井の頭恩賜公園での散歩やランチは子供・赤ちゃん連れ家族におすすめ
以前、三鷹の森ジブリ美術館は乳幼児の子連れ・赤ちゃん連れ家族におすすめなるものを書いたが、2時間ほど妻子が美術館で遊んでいる間に時間を潰す必要があったので、井の頭恩賜公園内を散歩することにした。
結果、素晴らしい公園であることを再確認した。
以下、ただ単に私がブラブラと井の頭恩賜公園を一周して歩くだけの話である。
Contents
井の頭恩賜公園は広い
誰でも知っていることだが、井の頭公園は広かった。
地図によると、現在地(三鷹の森ジブリ美術館)を最南端として出発して一周しようとすると、それはそれは長い道のりになることが推察された。
まず歩くと猫の姿が見えた。
人がいっぱいいる井の頭恩賜公園に住んでいるくせに、人懐っこさがない。
終始こちらを警戒していた。
健康遊具がたくさんある。
そこかしこに自転車が置いてある。そして健康作りに勤しむ老若男女。
カップルがキャッチボールなどをしていた。いい休日の光景である。
ほたるばし。いい名前である。
いかにもホタルの出そうな小川であった。
井の頭恩賜公園内には美味しそうなおしゃれレストランが多い
突如、おしゃれカフェが登場した。
カフェ・ドゥ・リエーヴル(cafe du lievre)という店らしい。おしゃれなクレープ屋だかガレット屋だかそんな感じらしい。
10:30オープンと書いてある。
まだ時間的に開店していなかった。
しかし実におしゃれである。さすが吉祥寺。
横断歩道を渡る。
道路を挟んで向こう側もまた井の頭恩賜公園である。でかい。
ポンプ式井戸が登場する。
そしてそのポンプ式井戸の横には、パティオの広がるおしゃれ軽食屋の井泉亭が登場した。
どうやらカレーライスがおすすめらしい。そういえばモヤさまでカレーを食べているシーンが映し出されていた。
この辺りまで歩くのに、抱っこ紐で0歳の赤ちゃんを抱っこした状態でゆっくり歩いて20分程度はかかった。
実に広い公園である。
井の頭弁財天を横目に歩く。
橋を渡る。
橋からは実に良い景色が眺められる。
ちいさい秋みつけたの楽譜が立派なモニュメントになっている。
ソフトクリームの像が登場。
軽食屋等の売店があちこちに点在しており、空腹や喉の渇きにいつでも対応できる仕様になっている。
橋もあちこちに点在しており、向こう岸に行きたいときにいつでも対応できる仕様になっている。
またもやおしゃれそうな看板が登場した。
「ペパカフェ フォレスト」というらしい。
おしゃれカフェ・レストランはあちこちに点在しており、おしゃれなシーンにいつでも対応できる仕様になっている。
それにしても池がでかい。
まだ折り返し地点にも到達していない。
かいぼり屋という張り紙がある。
昨今は池の水全部抜いちゃいました的なテレビの企画も相まって、かいぼりの知名度が上がってきたように思う。
ボート乗り場がある。
パークススワンなる売店がある。
営業時間は9時半から午後5時までであり、定休日なし(年末年始は休み)というなかなか頑張っている売店のようである。
折しも秋限定の秋の芋づくしフェアが開催されていた。
おさつスティックや紫いもせんで食感も楽しいお得なパフェだそうだ。
秋とはいえ、日中の日差しはそれなりに強く、気温も高い。
白桃のリッチ果実バーは品切れであった。
その他、ストロベリー味やマンゴー味など、品質の高そうなアイスキャンデーが販売されている。
団子の串が刺さっている。
団子が売られている。
どうやら井の頭名物の三福団子という名前らしい。
味はくるみ味噌と醤油があり、1本350円という強気な価格設定である。
くるみ味噌とは粋な味付である。
炭火で焼かれており、コンセプトも「大福・幸福・裕福」の三福をもたらしてくれる、おめでたい団子のようで、クオリティは高い。
目の前は井の頭自然文化園である。
動物園まで同居するこの公園はなんでもありである。
スワンボートだ。
その近隣にはまた立派な橋がかけられている。
この七井橋、狛江橋は、宝くじの普及宣伝事業として整備されたものだそうだ。
