い、結婚をし、幸せな家庭を築くはずだったのに、2人の生活が慣れてしまうと刺激がなくなり、他の刺激を求めたくなる状況が続き、些細なことをきっかけにして互いが罵り合い、やがて離婚に至る。
もはや結婚したカップルの3割が離婚するという現代社会において、いよいよその潮流は人間とヨーグルトとの間にも訪れたというのか。
かつて愛し合った2人はもはや愛し合うどころか喧嘩しかしない。
私に毎日内助の功で善玉菌をもたらしてくれていて、いくら屁をこいても無臭だったあの輝くような日々はとうの昔の話。
今はこいつは私に悪玉菌と臭い屁、そしてヨーグルトのような体臭をもたらす害悪になってしまった。
こうなったらもう終わりだ。
いくら嘆いていても仕方がない。
私はかつて共に過ごしたヨーグルトにお別れを告げることにした。
毎日500g食べ続けて愛し合った我々の関係はあっさりと終わった。
そして私はヨーグルトとのキラキラした思い出、すなわち過去の快便だった頃の良き日を思い出して後悔せぬよう、同じ乳製品に属するチーズと牛乳をも食べるのをやめた。
実にあっさりとした別れである。
無脂肪ヨーグルトは脂っ気がなくて食感もあっさりしているが、性格もあっさりしていた。
これが人間社会だったりすると、離婚をワザと長引かせて婚姻費用をせしめるなどのネチッこい関係にもつれる。
しかしヨーグルトはあっさりしていた。
あっさりと、私に乳酸菌を与えるのをやめた。
私の腸内環境が悪化しようがそんなものは関係ないといわんばかりに。
しかし実際はどうだろう。
普通に考えれば、お腹に良いはずのヨーグルトを節制すれば、腸内環境は悪くなるはずだ。
そして私はそれを懸念して不安だったからこそ、ヨーグルトと別れるのが怖かった。
しかし別れてしまうと、それまでなんでヨーグルトに固執していたのかが分からないくらいに、腸内環境は良くなった。
お腹にガスがたまらないので腹痛も無くなったし、屁も体臭も臭くない。
どうも私はヨーグルトに固執するあまり、逆に小腸での分解許容量を超えた多量の乳糖(ラクトース)を摂取することになり、下痢をしていただけらしい。
好きだったヨーグルトを手放したからこそ、逆に良い結果が得られた。
だから皆さんも、今大事にしすぎていて逆に皆さんの首を絞めているものを一度勇気を出して手放して欲しい。
見えてくるものがある。
ヨーグルトは一度に大量に食べるのではなく少量を複数回に分けて食べると効果的
なお、もしかして乳糖不耐症なる病気になっているかもしれないので、それを確認するために、100g程度の普通の量のヨーグルトを毎日2回摂取することにした。
以前は多量を一度に食べていたが、今度は少量を複数回に分けて食べる戦略である。
その場合、お腹を壊すことはなくなったし、乳酸菌も定期的に取れていることになる。
一度別れたヨーグルトとまた和解ができた。
これに気づいてから、チーズや牛乳といったヨーグルトの友達もまた戻ってきた。
これからの乳製品との共同生活が楽しみである。
ちなみに、繰り返しになるが、その後江田証先生の複数の本を読んでみたら、多分自分は過敏性腸症候群だったんだと推察された。
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過敏性腸症候群の話は過敏性腸症候群ガス型が市販薬や病院無しで治った。完治までの体験談に書いた。