経済産業省こどもデー・農林水産省こども霞が関見学デーはおすすめだ
以前、以下のようなものを書いた。
上記リンク先では、子供は乗り物がすきだから国交省がおすすめみたいなことを書いていたが、やはり子供の成長ははやく、成長とともに興味も移り変わるらしい。
5歳になった息子は、今は電車や自動車、飛行機等の乗り物も依然好きではあるものの、昨今は昆虫や植物、魚といった自然の生物のほうに興味が移り変わってきたようだ。
そこで、2019年の今年は、国交省に換えて、農林水産省に行くことにした。
また、その隣にある経済産業省では、3Dプリンタを体験できるという大人にも子供にも魅力的そうなプログラムがあり、事前予約したら当選したので、ついでといっちゃあなんだが、経産省にも行くことにした。
以下、ダイジェストで見学してきたプログラムを、メモのように写真とともに羅列していく。
Contents
経済産業省こどもデーは乳幼児のような小さい子供にもおすすめ

まずは経産省。

正直、小学生以上なら楽しめるけど未就学児だとまだ難しいんじゃないかと考えて、大して期待してはいなかった。

新型のアイボ。

5歳の息子ももちろん、一緒に連れてきた1歳の娘が最近動物に興味が出てきたようで、頭をなでつつかわいがっていた。

オリジナルバングル作り、および、めっき体験コーナー。



工作好きな息子は、これらに熱中。

大好きなオオカマキリの像があり、息子は興奮していた。

大好きなコマもある。
すさまじい技術力だ。

いいお土産ができた。めっき体験したのは初めてだったが、これは楽しい。

ひつじのクイズに答えるといろいろもらえるコーナー。
子供たちは羊が大好きであり、ぬいぐるみをだっこして離さなかった。

記号の意味を当てるクイズコーナー。
難しいんじゃないかと思っていたが、子どもは知らず知らずのうちにいろんな知識を吸収しているようだ。
5歳にもかかわらず、かなり高い正答率だった。

どれも体験すると景品がもらえて、子どもデーはお得だなあ。

石割り体験。

金槌で石をたたいて割るだけだが、こういう単純作業は結構楽しい。
普段なかなか体験できないし、やってみる価値はある。

大人のストレス解消にもなるぞ。
石のお土産ももらえる。

重さ当てクイズ。

望遠鏡。

消しゴムおじさんから無料で消しゴムがもらえた。
こういう子ども向けのお祭りに参加すると、文房具がどんどんタダでもらえるから、もう今後文房具を子どもたちにお金をだして有料で買ってやる必要はないんじゃないかと思うくらいである。

変なキャラクターと写真撮影。

「3Dプリント工房で未来のものづくりを体験!」のコーナー。
実は、自由に3Dプリントで好きな絵柄を描いて立体的な作品を作れると思っていて、私は、息子の大好きなカマキリを一緒に作ってあげようとしていた。
が、実際は3Dプリンタは飾ってあるだけで全く使われず、単にあらかじめプリントされた絵柄に、その辺の100円ショップで売られているグルーガンを塗って固めて終わるだけという、なんともガッカリなプログラムになっていた。
一応、絵柄のリストのなかにカブトムシがあったので、虫好きな息子はそれを選択。

暑くて熱中症が気になるので、娘は休憩がてら水を飲む。
グルーガンなら普段から結構使っているので、あえて事前予約するほどでもなかったというのが正直な感想である。

今後はちゃんと3Dプリンタを使って何か作品を作るようなプログラムに改訂していただければと切に願う。
農林水産省の食堂のランチは美味しくておすすめだが価格は高い

さて、食堂は、経済産業省に隣接した農水省に行く。
なんといっても、やはり食べ物を管轄している省だけあって、全省庁の中で、農水省の食堂はトップレベルで評価が高いとの触れ込みである。