みんなが楽して億万長者になろうと思って購入する期待値マイナスのギャンブルは、こうやって公共事業に生かされている。
ボートの料金は、ローボートが1時間700円、サイクルボートは30分600円、スワンボートは30分700円である。
どう考えてもコスパに見合わないような随分強気な価格設定だが、まったりしたいカップルで賑わっている。
恋愛はこういうところの経済にも貢献するようだ。
発券終了時間は17時であり、営業終了時間は17:20である。
暗くなった夜こそ、スワンボートがカップルらでさらに賑わって潤うと思うのだが、そこはさすがの公務員根性によって、意地でも定時で営業を終了させるという意気込みを感じる。
バギー置き場も完備されており、親子連れでもおすすめである。
秋は井の頭公園感謝祭等のイベントでさらに賑わう。
思わず池の鯉に餌をやりたくなるような晴れ晴れとした素晴らしい天気であるが、餌やりは禁止だ。
パンの缶詰、いなごの甘露煮等の面白自動販売機がある
さて、井の頭公園内には自販機もいたるところに設置されている。
このような暑い日でも水分補給に事欠かなく、干からびずに済む。
しかしながらあえて干からびさせているような乾燥した食べ物も自販機で販売されている。
なんと、パンの缶詰だ。
これは災害時にも役立つ素晴らしい食品だが、550という強気な価格設定だ。
たかがパンに、550円も払えというのか。
そればかりではない、いなごの甘露煮が900円だ。
イナゴの佃煮といえば、私が育ってきた田舎の栃木県などではよく食べたものである。
あんなイナゴのような水田農家にとって害虫にもなりうる虫は、10分もあれば30匹は取れそうなものであり、そんな奴らは佃煮にしてくってやったものである。
つまり、無料の美味しいおかずであり、タダで簡単に取れるタンパク源であった。
それが900円という高額な値段を出してまで買わなければならないとは、東京は恐ろしい街だ。
「きみを守る彼っていなご食べれますよね?」という挑戦的なキャッチフレーズがついているが、私の育った北関東では普通に食っていた。
さらにその隣には、「蜂の子花九曜煮」なる謎の食品も売られているが、ネタで買うにしては2300円は高すぎる。
こちらは朝元気、昼元気、夜元気になる上に、肉体疲労、食欲不振に聞くらしく、さらに嘘臭いが耳鳴りにも良いらしい。
ここで食べる場合は楊枝を店でもらえるらしいので、まさにカップルがこれから頑張る際にオススメと言えるし、子育てに奮闘して疲労困憊のお父さんもここぞとばかりに買うしかない。
しかしお父さんはこんなものを買った場合、無駄な金を使うなと妻に怒られることを覚悟しなければならない。
その他、以下も激辛そうな死神大魔王とかデスソースとかチョウンマッとか、もうやばそうなものまで売られている。
超やばそうである。
超やばいといえば、ちょうどここを通り過ぎる際、50過ぎくらいのおっさんが自転車にまたがって通り過ぎたのだが、その自転車のハンドルにはスマホが3台固定されており、いずれの画面にもポケモンGoのアプリが立ち上げられていた。
ポケモンGoは今や中高年以上すなわち40歳台とか50歳台とか60歳台とかの層くらいしかプレイしていないという印象である。
やばそうな飲み物の後は、超癒し系な飲み物の店である。
イノカ、というらしい。
おひとりでも、友人とでも、家族みんなと、好きな人とでも。
もうどんなシチュエーションでもドンと来いという意気込みである。
食べログ話題の店もある。
公園内の食事処でこれほど成し遂げた店が散財するのも珍しい光景だ。
公園ではテントがはられ、各種イベントが開催されている。
その一つはシルバニアファミリーであった。
まさに子連れ家族におすすめなイベントである。
滑り台やブランコ等の遊具もある。
そこを通り過ぎると、水門橋があった。
綺麗な小川である。
またもやこじんまりとした滑り台等の遊び場がある。
公園が大きすぎて、いたるところに遊具は点在する。
この小川はなんとあの有名な神田川らしい。
