ベストキッズオーディション2017はTwitter,webどちらの応募が有利か
2017/10/04
ベストキッズオーディション2017の応募受付が1月10日より開始された。
BEST KIDS AUDITION 2017 エントリー受付中(公式ホームページ)
そこで、2015年に一次のカメラテストで落選し、2016年に一次審査すら通過しなかったという輝かしい実績を有する歴戦の私が、2017年の傾向と対策について考えたので、その数々の戦歴に基づいた高みからの俯瞰的視点により、以下のような戦略を紹介したい。
なお、2017年は無事一次審査を通過して二次審査のカメラテストを行うことができたので、その様子をベストキッズオーディション二次審査のカメラテストで撮影してきたに書いた。
また、2018年の最終審査までの流れや金額等の変更点は、ベストキッズオーディションが大盤振る舞いすぎるの「2018年のエントリー開始と金額等の変更点について」の項に追記しておいたので、ご参照いただきたい。かなり大きなビジネスになっているようで、なかなか面白いことになっている。
Contents
エントリー時にアップする写真の出来不出来は重要
さて、私の数々の経歴に基づけば、2015年は、応募者は必ずカメラテストを受けることができた。
応募の時点で子供の写真を送付することはなく、名前や住所、電話番号等の事務的な必要事項と、意気込み等の自由な「その他PR」のみを記載して応募すれば、誰でもプロカメラマンによってスタジオ撮影をしてもらうことができた。
2016年には、応募の時点で、2枚の子供の写真の送付が必須となった。
その写真及び上記のPR等に基づいて書類選考のようなものが行われるようになった。
そこで落選したものはスタジオ撮影に臨むことができない。
自己PRは500文字まで書けるものの、過去の合格者を見ていると、必ずしも長いPR文章を書いているわけではないところから察するに、主にカメラテストに通過させるかどうかの判断は、上記2枚の写真に基づいて主に行われたと考えられる。
そこで、応募時点での2枚の写真の出来不出来が重要になった。
そして2017年では、エントリー時点において、上記のWEB応募の方法に加え、なんと、ツイッターかインスタグラムのいずれかのSNSを使った応募方法を使うこともできるようになった。
Instagram・Twitterでの応募方法とWEBフォームでの応募方法との違い
まずWEBフォームでの応募方法。
これは従来のものと同様に、以下の参加者情報の項目を入力して主催者側サーバに直接送付する方法だ。
具体的には、保護者の名前や住所、電話番号等、子供の名前や年齢、性別等の情報。
一般的な事項である。
さらに、「バストアップ写真」1枚と「全体写真」1枚の合計2枚を送付する。
2枚の写真が必要なのである。
次に、InstagramあるいはTwitterなるSNSを使った応募方法。
公式ホームページによれば、以下のように記載されている。
まずはベストキッズオーディションの公式アカウントをフォロー。
ハッシュタグ#ベストキッズオーディション #ベストキッズ2017エントリー #お住まいの都道府県 #年齢をつけ、エントリー写真を投稿して応募完了。
なんと簡易なことか。
名前や詳細な住所、電話番号といった、一般的に何かに応募する際に必要な一般的な事項を記入する手間が省けるどころか、エントリー写真の「枚数」に関する限定事項がない。子供の性別を書く必要もない。
これには色々な疑問が残る。
両者の間で応募の際に必要な事項が違いすぎるのだ。
となると、どの応募方法がいいのか、ということを迷うことになる。
いずれかが有利で、いずれかが不利になるのではないか、と勘ぐりたくなる。
そこで、以下、各々のメリットとデメリットを考えながら、どの応募方法を採用することが最適解なのかを考えていきたい。
WEBフォームでのエントリーの応募者側のメリットとデメリット
まず従来型のWEBフォームでの応募を選択する場合の応募者側のメリット。
これのメリットは、確実に相手側サーバに直接エントリー情報が送付されるという信頼感を得られる点にある。
SNSでは、単にツイッターかインスタグラムのサードパーティのサーバに送付されるだけなので、万が一SNS側サーバに不具合でもあれば、主催者側が見落としてしまう危険性もありうる。
さらに、応募の際に送付する子供の写真は主催者側にしか見られることはなく、世界的に写真が公開される心配もない。
昨今、SNS等の写真から顔情報や指紋情報を解読して個人情報を取得するようなことができてしまうということも聞く。
そのような場合、世界中の不特定多数の第三者にまで写真を公開してしまうことの危険性について考慮し、SNSを含め、誰もが閲覧できるWEBサービス上に写真をアップロードしてしまうことに対して慎重になった方がいい。
その点、主催者側にしか写真が送付されないという手段は、セキュリティ的に安全である。
デメリットとしては、氏名や詳細な住所、電話番号といった項目を詳細に埋める手間がかかることくらいである。
なお、可能性は低いものの、主催者側のサーバが何らかの不具合によって第三者に攻撃された場合に、上記で送付した詳細な個人情報も漏れることになるので、詳細な情報を最初から送付することの危険性についても、WEBフォームでの応募の場合のデメリットとして挙げられるだろう。
