牛一は栃木県宇都宮市で美味しいし低価格なおすすめ牛丼屋である

小生は栃木県宇都宮市で生まれ育ったのであるが、外食というかお持ち帰りでの店屋物の牛丼といえば牛一だった。
牛一の牛丼の価格

店内で食べることもできるのだろうが、小生は母親が買ってきた牛丼のみしか食べたことがない。
なお、牛どんの値段は550円、他にビーフカレー550円や焼きそば400円なんかも販売されており、すべてサラダ付きのようであるが、なんとも良心的な価格である。
ちなみに、私は牛どん以外は食べたことがないが、低価格だし牛どんが美味しすぎるので、他のも食べてみたい気持ちは強い。
が、どうしても牛どんに傾いてしまう。
牛一の牛どんの味・食感等の感想・評価

見たまえ、この牛どんを。
肉は分厚くて大きい。さらに、デフォルトでつゆだくであり、飴色になるまで煮込まれて味がしみこんでいるタマネギや、糸こんにゃくがいいバランスである。
そしてこのグリーンピースが特徴である。
30年弱ぶりにお持ち帰りしたが、昔と全く変わっていない。

昔は容器がやや四角くて発泡スチロールのような素材だったような気がするが、今はプラスチックである。

なお、昔はデフォルトでサラダや紅ショウガなどのサービスがあったようには記憶していないのだが、しっかりついてくる。
今回、子供連れの家族分3人前を購入した。
ちなみに、我が家では牛どんのテイクアウトではなく、いつもご飯抜きの牛皿というのだろうか、具材だけを買っている。

ご飯は自宅で用意すればよい。
だから、写真のとおり、ご飯がなくても1人前がこのボリュームである。これで並盛りだ。
たった500円程度でこれほどの高品質かつ大容量の牛どんの具材が楽しめるなんて、何という高コスパだろうか。
だから小学生だった当時、1人前の牛皿のみを母親に買ってきてもらって、それを兄とシェアして家でご飯を足して食べたものである。
それで十分な量だった。1人前の並盛りで、一般的な牛どんチェーン店の並盛りの具材の2人前分はあるのではないかと推察される。
小生、牛どんチェーンでおなじみの吉野屋やらその他のチェーン店で牛どんを初めて食べたのは中学校3年生くらいの時だったと記憶しているが、ずっと牛一で育ってきた私にとって、他の牛どんやの牛どんがしょぼく見えて仕方なかった。
なぜみんな牛一の牛どんを食べないのだろうか、なぜ吉牛等がこんなにももてはやされるのだろうか、と不思議でならなかった。

味はやや濃いめ。すき焼き風だろうか。
肉は安い牛どん屋で用いられるようなくず肉ではなく、分厚くて大きな切り落としであり、脂身よりも赤身の方が多い。
食べ応え抜群である。
グリンピースのポリポリとした食感は好みが分かれるであろうが、ずっとこれで育ってきた小生には、懐かしさがこみあげる。
なお、当時の店主だったおかみさんらはメインから退き、今はその家族だか親戚だか知らないけど、後継者が営業しているっぽいことをおっしゃっていた。

この味が絶えるのはもったいない。
みんな宇都宮市民は行った方が良い。チェーン店の牛どんの認識が一気に変わる。もう癖になる。ああこれを書きながら、また食べたくなってきた。東京から宇都宮に帰省した際は毎回食べるぞ。
超絶オススメ。
牛一へのアクセス・営業時間等
最寄り駅のJR宇都宮駅の西口からは徒歩で15分以上はかかるので、まあ歩けない距離ではないではないが、車で行くのが妥当だろう。駐車場もあるし。

このように駅から竹林交差点に向かって白沢街道を行き、福田屋百貨店や陽北中学校に入る方向の細い道の角っこにある。

まるで掘っ立て小屋というかプレハブというか、営業してるのかしてないのかわからないような見た目ではある。
実際、今回小生は帰省のタイミングで30年ぶりくらいに訪れたのだが、そのほとんどの間、ずっと母親は牛一が閉店したものと思い込んでいたらしい。
なお、日曜日が定休日で、他は営業しているようだが、営業時間は11時から15時までと短いようである。
昔はもうちょっと夕方くらいに来てもやってたような気がするが、気のせいかもしれない。
所在地:栃木県宇都宮市今泉町445−2