他にそば屋やおにぎりやもあったが、やはりここは評判良さそうな和食の定食屋を選ぶ。
経産省側の入り口から入ると、直接はいけない。ちょっと行き方が複雑でアクセスが容易でない。2階の階段を上がってから渡り廊下をいってまた降りるか、あるいはいったん外にでるかの二択であった。
子どもなのであまり階段を歩かせるのも疲れるだろうし、外にいったんでることにしたが、猛暑日で体力を削られる。暑いと結婚しんどい。
上記リンク先では、国土交通省の食堂のランチは500円等のワンコインで食べられて漬け物等も食べ放題になっていて超高コスパでおすすめな旨書いたが、農水省はどうか。
結論からいうと、食堂としての味・ボリューム等のレベルは高いが、その分値段も高くなっていて、普通の街の食堂で食べてるのと満足度がかわらなかった、というのが率直な感想である。
社食が学食等の食堂に共通することであるが、味や店の雰囲気はさておき、とにかく値段が安くて量が多くてコスパがよすぎるというのがこういった食堂で食べるメリットである。
その点、農水省の「手しごとや 咲くら」なる食堂は、ジャズとかがかかっていて店もきれいで、ちょっとこじゃれた定食屋のような雰囲気を出しつつ、料理の品質もそこそこ高い分、値段もそれなりに高いので、期待していた感じではなかったのである。
ランチセットメニューで最安で700円くらい。高いのになると1000円を超えてくる。平均価格は800円後半くらいといった感じか。
虎ノ門近辺の定食屋なら、この価格でかなり美味しい店があるので、あえて社食を選ぶ必要はなく、どっちつかず感が否めない。

弁当はワンコインの500円で売られているが、量がさほど多くなく、普通の弁当屋の弁当といった風情である。お得感は感じない。

アラカルトでおかずを単品から選べるものの、メインは一品あたりで400円弱くらいするし、アラカルトメニューの一皿あたりのサイズはさほど大きくなく、これにサイドメニューを合わせていって栄養のバランスに配慮しようとすると、軽く800円くらいはいく。
なお、おのおのの料理の国内の自給率が明記されているあたり、さすがは食糧自給率を管轄する省庁であるなと感心した。
おかずや弁当は電子レンジで再度温めてもらうことが可能な仕様となっている。

当日は最も価格の安い、本日フライ膳690円を注文。

なかなかのボリューム。
おなかのすいた若い子どもたちを満腹にさせるという観点からいえば、フライ膳がもっともコスパに優れているといえよう。
また、味もかなり美味しい。


ついでにアラカルトから海老カツ180円を追加購入。
国産米が美味しいとの噂をきいたことがあるが、まあ日本のご飯はどの定食屋でも美味しいですよ。

子どもは実に美味しそうによく食べる。

レモンすっぱーい!

美味い!
食べっぷりを見ているだけで、こちらも満足してしまう。
農林水産省では食材のお土産がもらえて親もウハウハだし昆虫が見られて子どもも楽しい

なんつったって食料を扱う官庁なのだから、やっぱいろんなプログラムで試食ができたり食べ物が無料でもらえたりするリターンを期待してしまうな。
ということで農水省は期待を裏切らない。
本年はカレー推しだったらしく、アンケートやクイズに答えるだけで、いろんなレトルトカレーがもらえたぞ。
子どもたちもまあそれなりに楽しんでいたとは思うが、むしろ、食費を浮かして家計の節約を図りたい親が必死になって殺到し、大人気になっていた。





オリエンタルマースカレー。


東京大田池上 だし香るカレー南蛮蕎麦の素。


スパイス&スパイスカレーフレーク。
どれもボリュームがあって美味しそう。しかも東京のスーパーではあまりみかけないようなレア度の高い逸品たちであるといえる。
オリエンタルマースカレーは、名古屋のほうでは定番の超メジャー商品らしい。

重機に乗れる。働く車に乗って写真撮影するという、子ども祭りでは定番のプログラム。

お菓子の試食もできるぞ。

そして、昆虫好きにはたまらないような、昆虫を観察できる施設があった。

さらに、この区画において、昆虫標本作りが体験できるという、至高のプログラムがあった。
これは大人も見ていて楽しい。こんな体験は、東京23区内ではなかなかできないだろう。
もはや、昆虫好きの小さいこどもにとっては、この区画だけで1日中いられるだろう。
いやー楽しかった。
これは、息子が虫好きの間は、農水省のプログラムは毎年必須かな。食材ももらえるし。
さらに、そこに隣接して徒歩圏内の経産省も、やはり管轄範囲が広いだけあって、体験型プログラムが充実している。
今のところ、国交省、経産省、農水省の霞ヶ関こどもデーのプログラムは未就学児の子どもにとってきわめて質が高いとの実感である。
毎年行きたい。超おすすめ。