杉並区成田西ふれあい農業公園の麦踏み体験は子連れ家族におすすめだ
人生で麦を踏んだことはある人はどれくらいいるのだろうか。
少なくとも私は30年以上生きてきて一度も麦を踏んだことはなかった。しかし今回、麦を踏むことができた。麦踏み童貞脱出である。
予約不要、無料で麦踏み体験ができる
麦を踏むのに電話やハガキ、メール等で事前予約が必要と聞いたらどうだろうか。
やや面倒だと思うだろう。多少躊躇する。
また、麦を踏むのにお金がかかると聞いたらどうだろうか。
かなり躊躇する。
そんな心理的抵抗を成田西ふれあい農業公園ではあっさりと取り除いてくれる。
なんと当日受付かつ事前予約もいらないのである。
定員がどれくらいなのかはわからないが、少なくとも開始時刻の午前10時にやや遅れて到着した我々家族でもあっさりと案内してくれた。
かなり大盤振る舞いの麦踏み体験である。
麦踏みの効果はものすごい
最初に麦踏みの方法やその意味合い、麦栽培における麦踏みの位置づけなどのレクチャーを受ける。
レジュメによれば、麦踏みの効果が以下のようになっている。
すなわち、「麦の倒伏」を防いだり、分けつがよく出たり、親茎が伸び過ぎるのを防いだり、根の張りが良くなったり、霜柱による枯死を防いだりできるという顕著な効果を発揮するらしいのである。
なお、レクチャーをした先生の話によれば、麦踏みをしない麦と麦踏みをした麦とを同時に栽培して、両者の違いを実験したりもするようである。
その場合、明らかに麦踏みをしたほうが良い小麦が収穫できるとのことである。
杉並産100%の地粉小麦粉が買える
なんと、成田西ふれあい農業公園で収穫された杉並産100%の小麦粉なるものが販売されている。
東京都の23区で小麦粉を栽培しているというだけで貴重である。しかもみんなでふれあいながら育てた愛情こもった小麦粉だぞ。
そんな素晴らしいレアな小麦粉が一袋500円だ。安い! 内容量は忘れた。500g程度だろうか。粘り気等的に、薄力粉と中力粉の間くらいだとかどうとか言っていたような気がするが忘れた。
まあとにかく素晴らしい小麦粉である。
麦踏みは楽しい
さあレクチャー後は各々列に並んでスタンバイだ。
早く麦が踏みたくてワクワクするぞ。
踏まれる前の麦だ。
葉っぱは四方八方に伸び放題伸びているぞ。
これを1つ1つ踏みつけながら歩いていく。
コツは真上から踏むことだ。決して靴でグリグリとねじって踏み潰すようなことはしてはならない。上から足で押し付けてやるイメージだ。
綺麗にぺしゃんこになったぞ。
楽しいなあ。マジで楽しい。
何往復もしちゃう。大人も子供も畑の土を踏みしめる感触が楽しい。東京都内でこんなに畑の土を踏んで遊べる環境は珍しいのである。
楽しいなあ。
テレビ局の取材も受けた。楽しいなあ。
なお、この時の様子は、みんな大好きJ:COMチャンネルの「デイリーニュース(中野/杉並)」にて、2月5日だかどっかの夕方のニュースで放映されていたので録画して見た。息子が頑張って喋っている様子が映っていた。
楽しいなあ麦踏み。また来たい。