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駅の階段でベビーカー降ろすのを手伝うタイミングが難しくて後悔した

      2018/01/28

駅の階段でベビーカー降ろすのを手伝うタイミングが難しくて後悔した

子育てを始めてベビーカーを自分が押すようになってから、ベビーカーを階段とか電車の乗り降りとかで持ち上げるのが結構重くて困難だということが分かった。

したがって、もしも他人が同じように階段とかでベビーカーを運ぶのに困っていたら、率先して手伝ってあげようと思うようになった。

しかしいざその場面に遭遇すると、スムーズに声かけをするのが難しいことに気づく。

もう育児経験が4年くらいになりそうなのに、つい最近もまたしくじってしまった。

以下、すごく後悔したことを書く。今後はこのようなしくじりをしないようにしたい。

ベビーカーを運ぶママに声かけをするタイミングを探っていたらチャンスを逃した

どんな状況だったかというと、ある地下鉄の駅で、まあ東京メトロ丸ノ内線の四ツ谷駅なのだけれども、あそこの駅って丸ノ内線から南北線に乗り換えるまでに、登ったり降りたりする。
(上の写真は四ツ谷駅とは全然関係ありません。)

その間、エレベーターがなかったりするので、ベビーカー押しにはあまり向いてない駅である。

そんな状況を知っていながら、私はベビーカーを降ろすのを手伝えなかった、というわけだ。

具体的には、階段を上り切った際、今まさにこの階段を下りようとするママさんがいらっしゃったわけである。

ベビーカーを傍らに、荷物を肩に担いて準備万端、今まさにベビーカーを担いで階段を下りようとしていた。

なので、すぐに声をかければ良かったのだが、私は一瞬躊躇してしまった。

まず一旦やり過ごして通り過ぎ、数秒後振り返った際にベビーカーを運べずに困っているようだったら手助けしよう、そう考えていた。

それで、実際に数秒後にそちらを振り返ってみると、器用にママさんはベビーカーを担いで階段を降りている様が見えた。

つまり、私はそのベビーカー押しのママさんに気づいていながらも、何も手伝わずにやり過ごしてしまったわけである。

すごく後悔した。

他人に手伝われると恐縮するから自分で運んだ方が気が楽という思い込み

なぜ声かけに躊躇したか。

実は私もベビーカーを運ぶのを手伝ってもらったことがあるのだが、その際に抱く感情は、あまりにもありがたすぎて恐縮してしまうというものであった。

他人から助けられる経験が少ないので、急に手伝ってもらうと申し訳ないのである。

そういうわけで、荷物が多くて階段を昇ったり降りたりするのが困難な状況であっても、全部自分でベビーカーを持ち上げて運んだ方が気が楽であった。

腕はものすごく疲れるので本当は誰かに手伝ってもらいたいのだけど、精神的には他人に迷惑をかけるよりは全部自分でやったほうがマシ、というものである。

だから、そのママさんももしかしたら同じタイプの人間だったのではないかと推察した。

何しろ、すごく慣れた様子で荷物を器用に背負ってベビーカーを持ち上げる準備をしていたからであった。

誰に頼るでもなく、自分だけでベビーカーを持ち上げることにすごく慣れている雰囲気であり、そこにズケズケと手伝うような申し出をすると、かえって気を遣わせてしまうのではないかと推察したのである。

だから、すぐに声かけするのではなく、少しだけ待って本当に困っている状況が明らかになってから声かけをしても遅くはないのではないか、と私は思ってしまった。

下手なリスクをとることを回避したというわけである。

が、それは私の勝手な判断であって、断られても良いからすぐに声かけをしてあげれば良かったと思った。

他人に勝手にベビーカーに触れられることを嫌がるのではないか

もう一つ気がかりだったのは、いきなり手伝いに行ってベビーカーに触れてしまうことを嫌がるのではないかということである。

ベビーカーを運ぶのを手伝おうとした際に、「運ぶのを手伝いましょうか」と声かけをしたのではダメだ。

遠慮がちな日本人だからきっと「いえ、大丈夫ですよ。自分で運べます」と断ってくると思う。

だから「そこまで運びますよ」って、もう運ぶのを前提で声かけをしていきなりベビーカーに触れてしまうくらいの即決さが必要となる。

が、それによって赤の他人にベビーカーに触れられることになるのだが、そのママさんが潔癖症だったりとか、お子さんにばい菌がつかないように気にかけているような人だったりしたら、私の善意からの申し出によって逆にそのママさんに迷惑をかけてしまうことになる。

だからどうやって声かけをしたら良いのかよくわからなくなってしまっていつも戸惑う。

ベビーカーの持ち上げ方、運び方がわからない

あと、ベビーカーの持ち上げ方とかってメーカーによって微妙に違ったりするし、子供によってはベビーカーの持ち上げ方を間違えると嫌がったりするようなこともありうる。

だからママさんはきっとベビーカーの持ち上げ方のローカルルールを設定していると思うのだが、それを知らない赤の他人である私が私流の勝手な運び方をすることによってママさんに嫌がられるのではないかという恐怖もあった。

知らない人にベビーカーを持たれると子供が泣くのではないか

実は私の子供がまだ1歳くらいだった頃、ベビーカーに乗っているときに両親以外の人間にベビーカーを運ばれると泣いてしまう時期があった。

何か恐怖を感じるのだろう。

だから、私が今回ママさんのベビーカーを運ぶのを手伝おうとした際に、お子さんを怖がらせて泣かせてしまわないかという懸念もあったのである。

早朝の通勤時間帯にお子さんを泣かせてしまったら大変な迷惑をかけることになる。

だから下手に手伝わない方が良いのではないかという思い込みもあった。

深く考えずにベビーカーを運ぶのを手伝った方が良い

で、こんな話を妻にしたところ、「絶対に手伝った方が良い。そりゃあもちろん、そういう申し出をしても断られることもあるだろうけど、声かけされると嬉しい。私も一人で階段でベビーカーを持ち上げて運ぼうとするときに、誰かが手伝ってくれたら嬉しいと常々思っている。実際に誰かが声かけしてくれても、申し訳ないから断ってしまうことも多いのだが、その手伝ってくれるという気持ちがとても嬉しい。だから手伝うという姿勢を示した方がよかった。次からは躊躇なく声かけできるようにしたようが良い」ということであった。

しまった。

これからは、深く考えず、まずは階段の前や電車の乗り降りなどでベビーカーを見かけたら、すぐに手伝いの声かけをするというルールを反射的に実行しようと思った。

まあ断られたら多少心が傷つきそうな気がしてリスクを負う事になるが、せっかく手助けできるシチュエーションなのに見て見ぬ振りをする罪悪感に比べたら、やっぱり手伝う姿勢を表面してから断られてスッキリした方が良い。

階段でベビーカーを持ち上げて運ぶのを手伝う事に成功した

追記。

後日、上記反省点から、「階段で今まさにベビーカーを持ち上げて運ぼうとしている人を見かけたらすぐに声かけして手伝う旨の意思表示をしよう。断れたら断られた時である」というルールを決めて取り掛かることにしたところ、上記出来事のまさに1週間後、同様に四ツ谷駅でそうしているママさんを見かけまして、「運びますよ」といきなり声かけ提案してみた。

まあ相手は戸惑って「いや、大丈夫ですよ」と遠慮してくるのかと思っていたけど、「助かります。お願いします」とかなり喜ばれた。

やった。嬉しい。

他人に喜ばれることをするのは気持ちが良いものである。

ベビーカーを運ぶのを今後は積極的に手伝おうと思った。

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