一級河川神田川と聞くと、もっとすごそうな皮をイメージするが、こんなにも幅の小さい小川のような流れの部分もあるようだ。
井の頭公園駅まで歩いてこられた。
ちょうどこのあたりで折り返し地点だろう。
ここまで赤ちゃんを抱っこしながらゆっくり歩いて最初のトトロ美術館から30分くらいだろうか。
いい散歩コースである。
折しも、なんらかの祭りが開催されていた。
この時期は祭りが多い。
高架下からは京王井の頭線が見上げられる。
そこには小川のような神田川の流れ。
なんと石を渡って向こう岸まで行けるようである。
川の真ん中で撮影した風景。
間違って転んだりしたら、抱っこしている0歳の赤ちゃんが怪我してしまう。
細心の注意を払う。
しかし実に綺麗な流れだ。
心も潤う。
向こう岸に着いた。
トトロ美術館方面まで折り返す。
また別の高架下をくぐる。
湧水のようなものが出てきた。
この井の頭公園には、湧水もあるのか。
かなりの量が湧き出している。
しかし今は湧水が減っており、人工的に地下水をポンプで汲み上げているようだ。
お茶の水、という名前らしい。
かつては徳川家康がお茶を飲むために使った名水だったようである。
文京区の御茶ノ水との関連性は不明である。
その石橋から眺める池の風景。
青空が水面に映えて実にうっとりする。
かいぼりニュース、なる業界紙を発見した。
こんな定期観光物が発行されるほど、かいぼり業界は大規模だったのか。
0歳の娘がかいぼりニュースを握りしめて離さなくなったので、その後、かいぼりニュースを握りしめる赤ちゃんを前抱っこしながらの散歩となる。
途中で紙を道に落としてしまわないように注意を払いながらの散歩となる。
松月。かき氷なども置いてあるカフェ、甘味処である。
左から月松、と書いて松月と読ませる当たりがおしゃれである。
やはりおしゃれカフェが多い。
テイクアウト用のビールもあればラムネもある。
大人も子供も楽しめる。
たべっ子どうぶつやアンパンマンのお菓子も設置されており、幼児も喜ぶ仕様になっている。
案内所に来た。
様々な告知が貼られている。
とりわけかいぼり屋が目をひく。
かいぼりも含め、地下水を増やすなど池の水を綺麗にする取り組みがなされているようだ。
キノコが生えていてまさに秋である。
まあ毒キノコだろうけど。
諏訪クワガタ昆虫館、なる民家が出て来た。
明らかに個人の趣味でやってそうな見た目なのだが、冒頭で掲載した井の頭公園の園内マップ内にもその名前が記載されているくらいには成し遂げた昆虫館のようだ。
無料で入れるのかと思ったが有料らしい。料金は大人300円ほどかかる。
調べてみると、どうやら一時的に閉館していたとかどうとかしていたけど復活したらしい。
ランチは園内でお弁当を食べるのがおすすめである
トトロ美術館から出て来た妻と息子と合流したのち、お昼ご飯を食べることになった。
園内にはベンチやテーブルがいたるところに設置されている。
また芝生も多いのでレジャーシートやテントを張ることでピクニックにも適している。
休日で混雑していそうな日でも、この広大な井の頭恩賜公園ならゆったりと過ごせる。
駐車場が近かった。
トイレや水道も近かった。
手を洗うのに便利である。
離乳食を持って来れば赤ちゃんでも十分に楽しめる。
食べた後は近くの遊びの広場なる自動用の遊具スペースで遊べる。
しかし4歳の息子はもう遊具で遊ぶよりもかけっこをする方が楽しいようである。
井の頭公園には複合遊具等は無いのかと思ったが、そんなことはなかった。
息子が1歳や2歳のころは、こういう複合遊具でよく遊んだものである。
しかし今は競技場で走り回る方が楽しいようだ。
なお、外遊びをした後は、児童館で室内で遊ぶのも楽しい。
自転車なら、武蔵野市立0123吉祥寺は子供の遊び場におすすめの略児童館であるに書いた児童館に行くのがおすすめだ。
最後に来たのは息子が2歳くらいの頃だったか。
あれから2年くらいが経過したが、手作り感のある0123は相変わらずおすすめの施設だった。
以上、適当に散歩しただけの話を書いた。