インスタグラム又はツイッターのSNSでのエントリーの応募者側のメリットとデメリット
SNSを使った場合の応募者側のメリットは、必要事項の記入が大幅に省略されて、簡単に応募できる点にあるだろう。
また、エントリー写真の枚数の規定がないことから、事実上、枚数の制限がない。
ということは、様々な子供の写真を多数アップしてもルール違反ではないことから、自信のある様々なシチュエーションの子供の写真をアップして、いずれかの写真が主催者側の心に響くようにするという戦略が図れる。
公式ホームページからでは、主催者側が応募時にどのような写真を欲しているかが事前には読めないことから、WEBフォームによる応募での「2枚」の制限では、どの写真を選択するかが難しい。
しかしながら、応募枚数の制限がなければ、その写真選定のミスによる不合格の可能性を減らすことが可能であると考えられる。
(なお、SNSではエントリー枚数の記載がないことから、1枚の写真でエントリーすることも可能であると認められるが、たった1枚では熱意が伝わらない可能性があり、落選の可能性が高まると考えられる。)
デメリットとしては、やはり子供の写真が世界的に発信されてしまい、上記のようなセキュリティ的問題が発生することだろう。
もしもカメラテストにまで通過できれば、その後は子供の写真はサーバ上で公開されることにはなるのだが、まだカメラテストにまで行けるかどうかわからない最初の段階でいきなり不特定多数宛に子供の写真を公開するのは、ハイリスクである。コストパフォーマンスが悪い。
せっかくSNS上で、セキュリティ上のリスクを冒してまで顔出しして写真公開したのに落選してしまっては、ハイリスクノーリターンである。
WEBフォームでのエントリーの主催者側のメリットとデメリット
今度は、主催者側の立場に立って、各々の応募方法のメリットとデメリットについて考えたい。
まずWEBフォームで応募された場合。
詳細な住所や電話番号が取得できるので、仮に応募されてきた子供の写真がモデルとして箸にも棒にも引っかからないものだとしても、その後ダイレクトメールなどを送ることでスタジオの宣伝などができる。
これ以上のメリットはない。
デメリットについては特にない。
インスタグラム又はツイッターのSNSでのエントリーの応募者側のメリットとデメリット
SNSを介して応募された場合。
これは主催者側に多大なるメリットがあるだろう。
まず、ベストキッズオーディションの公式アカウントのフォロワー数が劇的に増える。
ネット社会において、フォロワー数の多さが実力の高さを示し、フォロワー数が多ければ多いほど、グーグル様からのランクが上がって検索上位に来るというSEO的な効果もあることを考えると、みんながSNSでの応募を選択してくれれば、自動的に主催者側のアカウントの実力が上がることになる。
加えて、応募者全員が「ベストキッズオーディション」なるハッシュタグでつぶやいてくれれば、ベストキッズオーディションがトレンド上位にくる可能性が高くなり、宣伝効果がますます高まる。
したがって、今後の広告効果、宣伝効果を高めるためには、WEBフォームで応募されるよりも、SNSで応募してもらった方が主催者側にとってはありがたい。
どんなに箸にも棒にもかからない子供の応募があったとしても、ベストキッズオーディションのSEO効果に必ず貢献してくれる。
なお、フォロワー数が多い人間が応募してくれれば、より一層広告効果が得られることになる。
なお、デメリットは特にない。
どちらが有利かは一概には言えない
となれば、ツイッターかインスタグラムで応募した方が、主催者側にメリットを与えられるので、応募者側のそれを採用した方がいいのではないか、という結論に至りそうである。
しかし甘くない。
なぜなら、大してフォロワー数がいないようなアカウントの応募者があったとしても、その後の広告効果は高が知れているからである。
逆に、5000人を超えるような多数のフォロワー数がいる人気アカウントをお持ちの方は、SNSで応募した方がいいかもしれない。
選考が進めば進むほどその応募者はベストキッズオーディションについて発信してくれる、すなわちベストキッズオーディションの宣伝効果が高まることになるため、主催者側にとっては、その応募者を通過させる大きな動機付けが発生する。
どんなに応募時点での写真が悪くても、宣伝効果を考えれば、通過させない理由がない。
逆に、フォロワー数が100人未満等のような大してネット上で人気がないアカウントの方は、よほど子供の写真に自信がない限りは、WEBフォームでの応募に切り替える方がいいのかもしれない。
子供の容姿や写真の腕前がよければ構わないが、そうでない場合、落選した上に子供の顔をさらけ出し、しかも「この人落ちたんだ」という恥を不特定多数に晒すだけになる。
落選した場合には主催者側に詳細な電話番号や住所を知らせずに済んだという個人情報保護の観点からの安心感は得られるかもしれないが、逆に言えば、それでは主催者側には、今後ダイレクトメールが打てない等のデメリットになる。
主催者側にとってより大きなメリットがあるような応募方法を
というわけで、応募の際は、主催者側にどのようなメリットがあるのかを考えてから、熱意を込めて応募するといいのではないか、ということを提案する。